きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265 [モーツァルト ピアノ小品]
ヴィレム・ファン・ナッサウによる7つの変奏曲 二長調 K.25 [モーツァルト ピアノ小品]
グラーフのオランダ語歌曲による8の変奏曲 ト長調 K.24 [モーツァルト ピアノ小品]
評価
★★★★★☆☆☆☆☆
民謡風の易しいメロディを持った主題。
第一変奏は結構ドラマティックで民謡風な感じが取り払われる。
第二変奏は流れるような雰囲気になる。
第三変奏で若干元気なリズムになり少しドラマティックになる。
第四変奏はスピード感が有り畳み掛けるうよな感じ。
第五変奏は追いかけっこのような子供が楽しく遊んでいる感じ。
第六変奏も面白いリズム。右手が転げまわる。
第七変奏はゆったりとした雰囲気になる。民謡風な感じは優雅で高貴な雰囲気。
第八変奏はスピード感のあるラストにふさわしいフィナーレ感がよく出た曲。
それぞれの変奏が素材を活かしており、それなりに面白い曲と言える。
私はランドールによる12の変奏曲 変ホ長調 K.354 [モーツァルト ピアノ小品]
パイジェルロの主題による6つの変奏曲 ヘ長調 K.398 [モーツァルト ピアノ小品]
サリエリの主題による6つの変奏曲 ト長調 K.180 [モーツァルト ピアノ小品]
メヌエット [モーツァルト ピアノ小品]
メヌエット ヘ長調 K.1d
★★★★★☆☆☆☆☆
下降する若干哀愁を感じさせる憂いのあるメロディで始まる。若干メロディの変わる後半部も非常に美しい。
メヌエット ト長調 K.1e
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした鄙びた感じの曲。結構転調を繰り返しながら進む。
メヌエット ヘ長調 K.2
★★★★★★☆☆☆☆
高貴な雰囲気を持つ易しいメロディ。ピアノを習ったことのある人は結構弾いたことがある人が多いのではないかと思う。「タラタッタ、タラタッタ」というリズムがクセになりそうになる愛らしい曲。
メヌエット ヘ長調 K.4
★★★☆☆☆☆☆☆☆
堂々とした感じの曲。つまらない。
メヌエット ヘ長調 K.5
★★★☆☆☆☆☆☆☆
普通。
メヌエット ニ長調 K.355
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした心暖まるメロディで始まる。少しスピード感のある第二主題(?)のあと、若干の不協和音を伴ったドラマティックな場面に突入する。最後ははじめのメロディに回帰され静かに曲は終わる。不思議な曲。
アンダンテ、アレグロ [モーツァルト ピアノ小品]
アンダンテ ハ長調 K.1a
★★★☆☆☆☆☆☆☆
鄙びた感じのゆったりとした数十秒の曲。普通
アレグロ ハ長調 K.1b
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ポツ、ポツ、という雨が降り出しのを子供たちが楽しんでいるかのような数十秒の曲。
アレグロ ヘ長調 K.1c
★★★☆☆☆☆☆☆☆
これもポツ、ポツ、という感じ。雨が落ち着いて外で遊べないのを少し残念がっている子供たちを描いているかのような数十秒の曲。
アレグロ 変ロ長調 K.3
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらも鄙びた感じだが、少しスピード感がある。途中若干展開部らしきところもあり少しは面白い。
前奏曲とフーガ K.394 [モーツァルト ピアノ小品]
カプリッチョ K.395 [モーツァルト ピアノ小品]
ジーグ K.574 [モーツァルト ピアノ小品]
アダージョ K.540 [モーツァルト ピアノ小品]
幻想曲 [モーツァルト ピアノ小品]
ニ短調 K.397
★★★★★★★★☆☆
短調の非常に静かな厳かな感じのアルペジオで始まる。その後、美しい端正な哀愁漂う秋を感じさせるメロディとなる。その後鐘のような強い音が連打された後、スピード感のあるベートーヴェンのピアノ・ソナタを彷彿とさせる緊張感に富んだ雰囲気となる。そして最後に長調になり、とても愛らしいはねた感じの明るい雰囲気にある。
とにかく雰囲気がコロコロ変わるが、すべてのメロディが美しく楽しめる。
ハ短調 k.475
★★★★★★☆☆☆☆
ニ短調同様、かなり重々しい感じで始まる。ニ短調は外に開かれている感じがしたが、こちらはかなり内省的な感じ。途中愛らしい軽く柔らかい雰囲気になるが、その後、嵐が来たような激しいドラマティックな音楽になる。その後、内省的な暗い雰囲気になり短調で終わる。
ロンド [モーツァルト ピアノ小品]
ニ長調 K.485
★★★★★★★★☆☆
ロンド形式というのは、テーマのあいだに異なるメロディを挟む形式なので、はじめのテーマが魅力的だと結構楽しく聴ける。
この曲のテーマは非常に愛らしく素朴なのにもかかわらずどこか心に響く優しいメロディで聴いていて心が暖まる。あいだに挟まれるメロディもとても美しい。
何度でも聴きたくなる佳曲。
イ短調 K.511
★★★★★☆☆☆☆☆
ロンドという言葉から連想される明るく楽しい雰囲気からはかけ離れた、暗く内省的な曲。途中長調になり若干明るくなるが、基本は短調の暗い雰囲気で曲は進む。最後も暗くそっと終わる。