SSブログ
オペラ イタリア ベッリーニ ブログトップ

夢遊病の娘 [オペラ イタリア ベッリーニ]


ベルリーニ:歌劇《夢遊病の娘》全曲 [DVD]

ベルリーニ:歌劇《夢遊病の娘》全曲 [DVD]

  • 出版社/メーカー: クリエイティヴ・コア
  • 発売日: 2008/09/24
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★★★☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆

結婚式を間近(行った?)花嫁が、夢遊病で、結婚式当日の夜、村にやってきて宿で泊まる伯爵の家にフラフラと夢遊病状態で入り込んでしまい、村中&花婿に姦通の疑いをかけられ一度は離婚!ということになるが、入り込まれた伯爵が彼女の無実を証明しめでたしめでたし、という話。

とにかく管弦楽が控えめで、主役アミーナのアリアが終始叙情的で美しい。

リストがピアノ独奏に編曲した「夢遊病の女」の愛好された動機による幻想曲の中で使われている2つの合唱曲「このスイスのどこにも、こんな美しいバラの花はない」という半音階が非常に美しいアミーナを皆が称えている曲、「見ろ、扉が空いている」という伯爵の部屋に入り込んでしまったアミーナが見つけられてしまう曲、そして第二部のアミーナの狂乱の場がアカペラに近い状態で美しく息の長い旋律が歌われる「ああ、もう一度だけ&ああ、信じられないわ」が特に綺麗。

物語としてはそこまでではないが、とにかくアリアが綺麗で歌とメロディのすばらしさを堪能できるオペラ。
nice!(0)  コメント(0) 

ノルマ [オペラ イタリア ベッリーニ]


ベッリーニ:歌劇《ノルマ》パルマ王立劇場2001年 [DVD]

ベッリーニ:歌劇《ノルマ》パルマ王立劇場2001年 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2011/01/19
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
アリア  :★★★★★★★★☆☆
音楽全体 :★★★★★★★★☆☆

学校の同僚の先生から、リスト編曲「ノルマの回想」という曲があることを教えてもらい、ずっともう一度観たいと思っていたこのベッリーニ作曲『ノルマ』のDVDを見直してみた。

正直、ベッリーニという作曲家は世間が称えているほど私は良いと思っておらず、この「ノルマ」もイマイチ良さがよくわかっていなかった。しかし、リストの「ノルマの回想」を何度も聴くうちに、なんとなくメロディが体の中に染み込んでいき、このDVDを観たときもその美しいメロディに心惹かれてしまった。

第一幕はじめの、ドルイド人たちの合唱が、リストの編曲に主題として用いられているのだが、この心を沸き立たせるメロディがとにかく素晴らしい。その後も、アダルジーザという結果的に心ならずも先輩であるノルマと三角関係になってしまうメゾ・ソプラノのアリアも美しいし、三角関係を作ってしまったどうしようもないローマ総督ポリオーネとの二重唱も美しい。

ただ、有名な、主役ノルマが歌う「清き女神よ」だけは何度聞いてもその良さが全くわからないつまらない曲。

第二幕、ノルマが、離れてしまったポリオーネの心を嘆き、彼とのあいだに生まれた子供達と一緒に死のうとするができない。そこにアダルジーザが現れ叙情的な二人の掛け合いとなる。非常に美しいメロディ。
その後、ドルイド人の合唱等を挟み、ノルマが再び登場。ポリオーネが再び彼女を裏切ったことを知ると、ドルイド人たちにローマ人を攻撃させることを決める。

ノルマはドルイド人たちの神官であり、ローマ軍を壊滅させるべきかどうかの神の言葉を伝える役割のはずなのだが、結局ローマ軍への攻撃は彼女の私怨で決まってしまっているあたりどうなんだろうと思ってしまう。

それはともかく、この幕で歌われる、ノルマがポリオーネが自分のもとへ再び来ることを望んで歌う「あの人が帰ってくる」というアリアが、有名な「清き女神よ」よりもよっぽど良い気がするのだが・・・。

最終場面、ノルマが自分の罪を告白し、ポリオーネとの熱い二重唱を奏でる「この心をあなたは裏切った」がかなり美しいメロディ。そして最後の「ああ!犠牲にならぬよう」はリストの「ノルマの回想」にもそのメロディが使われているドラマティックかつロマンティックな名曲。

後半美メロの嵐で素晴らしかった。
nice!(0)  コメント(0) 

清教徒 [オペラ イタリア ベッリーニ]


ベルリーニ:歌劇《清教徒》 [DVD]

ベルリーニ:歌劇《清教徒》 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★★☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆


ベッリーニの『清教徒』をDVDで観た。
ベッリーニの『清教徒』は違うDVDで観たことが会った。

ベルリーニ:歌劇《清教徒》リセウ大歌劇場2001年 [DVD]

ベルリーニ:歌劇《清教徒》リセウ大歌劇場2001年 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • メディア: DVD


これがそのDVD。
エディタ・グルベローヴァが主役のエルヴィーラを演じている。確かに彼女はとてもうまいのだが・・・。
彼女の出演しているDVDを数枚持っているのだが、何故だかわからないが、楽しめない。本当にとても上手なのだが、どうしても演じている役柄に彼女がぴったりこないのだ。

主役のエルヴィーラはアルトゥーロという男性を一途に愛する女性。彼に一度は裏切られ、発狂してしまう。そんな役にグルベローヴァは全く合わなかったが、このネトレプコは、とてもはまっている。男性を一途に愛する場面はとても可憐に演じているし、発狂する場面もとても上手に演じている。物語の世界にすんなり入って行けてとてもよかった。

このDVDは幕の間の舞台裏にもカメラを向けており、それも面白い。が、舞台裏のネトレプコはあまり魅力的ではなかった。
とはいえ、舞台上での演奏はとにかく素晴らしい。オススメのDVDだ。

ベッリーニは、一番有名な『ノルマ』『夢遊病の女』『清教徒』と観たが、音楽的にはこの『清教徒』が一番分かりやすいメロディに溢れていて良い気がする。
nice!(0)  コメント(0) 
オペラ イタリア ベッリーニ ブログトップ