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カッサツィオーネ Op.6 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
セレナードに似た音楽形式らしい。
トレモロによるすこし恐ろしげな入りの後、明るいファンファーレが管楽器によって奏でられる。
弦の暗い感じと、管の明るい感じがせめぎ合っている感じが面白い。
少し物悲しいメロディが色々と形を変えて提示され、段々と盛り上がっていく。
少し落ち着いた後、弦が低音で悲しいメロディを奏で、それを管楽器が引き継ぐ。
その後弦のピッチカートの伴奏に乗って、優美なメロディが奏でられる。舞踏曲っぽい。
その後少し諧謔的なメロディが登場。
暗く物悲しいメロディが各楽器によって何度か繰り返された後、音楽はスピードを上げクライマックスへ進んでいく。

統一感はないが、様々なメロディが楽しめる曲。
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ルオンノタル Op.70 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



ソプラノ&管弦楽Version
★★★★★★☆☆☆☆
緊張感のあるはじまり。はじめは淡々と歌っているが、段々と盛り上がって行き激しい嵐のような場面となる。最後は静かに終わる。

天上の処女ルオンノタルは純潔を保ったまま静かに過ごしていた。
地上に行き海をさまよっているうちに、水の母となる。
鳥が飛んできて「卵を産む場所がない」と嘆く。
それを聞いたルオンノタルは、海で卵を産ませてあげる。

イマイチよくわからない物語。結構高音も用いられ激しくドラマティックな曲。

ピアノ&管弦楽Version
★★★★★★☆☆☆☆
緊張感のあるピアノ前奏で始まり、アカペラで天上の処女ルオンノタルについて語りが始まる。少しずつピアノが入ってきて再び緊張感のあるピアノが間奏で入る。途中ゲーム音楽のような間奏になっていく。
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タピオラ Op.112 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
幻想的なもやの中、かなしげな「森の主題」が現れる。この主題が形を変えて何度も繰り返されているうちに、音楽は落ち着いて静かになってくる。
おどろおどろしい重いメロディが流れた後、妖精たちが登場してきたかのような軽やかな動機が現れる。
深い森に迷い込んだような、深く暗い音楽になった後、自然の怒りをかってしまったかのよう恐ろしい音が鳴り響く。
そのカチャカチャした音がなり、音楽は淡々と進んでいく。
音が一回止まり、竜巻の中に入ったかのような何かに包まれるような音楽となり、最後は深い森の中へ吸い込まれていく感じで終わる。
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サフランの物語 [文学 日本 安房直子 さ行]


うさぎ屋のひみつ (現代の創作児童文学4)

うさぎ屋のひみつ (現代の創作児童文学4)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1988/02/22
  • メディア: ハードカバー



小さな女の子とおかあさんがまりなげをしていて、だんだん強く・速くしていくうちに、まりは遠くへ飛んでいってしまう。
女の子がまりを追いかけていくと、花畑と小さい家が見えてくる。まりは花畑でとまったので女の子も花畑へと入っていく。すると、おばあさんに、「わたしの花が、みんなだめになってしまうじゃないか」と注意される。花をつむのを手伝ったら許してくれるということになり、エプロンいっぱいにサフランの花をつむ。

つんだ紫色の花を乾かしそれを大きなお鍋に入れて煮るとどんどん黄色くなっていく。その黄色くなったもので黄色いリボンをおばあさんは作って女の子にくれる。楽しくてスキップしているうちに、女の子は黄色い鳥に変わってしまう。

なかなか帰ってこない娘を探しにお母さんがおばあさんの家にやってくる。おばあさんの家へうまく入り込み、娘が黄色い鳥にかえられてしまったことを見てとったお母さんは布でねずみを作り、そこに命を吹き込み娘が入れられている鳥かごをかじらせる。

なんとか逃げたお母さんと女の子。誰もいない野原で静かに目を覚ます。女の子の頭の上には黄色いリボンがついていた。

少し恐ろしいが、母の愛情を感じられる作品。
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大洋の女神 Op.73 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
幻想的な弦の音の中、かもめの鳴き声のような音がなり始まる。
優雅で美しい旋律が流れ始め、穏やかで平和な空間が作られる。
段々と暗さを帯びて重くなっていく。かもめも悲しげに鳴き始まる。
海が大きく荒れているようなうねりのある音楽になっていく。
最後は波も収まり、静かにかもめが飛んで終わる。
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夜の騎行と日の出 Op.55 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
勇ましい、弦の単音によるまさに「騎行」という感じのメロディで始まる。
結構長い時間この「騎行」のテーマが流れた後、そのテーマの上で物悲しいメロディが管楽器によって奏でられる。
その後、少し不穏な空気が流れ出す。弦楽器によって、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」の出だし部分のような悲劇的なメロディが奏でられた後、静かに穏やかになる。
弦のピッチカートが、平和な雰囲気を作り出した後、ホルンがゆったりとしたファンファーレを奏でる。
最後はまさに「日の出」といった感じの壮大で清らかな雰囲気に満たされる。
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レンミンカイネン組曲 Op.22 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD




第一曲:レンミンカイネンと島の乙女たち
★★★★★★☆☆☆☆
カモメが遠くで鳴いているような音で始まる。
その後少し劇的にスピードを上げ緊張感が高まる。
混沌とした雰囲気が一段落すると、少し明るく楽しげになる。
段々とテンポを落とし、壮大な感じになっていく。
ドラマティックに盛り上がった後、静かになっていき穏やかに終わる。

第二曲:トゥオネラの白鳥
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとした音楽で広大な湖をイメージさせる音楽が流れる。その上をイングリッシュ・ホルンの優美な静かなメロディが流れる。少し悲しげ。基本、静かで穏やかに曲は進むので10分近いので若干飽きなくはないが、雰囲気は綺麗。

第三曲:トゥオネラのレンミンカイネン
★★★★★★★☆☆☆
おどろおどろしい弦のトレモロで始まる。これが結構長く続いた後、悲しげな短い動機が展開されていく。決然とした息の長いメロディが流れ、戦闘へ向かうかのような勇ましい雰囲気となる。
少し静かになり、悲しげな旋律が流れる。
再び盛り上がって行き、雷のような音が鳴り響き、再び静かになる。
静かなトレモロが始まり、緊張感が高まっていく。
二(四?)拍子の舞曲風な感じになった後、
再び嵐と雷が吹き荒れ、おどろおどろしい感じになる。
最後は悲しげに静かに終わる。

第四曲:レンミンカイネンの帰郷
★★★★★★★☆☆☆
弦の刻むような勇ましいトレモロの中、戦闘的な勇壮なメロディが奏でられ続ける。壮大さに満ちた格好良い曲。
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吟遊詩人 Op.64 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
ハープの前奏で始まり、幻想的で幽玄な雰囲気を弦が作り出す。再びハープが登場し静かにメロディ(分散和音?)を奏でる。
恐らくハープは、静かに語る吟遊詩人を表しているのだろう。
少し悲しみを帯びた旋律がしばらく流れる。
最後は少し元気になり、弦とハープの対話の後、静かに終わる。
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木の精・舞踏間奏曲 Op.45 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
木の精  Op.45-1
★★★★★★☆☆☆☆
弦楽器の、高音の単音による前奏?で始まる。結構幻想的な感じ。
短い動機が細かく演奏される。精霊たちがお互い静かに会話している感じ?
若干メロディアスな、少し息の長い旋律が重なり合いながら奏でらる。精霊たちが動き回っている感じ?最後は悠々と終わる。

舞踏間奏曲 Op.45-2
★★★★★★★☆☆☆
ハープの水が流れるような前奏で始まり、悲しみを帯びた旋律をオーボエが奏でて始まる。
その後優雅なワルツとなる。とても綺麗な雰囲気。
最後は少しスピードをあげて終わる。
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IL Trovatore (イル・トロヴァトーレ) [オペラ イタリア ヴェルディ]


Il Trovatore [DVD]

Il Trovatore [DVD]

  • 出版社/メーカー: C Major
  • 発売日: 2013/04/01
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
アリア  :★★★★★★★★☆☆
音楽全体 :★★★★★★★★☆☆

ヴェルディの17作目。

私が、「椿姫」の次に観たヴェルディのオペラ。当時あまりにメロディの美しさ、ドラマティックさに感動し、もう一度観たいと何度も思いながらなかなか二度目を観る機会がなかった作品。ちなみに、当時観たのはこのDVD。


ヴェルディ:歌劇≪イル・トロヴァトーレ≫ウィーン国立歌劇場1978年 [DVD]

ヴェルディ:歌劇≪イル・トロヴァトーレ≫ウィーン国立歌劇場1978年 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2011/01/19
  • メディア: DVD



ヒロインのカヴァイヴァンスカの凛とした姿が素晴らしい名盤。

第一幕
前奏曲から劇的。結構短くすぐに歌に入る。
子どもがロマ女性にさらわれ焼き殺されたかもしれないことを語るバリトン・ソロも劇的で素晴らしいし、そのあとのヒロイン・レオノーラが自分の恋する気持ちを歌うアリアがあまりにもメロディが美しい。そのあとに登場する主役マンリーコが吟遊詩人に扮して歌う、ロマ風の少し哀愁漂うメロディも素晴らしい。最後の三重唱も非常に劇的。

短いながらかなり充実した幕となっている。

第二幕
前半は、ロマ女性アズチェーナを中心に物語が進むので、全体的にロマ風音楽が支配している。かなりエキゾチックな雰囲気が楽しめる。
初めに有名な合唱曲が流れ、その後アズチェーナがかつての事件を物語る場面はかなりドラマティック。

後半は、マンリーコ、そのライヴァル・ルイスのそれぞれの美しく優美なソロで始まり、レオノーラの清麗な美しいソロも聴ける。最後は第一幕同様三重唱でドラマティックに終わる。

第三幕
兵士たちの勇壮な合唱で始まる。かなりカッコ良い合唱曲。
その後、ルイス、アズチェーナ、マンリーコ、レオノーラとそれぞれソロを歌うのだが、どれもかなり内省的で悲しげな旋律。
最後は、アズチェーナが火炙りの刑になるという知らせがマンリーコのもとに届き、音楽が一気に激しくなりドラマティックに終わる。

第四幕
レオノーラが、とらわれているマンリーコの牢へ来ている場面から始まる。
彼女がマンリーコへの想いを歌った超有名なアリア「恋ばバラ色の翼に乗って」が歌われるのだが、何度聴いても、そんなに名曲か?と思ってしまう。CDで音だけで場面も分からず聴いても良さがわからないのかと思い、今回DVDで文脈なども知った上で映像付きで観たがやはりイマイチ分からない。このあと「主よ、憐れみ給え」という合唱に乗せて歌う彼女のソロの方がよっぽど美しくいい曲だと思う。
このあと、マンリーコとアズチェーナの穏やかな二重唱、マンリーコとレオノーラの二重唱と叙情的な曲が続きが、最後一気に劇的になり終わる。

ドラマティックな名作だと思う。
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ポホヨラの娘 Op.49 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
大地から何かが湧き出てくるような低音で始まる。
静かな若干不気味なメロディがオーボエ?によって奏でら弦に引き継がれる。
段々とスピートが上がって行き、明るさが差しはじめる。
その後少し幻想的な雰囲気がしばらく続く。
何かが荒れ回るような音楽が続き、宇宙的な広がりを見せた後、堂々とした開放感に満ちたメロディが流れる。
最後は消え入るように静かに終わる。

様々な情景が浮かぶ色彩感豊かな曲ではあるが、若干散漫な感じ。
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イン・メモリアム Op.59 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
低音の弦楽器の唸るようなゆったりとした音で始まる。ティンパニーも加わり段々とうねるように盛り上がっていく。
少し落ち着き、悲しげなメロディが静かに奏でられる。
下降していく音階がひたすら繰り返され、まるで地獄へ引きずり込まれていくような暗い雰囲気になった後、ゆったりとした荒涼とした雰囲気となる。
悲痛な叫びをあげた後、静かに終わる。

かなり暗い曲だがメロディが美しいので聴ける。
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フィンランディア Op.26 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★★★★
力強く悲劇的な序奏で始まる。
少し静かになり、美しいメロディが管楽器と弦楽器により奏でられ、悲壮感が漂う。
その後勇ましく、ファンファーレがなりティンパニーの音も鳴り響き戦闘へ向かう行進曲風になる。
賛美歌風の美しいメロディが奏でられ穏やかで平和な空気が流れる。
その後再び盛り上がり、最後は堂々と終わる。

浪人時代何度も聴いて勇気をもらった最高に美しく格好良い曲。
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ある情景への音楽 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
分厚い弦の、悲壮なメロディで始まる。
管楽器がなった後、楽しげなお祭り気分となる。
その後再び悲しげな雰囲気が訪れる。
再び楽しげなお祭り気分となりそのまま終わるかと思いきや突然悲しげなメロディが流れ不意に終わる。
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森の精 Op.15 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
弦の刻んだスタッカート気味のこ気味良い期待感に満ちた序奏で始まる。
ファンファーレ的なものが何度かなった後、段々と霧が立ち込めてきて不穏な雰囲気になる。
管楽器が、「タッタータータタッタ」という主要動機を様々なかたちで繰り返す。恐らくこの動機が森の精の動機なのだろう。
中盤、ファンファーレが鳴り響き勝利感に満ちた堂々たる雰囲気となる。
その後、穏やかな安らぎに満ちた雰囲気となり、チェロが朗々と優しいメロディを奏でる。途中ピッチカートによる伴奏が入る部分は幻想的であり非常に美しい。段々と伴奏がカチャカチャした感じになっていくが、チェロのメロディは優雅。
悲しげなファンファーレがなり、葬送行進曲風になる。悲劇的に盛り上がって行きティンパニーの音が鳴り響き終わる。

非常に色彩豊かなドラマティックな曲。
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春の歌 Op.16 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
穏やかで暖かな弦の響きで始まる。寒い冬からやっと明るい春がやってきたような、少し冷たさを感じながらもぬくもりを皆でじわっと感じているような雰囲気。
外へ繰り出し、目の前に広がる大自然を眺めているかのような壮大な音楽が展開される。
少し悲劇的なメロディを挟みながら段々と劇的に盛り上がっていく。
鐘の音もなりクライマックスを迎えた後、天に登っていくかのような清廉な雰囲気となり堂々と終わる。
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エン・サガ(ある伝説) Op.9 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
幻想的な雰囲気で始まり、東洋風のメロディが流れる。
その後勇ましい戦闘に向かうかのような英雄的なテーマが流れる。
段々と壮大な大自然を表すかのような音楽へとなっていく。
中盤、突然少し引いたような感じになり、若干穏やかになる。
英雄的なテーマが穏やかに少し悲しげに奏された後、段々と盛り上がって行き、明るさへ向かおうとする気持ちと、それを押し戻そうとする気持ちの対決となる。
最後は静かに消え入るように終わる。

フルトヴェングラーやトスカニーニが気に入っていたのもよくわかるドラマティックで美しい作品。
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ダフニスとクロエー [文学 その他]


ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)

ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1987/03/16
  • メディア: 文庫



数年前、「ダフニスとクロエ」というラヴェル作曲のバレエを生で観た。あまり期待していなかったのだが、結構良く心に残っていた。

是非原作も読みたいと思っていたのだが、品切重版未定になっており手にできなかったのだが、昨年復刊され手に入れた。

三島由紀夫が『潮騒』を書く際にもモデルにしたとも言われており、ゲーテの絶賛しているらしい。

高貴な生まれながらも、島に捨てられることになったダフニスとクロエー。初めは山羊と羊の乳で育てられていたがそれを見た山羊飼と羊飼が自分の子供として育て、二人は仲良くなり、段々と仲を深めていき、神様や長老たちの力添えにより性にも目覚めていき、最後は実の親にめでたく出会い二人は結婚するという話。

ストーリーとしてものすごく面白いか、と言われるとそこまでではないが、シェイクスピアの様々な作品の原型になっていることも想像できるし、純朴な少年少女がどのようにして性に目覚めていくのかということが爽やかに描かれているのも悪くない。

短い作品でもあるし、それなりに面白かった。
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くまの楽器店 [文学 日本 安房直子 か行]


くまの楽器店

くまの楽器店

  • 作者: 安房 直子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/08/27
  • メディア: 単行本



のはらの真ん中のニレの木の下に、「ふしぎや」というくまが営む楽器店がある。
そこに様々な問題を抱えたお客がやってきて、くまが楽器を選んであげることで、その問題を解決してあげる話。あんびるやすこの「魔法の庭」シリーズの原型的な作品か。

1. ふしぎなトランペット      雨の日で退屈していた男の子         トランペット
2. 月夜のハーモニカ        育てているブドウを甘くしたいぶどう園の主人 ハーモニカ
3. 野原のカスタネット       お腹をすかせたねずみの子          カスタネット
4. さむがりうさぎのすてきなたいこ さむがりのうさぎ              たいこ

音楽のすばらしさを改めて感じさせてくれる暖かい良書。
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交響曲 第九番 ホ短調 新世界より [ドヴォルザーク 交響曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★★☆
不穏な空気を醸し出す、若干悲劇的ながらどこかワクワクするような長めの序奏の後、広大な宇宙をイメージさせる第一主題がホルンによって朗々と奏でられる。第二主題はゆったりとした平和な感じ。展開部も壮大な漢字で格好よい。穏やかな平和な雰囲気が戻ってきた後だんだんと盛り上がり、壮大に終わる。

第二楽章
★★★★★★★★★☆
もやっとした序奏の後、ティンパニーが鳴り響き、「家路」として有名な郷愁を誘う美しいメロディがイングリッシュ・ホルンによって奏でられる。続いて第一主題を少し変化させたような若干悲しみを帯びた旋律が弦によって奏でられ、再び第一主題が少し変化をもって奏でられる。展開部は物悲しい内省的で幻想的な雰囲気となる。草原で鳥たちがささやきあうような感じになった後、第一楽章のメロディが登場する。
最後は第一主題が回帰され終わる。

第三楽章
★★★★★★★★★☆
壮大な宇宙を感じさせる力強い始まり。穏やかな大草原をイメージさせる牧歌的なメロディが続くが、すぐに宇宙的な雰囲気に戻る。少し優雅で牧歌的な中間部の後、宇宙的ー大草原ー宇宙が回帰され最後は華やかにファンファーレが鳴り響き終わる。

第四楽章
★★★★★★★★★☆
汽車が出発するような段々と迫ってくる感じの序奏を経て、英雄的な悲壮な感じの第一主題が奏でられる。第二主題はすこし悲しげだけれども穏やかな雰囲気。第一主題のメロディ、第二楽章のメロディなどを色々と織り交ぜながら曲は進んでいく。平和な展開部を経て、ファンファーレが鳴り響き平和な雰囲気が一度訪れるが、その後盛り上がり華やかに明るく終わる。

美しいメロディに彩られた格好良い曲。世界中で何度も演奏されるのが分かる超名曲。
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交響曲 第八番 ト長調 [ドヴォルザーク 交響曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
重厚感のある弦による序奏の後、鳥の声を模したようなフルートの音が鳴り響き、明るく伸びやかな第一主題となる。第二主題は短調による美しい旋律。壮大な雰囲気ととなり、終わる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
若干悲しげな美しいゆったりとした旋律を弦が奏でて始まる。森の中で何かと何かが対話しているかのような部分を経て、少し盛り上がる。中間部は少し明るい牧歌的な感じとなる。後半大自然を模したような美しく広がりのある雰囲気となり、最後は

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
物悲しく美しい旋律のワルツで始まる。その後すこし明るく楽しげなワルツが流れる。物悲しいワルツに戻った後、ガチャガチャした楽しげな雰囲気になり終わる。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
華やかなファンファーレが鳴り響き、ティンパニーが静かになった後、伸びやかで美しい主題をチェロが奏でる。その後18の変奏曲となるのだが、変奏曲だとわからないくらい変化に富んだ、厳格な対位法を用いた感じだとか、やさしく語るような感じだとか、英雄的な感じだとかが出てきて全く飽きさせない。

各楽章個性がたっていてかなり聴きやすい。「新世界より」とは違った楽しみ方のできる交響曲ではある。
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交響曲 第七番 ニ短調 [ドヴォルザーク 交響曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
ティンパニーの音と共に、悲劇的なメロディが奏でられ悲痛な第一主題が奏でられる。第二主題は穏やかだが、段々と明るく盛り上がっていく。一度落ち着いて物悲しいメロディの展開部が始まる。再現部を経て静かに終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかでやさしい緩徐楽章。夢見るような旋律が流れる。
ホルンのファンファーレ風の牧歌的なメロディが流れた後、壮大な雰囲気となる。最後は静かに終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
若さあふれる前向きな雰囲気始まるが、段々と悲劇性を帯びてくる。悲しげな中にどこか決然とした感じがある。中間部は穏やかで平和。最後は決然とした雰囲気に戻り、盛り上がって終わる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇性の強い重い始まり。第二主題は軽やかで牧歌的な感じ。もやっとした展開部を経て、主題が回帰され、悲劇的に盛り上がって終わる。

第一楽章は悪くないが、あとは普通。
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スラブ舞曲第一集 Op.46 [ドヴォルザーク 管弦楽曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



管弦楽バージョン

第1番 プレスト ハ長調 4分の3拍子。フリアント、複合三部形式。
★★★★★★★☆☆☆
オーケストラの音が分厚く結構華やかな雰囲気で始まる。ピアノバージョンよりも明るく楽しげ。

第2番 アレグレット・スケルツァンド ホ短調 4分の2拍子。ロンド風のドゥムカ。
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノバージョンよりも暗く重い感じ。メロディの美しさや切なさはこちらのほうが際立っている気がする。中盤楽しげになるところはかなり盛り上がる。

第3番 ポーコ・アレグロ 変イ長調 2分の2拍子。ロンド風、ポルカ風の曲。
★★★★★★☆☆☆☆
かなり優雅で牧歌的な感じ。スピードが上がり盛り上がる部分はピアノバージョンよりも楽しげ。途中の少しおどけた部分は、オーケストラの豊かな音色が良い味を出している。

第4番 テンポ・ディ・ミヌエット ヘ長調 4分の3拍子。ソウセツカー風、複合三部形式。
★★★★★★☆☆☆☆
非常に高貴な雰囲気で始まる。中間部のおどけた感じの部分もピアノバージョンよりも色彩感豊かで綺麗。途中出てくるヴァイオリンのソロも民族色豊かで哀愁漂う美しい部分。

第5番 アレグロ・ヴィヴァーチェ イ長調 4分の2拍子。スコチナーとヴルタークによるロンド形
式。
★★★★★☆☆☆☆☆
躍動感に満ちた曲。ピアノバージョンだとつまらないが、オケバージョンだと心弾む楽しげな曲になる。

第6番 アレグレット・スケルツァンド ニ長調 4分の3拍子。ソウセツカー、複合三部形式。
★★★★☆☆☆☆☆☆
優雅な感じの曲。若干退屈。

第7番 アレグロ・アッサイ ハ短調 4分の2拍子。テトカ(モラヴィアの舞曲)、クヴァピーク(チ
ェコの舞曲)などの組み合わせ、自由なロンド形式。
★★★★★★☆☆☆☆
哀愁漂う異国情緒漂う雰囲気と楽しい雰囲気が音色豊かに奏でられる。ピアノバージョンよりも楽しめる。

第8番 プレスト ト短調 4分の3拍子。フリアント、複合三部形式。
★★★★★★☆☆☆☆
かなり情熱的で迫ってくる感じがある。

ピアノが原曲の場合、基本的にはオーケストラアレンジよりもピアノバージョンの方が良いことが多いのだが、この曲集はオケバージョンの方が良い。
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交響曲 第六番 ニ長調 [ドヴォルザーク 交響曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
牧歌的な美しい旋律で始まる。段々と力強さを増して行き、高貴で優雅な雰囲気となる。
長大な展開部、再現部を経て終わる。冗長。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
物悲しげな優しい主題。暗く重い旋律、夢見るようなやさしい旋律が挟まれるロンド形式。後半盛り上がるが、最後は消え入るように終わる。綺麗ではあるが、若干退屈。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
心躍るような激しい雰囲気で始まる。激しく襲いかかるような部分と、少し優雅ななめらかな部分の対比が非常に格好よい。中間部の牧歌的な平和な雰囲気も悪くない。初演時何度もアンコールがかかったのも分かる楽章。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
穏やかに叙情的に始まり段々と盛り上がっていく。力強く短いパッセージが何度も繰り返される。力強い部分と穏やかな部分の対比が面白い。最後は堂々と盛り上がって終わる。

後半の二楽章は悪くない。
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交響曲 第五番 ヘ長調 [ドヴォルザーク 交響曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
のどかな牧歌的な雰囲気で始まる。段々と英雄的な雰囲気になっていく。再び牧歌的な雰囲気に戻り、静かに終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
暗く重く物悲しい旋律で始まる。中間部は優しく夢見るような旋律。再び物悲しい旋律が回帰され静かに終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
不安定な和音で始まる。主題に入るとワクワクした感じの明るく楽しげな雰囲気となる。若干哀愁漂う美しいメロディが心に残る。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的な雰囲気で始まるが、主題に入ると明るく前向きになる。第二主題はゆったりとしたリラックスした雰囲気。英雄的な展開部を経て、第一主題、第二主題が回帰され、最後は異様な盛り上がりを見せて終わる。

悪くはない。
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交響曲 第四番 ニ短調 [ドヴォルザーク 交響曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした優雅な始まり。宮廷音楽のような高貴な響きがある。
第二主題は若干悲劇的な響きがある。
展開部は優雅だが物悲しいメロディ。最後は優雅な第一主題に戻り、劇的に終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
管楽器ののどかな音色でゆったりと始まる。壮大で息の長い旋律が奏でられる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
力強く始まる。ベートーヴェンのスケルツォ楽章を彷彿とさせる。かなり格好よい雰囲気。
中盤は若干行進曲風。その後力強く英雄的な主題が戻ってくる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
少し跳ねた感じで始まる。少し優雅で伸びやかな雰囲気になり、盛り上がっていく。最後も力強く終わる。

悪くはない。
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交響曲 第三番 変ホ長調 [ドヴォルザーク 交響曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
広がりのある優美な始まり。段々と力強さを増していく。「タ~タララララララ~」という主題が何度も所々に顔を出すのが面白い。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しいすすり泣くような始まり。その後も悲しげな描写が音楽で綴られる。
中盤、少し明るく爽やかな森を歩いているかのような雰囲気となる。ハープの音と弦の低音が綺麗。
再び物悲しい雰囲気に戻るが、最後は明るく終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
壮大で軽快に始まる。ロンド形式で間に高貴で伸びやかなメロディが挟まれる。

全体的に聴きやすく締まった印象の曲。悪くはない。
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ゴリオ爺さん [文学 フランス]


ゴリオ爺さん(新潮文庫)

ゴリオ爺さん(新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: Kindle版



サムセット・モームの『世界の十大小説』で紹介されている作品の一つ。
自分の二人の娘を貴族社会の中で、幸せに暮らさせるために、自分の生活や財産を切り詰めながら暮らす、引退した商人ゴリオ爺さんの話。

ゴリオ爺さんと、最後はゴリオ爺さんの最期を看取ることになるウージェーヌが住む下宿屋ヴォケー館の様々な住人たちがそれぞれ良い味を出している。

金はあっても、欲望にまみれ、内面的に腐っている貴族や成功した商人たちに対して、貧しくはあるが、心清らかな人々、脱獄囚ではあるが、真っ直ぐで人々から愛されているヴォートランなどが、対比的に描かれている。

興味深い話ではあるのだが、退屈な描写が多く、結構疲れる本であった。

そしてフランス文学によく見られる描写なのだが、何故結婚している「~夫人」のような人が、夫以外の人と平気で恋愛し、周りもそれを認め、夫もそれを認めるのかよくわからない。以前フランスは、政略結婚をし、本当の恋愛は不倫で行う、といった内容を読んだことがあり、当時からその状況が当たり前だったのだろうが、わかっていてもなんとなく心と体に入っていかない。

私にとってはイマイチだった。
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交響曲 第二番 変ロ長調 [ドヴォルザーク 交響曲]


9 Symphonies

9 Symphonies

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/11/09
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
平和で穏やかな第一主題。オペラの出だしのような物語性のある雰囲気。第二主題は若干悲しげな雰囲気も入るが、基本牧歌的な感じ。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
緩徐楽章。幻想的な竹林を連想させる始まり。物悲しいメロディが奏でられる。流麗で静かな雰囲気で進む。中盤から少し英雄的な壮大な雰囲気へと変わっていく。再び穏やかな雰囲気となるが、最後ティンパニーが鳴り響き豪雨のような雰囲気となる。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
静かに始まるが、そのうち牧歌的なミドルテンポの優雅な雰囲気となる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
英雄的な勇壮な始まり。第二主題もゆったりとして優しい。全体的に勇壮な雰囲気の最終楽章。

悪くはないが胸に残るメロディはあまりない。
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Oliver Twist [文学 イギリス Dickens]


Oliver Twist (Wordsworth Classics) (English Edition)

Oliver Twist (Wordsworth Classics) (English Edition)

  • 出版社/メーカー: Wordsworth Editions
  • 発売日: 2011/10/01
  • メディア: Kindle版



今年は久しぶりにChales Dickens作品を、読み直してみようと思った。
10年くらい前、結構集中的に彼の作品を読んだのだが、結構英語が難しく、わからない単語も多かったので理解があまりできない部分が多かった。

時間が経ちそれなりに語彙力も増えたので再読してみようと考えた。

このOliver Twistはミュージカル化されたりして、映像作品を何度か見たので、結構情景が前回より目に浮かび、ストーリーも頭に入っていたので今回はかなり読みやすかった。

ミュージカル版は、結構話が改編されているのがわかった。

ミュージカル版では登場しない、Roseという女性がかなり魅力的だった。ストーリーとして感動的だったり、圧倒的な読後感を得られる、といった感じではないが、名作と言われているだけあるし、何度も映像化されているだけあり、それなりにワクワクした感じをずっと持ちながら読めた。
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