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ショスタコーヴィチ 交響曲 ブログトップ

Op.141 交響曲第十五番 イ長調 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
トライアングルの音で始まり、管楽器が明るく牧歌的なメロディを長く奏でる。弦も入ってきて段々と静かに盛り上がっていく。ロッシーニの「ウィリアムテル序曲」からの曲が引用されたり、夜の子供部屋でおもちゃたちが起きだして遊んでいる模様を描いているかのような楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
深い森を感じさせる雰囲気で始まる。弦楽器の美しい音色が印象的。巨人がゆっくりと歩いていくくるようなどこか諧謔的な雰囲気が中間部にやってくる。悲劇的な盛り上がりを見せ悲しげな旋律が浮き上がってくる。ムチの音が鳴り響きかなり暗さを帯びる。最後は暗く重く終わる。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
軽やかなクラリネットの音で始まる。混沌としたお祭り風の短い楽章。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
重い足取りの暗い始まり。暗い中を、どこかウィットに富んだ感じや、憂いに満ちた感じのメロディが顔を出す。少し勇壮な感じになった後。最後はチェレスタ?の音やおもちゃの音っぽい音がなり諧謔的に終わる。

普通。
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Op.135 交響曲第十四番 ト短調 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第1楽章 深いところから 
★★★★☆☆☆☆☆☆
美しく流麗な前奏で始まる。バス独唱がはいり一気に暗くなり、弦楽器がキンキンとした不吉な伴奏を奏でる。

第2楽章 マラゲーニャ
★★★★☆☆☆☆☆☆
軽く諧謔的な伴奏とソプラノ独唱。こちらもキンキンとした音。

第3楽章 ローレライ
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ムチの音で始まり、ソプラノとバスによる軽い感じの対話となる。正直つまらないオペラの一場面を魅せられている感じ。鐘の音がなった後は静かな穏やかな音楽となる。

第4楽章 自殺者
★★★★☆☆☆☆☆☆
チェロとピアノによる子守歌のような静かで美しい雰囲気で始まる。段々と不穏な音楽となっていく。鐘の音が鳴り暗く重い感じなる。前半はとても良いが後半残念。

第5楽章 心して
★★★★☆☆☆☆☆☆
太鼓とソプラノが活躍する軽い曲。

第6楽章 マダム、ご覧なさい
★★★☆☆☆☆☆☆☆
バスとソプラノの安っぽいオペラチックな対話。

第7楽章 ラ・サンテ監獄にて
★★★★☆☆☆☆☆☆
弦の低い響の前奏の後、バスが暗い旋律を歌う。その後ピッチカートによる乾いた少し諧謔的な演奏がかなり長く続く。その後バスが入ってピッチカートと歌のやりとりになる。

第8楽章 コンスタンチノープルのサルタンへのザポロージェ・コサックの返事
★★★★☆☆☆☆☆☆
かなり力強いバスの歌と伴奏。

第9楽章 おお、デルウィーク、デルウィーク
★★★★★☆☆☆☆☆
ヴァイオリンが悲劇的な旋律を奏で、バスが悲しげな歌を歌う。ヴァイオリンが綺麗。

第10楽章 詩人の死
★★★★★☆☆☆☆☆
ヴァイオリンのキ~ンとした高音で始まる。ソプラノが儚げなメロディを静かに歌う。

第11楽章 結び
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
カチカチとした音の後、ソプラノとバスがハーモニーを奏で終わる。

安っぽいオペラみたいでいまいち。

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Op.113 交響曲第十三番 変ロ短調 バビ・ヤール [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章 バビ・ヤール
★★★★★☆☆☆☆☆
静かで重い悲劇的な始まり。同じメロディで苦痛に満ちた呻くような歌となる。反ユダヤ主義を糾弾したものらしい。皆で一致団結して何かを倒そうとしているかのような勇ましい音楽となった後、バリトンが力強く歌う。その後モノローグ的な引いた音楽となる。その後オケだけとなり不吉な感じの物々しい雰囲気となった後、暗く重い合唱となる。その後朗々としたバリトンの独唱・合唱と続け、苦しげに終わる。

第二楽章 ユーモア
★★★★★☆☆☆☆☆
バカ明るい曲。ユダヤのお祭りを描いている?段々とシリアスになっていく。

第三楽章 商店で
★★★★★☆☆☆☆☆
暗く重く始まる。歌が入った後、若干幻想的な浮遊感のある感じになる。そこへ暗いメロディを持った歌が入ってくる。結構悲しげ。時計の音のようなカチカチした音が中間部になる。突然劇的に盛り上がるが、最後は静かに終わる。

第四楽章 恐怖
★★★★★☆☆☆☆☆
アタッカでそのまま入る。銅羅の音がひたすら静かに鳴り響き続ける。暗く重い合唱が囁くように入ってくる。バリトンの苦しげな独唱が続いた後、行進曲風の合唱を挟み、曲は一気に盛り上がり、バリトンの力強い独唱となる。最後は死者を弔うような静かな音楽で終わる。

第五楽章 出世
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく牧歌的なメロディが管楽器によって奏でられる。諧謔的な対話風のソロと合唱のやりとりとなる。ピッチカート主体の弦楽器による乾いた間奏の後、乾いた合唱が続き、その後オケだけとなり段々と盛り上がっていく。鐘の音が鳴り、静かな穏やかな音楽となる。

全体的に暗く、もう一歩な気がする。
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Op.112 交響曲第十二番 ニ短調 1917年 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★★★★☆☆
うめくような弦の低音によるゆったりとした始まり。高音も加わって悲劇的な雰囲気となる。
ドラムが鳴り響いた後、勇ましくてキャッチーな主題が提示される。スピード感もありかなり格好良い。悠々として壮大な第二主題が美しい。混沌とした展開部を経て、最後は第二主題が勇壮に回顧され終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ピッチカートの音で静かに始まり、チェロが穏やかだが少し不穏なメロディを静かに奏でる。管楽器も重なってくる。第一楽章の美しい第二主題が時折顔を見せる。基本的には終始静かでゆったりとしたテンポ。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
淡々と静かに始まるが、第一楽章で用いられた主題が回帰され盛り上がりを見せ祝祭的になる。

第四楽章
★★★★★★★★☆☆
アタッカでそのまま入り、雄大で壮大なテーマが流れる。第一楽章の主題が穏やかに顔を見せる。静かにゆったりと盛り上がっていく。最後はテーマが何度も感動的に繰り返されチャイコフスキー的に終わる。

同じ主題が全楽章にわたって流れるためメロディが頭に残りとても聴きやすい曲となっている。名曲。
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Op.103 交響曲第十一番 ト短調 1905年 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな、夜明けをイメージさせる雰囲気で始まる。朝の目覚めを告げるかのような若干影があるが明るいファンファーレが鳴り響く。人々が若干眠いながらも起きてくるような感じのアンニュイな雰囲気となる。再びファンファーレが鳴り響き本格的に目覚め始める。ティンパニーの静かで一定のリズムに乗って、悲しげで不穏なメロディが流れる。暗さを保ったまま淡々と音楽は進む。最後は静かにファンファーレがなり暗く終わる。

とにかく暗く長い楽章。

第二楽章
★★★★★★★★☆☆
おどろおどろしい始まり。嵐が吹き荒れている感じの雰囲気。メロディはそのままに少し引いた感じになり、弦がゆったりと静かにメロディを分厚く奏でる。その後盛り上がったり、穏やかになったりを繰り返すが、基本的なは同じメロディなので、ラヴェルの「ボレロ」的な感じで何となくはまってくる。
コラール風の間奏の後、突然牧歌的なファンファーレがなるが、突然力強く強烈な音が鳴り響き、おどろおどろしい雰囲気に戻る。その後小太鼓と銅羅の音が鳴り響き行進曲風の凄まじい音楽となる。最後は眠りに落ちるかのように静かに終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
弦の静かなピッチカートで始まり、ゆったりとした悲しげな旋律が流れる。その後沈鬱な葬送行進曲となる。故人を痛むかのような沈痛なメロディが悠々と奏でられる。ティンパニーの音が連続で鳴り続け不気味に盛り上がり始める。弦のピッチカートの音と共に段々と静かになり、祈るように終わる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
勇ましく始まる。その後行進曲風に曲は進んでいく。中間部、パーカッションの音が鳴り響き、壮大なゆったりとした感じになる。その後曲は静まり、穏やかな雰囲気となる。不穏な空気が流れ出し再び盛り上がり最後は鐘の音ともに悲劇的に終わる。
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Op.093 交響曲第十番 ホ短調 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
弦の呻くような低音による前奏で始まる。荒涼とした雰囲気から、段々と盛り上がり情熱的になる。
その後クラリネットがしばらく息の長い旋律を奏でる。段々と盛り上がり激しく混沌としてくる。
中盤悲劇的で悲しげな旋律が力強く奏でられる。再び静まりすこし不穏な空気が流れる。
その後大草原をおもわせる壮大な音楽となり、静かに終わる。
25分近い長大な楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
弦の好戦的な伴奏に乗って、管楽器が力強いメロディを奏でる。パーカッションも入ってきてかなり激しい音楽となる。終始激しく終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
淡々として静かだが、少しはねた感じの諧謔的な始まり。力強いファンファーレがなった後、静かな夜の音楽となる。三拍子のおもちゃの行進になった後、盛り上がりを見せ、最後は静かに諧謔的に終わる。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
唸るような弦の低音で始まり、クラリネットの少し悲しげな第一主題が流れる。第二主題は若干明るく軽やか。展開部はややシリアスで勇ましい。再び静寂が訪れ物悲しげになる。突然明るくなり、最後は盛り上がって終わる。

全体的に長い。
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Op.070 交響曲第九番 変ホ長調 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
軽妙な弦の音で始まる。管楽器も混じり軽妙な音楽は続く。軽い行進曲風になった後、中間部は若干シリアスに。最後は行進曲風に勇ましく終わる。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
少し乾いた感じのメロディで幽玄な雰囲気で始まる。どことなくエキゾチックなメロディ。少し不安げな雰囲気がやってくる。その後仄暗い雰囲気となり、最後は静かに淡々と乾いたメロディが回帰され終わる。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
クラリネットの軽快な音で軽妙に始まり、段々と盛り上がっていき勇壮な感じになる。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
アタッカで三楽章から続いて始まる。かなり悲劇的でこの曲の中では珍しい感じ。すぐに穏やかになりエキゾチックなメロディが流れる。再び悲劇的な雰囲気となった後、静かでグルーミーな感じになる。

第五楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
アタッカで四楽章から続いて始まる。乾いた感じの行進曲風で始まる。軽妙に淡々と曲は進んでいく。段々と感情の高まりを見せ、勇ましい行進曲となる。最後はスピードを挙げて盛り上がって終わる。

全体的に軽妙で楽しくはあるが、普通。
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Op.065 交響曲第八番 ハ短調 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
まさに悲劇の序章といった前奏から始まり、息の長い悲しげで静かな旋律が弦楽器によって奏でられ、だんだんと管楽器に移行していく。弦に戻り非常に内省的な感じになっていく。だんだんと感情的高まりを見せ打楽器も入り盛り上がる。ティンパニーやパーカッションが大活躍する悪魔たちの祭典のような雰囲気となる。その後静かな夜がやってくる。ファンファーレがなりひびき悲痛になった後、最後は静かに穏やかに終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的で力強い始まり。行進曲風になった後、少し諧謔的に。その後行進曲風に戻り壮大に盛り上がっていく。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
弦がこ気味良く力強いリズムをひたすら奏で続ける。その上を不安げだけど力強いメロディが流れる。
アタッカでそのまま第四楽章へ。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
銅鑼が鳴り響き、その後悲劇的なゆったりとした感じになる。穏やか少し安らぎのある雰囲気がやってくる。低音がたえず呻くようなベースラインを奏でているのが印象的。後半は幽玄な雰囲気になっていく。

第五楽章
★★★★★★☆☆☆☆
少し乾いた感じの感情を配した始まり。段々と感情が入ってくる。荒涼とした雰囲気で曲は進む。パーカッションが鳴り響き凄まじい盛り上がりを見せた後、荒涼とした雰囲気に戻り最後は静かに消え入るように終わる。

悪くはないが長い。
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Op.080 交響曲第七番 ハ長調 レニングラード [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★★★★☆☆
これから戦争へ赴かのような力強くて勇壮な第一主題。
平和で穏やかで美しい第二主題。
小太鼓がこ気味良いリズムを叩き、その上を牧歌的なメロディが流れる。段々と勇ましく堂々としてくる。同じメロディが繰り返される、この部分かなり長いのだが、ラヴェルの「ボレロ」にかなり影響を受けているらしい。銅羅の音が響き渡り悲劇的で壮大な雰囲気となる。
その後静かで穏やかな夜の音楽となり、そのまま静かに終わる。

30分近い長大な楽章だがメロディもキャッチーで飽きない。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
深い森をさまよっているかのような静かな始まり。管楽器による哀愁漂う美しいメロディが聞こえてくる。段々と盛り上がって行き感情的高まりを見せるが、後半再び穏やかになる。最後は静かに終わる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
オルガンの音で荘厳に始まる。若干悲しげでせつなげな主題を弦楽器が奏でる。深く深遠な世界がなだらかに広がっていく。
突然悲劇的なメロディが、弦楽器の迫ってくるような伴奏に乗って現れる。行進曲風に盛り上がった後、明るく穏やかなメロディが静かに流れる。最後には澄み切った雰囲気となり終わる。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
静かに囁くように始まる。だんだんと力強さを増して行く。
途中静かになり牧歌的な雰囲気となる。だんだんと不穏な空気が流れ出し弦の低音が静かにずっとなっている上を苦しげな旋律が流れる。ゆっくりと盛り上がり始めクライマックスを迎える。ティンパニーの音も成り壮大になっていく。最後は高らかに勝利宣言をし終わる。

一楽章一楽章がそれぞれ長く最後の方は若干飽きてくるが、ひとつひとつの要素が良いので良い。

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Op.054 交響曲第六番 ロ短調  [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
分厚い弦の前奏で始まる。
悲劇的なメロディから少し乾いた感じになり、盛り上がった後、静かで穏やかな雰囲気となる。
突然太鼓の音が鳴り響き暗く陰鬱になる。東洋風の笛の音がなる。
20分近い長大な楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
軽やかで躍動的に始まる。段々と盛り上がる。鳥たちが自由に飛び回っているような感じ。段々とほかの動物たちも参加し大騒ぎとなる。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
躍動的な主題で始まる。少し諧謔的な雰囲気を挟みながら盛り上がっていく。最後は楽しげに終わる。

悪くはないが普通。
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Op.047 交響曲第五番 二短調  [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な序奏の後、静かな悲しげな旋律が弦楽器によって奏でられる。
静かで悲しげな高音の第二主題。
ピアノが乾いた旋律を奏で展開部が始まる。馬が大草原を疾走するような雰囲気となる。劇的に堂々とした音楽となりクライマックスを迎える。
静かで平和な夜の音楽となりチェレスタの音も登場し穏やかに終わる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
力強い弦の音で始まる。開放感のある勇ましいメロディが流れた後、少しウィットに富んだ楽しく明るいメロディが管楽器によって奏でられる。最後は愛らしく楽しげに終わる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
天上をイメージさせる静かで息の長い美しい旋律を弦楽器が奏でる。その後暗めのメロディがオーボエによって提示され少し不吉な雰囲気となる。段々と盛り上がって行き、弦のトレモロの伴奏に乗って哀愁漂う美しいメロディが奏でられる。最後は静かに終わる。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
「水戸黄門」のような時代劇のような始まり。ティンパニーも大活躍。
大変な事件が起きたような騒がしい音楽となる。
事件が解決し皆が平和理に家路につくかのような音楽となる。ホルンの音が牧歌的。
少し不吉な雰囲気が流れ出す。
最後はティンパニーの力強い音と共に勝利感に満ちた紅葉感たっぷりの堂々としたフィナーレを迎える。

メロディが美しかったり心に残ったりする曲ではないが、確かに悪くはない。

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Op.043 交響曲第四番 ハ短調  [ショスタコーヴィチ 交響曲]

第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
東洋風の笛の音と激しいパーカッションの前奏で始まり、これから戦闘へ向かうかのような第一主題が激しく奏でられる。第二主題は少し静か。第三主題は諧謔的に始まるがだんだんシリアスさを増していく。展開部は美しく広がりのある幻想的な雰囲気で始まる。すこし森の中に迷い込んだかのような感じになる。その後軽やかな部分が一旦現れるが、段々と混沌へと向かっていく。ティンパニーの音が静かに鳴り響き、主題へ戻る。最後は静かに終わる。
30分近い楽章で正直飽きる。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ABABA
A:緊張感を持った弦楽器による静かな雰囲気
B:静かな森の中を描いたような雰囲気

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
エキゾチックな静かな始まり。深遠な感じになった後、シリアスになっていく。
突然コミカルになり様々なメロディが流れ出す。
ティンパニーが鳴り響き突然盛り上がる。
最後は深淵に静かに終わる。

長い。
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Op.030 交響曲第三番 変ホ長調「メーデー」 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

単一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
牧歌的なクラリネットのソロで曲が静かに始まる。
壮大な大地をイメージさせる美しく伸びやかなメロディが流れたあと少し力強い主題が提示される。
第二主題は混沌とした感じ。その後伸びやかな行進曲風の音楽となり諧謔的な感じになっていく。

静かで荒涼としたアンダンテ部分。どことなく諧謔的な感じがある。弦楽器の音がキーキー鳴って耳障り。少し落ち着いて穏やかな雰囲気となる。

再び盛り上がりを見せ戦闘的な雰囲気となる。その後祝祭的な感じになり明るくなる。
死刑執行のような感じの悲劇的な場面がやってくる。

ホルンの音が鳴り響き静かになる。弦楽器のキュ~ンという音と管楽器の音が対話をするように繰り返され段々と盛り上がっていく。

最後は悲劇的な合唱となり終わる。

まあ雰囲気がコロコロ変わるので楽しくはあるが普通。


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Op.014 交響曲第二番 ロ長調「10月革命に捧げる」 [ショスタコーヴィチ 交響曲]

単一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
唸るような始まり。地球がはじめにできた様子を表すかのような雰囲気がしばらく続く。
ポンッという合図とともに地球が生成されると、少し乾いた感じの音楽となる。盛り上がり始め生命体が動き出す。
ヴァイオリンの音を合図に、諧謔的な音楽となる。形を持ったちゃんとした生命体(鳥類?)が現れた的な?
クライマックスを迎えた後は、感情を知ってしまった人類の苦悩を表しているかのような音楽となる。
最後は苦悩も吹っ切れたかのように力強い男声合唱となる。そのうち女声合唱も入ってきてクライマックスを迎える。共産党・レーニン賛歌の歌詞らしい。

上記のような物語がイメージできる曲。
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Op.010 交響曲第一番 ヘ短調 [ショスタコーヴィチ 交響曲]


ショスタコーヴィチ:交響曲第1番、第15番&第14番、室内交響曲(UHQ-CD/MQA)

ショスタコーヴィチ:交響曲第1番、第15番&第14番、室内交響曲(UHQ-CD/MQA)

  • アーティスト: アンドリス・ネルソンス
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2021/06/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ファンファーレ風の少し不安げな前奏の後、クラリネットが諧謔的で軽めのな第一主題を奏でる。第二主題は少しシリアスな感じの転びそうなワルツ。展開部は少し暗く静かになったり、ごちゃごちゃ大騒ぎしたりと気分がコロコロ変わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
シリアスに緊張感を持って始まる。結構スピード感がある。ピアノも登場する。弦と管とピアノのやりとりが結構面白い。少し行進曲風だが静かで不穏な中間部。だんだんスピードが上がって行き、ピアノが登場し最初の部分が回帰される。最後は激しいピアノの連続音で終わる。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
荒涼とした管楽器の雰囲気で始まる。同じメロディを弦が引き継ぐ。少し盛り上がるがすぐ静かになる。後半に行くに連れ段々と感情的に盛り上がって行き最後はアタッカで最終楽章へ。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
太鼓とシンバルの音が鳴り響いた後、壮大な雰囲気となる。
スピードが上がりピアノも入ってきて混沌とした雰囲気となる。
一通り盛り上がった後、静まり荒涼とした雰囲気となる。
最後は盛り上がって終わる。

変化があって面白くはあるが、メロディメーカーとしてのショスタコーヴィチの本領は発揮されていない。

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