クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 [モーツァルト 協奏曲 その他]
モーツァルト:クラリネット協奏曲、オーボエ協奏曲、ファゴット協奏曲
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: CD
評価
★★★★★☆☆☆☆☆
モーツァルト最後の協奏曲らしい。
第一楽章 優雅なメロディをオーケストラが奏で、それをクラリネットが受ける。結構長い楽章だがあまり印象的なメロディはなく、サラサラと耳に流れてくる感じ。
第二楽章 クラリネットが穏やかな美しいメロディを奏で、同じメロディをオケが繰り返して始まる。段々と感情が高まっていき、胸がキュンとなるメロディが流れる。とても美しい楽章。
第三楽章 この楽章もクラリネットから始まる明るく楽しげな楽章。
超名曲と言われたりもするが正直普通の曲。第二楽章が美しくはあるが・・・。
バスーン協奏曲 K.191 [モーツァルト 協奏曲 その他]
モーツァルト:クラリネット協奏曲、オーボエ協奏曲、ファゴット協奏曲
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: CD
評価
★★★★★☆☆☆☆☆
第一楽章 高貴極まりない音楽で始まる。バスーンが入った途端急に鄙びた感じになるのはバスーンの音の特徴なのだろう。優雅なBGM。
第二楽章 美しい草原をイメージさせる広がりのある音楽。バスーンとオケの掛け合いが美しく楽しい。
第三楽章 最後も高貴極まりない音楽。優雅で優美なBGM。
BGMとして使えるとても心落ち着く曲。
オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 [モーツァルト 協奏曲 その他]
モーツァルト:クラリネット協奏曲、オーボエ協奏曲、ファゴット協奏曲
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: CD
評価
★★★★★☆☆☆☆☆
モーツァルトの生きている時に書かれたものらしいが、死後発見されて世に出回った作品らしい。フルート協奏曲第二番の原曲とされている。
第一楽章 高貴で堂々とした曲。出だしの長い単一音を吹く部分が印象的。フルートよりもオーボエのほうが音楽的には合っている気がする。
第二楽章 ゆったりとした楽章。フルートで聴いたときは自然の中にいる感じがしたが、オーボエで聴くと人生の悲哀を嘆く人の心の中を描いているような気がした。
第三楽章 最後は、人生の悲哀を感じながらも、何とか前向きに生きていこうという人の前向きな心が描かれているような気がした。
ソロ楽器が違うだけでも同じ曲でもこんなに印象が違うんだなあと感じた一曲だ。
フルート協奏曲 第二番 二長調 K.314 [モーツァルト 協奏曲 その他]
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲、フルート協奏曲第1番&第2番
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
第一番同様、フルート愛好家の医師に注文されて作曲した曲らしいが、たくさん注文されたらしく急いで作らねばならなかったので、既存のオーボエ協奏曲を編曲したものらしい。
第一楽章 高貴で堂々としたオケの演奏で始まる。優雅にフルートがソロを弾く。普通の音楽であまり面白くはない。
第二楽章 結構重々しい雰囲気で始まる。その後優しいフルートのソロが始まる。ゆったりとした雰囲気。フルートとヴァイオリンの対話が鳥の会話のようで楽しくはある。
第三楽章 軽い感じの明るい曲。結構ミドルテンポ。
普通の曲。
フルート協奏曲 第一番 ト長調 K.313 [モーツァルト 協奏曲 その他]
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲、フルート協奏曲第1番&第2番
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
評価
★★★★★★☆☆☆☆
フルート愛好家の医師に注文されて作曲した曲らしい。モーツァルトはフルートの音色があまり好きではなかったらしいが・・・。
第一楽章 高貴極まりない音楽。協奏曲からイメージする華やかな感じはあまりなく、ひたすら静かに穏やかに曲は進む。フルートの綺麗な音がよく生かされている。カデンツァらしき部分も静かにゆったりと演奏される。
第二楽章 穏やかな心休まる音楽。自然の中にいる感じ。カデンツァらしき最後のソロが美しいが、尺八っぽい音で何だかなあ・・・。
第三楽章 最後は少し華やかになる。第二主題のような部分の影のある哀愁漂うメロディが美しい。
悪くはないがそこまで素晴らしいという感じでもない。
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 [モーツァルト 協奏曲 その他]
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲、フルート協奏曲第1番&第2番
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
評価
★★★★★★★☆☆☆
ある貴族の娘の結婚式のために作られたものらしい。娘がハープ、父がフルートを演奏できたらしく、その二人をソリストに想定して作られたらしい。
第一楽章 高貴な前奏が流れ、ハープの特性を活かした流れるような美しい伴奏の上を、優美さこの上ないメロディをフルートが奏でる。第二主題は、若干影を帯びた流麗なメロディとなる。最後のハープとフルートの掛け合いのカデンツァもどこか物悲しく美しい。まるで父親が心のどこかで娘の結婚を悲しく思っていることを匂わせているかのようである。だが最後は華やかに明るく終わる。
第二楽章 ゆったりとした草原をかける少女を描いたかのような作品。娘の若かりし独身時代を回顧して演奏されているかのような美しい音楽。
第三楽章 最後は結婚式のダンスパーティーのような華やかで明るい音楽。幸福感に満ちている。
結婚式にふさわしい美しい音楽だ。