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イギリス組曲、フランス組曲、パルティータ、まとめ [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]

◎イギリス組曲
1. イ長調 3.90 中間退屈
2. イ短調 3.86 退屈
3. ト短調 6.57 悲劇的でドラマティック
4. ヘ長調 4.86 明るく楽しい
5. ホ短調 5.14 緊張感があり疲れる
6. ニ短調 5.38 高い緊張感で息苦しい

◎フランス組曲
1. ニ短調 4.67 優雅
2. ハ短調 4.83 退屈、サラバンドはGood
3. ロ短調 4.00 退屈
4.変ホ長調 5.43 開放感があり楽しいメロディ
5. ト長調 5.71 明るく、メロディが綺麗 
6. ホ長調 4.75 玄人受け

◎パルティータ
1.変ロ長調 6.00 前向き
2. ハ短調 4.33 重々しく暗い
3. イ短調 5.29 こじんまり、内省的
4. ニ長調 5.71 結婚式のドラマ
5. ト長調 5.43 遊び感覚に溢れている
6. ホ短調 5.86 悲劇的、内省的


1位:イギリス組曲 第三番  ト短調 6.57
2位:パルティータ 第一番 変ロ長調 6.00
3位:パルティータ 第六番  ホ短調 5.86
4位:パルティータ 第四番  ニ長調 5.71
   フランス組曲 第五番  ト長調 5.71
6位:パルティータ 第五番  ト長調 5.43
   フランス組曲 第四番 変ホ長調 5.43
7位:イギリス組曲 第六番  ニ短調 5.38
8位:パルティータ 第三番  イ短調 5.29

こう見るとパルティータは全体的に名曲が多い気がする。
そして長調が多い中、一位のイギリス組曲のト短調はかなり光っているように思う。
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パルティータ 第六番 BWV830 ホ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:パルティータ全曲

バッハ:パルティータ全曲

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/04/21
  • メディア: CD



1.トッカータ
★★★★★★★☆☆☆
10分近くある大曲。非常に劇的な美しいメロディで始まる。この劇的な部分が2分30秒ほど続いた後、内省的で壮大なフーガが形成される。聴き応えのある素晴らしいフーガである。最後に劇的な始めのフレーズが回帰されて終わる。

2.アルマンド
★★★★★★☆☆☆☆
美しい、トッカータの内省的な雰囲気を残しながらも、おとなしい憂いを帯びた穏やかな曲。

3.クーラント
★★★★★★☆☆☆☆
スピード感のある、こちらも綺麗なメロディを持った曲。

4.エア
★★★★★★☆☆☆☆
「the バロック」という雰囲気の悲劇的でいてどこか郷愁を誘うような曲。

5.サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
アルマンドに似た雰囲気の穏やかな曲。こちらも非常に内省的で静かな曲。

6.テンポ・ディ・ガヴォット
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも悲劇的で暗いスピード感のある曲。この作品中では今一歩か。

7.ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
普通のフーガといった感じ。最後まで悲劇的で内省的な雰囲気を壊さず全曲を通している。

冒頭から最後まで悲劇的で内省的な曲。しかしメロディは立っておりそれなりに聴きやすい。最後の2曲がもう少しわかりやすい感じだったらさらに良い曲になっていたきがする。
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パルティータ 第五番 BWV829 ト長調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:パルティータ全曲

バッハ:パルティータ全曲

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/04/21
  • メディア: CD



1.プレアンブルム
★★★★★★★☆☆☆
ベートーヴェンのピアノ・ソナタを彷彿とさせる、激しさと美しさを兼ね備えた堂々たる前奏曲。短いが非常に充実した作品である。

2.アルマンド
★★★★★☆☆☆☆☆
憂いを帯びたミドル・テンポの曲。

3.クーラント
★★★★★★☆☆☆☆
非常にスピード感のある、ショパンの練習曲のような作品。

4.サラバンド
★★★★★☆☆☆☆☆
対位法をうまく用いた美しいメロディを持った穏やかな作品。

5.テンポ・ディ・ミヌエッタ
★★★★★★☆☆☆☆
いわゆるメヌエット。リズムや形式が非常に面白く次々に色々な音楽が登場する。短いがおなか一杯の曲。

6.パスピエ
★★★★☆☆☆☆☆☆
フランスの舞曲らしい。この曲の中においては普通の曲。

7.ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある曲だが、あまり面白くはない。

全体的に一曲一曲が短く飽きずに聴ける。ビートルズでいう「ホワイト・アルバム」的な感じで、遊び感覚にあふれた様々なバッハの側面を楽しめる曲集となっているのではないだろうか。
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パルティータ 第四番 BWV828 ニ長調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:パルティータ全曲

バッハ:パルティータ全曲

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/04/21
  • メディア: CD



1.序曲
★★★★★★☆☆☆☆
この曲でも完成された曲。ファンファーレのような華やかな出だしから美しい前奏曲が流れる。
前奏曲が終わり、ポツポツと音を置く感じのゆったりとした曲になり、その後流れるような美しい旋律が奏でられる。段々と盛り上がりを見せ、圧倒的な音量でフィナーレを迎える。

2.アルマンド
★★★★★★★☆☆☆
こちらもこの曲だけで完成された長大な曲。ゆっくりとした非常に美しいメロディがひたすら流れる。どこか憂いを伴った、しかし喜びのある、結婚前の幸せだけど不安な気持ちを曲にしたかのような色々な感情が込められた名曲。

3.クーラント
★★★★★★☆☆☆☆
ミドルテンポの跳ねるような曲だが、メロディは美しい。

4.アリア
★★★★★★☆☆☆☆
結婚式の入場にも使われそうな、幸福感に満ちた華やかな曲。メロディも綺麗。

5.サラバンド
★★★★★☆☆☆☆☆
非常にゆったりとした曲。穏やかな心落ち着く曲。

6.メヌエット
★★★★★☆☆☆☆☆
優美な感じの綺麗な曲。途中短調に変わる部分も面白い。結構ゆったりとした曲。

7.ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
面白いリズムの曲。この曲の中ではスピード感のある曲。

結婚前夜から結婚式、そして結婚後といったドラマを感じさせる、全体が歌心に満ちた非常に美しい作品となっている。
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パルティータ 第三番 BWV827 イ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:パルティータ全曲

バッハ:パルティータ全曲

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/04/21
  • メディア: CD



1.ファンタジア
★★★★★★☆☆☆☆
幻想曲と名付けられた曲。2分弱と短い曲ながら壮大なドラマを感じさせる曲。

2.アルマンド
★★★★★☆☆☆☆☆
ほのかな悲しみを感じさせる、胸にジーンと来るような曲。

3.クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
少しスピード感はあるが、相変わらずのほの暗さがあり、心の不安が若干掻き立てられているかのような感じの迫ってくる感じの曲。

4.サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
左手の右手に答えるかのような「タラララーン」という音が印象的な曲。葬送行進曲のような趣のある曲。

5.ブルレスカ
★★★★★☆☆☆☆☆
「冗談」「洒落」などの意らしい。そこまで冗談ぽい感じはないが、装飾音がいい味を出してはいる。しかし相変わらず不安感がぬぐいきれない感じ。

6.スケルツォ
★★★★★☆☆☆☆☆
全曲同様、「冗談」を意味する曲だが、そこまでの感じではない。サラバンド同様、行進曲風の伴奏が面白い。

7.ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しみの雰囲気を持ちながらも広がりのあるどこか前向きなスピード感のある曲。

全体的にこじんまりとした内省的な曲だが、平均的で全体を通して落ち着いて聴ける佳曲ではないだろうか。
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パルティータ 第二番 BWV826 ハ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:パルティータ全曲

バッハ:パルティータ全曲

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/04/21
  • メディア: CD



1.シンフォニア
★★★★★★☆☆☆☆
ドラマティックな始まり。前奏が終わると、愁いに満ちた美しいゆったりとした本編が始まる。とても美しい作品。

2.アルマンド
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした暗い感じの曲。若干冗長な感じ。

3.クーラント
★★★★☆☆☆☆☆☆
アルマンドのスピードをあげた感じでこちらもそんなに面白い曲ではない。

4.サラバンド
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらも暗く重々しい感じ。イマイチか。

5.ロンド
★★★★☆☆☆☆☆☆
ロンドという名前からは想像されるような優雅さはない。短いが聴いていて飽きる。

6.カプリッチョ
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらもカプリッチョという名前からは想像できないような、劇的な暗い音楽。

全体的に重々しく、暗さが目立ちあまり楽しめない。一番が素晴らしかっただけに、もう一歩感がかなりある。

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パルティータ 第一番 BWV825 変ロ長調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:パルティータ全曲

バッハ:パルティータ全曲

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/04/21
  • メディア: CD



1.プレリュード
★★★★★★★☆☆☆
″the プレリュード”といった趣の、優雅さ、高貴さ、美しさに満ちた名曲。装飾音も素晴らしく段々高まっていく感じも素晴らしい。

2.アルマンド
★★★★★★☆☆☆☆
こちらもプレリュード的な趣のあるスピード感のあるメロディアスな曲。途中短調っぽい雰囲気が入る部分もきれいで良い。

3.クーラント
★★★★★★☆☆☆☆
アルマンドの雰囲気を踏襲したスピード感ある曲。展開部的なところの少し陰影のある感じもとても良い。

4.サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした綺麗な曲。こちらも高貴さが漂っている。最後の方のなが~いトリルもいい味を出している。

5.メヌエット
★★★★★★☆☆☆☆
全くメヌエットらしくはない曲。最後の方でゆっくりになり、その同じメロディを高音で弾く部分が非常に綺麗。

6.ジーグ
★★★★★★☆☆☆☆
スタッカートで終始演奏されるスピード感のある聴きごたえのある曲。

全体的に前向きでとても聴きやすい名曲だ。

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フランス組曲 第六番 BWV 817 ホ長調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:フランス組曲(全曲)

バッハ:フランス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1.アルマンド
★★★★☆☆☆☆☆☆
スピード感のある明るい曲。若干退屈な感がなくはない。

2.クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
凄まじいスピードの超絶技巧曲。しかしあまり面白い曲ではない。

3.サラバンド
★★★★★★★☆☆☆
装飾音が非常に効果的に用いられており、とても心落ち着く曲。哀愁漂うメロディが心惹かれる。「ゴルドベルグ変奏曲」の主題にも近い美しい曲。

4.ガヴォット
★★★★★☆☆☆☆☆
楽しげではあるが単調。

5.ポロネーズ
★★★★☆☆☆☆☆☆
ショパンの曲のような、民族的な感じではない。少し退屈。

6.メヌエット
★★★★★☆☆☆☆☆
何かに追い立てられているような感じ。同じメロディ・リズムが繰り返されるのは少し癖になりそうな感はあるが、そこまで魅力的な曲ではない。

7.ブレー
★★★★☆☆☆☆☆☆
スピード感のある曲。とはいえやはり退屈。

8.ジーグ
★★★★☆☆☆☆☆☆
力強い曲。途中の畳み掛けるような部分が面白くなくもないがやはり退屈。

規模も大きく、演奏するのには難しそうな曲も多いので玄人受けする曲なのかもしれないが、万人受けする曲ではない気がする。
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フランス組曲 第五番 BWV 816 ト長調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:フランス組曲(全曲)

バッハ:フランス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1.アルマンド
★★★★★★☆☆☆☆
有名な、「メヌエットト長調」(バッハの作ではないと最近は言われているが・・・)に似た、高貴さと美しさを併せ持った、メロディが綺麗なプレリュード的な素晴らしいアルマンド。

2.クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感あふれる、快活な前向きな曲。

3.サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
高貴さと優雅さに満ちた、ゆったりとした心落ち着く曲。メロディも気だるくとても良い。

4.ガヴォット
★★★★★★☆☆☆☆
短いけれでも耳を引くとても楽しげで美しい曲。シューマンの「楽しき農夫」のような雰囲気もある。

5.ブレー
★★★★★☆☆☆☆☆
明るい楽しげな曲。だが、この第五番の中にあっては少し退屈な曲。

6.ルール
★★★★★★☆☆☆☆
前曲のブレーのスピードを若干落としたかのような曲。優雅さが際立ち良い感じ。

7.ジーグ
★★★★★★☆☆☆☆
右手のソロで入り、楽しげでいて少し厳格な感じの対位法が楽しめる佳曲。


全体的に明るく、メロディも美しいものが多く、フランス組曲の中で人気があるというのもわかる。
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フランス組曲 第四番 BWV815 変ホ長調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:フランス組曲(全曲)

バッハ:フランス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1.アルマンド
★★★★★★☆☆☆☆
長調の解放感に満ちた素晴らしい曲。短いが伸びやかなメロディを持っていて聴きやすい。

2.クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
アルマンドの雰囲気を残した流れるような美しいメロディが印象的。

3.サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
左手の一音一音置いていくような演奏が印象的。美しい田園風景が目の前に広がっているようなきれいな曲。

4.メヌエット
★★★★★☆☆☆☆☆
非常に短い愛らしいメヌエット。跳ねるリズムが可愛らしい。

5.ガボット
★★★★★☆☆☆☆☆
リズミカルな、こちらも可愛らしい楽し気な曲。子供たちが庭で楽しく遊んでいる様子が目に浮かぶ。

6.エア
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い対位法を効果的に用いた聴きやすい曲。インヴェンションをイメージさせる曲。

7.ジーグ
★★★★★★☆☆☆☆
印象的なリズムとメロディが楽しい力強い曲。

解放感に満ちた明るい楽しいメロディが楽しめる佳作といえる。
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フランス組曲 第三番 BWV814 ロ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:フランス組曲(全曲)

バッハ:フランス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1.アルマンド
★★★★☆☆☆☆☆☆
かなりスピード感のある曲。正直あまり面白くない。

2.クーラント
★★★★☆☆☆☆☆☆
アルマンドに引き続き結構なスピードの曲。初めのタララランという部分が若干印象的だが、この曲もあまり面白くない。

3.サラバンド
★★★★☆☆☆☆☆☆
前二曲の雰囲気を残した、スピード感を落とした感じの曲。こちらも退屈。

4.メヌエット
★★★★☆☆☆☆☆☆
全くメヌエットらしくない、同じリズムを右手が刻み、左手がついていく感じ。途中メロディアスになるが、あまり面白くない。

5.アングレーズ
★★★★☆☆☆☆☆☆
イギリス風のという意味らしい。確かにイギリスらしい哀愁漂う感じだが、退屈。

6.ジーグ
★★★★☆☆☆☆☆☆
この三番の中では一番ドラマティックな感じだが、やはり退屈。


全体的に退屈。あまり何度も聴きたい曲ではないかも。
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フランス組曲 第二番 BWV 813 ハ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:フランス組曲(全曲)

バッハ:フランス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1.アルマンド
★★★★★☆☆☆☆☆
短調だが、どこか優雅さのある、気品に溢れた作品。

2.クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のあるかなり緊張感を強いる作品。

3.サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
美しいメロディを持った、装飾音もとても綺麗な曲。高音に音が飛ぶ部分がとても強い印象を与える。

4.エア
★★★★☆☆☆☆☆☆
スピード感のある曲。舞曲ではないらしいが、他も基本あまり踊れる曲ではないので違いを感じないが・・・。若干退屈。

5.メヌエット
★★★★☆☆☆☆☆☆
バッハのメヌエットにしては若干退屈。

6.ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
とてもドラマティックな始まり。対位法が効果的に用いられてそれなりに聴きやすい曲。
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フランス組曲 第一番 BWV 812 ニ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:フランス組曲(全曲)

バッハ:フランス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1.アルマンド
★★★★☆☆☆☆☆☆
「イギリス組曲」と違い、プレリュードで始まらない。やはり若干唐突な感じはする。スピード感のある高貴な感じの曲。あまり心に残らない。

2.クーラント
★★★★☆☆☆☆☆☆
アルマンドを反転させたような曲。こちらもスピード感と高潔感にあふれているが、やはり若干つまらない。

3.サラバンド
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした、こちらも高貴な感じの曲。やはりメロディは少し立っており聴きやすい。

4.メヌエット I
★★★★★☆☆☆☆☆
とても美しいメロディアスなメヌエット。

5.メヌエット II
★★★★★☆☆☆☆☆
メヌエット I よりも、さらに簡素を増した感じの曲。メヌエット I のメロディが回帰され終わる。

6.ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
面白いリズムの最終曲。「イギリス組曲」にあったジーグよりも、ゆったりたっぷりした感じがある。

全体的に優雅さが漂う曲。後半の方が曲としては面白い。
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イギリス組曲 第六番 BWV 811 ニ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:イギリス組曲(全曲)

バッハ:イギリス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1. プレリュード
★★★★★☆☆☆☆☆
長大なプレリュード。非常に内省的な音楽。瞑想的で自分の内面にひたすら向き合っているような音楽で始まる。2分30秒あたりからスピードをあげ、少し明るくなる。自分と向き合った結果、すこし行動に移してみようと考え動き出した感じか。行動していあるあいだも常に心の葛藤があり、内面は行ったり来たりしている感じが対位法でよく出ている。

2. アルマンド
★★★★★☆☆☆☆☆
落ち着いた感じの、綺麗なメロディを持った曲。やはりどこか瞑想的で光を見出しながらも常にストップをかける自分と戦っている感じ。

3. クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
跳ねたリズムの左手が印象的な曲。アルマンドの雰囲気を引きずっている。

4. サラバンド
★★★★★☆☆☆☆☆
装飾音の美しい、哀愁漂う曲。しかし、第一番~第五番までのサラバンドに比べ少し退屈な感じは否めない。やはり内省的な感じで、どこか吹っ切れた感じがないためだろうか、聴いていて息苦しくなる。中間部の非常にゆっくりとした今にも止まりそうな部分が、ためらいをひたすら感じさせる。

5. ドゥーブル
★★★★★☆☆☆☆☆
Doubleとスペリングされている。何がダブルなのかよくわからないが、サラバンドの雰囲気を引きずった曲。ゆったりとした単調なリズムで進んでいく。

6. ガヴォット I
★★★★★★☆☆☆☆
ガヴォットらしい愛らしさはあるのだが、やはり暗く内省的。相変わらず聴いていて苦しい。

7. ガヴォット II
★★★★★★☆☆☆☆
ガヴォットIを長調で演奏するのだが、どこかしら何故か暗さがある。定石通りガヴォットIの主題にもどる。

8. ジーグ
★★★★★★☆☆☆☆
今までの内省的な感じが嘘のように吹っ飛び、決然とした感じが漲った曲。やはり緊張感があり暗い感じは変わらないのだが、今までの息苦しい感じはない。

最後の外に開かれた感じがこの曲の救いか。とにかく高い緊張感を常に強いられる息苦しい曲だ。
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イギリス組曲 第五番 BWV 810 ホ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:イギリス組曲(全曲)

バッハ:イギリス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1. プレリュード
★★★★★☆☆☆☆☆
非常に厳格な感じの始まり。常に緊張感を強いられるような曲。

2. アルマンド
★★★★★☆☆☆☆☆
プレリュードのスピードを落とした感じの曲。相変わらずの高い緊張感。

3. クーラント
★★★★★★☆☆☆☆
対位法が効果的に用いられた、面白いリズムとメロディを持った曲。これは確かに舞曲っぽい。

4. サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
クーラントをさらにスピードを落とし、メロディを洗練させたような曲。これも踊ろうと思えば踊れる気がする。

5. パスピエ I
★★★★☆☆☆☆☆☆
パスピエとはフランス起源の速い舞曲らしい。正直ちょっとつまらない。

6. パスピエ II
★★★★★☆☆☆☆☆
可愛らしい主題を持った、跳ねた感じの愛らしい曲。すぐにパスピエ Iの主題が戻り厳しい音楽になる。

7. ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
この曲全体に漂う厳しい感じが深められた緊張感ある最終曲。

全体的に高い緊張感に支配されており、聴いていて疲れる。そんな中清涼感ある、クーラント、サラバンド、パスピエIIが、息抜きを与えてくれる。
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イギリス組曲 第四番 BWV 809 ヘ長調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:イギリス組曲(全曲)

バッハ:イギリス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1. プレリュード
★★★★★☆☆☆☆☆
インヴェンションの第一番のような始まり、明るさを持った明快な音楽。途中、少し暗さを帯びるところも良い。

2. アルマンド
★★★★★☆☆☆☆☆
高貴さに満ちた美しい音楽。ゆったりとした感じが心落ち着かせる。

3. クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
少しスピード感のある、楽しく優雅な音楽。子供が遊んでいる様子をやさしく見る親たちといった感じか。

4. サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも高貴かつ優雅さに満ちた、ゆったりとした落ち着いた音楽。

5. メヌエット I
★★★★☆☆☆☆☆☆
バッハにしてはつまらないメヌエット。左手が終始動き回っているのが面白くはあるが・・・。

6. メヌエット II
★★★★☆☆☆☆☆☆
全曲と対比されるこの曲集唯一の短調曲。こちらも若干つまらない。

7. ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
ファンファーレのような出だし。元気なスピード感のある楽しげな曲。田園的なのどかな感じ。

3番は悲劇的なドラマティックな音楽だが、4番は明るさに満ちた楽しげな音楽となっている。
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イギリス組曲 第三番 BWV 808 ト短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:イギリス組曲(全曲)

バッハ:イギリス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1. プレリュード
★★★★★★★☆☆☆
ドラマティックでメロディアス、リズム感にも溢れており、小節の頭がどこなのか聴いているだけだとイマイチわかりづらいが、ずっと聴いていると何故か違和感なく体に入ってきてしまう。名曲。

2. アルマンド
★★★★★★☆☆☆☆
プレリュードの雰囲気を引きずった、さらに悲劇性を増したかのようなスピード感のある曲。対位法も素晴らしく効果的に用いられており聴き応えがある。

3. クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
前の二曲をさらに暗くした感じの曲。すこし内省的な雰囲気がある。

4. サラバンド
★★★★★★★☆☆☆
やはり、サラバンドは名曲が多い。ゆったりとしたどこか儚げで物悲しい感じが素晴らしい。前曲のクーラントは昼下がりにお茶を飲みながら物思いにふけっている感じだったが、こちらは真夜中眠られずひとり悶々と思い悩む感じがある。

5. ガヴォット I
★★★★★★★☆☆☆
愛らしい舞曲なのだが、短調の物悲しい感じがあり、単なる間奏曲という域をでて、独立した曲として素晴らしい。

6. ガヴォット II
★★★★★★★☆☆☆
全曲の展開部のような、明るい雰囲気で始まる。とっても愛らしい曲。最後は前曲の物悲しいテーマにもどる。

7. ジーグ
★★★★★★★☆☆☆
終局にふさわしい、堂々たる曲。どこまでも広がっていきそうな凄まじいフーガを形成する。

これは、相当の名曲なのではないだろうか。
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イギリス組曲 第二番 BWV 807 イ短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:イギリス組曲(全曲)

バッハ:イギリス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1. プレリュード
★★★★☆☆☆☆☆☆
短調ということで、結構暗い。悪くはないが、何度も聴きたい類の音楽ではない。

2. アルマンド
★★★☆☆☆☆☆☆☆
こちらも単調で、プレリュードをさらにこじんまりさせた感じ。

3. クーラント
★★★☆☆☆☆☆☆☆
2のアルマンドを反転させたような音楽。こちらもあまり魅力的ではない。

4. サラバンド
★★★★★☆☆☆☆☆
けだるい感じ、美しいメロディ、ゆったりとした雰囲気、この曲の中ではやはり、このサラバンドが抜きんでている。装飾音もとてもきれいだ。

5. ブーレI
★★★☆☆☆☆☆☆☆
こちらも退屈。左手の伴奏がいい味を出していたりはするが・・・。

6. ブーレII
★★★★☆☆☆☆☆☆
これは、踊れる。和音でメロディを奏でるのが結構綺麗。

7. ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
これもぎりぎり踊れる感じ。短調ながら明るさも帯びており、それなりに楽しい。

全体的に退屈感は否めない。
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イギリス組曲 第一番 BWV 806 イ長調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]


バッハ:イギリス組曲(全曲)

バッハ:イギリス組曲(全曲)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1994/10/21
  • メディア: CD



1. プレリュード
★★★★★☆☆☆☆☆
長調の華々しいファンファーレのような始まり。プレリュード(前奏)という何ふさわしい華やかさと、どこかしら懐かしさを感じさせる曲。

2. アルマンド
★★★★★☆☆☆☆☆
綺麗なメロディを持った、落ち着いた曲。主題がひたすら追いかけっこで進んでいくのがよくわかって良い。

3. クーラントI
★★★☆☆☆☆☆☆☆
若干退屈な曲。

4. クーラントII
★★★☆☆☆☆☆☆☆
全曲に引き続き特徴がなく、ただ何となく曲が進む。

5. ドゥーブルI(変奏)
★★★☆☆☆☆☆☆☆
変奏曲ということだが、これも退屈。

6. ドゥーブルII(変奏)
★★★☆☆☆☆☆☆☆
5と同じく、目立ったところがない。

7. サラバンド
★★★★★☆☆☆☆☆
「ゴルドベルク変奏曲」を彷彿とさせる、ゆったりとしたアンニュイでどこか哀愁漂うメロディ。この曲は結構良い。

8. ブレーI
★★★☆☆☆☆☆☆☆
これもただの追いかけっこでつまらない。

9. ブレーII
★★★★☆☆☆☆☆☆
短調の曲で、Iよりは楽しく聴ける。

10. ジーグ (Gigue)
★★★★★☆☆☆☆☆
ラストにふさわしい堂々とした華やかな曲。プレリュードと同じような雰囲気を持つ。

中盤が若干間延びした感じ。
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