SSブログ
ショパン ピアノ独奏曲 ブログトップ

ピアノ・ソナタ 第三番 ロ短調 Op.58 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:ピアノ ソナタ第2番 &第3番、舟歌(SHM-CD)

ショパン:ピアノ ソナタ第2番 &第3番、舟歌(SHM-CD)

  • アーティスト: マウリツィオ・ポリーニ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2011/09/07
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★★☆
激しく英雄的で悲劇的な第一主題、優美さこの上ない第二主題の対比がとても素晴らしい楽章。展開部の第一主題を用いたドラマティックな展開も美しい。後半優美な第二主題を中心に情熱的に高まって行き、穏やかに美しく終わる。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある諧謔的な雰囲気で始まり、すぐに穏やかな淡々とした感じになる。段々と力強さを増して行き、最後ははじめのスピード感のあるパッセージで終わる。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
第一楽章のはじめのような力強くドラマティックな前奏で始まり、瞑想的なメロディが流れる。霊感に富んだ中間部を経て、最後も瞑想的に終わる。メロディも魅力的ではなくもう一歩。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
情熱的でずっと速く動いている曲。悪くはない。

第一楽章は素晴らしいが、ほかの楽章は普通な気がする。
nice!(0)  コメント(0) 

ピアノ・ソナタ 第二番 変ロ長調 Op.35 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:ピアノ ソナタ第2番 &第3番、舟歌(SHM-CD)

ショパン:ピアノ ソナタ第2番 &第3番、舟歌(SHM-CD)

  • アーティスト: マウリツィオ・ポリーニ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2011/09/07
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★☆☆
低い打撃音による短い前奏の後、哀愁漂う美しい第一主題が流れ、その後広がりのある穏やかで美しい第二主題となる。これが繰り返された後、第一主題に似た展開部となりそのままフィナーレになだれ込む。

第二楽章
★★★★★★★★☆☆
第一楽章に似た悲劇的な激しい始まり。夜想曲風の美しく穏やかな中間部を経て、はじめの激しい主題が戻りそのまま終わる。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
有名な葬送行進曲で始まる。中間部の内省的な穏やかで美しいメロディが逸品。最後は葬送行進曲に戻り終わる。

第四楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
1分強の短い楽章。素晴らしい、前の3つの楽章の後にくっついていなければ何でもない曲。ただ速く音が動き回っているだけ。ちょっと残念。
nice!(0)  コメント(0) 

ピアノ・ソナタ 第一番 ハ短調 Op.4 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン・コンプリート・エディション

ショパン・コンプリート・エディション

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
バッハを思わせるフーガの主題のような厳し目の前奏のあと、少し哀愁漂う悲しげな第一主題、それを少しなめらかにしたような第二主題、長大な少し明るめの展開部を経て、はじめの部分が回帰される。悪くはない楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
対位法を用いた、のどかな感じの主題。途中の少し哀愁漂うメロディなども悪くない。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
夢見るような美しい旋律が印象的な緩徐楽章。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
とてもドラマティックに力強く始まる。スピード感があり、キラキラした音が印象的。
全編にわたって情熱ほとばしる凄まじいフィナーレ楽章。

全体的にものすごく素晴らしいメロディという感じではないがどれも悪くない。もう少し注目を浴びても良い気がする曲。



nice!(0)  コメント(0) 

バラード [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

  • アーティスト: クリスチャン・ツィメルマン
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD



第一番
★★★★★★★★★★
重々しく劇的な始まり、穏やかな牧歌的な部分、心揺さぶる美しさこの上ないメロディが流れる中間部、同じメロディをよりドラマティックにロマンティックに繰り返される部分、最後の圧倒的なフィナーレ、とにかく全てが完璧な曲。バッハの平均律一番ハ長調の前奏曲とは真逆の意味で素晴らしい名曲。

第二番
★★★★★★★★★☆
とても優しい穏やかな第一主題、嵐のように激しい第二主題が、かなり対比的に奏される印象的な出だし。冒頭の優しいメロディがロマンティックかつドラマティックに繰り返され、嵐のような第二主題が登場し、最後は圧巻の盛り上がりを見せた後静かに終わる。名曲。

第三番
★★★★★★★★★☆
優しく語りかける女性、それに穏やかに答える男性、といった感じの対話的な出だし(カツァリスの解説のパクリです)は非常に魅力的。段々と対話が深刻に、込み入った感じになっていく。一通り会話が終わると、妖精たちの踊りのような優しく軽やかで少し哀愁漂う部分がやってくる。同じメロディがよりドラマティックに奏でられた後、少し大人な雰囲気のなめらかで流れるようなメロディが登場。妖精たちの踊りの部分が回帰されかなり劇的に美しくメロディが奏でられ圧巻のフィナーレを迎え華やかに終わる。

第四番
★★★★★★☆☆☆☆
囁くようなメロディで始まり、内省的な音楽が流れる。段々と感情的な高まりを見せるが、それが終わると吹っ切れたかのような軽やかな音楽となる。その後再び若干情熱を秘めた内省的な音楽となり、段々とロマンティックな高まりを見せ始める。最後はメカニカルだけれどもどこか人間的な感じのフィナーレとなる。スケルツォ4番同様音楽的にも高い評価を受けているバラードの最高傑作と言われることが多いがもう一歩な気がする。
nice!(0)  コメント(0) 

スケルツォ [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン: 4つのスケルツォ

ショパン: 4つのスケルツォ

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1991/12/25
  • メディア: CD



第一番
★★★★★★★★☆☆
いきなりドラマティックな美しいメロディで始まる。中間部の穏やかなメロディもとても綺麗。はじめのメロディに戻り、最後もドラマティックに終わる。かなり美しくドラマティックな曲。

第二番
★★★★★★★★★☆
悲劇的な第一主題、壮大な第二主題の対比が美しすぎる。その後同じメロディが繰り返されるのだが、ただ繰り返すのではなく若干の変化を持たさせるのが流石といった感じ。中間部のロマンティックな静かな部分も美しすぎる。流れるようなメロディの後、ドラマティックにはじめの主題に戻り、最後、劇的に終わる。2年かけて練習して演奏した曲。かなり思い出深い曲。

第三番
★★★★★★★☆☆☆
不穏な感じで始まる。その後水が滴るような美しいメロディが流れ、再び不穏な重々しい雰囲気に包まれる。繰り返しがあった後、混沌とした雰囲気になり、最後はそのままの勢いで終わる。

第四番
★★★★★★☆☆☆☆
静かに穏やかに始まる。森の中を描写したようなのどかな雰囲気の後、内省的な非常に哲学的な雰囲気となる。曲が進むにつれロマンティックさを帯びていく。スピードが増して行きはじめの穏やかな主題がドラマティックに奏される。最後はキラキラとした雰囲気となり、華やかに終わる。

4番が音楽的にも深く名曲とされているらしいが、私にはよくわからない。
nice!(0)  コメント(0) 

ノクターン [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:夜想曲全集 (SHM-CD)

ショパン:夜想曲全集 (SHM-CD)

  • アーティスト: マリア・ジョアン・ピリス
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: CD




夜想曲第1番 変ロ短調 op.9-1
★★★★★★★☆☆☆
すこし憂鬱な感じの水が滴るような美しいメロディで始まる。壮大な広がりを見せる中間部を挟みはじめのメロディが回帰され終わる。自分も大学の時演奏したことのあるそれなりに愛着のある曲。

夜想曲第2番 変ホ長調 op.9-2
★★★★★★★★★☆
夢見るような美しい旋律の曲。最後のドラマティックで繊細な部分も美しい。この曲も何度も演奏しているが、若干食傷気味なところはある。とはいえ名曲。

夜想曲第3番 ロ長調 op.9-3
★★★★★★★☆☆☆
どこか懐かしい感じの素朴なメロディで始まる。そのメロディを基本として段々とロマンティックさを増していく。後半部の少し悲しげで激しい感情が吐露したような部分も美しい。ドラマティックな雰囲気で終わる。

夜想曲第4番 ヘ長調 op.15-1
★★★★★★★★☆☆
淡々とした美しい旋律で始まる。中間部、凄まじく激しい部分が嵐のように訪れる。この部分もメロディは綺麗。最後ははじめの旋律に戻り終わる。結構良い曲。

夜想曲第5番 嬰ヘ長調 op.15-2
★★★★★★★☆☆☆
休日のアンニュイな午後を表しているかのようなゆったりとした穏やかなメロディで始まる。突然幻想の世界に誘われたかのような若干激しい空気に包まれるがすぐにゆったりとした雰囲気に戻る。

夜想曲第6番 ト短調 op.15-3
★★★★★★★☆☆☆
少し憂鬱な雰囲気で始まる。後半穏やかで崇高な雰囲気となり、最後は若干希望を持って終わる。

夜想曲第7番 嬰ハ短調 op.27-1
★★★★★★★☆☆☆
劇的な何かが起こりそうな雰囲気のアルペジオによる前奏で始まる。その上を不安げなポツポツとしたメロディが流れる。段々とおどろおどろしさを増して行き、ドラマティックになっていく。中間部の英雄的な壮大な部分を経て、最後は静かに終わる。雰囲気のコロコロ変わるバラード的な作品。

夜想曲第8番 変ニ長調 op.27-2
★★★★★★☆☆☆☆
何とも掴みどころのないメロディが流れる。中間部のロマンティックな部分は悪くない。結構親しまれている曲らしいが、自分にとってはイマイチ。

夜想曲第9番 ロ長調 op.32-1
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかで静かなロマンティックな旋律で始まる。中間部、少し混沌とした雰囲気となる。最後は思いがけないドラマティックな展開となり終わる。

夜想曲第10番 変イ長調 op.32-2
★★★★★★☆☆☆☆
曲のエンディングのような前奏で始まる。穏やかでさわやかな旋律が流れ始める。段々とロマンティックさとドラマティックさを増していき、最後ははじめのメロディにもどり穏やかに終わる。

夜想曲第11番 ト短調 op.37-1
★★★★★★☆☆☆☆
少しアンニュイな感じの優しい旋律で始まる。途中は淡々とした少し哲学的な部分を挟み、最後はアンニュイな感じに戻り終わる。

夜想曲第12番 ト長調 op.37-2
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした感じだけれどどこかしら緊迫感のある迫ってくる感じの主題。どこかしら緊張感を残した壮大な中間部。それぞれの素材が面白い曲。

夜想曲第13番 ハ短調 op.48-1
★★★★★★☆☆☆☆
重々しく歩くようなベース音の上を、憂いに満ちた旋律が流れる。その後安らぎに満ちた天国的な雰囲気となったあと、激情的な雰囲気となる。物語的な作品。最後は鎮魂の鐘のような音で終わる。

夜想曲第14番 嬰ヘ短調 op.48-2
★★★★★★☆☆☆☆
静かな美しい旋律で始まる。じわじわと熱を帯びてくる。最後は長いトリルが続き静かに終わる。

夜想曲第15番 ヘ短調 op.55-1
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした哀愁漂うメロディで始まる。その後緊迫感のある中間部を経て、最後は静かに終わる。

夜想曲第16番 変ホ長調 op.55-2
★★★★★☆☆☆☆☆
夢見るような美しい雰囲気で始まる。特徴的なメロディはなく、何となく美しい雰囲気がずっと続き終わる。

夜想曲第17番 ロ長調 op.62-1
★★★★★★★☆☆☆
優しく穏やかで包み込むような雰囲気で始まる。段々と悲しげな旋律が混じってくる。淡々とした部分を経て、最後はトリルの連続の中からメロディが浮かび上がってくる。メロディも雰囲気も美しい曲。

夜想曲第18番 ホ長調 op.62-2
★★★★★★★☆☆☆
トレンディ・ドラマ(今や死語?)で、主人公が思い悩み愛する人のもとへ行こうか行くまいか迷っているような場面で使われそうな感じの、ロマンティックな曲。

夜想曲第19番 ホ短調 op.72-1
★★★★★★★☆☆☆
前曲同様ロマンティックさのある甘い曲。左手のゆったりとしたアルペジオがとても綺麗。後半悲しげな旋律が現れてきてドラマティックになる。最後はロマンティックに静かに終わる。

夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的な序奏の後、悲しみのあふれるメロディが奏でられる。中間部の淡々としたしかしどこか緊張感のある部分のメロディも綺麗ではある。映画「戦場のピアニスト」で使用され一気に有名になった作品で、自分でも演奏したことがあるのだが、確かに美しくなくはないのだが、そこまで好きな曲ではない。

夜想曲第21番 ハ短調(遺作)
★★★★★★☆☆☆☆
民謡的な優しくも悲しげなメロディを持った曲。

nice!(0)  コメント(0) 

ワルツ [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:ワルツ(全19曲)

ショパン:ワルツ(全19曲)

  • アーティスト: ヴラディーミル・アシュケナージ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD





第1番 Op.18 変ホ長調 「華麗なる大円舞曲」
★★★★★★★★☆☆
題名通り華麗な美しいワルツ。初めから華やかかつダイナミックで中間部の優雅な部分も美しい。最後のコロコロとした部分も綺麗で優美。

第2番 Op.34-1 変イ長調
★★★★★★★☆☆☆
第一番よりさらにダイナミックで力強い感じ。中間部の暗い情念的な部分も魅力的。

第3番 Op.34-2 イ短調
★★★★★★★★☆☆
悲しげな旋律で始まり、その後少し明るい雰囲気となる。さらに優雅な雰囲気になって曲は流れていくが、再び悲しげな雰囲気となる。左手ではじめのテーマが奏でられたり、少し敬虔な雰囲気になったりした後、はじめのメロディが回帰されしっとりと終わる。美メロがひたすら流れ続ける曲。

第4番 Op.34-3 ヘ長調
★★★★★★☆☆☆☆
明るく華やかな前奏、半音階のパッセージの後、急速なメロディが奏でられる。少しゆったりとした優雅な雰囲気になり、再び急速なメロディが戻ってくる。

第5番 Op.42  変イ長調
★★★★★★☆☆☆☆
短い前奏のあと、少し慌てた感じの雰囲気となる。前につんのめりそうな雰囲気が続き、中間部は少しゆったりするが、なんとなく焦った感じが常にある。聴いていて落ち着かない曲。

第6番 Op.64-1 変ニ長調 「小犬のワルツ」
★★★★★★★☆☆☆
印象的な前奏のあと、やさしく楽しげなメロディが流れる。とても高貴で優美な曲。

第7番 Op.64-2 嬰ハ短調
★★★★★★★★☆☆
悲しさを帯びた優しく儚げなメロディで始まる。その後少しスピード感のある美しいメロディが流れ、霧が晴れたような伸びやかで前向きな雰囲気となった後、はじめの悲しげなメロディとなり静かに終わる。

第8番 Op.64-3 変イ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
何となく捉えどころのないメロディの曲。中間部の左手と右手の対話のような部分は少し面白くはあるが、普通。

第9番 Op.69-1 変イ長調 「告別」
★★★★★★★★☆☆
懐かしさと儚さ、悲しさ、様々な感情を引き起こす絶妙なメロディで始まる。しっとりとした雰囲気でとにかく綺麗。私も普通に演奏できたので、それなりに弾きやすい曲でもあると思う。

第10番 Op.69-2 ロ短調
★★★★★★★☆☆☆
悲しみを湛えた美しい旋律で始まる。少し明るい旋律も顔を出すが基本は悲しみを帯びた雰囲気で支配されている。とにかく可憐で美しい作品。

第11番 Op.70-1 変ト長調
★★★★★☆☆☆☆☆
明るさと輝きに満ちた曲。普通。

第12番 Op.70-2ヘ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
憂いに満ちた旋律が印象的な曲。中間部も若干明るさがあるが少し陰りがある。唐突に終わる感がある。

第13番 Op.70-3 変ニ長調
★★★★★★★☆☆☆
優しく鄙びたメロディで始まる。途中マズルカ風の少しエキゾチックなメロディも登場する。自分で演奏したこともあり結構愛着のある曲。

第14番 ホ短調
★★★★★★★☆☆☆
即興曲風の劇的な始まり。悲劇的なメロディがとても綺麗な曲。中間部の優雅な部分も悪くない。

第15番 ホ長調
★★★★★★☆☆☆☆
鄙びた優しいメロディの曲。

第16番 変イ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
淡々とした同じリズムで練習曲風のメロディが流れる。普通。

第17番 変ホ長調
★★★★★★☆☆☆☆
おっとりしたかんじの優雅な始まり。中間部は夢見るような穏やかな感じ。最後はおっとりした感じに戻り終わる。終始ゆったりのんびりな曲。ラジオ番組の間奏等で使われそう。

第18番 変ホ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
前曲同様おっとりしたかんじの曲。中間部はかなり力強く、華やかになる。最後はしっとり終わる。

ワルツ(遺作)イ短調
★★★★★★☆☆☆☆
かなり短い曲ではあるが、魅力的な美しいメロディが印象的な曲。

nice!(0)  コメント(0) 

ポロネーズ [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:ポロネーズ集(SHM-CD)

ショパン:ポロネーズ集(SHM-CD)

  • アーティスト: マウリツィオ・ポリーニ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2018/09/26
  • メディア: CD



第1番 Op.26
★★★★★★★☆☆☆
非常に力強く始まる。少しメランコリックな優しい部分が第二主題のように続く。されに対話的な静かな部分が来る。中間部かなり長い内省的な部分が来る。最後ははじめの部分が繰り返されしっとりと終わる。堂々とした英雄的部分と、穏やかで優美な対話的な部分の対比が非常に美しい曲。

第2番 Op.26
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な静かなメロディで始まり、一気にドラマティックに激しく曲が展開される。その後穏やかな一歩引いたような静かな雰囲気となるが、徐々に熱を帯びていき力強くなっていく。再びはじめの悲劇的なメロディが回帰され第一部終了。中間部は静かな内省的な緊張感のある雰囲気となる。はじめの部分に戻り、力強く終わる。哀愁漂うメロディと淡々とした緊張感あるメロディの対比が美しい曲。

第3番 Op.40 「軍隊」
★★★★★★★★☆☆
力強くも美しく華やかな、有名なメロディでは始まる。軍隊の行進を表したかのような広がりのある中間部も綺麗。ドラムの連打のような勇ましい経過部を経て、行進曲風部分が回帰されはじめのメロディに戻り勇ましく終わる。若干聴き飽きた感はあるが、やはり名曲だとは思う。

第4番 Op.40
★★★★★★☆☆☆☆
とてもメランコリックに重々しく始まる。少し感情の高まりを見せた後、キラキラ、サラサラとした部分を挟み、再び重々しくなる。静かな内省的な部分を挟み、最後は重々しい部分に戻り悲劇的に終わる。

第5番 Op.44
★★★★★★☆☆☆☆
何かが迫ってくるかのような感じの前奏のあと、悲劇的なメロディで始まる。その後もバラードのような壮大な叙事詩が展開される。中間部の静かな部分が結構長く奏された後、何かが迫ってくるようなはじめの部分が現れ、劇的にクライマックスを迎え静かに終わる。

第6番 Op.53 「英雄」
★★★★★★★★★★
華やかな前奏の後、美しく堂々とした主題が奏でられる。中間部の英雄的な壮大な世界も魅力的。最後は圧倒的な盛り上がりを見せ終わる。何度聴いても素晴らしいと思う超名曲。自分でもかなり練習をし、結構満足のいく演奏が一度できたのだが、もう二度と弾けない。

第7番 Op.61 「幻想」
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的に、ゆったりと始まる。その後少し明るい穏やかな雰囲気となるが、すぐに盛り上がり劇的に曲は展開していく。中間で再び穏やかに静かになるが、どこかしら悲しげな雰囲気が宿されている。再びはじめの悲劇的な、ゆったりとした部分が、最初の部分よりさらにゆっくりと回帰される。その後悲しみそのものといった哀愁漂うメロディが流れる。最後はこれ以上ない程劇的に盛り上がり終わる。「幻想」と名付けられているだけあり若干散漫な感じ。

第8番 Op.71-1
★★★★★★★★☆☆
スケルツォ的な、少し諧謔的な前奏の後、哀愁を帯びた美しい旋律が奏でられる。それが何度か繰り返された後、少し幸福感のある愛らしい恋人たちの語りのような部分となる。この部分も繰り返され、最後ははじめの哀愁を帯びた美しい旋律が回帰され終わる。隠れた名曲。

第9番 Op.71-2
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかな懐かしげな前奏で始まる。主題も優しく美しいメロディ。段々と装飾音が多用された華麗な展開となっていく。中間部の若干暗さをおびたところが少し退屈。最後は穏やかな曲調に戻り終わる。

第10番 Op.71-3
★★★★★☆☆☆☆☆
かなり内省的な静かに悩んでいる若者を表現しているかのような始まり。段々と外に感情を吐露するように盛り上がりを見せる。途中悩みから解放されたような明るい部分が登場するが、基本的には内省的な雰囲気で曲は進む。最後は結構唐突に終わる。

第11番 ト短調
★★★★☆☆☆☆☆☆
あまり特徴のない退屈な曲。

第12番 変ロ長調
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらもあまり特徴のない退屈な曲。

第13番 変イ長調
★★★★☆☆☆☆☆☆
練習曲のような退屈な曲。

第14番 嬰ト短調
★★★★★☆☆☆☆☆
すこし悲しげな旋律で始まり、同じようなメロディが変奏曲風に奏でられる。普通。

第15番 変ロ短調 「別れ」
★★★★★★★☆☆☆
こちらも悲しげな雰囲気で始まる。若干夜想曲を思わせる雰囲気。中間部は高貴さあふれる美しい雰囲気。最後は悲しげに終わる。隠れた佳曲。

第16番 変ト長調
★★★★★☆☆☆☆☆
すこし堂々とした感じの若干哀愁漂うメロディを持った曲。綺麗なメロディが次々と登場するがそんなに特徴的な感じではない。冗長で若干飽きる。
nice!(0)  コメント(0) 

練習曲 作品25 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:練習曲集

ショパン:練習曲集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: CD



第1番 変イ長調 『エオリアン・ハープ』
★★★★★★★☆☆☆
両手ともひたすら分散和音を引き続け、その中からとても美しい旋律が浮かび上がる。とても綺麗な曲。

第2番 ヘ短調
★★★★★★★☆☆☆
幻想即興曲のはじめの部分だけのような少し悲しげな旋律の曲。

第3番 ヘ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
独特のリズムがずっと繰り返される。そんなに魅力的ではない。

第4番 イ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
前曲に似た雰囲気の曲。

第5番 ホ短調
★★★★★★★☆☆☆
初めは淡々とした雰囲気で始まるが、途中から暴れまわる右手の中から優美で優雅な美しいメロディを左手が奏で始める。『四月は君の嘘』という漫画で登場する曲で、この漫画を読んでかなり好きになった曲。

第6番 嬰ト短調
★★★★★☆☆☆☆☆
サラサラとした半音階の重音に乗って、悪魔的なメロディが奏でられる。普通。


第7番 嬰ハ短調
★★★★★★☆☆☆☆
単音の悲しげな旋律で始まる。対話しているかのように右手と左手が悲しげにメロディを奏で合う。ゆったりとして弾きやすそうだが、対位法的な感じでお互いのメロディを意識して弾くのはかなり難しそう。

第8番 変ニ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
三連符の和音の連続。難しそうだが曲としては魅力薄。

第9番 変ト長調 『蝶々』
★★★★★★☆☆☆☆
軽やかな愛らしい曲で、確かに蝶々が飛んでいるかのような曲。

第10番
★★★★★★☆☆☆☆
三連のオクターブの連続で悪魔的なおどろおどろしい始まり。リストの曲を彷彿とさせる部分。その後突然穏やかになる。最後はおどろおどろしさが戻り、激しく終わる。

第11番 イ短調『木枯らし』
★★★★★★★☆☆☆
単音による悲しげで荒涼感あるメロディで始まる。その後右手が激しく動き回り、はじめの主題を様々に変形させながら左手がメロディを奏でる。

第12番 ハ短調『大洋』
★★★★★★★☆☆☆
両手ともに分散和音を引き続け、そこからメロディが浮き上がる。かなり激しく悲劇的な曲。

作品12に比べ魅力が若干薄い曲が多い気はする。
nice!(0)  コメント(0) 

3つの新しい練習曲 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:練習曲集

ショパン:練習曲集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: CD



第1番 ヘ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
神秘的な静かな曲。

第2番 変イ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも静かな祈りのような曲。

第3番 変ニ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
ポツポツ、ボソボソとした曲。普通。

普通の曲たち。わざわざ聴かなくても良いかなと思う。
nice!(0)  コメント(0) 

練習曲 作品10 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:練習曲集

ショパン:練習曲集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: CD



第1番 ハ長調
★★★★★★★☆☆☆
大波のような激しく暴れまわる右手のアルペジオがとても印象的な曲集の始まりにふさわしいダイナミックでドラマティックでロマンティックな曲。

第2番 イ短調
★★★★★★★☆☆☆
半音階のメロディだが現代的な感じではなくとても美しい。左手のポンポンという感じの伴奏も綺麗。非常によく考えつくされた洗練された曲だと思う。

第3番 ホ長調『別れの曲』
★★★★★★★★★★
私自身何度も練習し、何度も人前で演奏し、常にうまく弾けない曲。最高に美しいメロディとドラマ性を持った超名曲。弟子がこの曲を弾いているのを聴いて、ショパンが「おお、わが祖国よ」と言ったらしい。とにかく素晴らしい曲。

第4番 嬰ハ短調
★★★★★★★☆☆☆
激しい嵐をイメージさせるドラマティックな曲。両手とも順番に動き回る最高級に難しそうな曲。とても弾いてみたいとは思わない。

第5番 変ト長調『黒鍵』
★★★★★★★☆☆☆
ほとんどすべての音が黒鍵で演奏されているらしい。左手のメロディっぽい淡々とした感じも右手の優しく動き回るメロディも愛らしい。

第6番 変ホ短調
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした内省的な曲。内声の心の動きを示しているかのような不安げなメロディが印象的。哀愁漂うメロディが美しい。

第7番 ハ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
さざ波のような静かに押し寄せてくるような感じで始まる。段々と左手がメロディを浮かび上がらせてくる。この曲集の中では普通の感じの曲。

第8番 ヘ長調
★★★★★★☆☆☆☆
明るく前向きなメロディが右手のアルペジオの速いパッセージの中から浮かび上がる。左手の淡々とした感じのメロディも楽しい。

第9番 ヘ短調
★★★★★★★☆☆☆
秋を感じさせる美しいメロディ。一度演奏したことがあるが、かなり手が広がらないと難しい曲だった気がする。

第10番 変イ長調
★★★★★★☆☆☆☆
華やかな雰囲気のキラキラした感じの曲。

第11番 変ホ長調
★★★★★★★☆☆☆
アルペジオの練習曲らしい。ギターをかき鳴らすような、「ジャラン、ジャラン」という感じの曲。メロディの美しさが際立っている曲。

第12番 ハ短調『革命』
★★★★★★★★★☆
激しく美しいメロディが心をうつ。この曲も演奏したことがあるのだが、とにかくうまく弾けなかった。二度と弾けないだろうと思う。

nice!(0)  コメント(0) 

マズルカ 遺作 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:マズルカ全集

ショパン:マズルカ全集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/10/01
  • メディア: CD



マズルカ 第50番 イ短調 「ノートル・タン」
★★★★★☆☆☆☆☆
とても厳粛で宗教的な雰囲気の曲。

マズルカ 第51番 イ短調 「エミール・ガイヤールに捧ぐ」
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも厳粛な感じで始まり、少し優雅な雰囲気となる。

マズルカ 第52番 変ロ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく元気なマズルカ。

マズルカ 第53番 ト長調
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも明るく跳ねるような感じ。少しアクセントの位置が独特。

マズルカ 第54番 ニ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
力強く優雅な曲。

マズルカ 第55番 ニ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
優美な曲。

マズルカ 第56番 変ロ長調 「アレクサンドラ・ウォホウスカのために」
★★★★★☆☆☆☆☆
優雅で優美な曲。

マズルカ 第57番 ハ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い曲。

マズルカ 第58番 変イ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
「子犬のワルツ」っぽい始まり。愛らしい曲。

特質すべき曲はない。
nice!(0)  コメント(0) 

マズルカ op.59,63,67,68 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:マズルカ全集

ショパン:マズルカ全集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/10/01
  • メディア: CD



★★★★★★★☆☆☆
Op.59 - 1,2
Op.63 - 3
Op.67 - 3

Op.59
1 マズルカ 第36番 イ短調
★★★★★★★☆☆☆
物悲しい魅力的な旋律で始まる。少し明るく前向きな中間部を経て、物悲しい旋律に戻って終わる。マズルカらしいマズルカ。

2 マズルカ 第37番 変イ長調
★★★★★★★☆☆☆
明るく元気なメロディ。中間部も明るくショパンにしては珍しくポジティブな感じに満ちている。

3 マズルカ 第38番 嬰ヘ短調
★★★★★★☆☆☆☆
悲壮感漂う若干英雄的な雰囲気で始まる。中間部は明るく親しげ。最後は穏やかに終わる。

Op.63
1 マズルカ 第39番 ロ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
軽い感じの楽しげなマズルカ。

2 マズルカ 第40番 ヘ短調
★★★★★★☆☆☆☆
少し悲しげで沈鬱な感じ。中間部は葬送的ですらある。

3 マズルカ 第41番 嬰ハ短調
★★★★★★★☆☆☆
こちらも憂鬱な雰囲気の哀愁漂うメロディで始まる。広がりのある穏やかな中間部も美しい。最後の少しドラマティックになる部分も良い。

Op.67
1 マズルカ 第42番 ト長調
★★★★★☆☆☆☆☆
ギャロップ風に始まり、元気な感じで終始展開される。

2 マズルカ 第43番 ト短調
★★★★★★☆☆☆☆
少し悲しげに始まる。少し独特のリズムの中間部も面白い。

3 マズルカ 第44番 ハ長調
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとした穏やかな心和む曲。演奏しやすそうな曲。

4 マズルカ 第45番 イ短調
★★★★★★☆☆☆☆
力強い悲しげな旋律で始まる。中間部は優しい旋律。最後は悲しげに力強く終わる。

Op.68
1 マズルカ 第46番 ハ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
元気な曲。

2 マズルカ 第47番 イ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
若干サティ的な雰囲気。

3 マズルカ 第48番 ヘ長調
★★★★★★☆☆☆☆
跳ねるような元気な雰囲気で始まる。ファンファーレのような音。神秘的な部分など様々な雰囲気が楽しめる、曲。

4 マズルカ 第49番 ヘ短調
★★★★★★☆☆☆☆
少しもの悲しげなメロディが印象的なマズルカらしいマズルカ。

nice!(0)  コメント(0) 

マズルカ op.41,50,56 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:マズルカ全集

ショパン:マズルカ全集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/10/01
  • メディア: CD



★★★★★★★☆☆☆
Op.41 - 1

Op.41
1 マズルカ 第26番 嬰ハ短調
★★★★★★★☆☆☆
印象派のような浮遊感のあるイントロではじまる。その後も若干現代的なメロディで曲は進む。フランスっぽい感じの珍しいマズルカ。

2 マズルカ 第27番 ホ短調
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しいメロディで静かに始まる。段々と盛り上がっていく。これも少し珍しいタイプのマズルカ。

3 マズルカ 第28番 ロ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
のどかな笛の音のような「ファミミ~、ファミミ~」という音が繰り返され、子供の追いかけっこのような音楽となる。これも珍しいタイプ。

4 マズルカ 第29番 変イ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく舞踏的なのどかでいてどこか高貴な雰囲気のする曲。

Op.50
1 マズルカ 第30番 ト長調
★★★★★☆☆☆☆☆
明るい曲調で始まる。中間部の憂いを帯びたメロディが左手で奏でられるところは面白い。後半少し力強く盛り上がる。リズムが結構立っている左手が印象的な曲。

2 マズルカ 第31番 変イ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
物語の始まりを予感させるワクワク感のあるイントロ。その後少し憂いのある綺麗なメロディが流れる。中間部の行進曲風の部分は少し面白い。最後は穏やかに終わる。

3 マズルカ 第32番 嬰ハ短調
★★★★★★☆☆☆☆
静謐なイントロで始まる。ゆったりとした美しい捉えどころのない旋律が流れる。印象派的な感じ。途中から力強くドラマティックになる。その後、青年が決然と前へ進んでいくような雰囲気となる。同じような感じで繰り返しがある。混沌とした雰囲気となり神秘的になっていき、最後は力強く終わる。展開が面白い曲。

Op.56
1 マズルカ 第33番 ロ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
穏やかに始まり、段々と盛り上がっていく。ドラマティックに曲が展開されていき、最後は華やかに終わる。

2 マズルカ 第34番 ハ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い感じで始まり、サラサラした印象派的な雰囲気になる。

3 マズルカ 第35番 ハ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
バッハ的な厳しい雰囲気の曲。

全体的に現代的な感じのする曲集が多かった気がする。
nice!(0)  コメント(0) 

マズルカ op.24,30,33 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:マズルカ全集

ショパン:マズルカ全集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/10/01
  • メディア: CD



★★★★★★★☆☆☆
Op.24 - 2,4
Op.33 - 2,4

Op.24
1 マズルカ 第14番 ト短調
★★★★★☆☆☆☆☆
哀愁漂う悲しげなメロディで始まる。少し明るい部分を挟み、再び悲しげになって静かに終わる。

2 マズルカ 第15番 ハ長調
★★★★★★★☆☆☆
物語の始まりを告げるかのような神秘的な短いイントロのあと、楽しげな鳥たちの会話のような可愛らしい雰囲気となる。途中少し力強く劇的な雰囲気となる。最後は優しく楽しげな雰囲気になってイントロの神秘的な感じで終わる。

3 マズルカ 第16番 変イ長調
★★★★★★☆☆☆☆
少し懐かしさのある優しいメロディで始まる。最後はサラサラした感じで終わる。

4 マズルカ 第17番 変ロ短調
★★★★★★★☆☆☆
メランコリックでロマンティックなメロディで始まる。段々と明るさを帯びてくる。幻想的なメロディを挟み、力強い舞踏曲となる。王子様と姫が華麗な踊りを見せているような感じ。最後は美しいメロディに戻り静かに終わる。

Op.30
1 マズルカ 第18番 ハ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しげな雰囲気の短い曲。もう一歩。

2 マズルカ 第19番 ロ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しげだけどどこか前向きな曲。段々と盛り上げっていく感じもあるが、何となくもう一歩。

3 マズルカ 第20番 変ニ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
珍しく堂々とした感じの曲。

4 マズルカ 第21番 嬰ハ短調
★★★★★★☆☆☆☆
幻想的なイントロ。装飾音が印象的なアラブ風の曲。段々と華やかさとロマンティックさを帯びてくる。

Op.33
1 マズルカ 第22番 嬰ト短調
★★★★★☆☆☆☆☆
少し不安げなメロディの曲。

2 マズルカ 第23番 ニ長調
★★★★★★★☆☆☆
明るく元気で親しみやすいメロディで始まる。中間部の混沌とした雰囲気もたのしげ。最後ははじめのメロディが回帰され爽快感を持って終わる。

3 マズルカ 第24番 ハ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
優しく穏やかな曲。

4 マズルカ 第25番 ロ短調
★★★★★★★☆☆☆
物悲しいメロディと少し前向きなメロディが入り混じる前半部。意表をつく少し鄙びた感じではあるがドラマティックな中間部。初めの雰囲気に戻る後半部。計算され尽くした感じの佳曲。自分も演奏したことがあるため何となく親しみやすい。
nice!(0)  コメント(0) 

マズルカ op.06,07,17 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:マズルカ全集

ショパン:マズルカ全集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/10/01
  • メディア: CD



★★★★★★★☆☆☆
Op.6 - 1,2
Op.7 - 1

Op.6
1 マズルカ 第1番 嬰ヘ短調
★★★★★★★☆☆☆
憂いと優しさに満ちた美しい旋律。途中少し感情の高まりがある部分が出てくる。中間部の悲恋の踊りのような部分も美しい。最後ははじめのメロディが繰り返され静かに終わる。

2 マズルカ 第2番 嬰ハ短調
★★★★★★★☆☆☆
物悲しい寂しげなメロディで始まる。霧が晴れたような明るい雰囲気の中間部も綺麗。最後は物悲しい寂しげなメロディに戻り終わる。

3 マズルカ 第3番 ホ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
馬のギャロップのようなはねた感じで始まる。右手と左手の対話的な部分も面白い。少しドラマティックな部分もある。基本は馬がはねているような感じの左手の伴奏が曲を支配している。

4 マズルカ 第4番 変ホ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
拍子の頭を掴みづらい幻想的なメロディを持った曲。


Op.7
1 マズルカ 第5番 変ロ長調
★★★★★★★☆☆☆
明るく前向きな楽しいメロディで始まる。中間部の哀愁を帯びたメロディも綺麗。最後ははじめのメロディに戻って終わる。自分も実際に演奏したことがあるので聴いていて楽しい。

2 マズルカ 第6番 イ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
憂鬱さのあるアンニュイなメロディで始まる。中間部も不安げな雰囲気が支配している。最後はアンニュイな雰囲気に戻り終わる。

3 マズルカ 第7番 ヘ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
かなり暗い重い雰囲気で始まる。主題もかなり暗めで陰鬱な雰囲気は続く。段々と明るさを帯びてきて、元気になっていくが、左手の少し悲しげなメロディが伸びやかに奏された後は再び暗くなり、重々しく終わる。

4 マズルカ 第8番 変イ長調
★★★★★★☆☆☆☆
明るく開放感に満ちた始まり。少女が軽やかに踊るかのような少し哀愁漂う中間部も愛らしい。最後は楽しげに終わる。

5 マズルカ 第9番 ハ長調
★★★★☆☆☆☆☆☆
お祭りの始まりを告げるかのような同じ音の連続で始まり、性急な感じの音楽となる。唐突に終わる。

Op.17
1 マズルカ 第10番 変ロ長調
★★★★★★☆☆☆☆
華麗な雰囲気のワルツのような曲。中間部も優美。

2 マズルカ 第11番 ホ短調
★★★★★★☆☆☆☆
夜想曲のような優しく穏やかで少し悲しげなメロディを持った曲。

3 マズルカ 第12番 変イ長調
★★★★★★☆☆☆☆
どこか懐かしさのある優しさとぬくもりのあるメロディで始まる。雰囲気があまり変わらず少し冗長な感じがある。

4 マズルカ 第13番 イ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
少し悲しげで不安げなメロディ。中間部は少し鄙びた感じ。
nice!(0)  コメント(0) 

舟歌、子守歌 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

  • アーティスト: クリスチャン・ツィメルマン
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD



舟歌
★★★★★★☆☆☆☆
前半を「ターラーラ~ラララ~ラ」という一定のリズムの上をゆったりとしたメロディが流れる。中盤から情念のこもったような暗い音楽になり、段々と前向きな雰囲気になっていく。最後は希望を持って終わる。悪くはないが何となく散漫な印象。

子守歌
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかで優しいメロディで始まる。同じメロディが少し変化を持って奏される。基本的に右手の装飾の変化で変奏されていく。こちらも悪くはないのだが・・・。
nice!(0)  コメント(0) 

ピアノ小品② [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

  • アーティスト: クリスチャン・ツィメルマン
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD



幻想曲
★★★★★★☆☆☆☆
中田喜直作曲の「雪の降る街に」に似たメロディで始まる。似ているとよく言われるが私はそこまでとは思わない。初めは重々しく劇的な感じなのだが段々と穏やかになっていく。静かにしかし秘めた情熱を表しているかのように曲は進んでいく。鐘のような音が鳴り、曲が静かに動き出す。段々と盛り上がりを見せドラマティックかつロマンティックな流れるようなメロディが紡がれていく。祈りのような静かな部分を見せ、最後は感情を爆発させたかのような劇的な雰囲気となり、一番最後は天に召されていくかのように静かに終わる。若干散漫な印象を受ける曲。

葬送行進曲
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しげに重々しく始まるが、中間部は亡き人との楽しい思い出を回想しているかのような優しい雰囲気となる。最後は重々しさが戻り終わる。

3つのエコセーズ
★★★★☆☆☆☆☆☆
特徴のない普通の曲。


nice!(0)  コメント(0) 

即興曲 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:スケルツォ&即興曲

ショパン:スケルツォ&即興曲

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/12/20
  • メディア: CD



第一番
★★★★★★★☆☆☆
前奏曲風のさわやかな雰囲気で始まる。中間部の情感たっぷりの泣きのメロディも美しい。最後ははじめの雰囲気に戻り、爽やかにそっと終わる。

第二番
★★★★★★☆☆☆☆
コラール風なゆったりとした感じで始まる。たゆたうようなリズムに乗って美しいメロディが奏でられる。中間部は行進曲風の若干勇ましい音楽になる。後半、左手の歩くようなベース音に乗せて右手が縦横無尽に動き回る。物語性のあるバラードのような即興曲。

第三番
★★★★★☆☆☆☆☆
少し物悲しさも含んだ美しいメロディで始まる。中間部は複雑なアラベスクのような雰囲気。最後ははじめのメロディに戻り終わる。全体的に掴みどころのない感じの曲。

第四番 幻想即興曲
★★★★★★★★☆☆
言わずと知れた超名曲。左手と右手のリズムがずれたドラマティックなはじめの部分、美しすぎるゆったりとした中間部、最後ははじめの部分が回帰され劇的に終わる。出来すぎた感のある素晴らしい曲。


nice!(0)  コメント(0) 

ピアノ小品① [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:ポロネーズ全集

ショパン:ポロネーズ全集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/06/29
  • メディア: CD



二つのブーレ No.1
★★★★★☆☆☆☆☆
楽しげな競馬場をイメージさせる30秒程度の曲。

二つのブーレ No.2
★★★★★☆☆☆☆☆
実際競馬が始まったかのような楽しい30秒程度の曲。

ギャロップ
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも競馬の最終レースを表しているかのような華やかな感じの40秒程度の曲。

アルバムの一葉
★★★★★☆☆☆☆☆
ノクターン風の穏やかな曲。メロディも愛らしい。

カンタービレ
★★★★★★☆☆☆☆
マズルカ風の優しい曲。美しいメロディが印象的。

フーガ
★★★★★☆☆☆☆☆
単音で始まる厳しいバッハ風のフーガ。静謐で美しいフーガ。小川洋子の小説をイメージさせる曲。

ラルゴ
★★★★★☆☆☆☆☆
ヘンデルをイメージさせる高貴で美しい曲。





nice!(0)  コメント(0) 

ボレロ、タランテラ [ショパン ピアノ独奏曲]


Chopin Complete Edition

Chopin Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2010/01/26
  • メディア: CD



ボレロ ハ長調 op.19
★★★★★★★☆☆☆
大きな鐘の音を模したような劇的な3回の打撃の後、速いパッセージが続き、若干物悲しさを含んだ鄙びたメロディが登場する。再び速いパッセージを挟み、憂いを帯びた心沸き立つような行進曲風の主題が登場する。途中若干明るい部分を挟み、再び心沸き立つ雰囲気となり、堂々と終わる。

タランテラ 変イ長調 op.43
★★★★★☆☆☆☆☆
せわしない感じで終始進む。メロディもあまり魅力的ではない。
nice!(0)  コメント(0) 

演奏会用アレグロ イ長調 op46 [ショパン ピアノ独奏曲]


Chopin Complete Edition

Chopin Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2010/01/26
  • メディア: CD



ピアノ協奏曲第三番として着手された曲らしい。

★★★★★★☆☆☆☆
軍隊ポロネーズに似たフレーズも混じる、英雄的な序奏のあと、華やかなメロディが流れ、その後哀愁漂う美しいゆったりとした部分が続く。段々と劇的さを増して行き、華やかさと切なさが入り混じった雰囲気となり、最後は軽やかに華やかに終わる。

若干まとまりのなさを感じる。
nice!(0)  コメント(0) 

変奏曲 [ショパン ピアノ独奏曲]


Chopin Complete Edition

Chopin Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2010/01/26
  • メディア: CD



ドイツ民謡「スイスの少年」による変奏曲
★★★★★★★☆☆☆
華やかな前奏のあと、鄙びた雰囲気の優しい主題が奏される。
お祭りでのダンスが始まったかのように華やかな変奏。
優しく愛をささやきあうような優しい変奏。
別れの時を惜しむかのような悲しげな変奏。
明るくみんなが帰っていくような跳ねた感じの楽しげな変奏。
最後は華やかに終わる。

主題が魅力的なのでとても楽しく聴ける。

パガニーニ思い出
★★★★★★★★☆☆
とても優しく心惹かれる主題。
愛の二重唱のようにハーモニーを奏でながら変奏される。
装飾音をつけながらさらに華やかな雰囲気な変奏になる。
右手が動き回りながら美しくメロディを奏でる変奏。
最後は静かに曲を閉じる。

華麗なる変奏曲 op.12
★★★★★☆☆☆☆☆
華麗な短い前奏のあと、物悲しい主題が奏でられて始まる。
オペラ作曲家エロルドのオペラ『リュドヴィク』の中の「私は聖衣を売る」という曲が主題として用いられているらしくモーツァルト的な優雅なメロディだが結構退屈。このあとも様々な変奏がなされるが、主題がもう一歩なのでもう一歩。

4手のための、序奏・主題と変奏
★★★★★★☆☆☆☆
魅力的な主題(「パガニーニの思い出」と同じ主題)で、4手で演奏しているのでそれなりにヴァラエティ豊かで楽しい。

ヘクサメロン変奏曲
★★★★★☆☆☆☆☆
暗く情念的な主題の変奏曲。短くもう一歩。

nice!(0)  コメント(0) 

ロンド [ショパン ピアノ独奏曲]


Chopin Complete Edition

Chopin Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2010/01/26
  • メディア: CD



ロンド ハ短調 op.01
★★★★★★☆☆☆☆
少し勇ましいが物悲しい雰囲気で始まる。優雅でゆったりした美しいメロディが登場。初めは明るい雰囲気だったのだが、段々と哀愁漂う悲しげな雰囲気となる。段々と力強さを増して行きドラマティックになっていく。はじめの主題に戻った後、壮大な海をイメージさせるような広がりのある世界が広がっていく。優雅でゆったりとした美しいメロディを挟み、最後ははじめのメロディに戻り劇的に終わる。

マズルカ風ロンド ヘ長調 op.05
★★★★★★☆☆☆☆
優雅で美しい主題で始まる。その後少し鄙びた旋律を挟みロマンティックで情熱的な音楽になる。最後は始めの主題に戻り、力強く終わる。

序奏とロンド 変ホ長調 op.16
★★★★★☆☆☆☆☆
少し悲しげな序奏で静かに始まる。長大な哲学的な経過部を経て、軽やかで愛らしい主題が始まる。鄙びた感じで終始進む。最後は美しく華麗に終わる。悪くはないが普通。

2台のピアノのためのロンド ハ長調 op.73
★★★★★☆☆☆☆☆
悲劇的に始まる。その後は優雅に展開される。あまり雰囲気が変わらず普通。
nice!(0)  コメント(0) 

前奏曲 [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:前奏曲全集、2つの夜想曲

ショパン:前奏曲全集、2つの夜想曲

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2007/10/03
  • メディア: CD



01 ハ長調
★★★★★★★☆☆☆
明るく爽快感がある曲。

02 イ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
暗く沈鬱な雰囲気。どこかしら物悲しさがある。

03 ト長調
★★★★★★★☆☆☆
左手の素早いアルペジオの上を、爽やかで美しい旋律が穏やかに奏でられる。

04 ホ短調
★★★★★★☆☆☆☆
こちらもかなり内省的で悲しげな雰囲気だが、メロディが綺麗で聴きやすい。

05 ニ長調
★★★★★★☆☆☆☆
明るさの中にほのかな哀しみの漂う短い曲。

06 ロ短調
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも非常に内省的で反省的な曲。何をやってもうまくいかない自分を静かに責めているかのような曲。メロディは美しい。

07 イ長調
★★★★★★★☆☆☆
太田胃散のCMで使われた超有名曲。短いが優しく趣深い。

08 嬰ヘ短調
★★★★★★★☆☆☆
劇的で激しい曲。激しいアルペジオの中から美しいメロディが浮かび上がってくる。中間部でさらなる盛り上がりを見せたあと、最後はしっとりと終わる。

09 ホ長調
★★★★★★☆☆☆☆
堂々とした感じの葬送行進曲風の曲。

10 嬰ハ短調
★★★★★★☆☆☆☆
水が滴るような高音から一気に下降していくメロディが何度か繰り返されあっさり終わる。とっても短い曲。

11 ロ長調
★★★★★★★☆☆☆
どこか懐かしさを感じさせる優しいメロディを持った曲。この曲もかなり短い。

12 嬰ト短調
★★★★★★☆☆☆☆
結構力強い伴奏の上を激しいメロディが奏でられる。

13 嬰ヘ長調
★★★★★★★★☆☆
優しい同じリズムの上を、穏やかで美しいメロディが奏でられる。後半の意表をついた転換部も素晴らしい。結構良い曲。

14 変ホ長調
★★★★☆☆☆☆☆☆
おどろおどろしい感じの曲。あまりメロディを感じない。

15 変ニ長調
★★★★★★★★☆☆
「雨だれ」として知られる超有名曲。はじめと最後の優しく穏やかなメロディと中間部の暗くじめっとした雰囲気の対比も良い。何度聞いても良い曲だなあと思う。

16 変ロ短調
★★★★★★★★☆☆
ピアノ・ソナタの第一楽章の主題を思わせる非常に格好良い激しいメロディの曲。このあとの第二主題展開部のようなものを聴きたくなるような曲。

17 変イ長調
★★★★★★★★☆☆
遠くから優しく何かがやってきたかのような、和音の優しい連続による前奏で始まる。その後優美極まりない素敵なメロディが奏でられる。中間部のドラマティックでロマンティックな静かな盛り上がりも素晴らしい。

18 ヘ短調
★★★★★★★☆☆☆
こちらもピアノ・ソナタの前奏を思わせる劇的な雰囲気。このあとの展開が聴きたくなる。

19 変ホ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
動き回る音の中から美しいメロディが浮かび上がってくる。普通。

20 ハ短調
★★★★★★☆☆☆☆
堂々としているがどこか悲しげな雰囲気で始まる。その後同じメロディが静かに奏でられる。シューマンやブラームスであればこれをさらに様々にアレンジして変奏曲をつくるだろうなあという感じの曲。

21 変ロ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
穏やかな優しい曲だが、普通。

22 ト短調
★★★★★☆☆☆☆☆
激しく情熱的な曲。これも普通。

23 ヘ長調
★★★★★★☆☆☆☆
キラキラした美しい曲。

24 ニ短調
★★★★★★☆☆☆☆
暗いが情熱的な曲。



遺作 変イ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
流れるような旋律の穏やかな曲。


op.45 嬰ハ短調
★★★★★★★★☆☆
非常に内省的な静かな始まり。段々と霧が晴れていくかのようにロマンティックなメロディが浮かび上がってくる。最後は静かに終わる。完全なるスルメ曲。途中のロマンティックなメロディが切なくて美しすぎる。

nice!(0)  コメント(0) 
ショパン ピアノ独奏曲 ブログトップ