The New Testament Acts

Holy Bible: King James Version Black Leather-Look Gift & Award Bible (Bible Kjv)

• 作者:
• 出版社/メーカー: Zondervan
• 発売日: 2011/02/15
• メディア: Imitation Leather

新約聖書「使徒行伝」を読み終わった。
イエス･キリストが十字架にかけられ、復活し、弟子たち・信徒たちの前に現れた後の、弟子・信徒たちの様子が描かれるところからはじまる。
初期のキリスト教徒・教会の様子から始まり、弟子たちが様々な人々にイエス･キリストの福音を伝え、奇跡を起こし、キリスト教が徐々に広まっていく様子が描かれている。
イエス・キリストの信仰を金で買おうとした人を、弟子たちが叱責する場面などもあり、とても面白い場面だと思った。この部分を読めば、カトリック教会が約1500年後に行ったことが明らかにおかしい、ことは明白な気がするのだが・・・。やはりそこは旧約聖書に描かれているように、常に神に心を向ける努力をしないと、人間はダメな方向へ、堕落した方向へ流されていってしまうということなのか。

中盤はサウロ(パウロ)の改心が描かれる。キリスト教徒を激しく迫害していたサウロが神の啓示に会い、改心し、パウロとなり、その後世界各国にキリストの福音を伝えていく様子が描かれている。もちろんその途中で多くの迫害に会うが、他のキリスト教徒や神の助けによって救われる。後半部は、サウロが権力者に何度もつかまり裁判にかけられる様子が描かれる。しかし、イエスとは違い、サウロは周りの権力者の理解のおかげで助かる。

正直流れが福音書と同じような気がした。
預言者ヨハネ＝初期教会の様子
(キリスト直前)　(パウロ直前)
イエスの誕生＝パウロの改心
イエスの福音＝パウロの宣教
イエスの裁判＝パウロの裁判

福音書と並ぶ面白い作品だった。