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中国の不思議な役人 BB82 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



パントマイムのための劇音楽

1.イントロダクション
★★★★★★★☆☆☆
緊張感あるリズミカルな不穏な雰囲気で始まる。段々とミステリアスになっていく。
娼婦宿の一室。娼婦と三人の悪党。

2.第一の客
★★★★★★☆☆☆☆
のんびりとした少しユーモラスな曲。
のんきな老人を描いているらしい。

3.第二の客
★★★★★☆☆☆☆☆
すこし不安げな音楽で始まる。
内気な若者を描いているらしい。

4.第三の客
★★★★★☆☆☆☆☆
再びのんびりとした東洋風の音楽で始まる。だんだん不穏な雰囲気となっていく。段々と高揚していく。
中国人の役人が現れた場面。

5.中国人の客が入る
★★★★★★☆☆☆☆
シンバルが鳴り響き曲は盛り上がりを見せる。静かになり、不穏な空気が流れる。
中国人の役人が売春部屋に入ってくる。

6.売春婦、男の前に倒れる
★★★★★☆☆☆☆☆
激しいドラムの音のあと、弦のトレモロの後、リズム感のあるスピードのある激しい音楽となる。

7.悪党達、登場
★★★★★☆☆☆☆☆
おどろおどろしい激しい音楽。
悪党が役人を殺す。

8.突然中国の役人の顔が現れる。
★★★★★☆☆☆☆☆
不気味な音楽。

9.悪党たちが再び役人を殺す相談をする。
★★★★★☆☆☆☆☆
不穏な音楽。

10. 役人の体が緑に光る
★★★★★☆☆☆☆☆
不穏で静かな音楽

11. 役人が床に倒れる
★★★★★☆☆☆☆☆
静かだが恐ろしい感じの音楽。

バレエ音楽にもなっているらしく、これも舞台を見ながら聴けばそれなりに楽しめるのであろう。
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かかし王子 BB74 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



バレエ音楽。

1.イントロダクション
★★★★★★★☆☆☆
夜明けを表しているかのような壮大で、開放感のある始まり。続く主題も牧歌的で美しいが、段々と不安げな表情が現れてくる。
城から続く、森を表しているらしい。

2.第一舞曲 王女の踊り
★★★★★☆☆☆☆☆
穏やかな軽い感じの始まり。
王女と妖精が森で踊っているところに、王子が現れる、王子が王女に一目惚れする場面らしい。段々と力強くなっていく。

3.第二舞曲 木々の踊り
★★★★★☆☆☆☆☆
少し恐ろしい雰囲気で始まる。
お木々が踊りだす場面。王子は恐怖に怯えるが何とか抜け出すらしい。

4.第三舞曲 波の踊り
★★★★★☆☆☆☆☆
激しく劇的な始まり。途中優雅な雰囲気になる。10分強ある。
王子は橋を渡ろうとするが波がすごくて渡れない場面らしい。

5.第四舞曲 王女と木の王子の踊り
★★★★★★☆☆☆☆
諧謔的で力強い始まり。その後ドラマティックになったり、ロマンティックになったりし、結構色々な気分が楽しめる。15分強ある。
王女と王子が踊る場面。

6.第五舞曲
★★★★★★☆☆☆☆

王子は踊らなくなりどんどんみすぼらしくなっていき、そんな王子を王女が見捨てるが、最後に王子が光り輝くらしい。

7.第六舞曲
★★★★★☆☆☆☆☆
少し諧謔的な短い舞曲。
王女は再び王子と踊ろうとするが王子は拒絶。

8.第七舞曲
★★★★★★☆☆☆☆
ドラマティックなすこしおどろおどろしい雰囲気で始まる。少し東洋風なゆったりとした音楽となり、最後は天に召されていくかのように美しく荘厳な雰囲気で終わる。
王女は森を去ろうとするが、様々なものに遮られる。何故か着ているものも王冠も投げ捨て、自分の髪も切り捨ててしまう。そこへ王子が現れる。王子の前で何もない自分を恥じるが、王子は意に介せず王女を抱きしめて終わる。


外見ではなく内面が大事ということを伝えるバレエ?結構変化に富んだ音楽で実際舞台で見ながら聴いたらそれなりに面白いんだろとは思う。
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青ひげ公の城 BB62 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD





1.前口上 プロローグ
★★★★★☆☆☆☆☆
ユディトという女性が、青ひげ公と結婚するために城にやってきた場面から始まる。ここは恐ろしい城だから考え直すのはいまだと言われるが、ユディトは帰らない。7つの鍵のかかった扉があり一つ一つ見ていくことになる。おどろおどろしい音楽が続く。

2.第一の扉 拷問室
★★★★★☆☆☆☆☆
不気味な何かが迫ってくるような音楽で始まる。その後も不気味な感じは続く。壁に血の跡があるらしい。

3.第二の扉 武器庫
★★★★★☆☆☆☆☆
少し力強い音楽で始まる。ティンパニーの音も鳴り響き争いの雰囲気。その後公爵とユディトの穏やかな対話部分となる。この部分は少し綺麗。すべての武器に血がついているらしい。

4.第三の扉 宝物室
★★★★★☆☆☆☆☆
キラキラした感じの静かな雰囲気で始まる。幻想的な雰囲気。対話が始まると少し不安げな感じが交じる。美しい宝物にもすべて血がついていることがわかるらしい。

5.第四の扉 秘密の庭園
★★★★★☆☆☆☆☆
再び不気味な雰囲気で始まる。白薔薇や地面に血の跡が・・・。だんだん盛り上がり・・・。

6.第五の扉 青ひげ公の領土
★★★★★★☆☆☆☆
ユディトの叫び声で始まる。壮大な音楽。まるでゲーム音楽のような感じ。雲から赤い血が落ちてくるらしい。

7.第六の扉 涙の湖
★★★★★☆☆☆☆☆
再び幻想的で不安げな雰囲気になる。少し壮大で若干悲しげな音楽の元静かに対話が繰り広げられる。

8.第七の扉 妻たち
★★★★★★☆☆☆☆
最後の扉の中には三人の女性たち。「夜明け」「真昼」「夕暮れ」を支配しているらしい。結局ユディトもこの部屋に入って終る。今までの偉そうで力強かった公爵が弱々しく自身なさげ。対するユディトは決然とした感じ。最後は静かに消え入るように終る。

確かに実際に見たら動きと音楽が一致して面白い舞台なのだろうと思う。が音楽だけで聴くとそこまで印象的なメロディといったものはない。
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弦・打・チェレスタのための音楽 BB114 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



第一楽章 Andante Tranquillo
★★★★★☆☆☆☆☆
不気味で不吉な感じで曲は始まる。段々と盛り上がって行き、打楽器の音で目覚めたかのように激しい音楽となる。後半再び静かに不気味な雰囲気に戻り、後半はチェレスタが鳴り始め幻想的な雰囲気となっていく。フーガ形式になっているらしい。

第二楽章 Allegro
★★★★★☆☆☆☆☆
嵐のように激しい雰囲気で始まる。ピアノと打楽器が激しくバトルを繰り広げる。途中弦のピッチカート奏法も登場するなど、結構リズミカルで躍動的な楽章。

第三楽章 Adagio
★★★★★☆☆☆☆☆
打楽器の連続音で、日本の何かの始まりの合図のような感じで始まる。弦が少し悲しげで不気味な旋律を奏でそれに呼応するかのように打楽器が音を鳴らす。その後弦のキュイーンとした感じの不思議な想法の部分、チェレスタが活躍する幻想的な部分を経て、静かな雰囲気になり、打楽器の音を合図に不安げな不気味な旋律に戻って静かに終わる。

第四楽章 Allegro Molto
★★★★★★☆☆☆☆
ギターの音のようなジャカジャカした感じの躍動的な感じで始まる。ドラムの激しい音、ピアノの激しい音、弦のピッチカートと激しい音が続き、緊張感・緊迫感を高めていく。日本風のメロディを挟み、ドラマティックで少しだけ美しいメロディが登場する。静かな部分を挟み、最後はヴァイオリン・ソロ、チェレスタ、ピアノと次々とメロディ楽器が変わり、盛り上がって終わる。

実験的で面白い音楽であることは間違いないが、美しいメロディ・音楽に聞き惚れるといった類の曲ではない。
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ラプソディ 第二番 BB96b [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
エキゾチックな少し魔術的なメロディで始まる。ヴァイオリンの擦るような奏法が面白い。その後静かになるが、魔術的な雰囲気は変わらない。その後盛り上がったり静かになったりし、最後は荘厳な感じで終る。

第二楽章 
★★★★★★☆☆☆☆
諧謔的なメロディで始まる。荘厳になったり、軽快になったり、靄がかかったようになったり、悪魔的な雰囲気となったり、様々な雰囲気が楽しめる。

この曲も聴いていて楽しい曲ではある。
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ラプソディ 第一番 BB94b [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
民族的な少し力強い印象的なメロディで始まる。途中は少し悲しげな厳しい雰囲気のメロディ。最後ははじめのメロディが転調されて再現される。

第二楽章 
★★★★★★☆☆☆☆
少し牧歌的な雰囲気で始まる。続いて楽しげな舞曲風の雰囲気となる。力強く祝祭的な雰囲気になった後、混沌としてきて、最後ははじめのメロディが回帰され終る。

結構効きやすく悪くない曲。
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二つの肖像 BB48b [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



ある女性ヴァイオリニストのために作曲され、実際彼女に楽譜が渡されたらしいが、彼女は一切演奏することなく死んでしまい、死後発見され発表されたものらしく、バルトークの遺作作品となっているらしい。

1.Andante
★★★★★★☆☆☆☆
「理想的なもの」という題名がついている。基本的にはヴァイオリン協奏曲第一番第1楽章と同曲。

2.Presto
★★★★★★☆☆☆☆
「醜いもの」という題名がついている。「剣の舞」のようなスピード感のある元気な曲で、少し諧謔味もある。非常に短い曲。
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ディベルティメント BB118 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



1.Allegronon troppo
★★★★★☆☆☆☆☆
力強く躍動的な主題で始まる。全体的に野性味あふれる感じで曲は進む。

2.Molto Adagio
★★★★★☆☆☆☆☆
ジャングルの中の不吉な夜のイメージのモワッとした曲。

3.Allegro Assai
★★★★★☆☆☆☆☆
若干開放感のある雰囲気の曲。

全体的に悪くはないが普通。
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ハンガリー農民の歌 BB107 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



1.Ballad
★★★★★☆☆☆☆☆
静かに分厚い音で始まる。段々と管楽器の音が厚くなり曲が盛り上がる。普通。

2.Hungarian Peasant Dance
★★★★★★☆☆☆☆
力強い前奏のあと、穏やかな雰囲気となる。その後バレエのディベルティスマンのような様々な踊りの音楽が次々と繰り出される。結構魅力的な曲。
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ハンガリーの風景 BB103 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



1.Evening in the village
★★★★★★★☆☆☆
一日の仕事を終え疲れて家路に帰っていくような、とても穏やかで優しい雰囲気で始まる。ところどころ鳥のさえずりのような自然の音色が聞こえてくる。人間たちがお酒を飲みながら語り合う楽しげな雰囲気となり、最後は眠りへと落ちていく。

2.Bear Dance
★★★★★★☆☆☆☆
突然の熊の出現に驚いたような村中が騒ぎ出しているかのような感じがよく出ている。最後は銃を構えているかのような緊張感のある感じになる。

3.Melody
★★★★★☆☆☆☆☆
若干靄のかかった不安定なメロディではじまる。最後は少し力強く終わる。

4.Slightly Tipsy
★★★★☆☆☆☆☆☆
諧謔的な感じの曲。管楽器の音が面白い。

5.Swineherd's Dance
★★★★★★☆☆☆☆
豚たちのレースを人間が賭けをして盛り上がっている感じ?楽しげな雰囲気は伝わってくる。

聴いていて楽しい曲。
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トランシルヴァニア舞曲 BB102b [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



1.Allegretto
★★★★★★☆☆☆☆
期待感に満ちた異国情緒あふれる前奏のあと、軽快な楽しげな音楽が流れる。ハープの音を合図に異国場所あふれるはじめのメロディが力強く回想され終わる。

2.Moderato
★★★★★★☆☆☆☆
広がりのある壮大な綺麗な音楽。

3.Allegro Vivace
★★★★★★☆☆☆☆
優雅なスピード感のある綺麗なメロディを持った曲。

綺麗な雰囲気で聴きやすい曲。
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「中国の不思議な役人」組曲 BB82 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



1幕のパントマイムのための舞台音楽
★★★★☆☆☆☆☆☆
混沌とした雰囲気で始まり、少し怪し気な不吉な雰囲気となる。その後こちらも少し怪し気なメロディの静かな雰囲気となる。続いて淡々とした感じの部分が長く続く。うねるようなメロディの後、再び激しさを増す。その後静かな夜の音楽のような感じになる。続いて怪し気な感じで曲が激しさを帯びてくる。うねるようなメロディが再び現れ、曲はドラマティックになっていく。再び怪し気な静かな雰囲気となる。最後曲は力強く原始的になり、圧倒的な雰囲気でフィナーレとなる。

劇を見ながら、もしくは劇を観たあとであれば楽しめるかもしれないが、純粋に音楽として楽しいものではない。
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舞踏組曲 BB86a [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



第1曲:モデラート
★★★★★☆☆☆☆☆
ストラヴィンスキーを彷彿とさせる原始的で激しいリズムの曲。ドラムスが活躍する。管弦楽器もメロディというよりは短い音を発している感じ。最後は穏やかになり少し美しい旋律が流れる。

第2曲:アレグロ モルト
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも激しいドラムスが活躍する曲。うねるような旋律が印象的。ハープの音に導かれ再び最後は静かになる。

第3曲:アレグロ ヴィヴァーチェ
★★★★★★☆☆☆☆
民族色の強いメロディで始まる。力強い管弦楽の伴奏の元、様々なメロディが次々と登場する。お祭りの混沌とした感じを表しているかのよう。管弦楽の各楽器も色彩豊か。

第4曲:モルト トランクイッロ
★★★★★☆☆☆☆☆
異国情緒漂うメロディの静かな曲。

第5曲:コモド
★★★★★☆☆☆☆☆
遠くから何かが押し寄せてくるかのような不気味ながらも期待感に満ちた曲。

第6曲フィナーレ:アレグロ
★★★★★☆☆☆☆☆
混沌とした激しい曲。今までの素材が登場しているらしいが特にメロディに特徴的なものがないのであまりわからない。

一曲一曲も短く派手なので聴いていて飽きはしないが、名曲といった感じでもない。
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ルーマニア民族舞曲 BB76 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



No. 1. Jocul cu bâta (Stick Dance)
★★★★★★☆☆☆☆
哀愁漂う少しウィットに富んだ旋律がとても綺麗な曲。

No. 2. Brâul (Sash Dance)
★★★★★★☆☆☆☆
フルート(?)がソロですこし悲しげな旋律をかなでそれを弦楽器が繰り返す。短いが綺麗な曲。

No. 3. Pe loc (In One Spot)
★★★★★★★☆☆☆
少し異国情緒漂う、若干不気味な夜の雰囲気のある神秘的な曲。

No. 4. Buciumeana (Dance from Bucsum)
★★★★★★★☆☆☆
弦楽器の短い高貴な前奏の後、すこし悲しげな優しい旋律をソロ・ヴァイオリンが奏でる。優しい雰囲気を持った美しい曲。

No. 5. Poarga Româneasca (Romanian Polka)
★★★★★★★☆☆☆
一転して開放感のある力強い曲。心沸き立つ楽しい曲。

No. 6. Marun?el (Fast Dances)
★★★★★★★☆☆☆
非常に短い元気な曲。

No. 7. Marun?el: Allegro vivace
こちらも短いがフィナーレにふさわしいスピード感のある楽しい曲。

一曲一曲が短く綺麗な旋律が楽しめる曲集。
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組曲第二番 BB40 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD




1.Comodo
★★★★★★☆☆☆☆
チェロの滑らかな優雅な旋律で始まる。それを後ろからそっと支えるかのような美しい弦楽器の伴奏も美しい。ハープの伴奏に乗って、おもちゃの行進のような楽しげで優しいメロディが流れる。段々と夢の中に入っていくかのような混沌とした雰囲気となる。再びハープの音に導かれ、管楽器がエキゾチックなメロディを奏で夢から誘い出すような雰囲気となる。現実に返って周りを見回しぼんやりした感じのねむたげな雰囲気で終わる。
非常に物語的な楽しい音楽。ちなみにcomodoは「気楽に」という意味らしい。

2.Allegro Scherzando
★★★★★★☆☆☆☆
少し元気に、華やかな祝祭的な雰囲気で始まる。少しリズミカルな原始的な雰囲気も漂い、ストラヴィンスキーのバレエ音楽を彷彿とさせる。若干諧謔的な短いフレーズが対位法的に繰り返される。ティンパニーの音を合図に、ショスタコーヴィチ的な攻撃的な激しい部分となる。ハープの音に導かれヴァイオリンが穏やかなメロディを奏で一瞬静かになり、最後は再び激しくなり終わる。

3.Andante
★★★★★★☆☆☆☆
夜の静けさの中を静かに夢想しながら歩く様子を描いたかのような、バスーン(?)か何かのソロによる静かで内省的な雰囲気で始まる。その後弦楽器が絡んできて深遠な世界が広がっていく。最後はハープの音に導かれ天国的な雰囲気となり終わる。

4.Comodo
★★★★★★★☆☆☆
大自然を表したかのような、壮大なイメージのある美しい旋律で始まる。嵐がやってきたような激しい音楽となり、その後緊張感のある静かな部分が来る。壮大な部分、激しい部分と次々と雰囲気が変わった後、最後は壮大な美しい音楽となり幕となる。

とても物語性に富んだ、音楽。結構楽しめる。
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組曲第一番 BB39 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD




1.Allegro Vivace
★★★★★★★☆☆☆
華やかなファンファーレの後、お祭りを祝うかのような楽しげで祝祭的な雰囲気となる。
一転して、夜になったかのように静かになり、若干不気味さな雰囲気となる。段々と明るい雰囲気が遠くからやってきて、妖精たちのお祭りが始まったかのような軽やかな祝祭的な雰囲気となる。最後は華やかに終わる。

2.Poco Adagio
★★★★★★☆☆☆☆
一転して非常に悲劇的な雰囲気で始まる。管楽器の悲しげなメロディがハープの伴奏の元奏でられる。弦の悲劇的なメロディの元ゆったりと曲は進んでいく。段々と明るく喧騒的な感じになっていく。

3.Presto
★★★★★★☆☆☆☆
躍動感のある前向きな広がりのある雰囲気で始まる。勝利感に満ちた音楽となった後、緊迫した雰囲気となり、最後は力強く若干楽しげに終わる。

4.Moderatto
★★★★★★★☆☆☆
哀愁漂う悲しげなメロディで始まる。管楽器、弦楽器とメロディを順番に担当した後、少し華やかになる。すぐに暗く内省的な雰囲気となるが、再び明るさを取り戻し最後は鳥たちのささやきあいのような感じで静かに終わる。

5.Molto Vivace
★★★★★★★☆☆☆
バレエのフィナーレのような華やかで楽しげな雰囲気で始まる。ハープの音が鳴り若干暗さのある重々しい雰囲気となる。段々と明るく華やかになっていき、最後静かにヴァイオリンのソロが入った後、力強く華やかに終わる。

結構楽しくロマン派的な美しいメロディが楽しめる曲。
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4つの管弦楽曲 BB64 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

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  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD




1.前奏曲
★★★★★☆☆☆☆☆
朝もやの中をゆっくり起き出してきた動物たちを表しているかのような感じの曲。

2.スケルツォ
★★★★★☆☆☆☆☆
一転して力強い前向きな曲。魔女たちの祭典のような感じの不気味な雰囲気漂う曲。中間部の静かな魔法の薬を煎じているような部分も面白い。

3.間奏曲
★★★★★★☆☆☆☆
夢の世界へ入り込んでしまったような神秘的な雰囲気の曲。ハープがいい味を出している。

4.葬送行進曲
★★★★★☆☆☆☆☆
力強いティンパニーの音で始まる。悲劇的な不協和音が鳴り響き、ゆっくりと曲は進んでいく。最後は悲劇的に終わる。

様々な楽器の特色を生かした彩り豊かな曲ではあるが、メロディがもう一歩。コンサート会場で聴くには楽しい曲かもしれない。
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ルーマニア舞曲 BB61 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD




評価
★★★★★☆☆☆☆☆
管楽器がおどけた感じのフレーズを次々と奏でる。その後、神秘的な雰囲気となりモヤッとした混沌とした部分がやってくる。再び力強さと躍動感を取り戻し、豪快に終わる。
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2つの映像 BB59 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

Bartok: Complete Works

  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



花ざかり
★★★★★☆☆☆☆☆
何となく悲劇的な雰囲気がずっと続く。森の中をさまよい歩いているような感じ。

村の踊り
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い曲で、上はもやっとした森の中だが、こちらはもうちょっと野性的なジャングルの中を歩いている感じ。
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交響詩 コッシュート BB31 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

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  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



ハンガリーをオーストリアの圧政から解放した英雄コッシュートを称えた曲。
★★★★★★★☆☆☆
少し不安げな、でもどこかしら懐かしいメロディが、弦の重々しい伴奏に乗って、管楽器によって奏される。次に分厚い弦楽器によってメロディが奏でられる。
曲は力強くなっていき、英雄的な雰囲気となる。
戦いの前の休息のような静かで美しい部分を経て、争いに向かう様子を表しているかのような激しい部分がやってくる。
ファンファーレが鳴り響き、争いが始まる。ドラムも鳴り響き混沌とした雰囲気となる。
勝利感に満ちた華やかな雰囲気の後、再び不安げなメロディとなり、その後嵐のような激しい雰囲気が戻ってくる。
混沌とした雰囲気が続いた後、ドラの大音量が鳴り響き、段々と静かになっていき、ハープの音も混じって来て眠りの音楽のような天国的世界が広がる。段々と悲しみを帯びた旋律が流れ出し、最後は消えていくかのようにそっと終わる。

リヒャルト・シュトラウスの交響詩よりはるかに聴きやすく良いメロディを持った曲。
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交響曲より スケルツォ BB25 [バルトーク 管弦楽曲]


Bartok: Complete Works

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  • アーティスト: Bartok, B.
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: CD



作曲しようとした交響曲は結局完成されずこのスケルツォだけが出版されたらしい。
★★★★★★☆☆☆☆
高揚感のある、リズミカルな曲。管楽器の使い方も柔らかで大自然を表したかのような壮大な音楽。メロディもしっかりとしてわかりやすくロマン主義的な美しさのある曲。
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