あまんきみこセレクション 冬のおはなし [文学 日本 あまんきみこ]
教科書に採択された、あまんきみこさんの作品は全部収録されているというこの『あまんきみこセレクション』全5巻を、インターネット中古ストアで手に入れた。
『冬のおはなし』を次男と一緒に夜寝る前読みすすめた。最後の方は飽きてきてしまっていた。彼はあまんきみこさんより、安房直子さんの作品の方が好きらしい。
この本には、長男が図書室から借りてきて、あらためてあまんきみこさんの作品に注目するようになったタクシー運転手松井さんの話「くましんし」が収録されている。
★「松井さん」シリーズでは
①くましんし
②本日は雪天なり
③雪がふったら、ねこの市
④たぬき先生はじょうずです
が収録されている。
この中では、やはり①が出色の出来。
★「えっちゃん」シリーズでは
①ストーブのまえで
が収録。
ストーブの前で、編み物をするおかあさん、そして小さな女の子えっちゃん、子猫のミュウの暖かい団欒。そしてお父さんが仕事から帰ってきて、新しく一年生になるえっちゃんに素敵なプレゼントをする。
★みじかいおはなしでは
①ふたりのサンタおじいさん
②一回ばなし 一回だけ
③おにたのぼうし
④ちびっこちびおに
が収録。
この中ではやはり③が名作。『泣いた赤おに』にも通じる切なくも暖かな作品。
★すこし長いお話では
①すずかけ写真館
②花と終電車
③かまくらかまくら雪の家
が収録
★長いおはなしでは
①ねこん正月騒動記
②ふうたの雪まつり
③花のピアノ
が収録。
①は福岡の地方の言葉を題材にしたユーモアあふれる作品。
②はタクシー運転手松井さんの登場する、子きつねと松井さんの心の交流を描いた作品。長男のお気に入り。
③は安房直子にも通じる、絵画と現実の世界を行き来する話し。
☆あまんきみこの広がる世界へでは
①赤い凧
②うぬぼれ鏡
③北風を見た子
①は傑作。戦前満州へ行った日本人(あまんきみこも含む)に対する自己批判を描いた稀有な作品。
②も考えさせられる作品。善意の行為が達者に対して実は心を傷つけてしまっているかもしれない、というこちらも自己批判を描いた名作。
③は、松谷みよ子の民話の世界にも通じる、超感覚を描いた暖かい作品。
読後じっくり考えさせられる作品が多かった。
藤白くんのヘビーな恋① 告白されてもこまります! [文学 日本 児童書 青い鳥文庫]
藤白くんのヘビーな恋 告白されてもこまります! (講談社青い鳥文庫)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2022/02/08
- メディア: Kindle版
中学校入学当初から不登校の藤白くん。幼い頃から近所のお兄さんとして親しくしてもらっており、あこがれと共に恋心を抱く副担任の水島康平が困っていたのを目にし、その藤白くんのもとへ赴く主人公の、超性格が良い主人公椿森琴子。
この二人の恋愛が綴られる。若干陰のある、大変な生い立ちをもってそうな藤白くん、共働きの親をもち、父親の骨折のため家事をやることを余儀なくされた琴子。この二人が、男女の友人と共に成長していく物語。若干『四月は君の嘘』っぽくもあり、青い鳥文庫っぽい主人公の性格もあり、わかりやすくありきたりだが、面白かった。
重唱曲 [ブリテン 合唱曲]
1. A Wealden Trio : Christmas Song of the Women
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い印象的なメロディのソロで始まり、段々と声が重なっていく。
2. The Sycamore Tree
★★★☆☆☆☆☆☆☆
声が幾重にも重なる曲だが、あまり面白くはない。Joy、bornという詩が聞き取れるので、イエスの誕生を祝う曲なのだろう。
3. A Shepherd's carol
★★★★★☆☆☆☆☆
男性と女性によるゆったりとした穏やかな子守唄のような始まり。男性が力強く、すこし鄙びた旋律を歌うと、女性と男性がゆったりと優しい旋律を歌う。このパターンがひたすら繰り返される。
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い印象的なメロディのソロで始まり、段々と声が重なっていく。
2. The Sycamore Tree
★★★☆☆☆☆☆☆☆
声が幾重にも重なる曲だが、あまり面白くはない。Joy、bornという詩が聞き取れるので、イエスの誕生を祝う曲なのだろう。
3. A Shepherd's carol
★★★★★☆☆☆☆☆
男性と女性によるゆったりとした穏やかな子守唄のような始まり。男性が力強く、すこし鄙びた旋律を歌うと、女性と男性がゆったりと優しい旋律を歌う。このパターンがひたすら繰り返される。
Corpus Christi Carol [ブリテン 合唱曲]
A boy was Born Op.3 [ブリテン 合唱曲]
1. A boy was born
★★★★★★☆☆☆☆
イエス・キリストがベツレヘムでお生まれになったことが、アカペラの合唱で穏やかに語るように歌われる。後半はハレルヤが何度も繰り返される。とても暖かい雰囲気の曲。
2. Variation 1 : Lullaby Jesu
★★★★★★☆☆☆☆
ソプラノが高音でずっと同じメロディ・歌詞を繰り返す。その下で分厚いコーラスが歌う。少し幻想的な感じの美しい曲。
3. Variation 2 : Herod
★★★★★☆☆☆☆☆
さすが、「ヘロデ」と名付けられている曲だけあり、暗く少しこわい感じ。「ノエル」と歌っているのか?
4. Variation 3 : Jesu
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな息の長い旋律の美しい曲。平坦な感じで若干退屈と言えなくもない。
5. Variation 4 : The three kings
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い流れるような旋律。
6. Variation 5 : In the Bleak Midwinter
★★★★★☆☆☆☆☆
ホルストにも同じ詩の美しい旋律の曲がある。少し暗い感じのゆったりとした感じ。後半の女声合唱と児童合唱のやりとりは綺麗。
7. Variation 6 : Finale, Noel!
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い男声合唱の「ノエル、ノエル、ノエル」で始まる。女声合唱も加わり、壮大な感じとなる。ひたすら「ノエル」を連呼している。
「ノエル」連呼が頂点を迎えた後、音楽が一度止まり、神を讃える荘厳な音楽へと移行する。
「Sing a song」が連呼され、最後は感動的に終わる。
前半は悪くないが、後半はちょっと単調。
★★★★★★☆☆☆☆
イエス・キリストがベツレヘムでお生まれになったことが、アカペラの合唱で穏やかに語るように歌われる。後半はハレルヤが何度も繰り返される。とても暖かい雰囲気の曲。
2. Variation 1 : Lullaby Jesu
★★★★★★☆☆☆☆
ソプラノが高音でずっと同じメロディ・歌詞を繰り返す。その下で分厚いコーラスが歌う。少し幻想的な感じの美しい曲。
3. Variation 2 : Herod
★★★★★☆☆☆☆☆
さすが、「ヘロデ」と名付けられている曲だけあり、暗く少しこわい感じ。「ノエル」と歌っているのか?
4. Variation 3 : Jesu
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな息の長い旋律の美しい曲。平坦な感じで若干退屈と言えなくもない。
5. Variation 4 : The three kings
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い流れるような旋律。
6. Variation 5 : In the Bleak Midwinter
★★★★★☆☆☆☆☆
ホルストにも同じ詩の美しい旋律の曲がある。少し暗い感じのゆったりとした感じ。後半の女声合唱と児童合唱のやりとりは綺麗。
7. Variation 6 : Finale, Noel!
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い男声合唱の「ノエル、ノエル、ノエル」で始まる。女声合唱も加わり、壮大な感じとなる。ひたすら「ノエル」を連呼している。
「ノエル」連呼が頂点を迎えた後、音楽が一度止まり、神を讃える荘厳な音楽へと移行する。
「Sing a song」が連呼され、最後は感動的に終わる。
前半は悪くないが、後半はちょっと単調。
カンタータ「ミゼリコルディウム」Op.69 [ブリテン 合唱曲]
評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
暗く情念的な弦の前奏で始まる。
ドラマティックな幻想的な合唱が続き、ピアノ?の音も入って対位法的な迷宮のような感じになる。
静かになり、ソロが半音階的な不安定なメロディを歌い混沌とした感じになる。
テノール(バリトン?)ソロが苦悩に満ちた一人語りのような歌を歌った後、しばらく弦楽器だけの間奏になる。
再び合唱が戻ってきて苦悩に満ちた感じになる。
その後激しく好戦的な感じになる。
静かになった後、ピアノ伴奏で再び男性ソロが苦悩を吐露する。オーケストラも加わり悲劇度を増していく。
段々と穏やかに宗教的な感じにあっていき、アーメンの声が聞こえ、静かに消え入るように終わる。
変化に富んで飽きはしないが、別に聞かなくてもいいと思う。
★★★★☆☆☆☆☆☆
暗く情念的な弦の前奏で始まる。
ドラマティックな幻想的な合唱が続き、ピアノ?の音も入って対位法的な迷宮のような感じになる。
静かになり、ソロが半音階的な不安定なメロディを歌い混沌とした感じになる。
テノール(バリトン?)ソロが苦悩に満ちた一人語りのような歌を歌った後、しばらく弦楽器だけの間奏になる。
再び合唱が戻ってきて苦悩に満ちた感じになる。
その後激しく好戦的な感じになる。
静かになった後、ピアノ伴奏で再び男性ソロが苦悩を吐露する。オーケストラも加わり悲劇度を増していく。
段々と穏やかに宗教的な感じにあっていき、アーメンの声が聞こえ、静かに消え入るように終わる。
変化に富んで飽きはしないが、別に聞かなくてもいいと思う。
Five Flower Songs Op.47 [ブリテン 合唱曲]
アカペラによる美しい合唱曲。
1. To Daffodils
★★★★★☆☆☆☆☆
開放感のある前向きな美しい曲。
2. The Succession of the four sweet Months
★★★★★☆☆☆☆☆
少し陰のある感じの若干荘厳な感じの曲。
3. Marsh Flowers
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも少しくらいが、少し力強い曲。
4. The Evening Primrose
★★★★★★☆☆☆☆
讃美歌のような美しい旋律を持った穏やかで心落ち着く曲。
5. Ballad of Green Bloom
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも暗いが、少し跳ねた感じの曲。
全体的に暗いが悪くない曲集。
1. To Daffodils
★★★★★☆☆☆☆☆
開放感のある前向きな美しい曲。
2. The Succession of the four sweet Months
★★★★★☆☆☆☆☆
少し陰のある感じの若干荘厳な感じの曲。
3. Marsh Flowers
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも少しくらいが、少し力強い曲。
4. The Evening Primrose
★★★★★★☆☆☆☆
讃美歌のような美しい旋律を持った穏やかで心落ち着く曲。
5. Ballad of Green Bloom
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも暗いが、少し跳ねた感じの曲。
全体的に暗いが悪くない曲集。
ききょうの娘 [文学 日本 安房直子 か行]
新吉という、酒飲みでなまけものでろくすっぽ仕事もしない大工がいた。ある日、そんな新吉の下に、母親から、「おまえも、そろそろ、よめをもらいなさい。よめは、山のものがいちばんだ。いい娘がいるから、そっちへいってもらいます」という手紙をもらい、実際10日すぎた頃に、白くて小鳥のような声をした娘がやってくる。彼女は、掃除から料理まで色々と面倒を見る。嫁入り道具に持ってきたシンプルな茶碗で、毎日のように山のものを食べさせる。そのおかげで新吉はどんどん元気に真面目に裕福になっていく。
そのうち、山のものに飽きてきた新吉は魚や甘いものを欲するようになり、「山のものは、どうも、どろくさくていけないよ。きのこや、山のいもは、たまに食べるのはいいが、いつもいつもじゃ、あきがくるよ」と言ってしまう。ある朝、「こんど、新しいおわんを買おうじゃないか。もっといいぬりの、外側にもちゃんと模様のあるやつを」と言ってしまう。その日仕事から帰ると妻はいなくなっている。
お椀の内蓋のききょうの模様を見ていると、いつの間にか故郷の町へいた。そこで、自分の家に戻ってみると、まわりにききょうの花が咲き誇っていた。ききょうの花は母親が大好きな花だった。家に入ると娘がこしかけていた。むすめは花の精だった。一緒に帰ろうと誘うと、断られる。そしてあなたの母親はいつもあなたのことを心配し山のものを食べさせたがっていたと伝える。そしておわんをプレゼントしてくれる。
新吉は、いつの間にか寂しくなった自分の家に戻っていて机の上にはおわんが置かれていた。
若干教訓めいた美しく暖かい話。この『花のにおう町』(現在絶版)でしか読めない名作。
黄色いスカーフ [文学 日本 安房直子 か行]
おばあさんが、新聞で「外出にはスカーフがとても便利」という記事を読んで、昔使っていた黄色いスカーフを身につけて外に出る。しかし、外で自分の姿を鏡に映し出したところ、あまりにも自分ににあっておらず、外してしまってしまう。しかし、スカーフが「出してくれ」と騒ぎ出し、出してあげると様々な出来事が起こる。過去の出来事なども思い出され、最後はおばあさんも前向きになって終わる。
おいしそうな、ホットケーキが出てきたり、可愛らしいカナリアが登場したり、愛らしく読後感もすがすがしい、楽しい作品。
St. Nicolas Op.42 [ブリテン 合唱曲]
1. Introduction
★★★★★☆☆☆☆☆
ピッチカートの力強い歩みをイメージさせる伴奏に載せ、ヴァイオリンが不気味な旋律を奏でながら始まる。
ヴァイオリンと似たメロディを合唱が歌った後、テノールがピアノの音ともに、恐らく聖ニコラスを讃える歌を力強く歌う。
再び合唱が戻り、最後はヴァイオリンが消え入るように演奏して終わる。
2. The Birth of Nicolas
★★★★★★☆☆☆☆
ピッチカートのガチャガチャした後、ピアノが跳ねた感じの伴奏をし、楽しげな児童合唱が歌う。
オルガンの音に導かれソロが歌った後、再び児童合唱となる。これが繰り返される。最後はテノールが力強く歌い終わる。楽しげな曲。
3. Nicolas Devotes Himself to God
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しげな旋律をテノールが静かに歌う。両親が死んでしまった後、神に心を捧げるようになったことを語っている?
4. He Journeys to Palestine
★★★★★☆☆☆☆☆
重々しく激しいピアノ伴奏の元、男声合唱が歌う。パレスティナへ向かう海の旅を描いた場面らしい。ピアノは激しい波の音?途中から児童合唱も加わり混沌とした場面となる。最後はポツポツとしたピアノ伴奏の元、静かにテノールが語って終わる。最後は非常に幻想的。
5. Nicolas comes to Myra and is chosen Bishop
★★★★★★☆☆☆☆
オルガンの音が鳴り響き感動的な合唱となる。テノールがソロで力強く歌った後、児童合唱の語りと、合唱のアーメンコーラスとなる。ここも非常に感動的。後半は対位法を活かした荘厳な合唱となる。
6. Nicolas from Prison
★★★★★☆☆☆☆☆
激しい弦の伴奏の元、「迫害が教会を襲う」とテノールが力強く歌う。最後はピアノ伴奏になり静かに終わる。
7. Nicolas and the pickled boys
★★★★★★☆☆☆☆
こ気味良い伴奏の元、語りのような合唱が続く。天使の声のような児童合唱が時々聞こえる。
テノールが静かに歌った後、荘厳な合唱となる。最後はオルガン伴奏の元ハレルヤコーラスとなる。
8. His Piety and Marvellous works
★★★★★★☆☆☆☆
短い前奏の後、アカペラによるコラール風の合唱となる。たまに伴奏が入る。後半はピアノと弦が伴奏を奏でるようになり、掛け合いの合唱となる。静かで厳かで感動的な曲。
9. The Death of Nicolas
★★★★★★☆☆☆☆
シンバルが鳴り響き、テノールが朗々と歌う。ピアノが流れるような伴奏を弾き、合唱が入る。
最後はオルガンが鳴り響き、弦楽器の分厚い伴奏の元、ゆっくりとした荘厳な合唱となり、アーメンコーラスで感動的に終わる。
悪くない曲。
★★★★★☆☆☆☆☆
ピッチカートの力強い歩みをイメージさせる伴奏に載せ、ヴァイオリンが不気味な旋律を奏でながら始まる。
ヴァイオリンと似たメロディを合唱が歌った後、テノールがピアノの音ともに、恐らく聖ニコラスを讃える歌を力強く歌う。
再び合唱が戻り、最後はヴァイオリンが消え入るように演奏して終わる。
2. The Birth of Nicolas
★★★★★★☆☆☆☆
ピッチカートのガチャガチャした後、ピアノが跳ねた感じの伴奏をし、楽しげな児童合唱が歌う。
オルガンの音に導かれソロが歌った後、再び児童合唱となる。これが繰り返される。最後はテノールが力強く歌い終わる。楽しげな曲。
3. Nicolas Devotes Himself to God
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しげな旋律をテノールが静かに歌う。両親が死んでしまった後、神に心を捧げるようになったことを語っている?
4. He Journeys to Palestine
★★★★★☆☆☆☆☆
重々しく激しいピアノ伴奏の元、男声合唱が歌う。パレスティナへ向かう海の旅を描いた場面らしい。ピアノは激しい波の音?途中から児童合唱も加わり混沌とした場面となる。最後はポツポツとしたピアノ伴奏の元、静かにテノールが語って終わる。最後は非常に幻想的。
5. Nicolas comes to Myra and is chosen Bishop
★★★★★★☆☆☆☆
オルガンの音が鳴り響き感動的な合唱となる。テノールがソロで力強く歌った後、児童合唱の語りと、合唱のアーメンコーラスとなる。ここも非常に感動的。後半は対位法を活かした荘厳な合唱となる。
6. Nicolas from Prison
★★★★★☆☆☆☆☆
激しい弦の伴奏の元、「迫害が教会を襲う」とテノールが力強く歌う。最後はピアノ伴奏になり静かに終わる。
7. Nicolas and the pickled boys
★★★★★★☆☆☆☆
こ気味良い伴奏の元、語りのような合唱が続く。天使の声のような児童合唱が時々聞こえる。
テノールが静かに歌った後、荘厳な合唱となる。最後はオルガン伴奏の元ハレルヤコーラスとなる。
8. His Piety and Marvellous works
★★★★★★☆☆☆☆
短い前奏の後、アカペラによるコラール風の合唱となる。たまに伴奏が入る。後半はピアノと弦が伴奏を奏でるようになり、掛け合いの合唱となる。静かで厳かで感動的な曲。
9. The Death of Nicolas
★★★★★★☆☆☆☆
シンバルが鳴り響き、テノールが朗々と歌う。ピアノが流れるような伴奏を弾き、合唱が入る。
最後はオルガンが鳴り響き、弦楽器の分厚い伴奏の元、ゆっくりとした荘厳な合唱となり、アーメンコーラスで感動的に終わる。
悪くない曲。
秘密の花園 [文学 イギリス]
再読。数年前、この本のRewrite版というのか、簡略版というのか、そういった類の本を、中学三年生の英語講読の授業で一緒に読んだ。その時確か日本語版を買って読んだ気がする。
その時も感動的だったが、やはり今回も感動的だった。
インドで親に構われることなくわがままに育ち、突然両親を亡くし、英国ヨークシャーに連れてこられたやせ細ってブサイクなメアリ。
0歳の時に母親を亡くし、そのショックで生きる意欲をなくしてしまい、子供に対しても愛情を向けられなくなってしまい、ほって置かれわがままに育ち、常に死の恐怖に襲われ続けてきた少年コリン。
この二人が、動物と話し、植物をこの上なく慈しむディコンの助けを借り、閉じられ10年間出入りを禁じられていた「秘密の花園」を復活させ、その過程を通して心身ともに成長し、容姿も美しくなっていくというストーリー。
『ハイジ』にも通じる美しい物語。
p.378
「もちろん、この世界にはたくさんの魔法があるにちがいない」ある日、コリンは聡明な口ぶりで行った。「でも、みんな、魔法がどういうものなのか、どうやったら魔法を起こせるのか、わかっていないんだ。たぶん、魔法の第一歩は、『きっといいことが起こる』と口に出して言ってみることだと思うんだ。実際にそういうことが起こるまで。」
ミュージカル 『ジェイン・エア』 [舞台]
池袋の芸術劇場2階にある、プレイハウスで行われた、ミュージカル『ジェイン・エア』を観てきた。
イギリス文学の名作『ジェイン・エア』を原作としており、それなりにちゃんと物語を追っておりストーリーは楽しめた。
しかし、ポール・ゴードンという人が作った音楽はあまり心に響かず、俳優たちが歌い始めると急に言葉が体に入らなくなってしまった。あまり、ミュージカルにする意味を感じず、普通のストレート・プレイでもよかったきがする。
原作もそうだからしょうがないのだが、やはりあまり派手さはなく、一般受けする作品ではないかもしれない。観客も8~9割女性だった。ミュージカルや演劇、バレエに行くとお客の8割以上は女性であることが圧倒的だ。これはなぜなんだろうといつも思う。
最後にカーテンコールがあったのだが、客は正直だな、と思ったのが、リチャード・メイスンという狂った妻の兄役で出た大澄賢也があまりにも歌が下手だったのだが、彼の時だけ拍手が極端に小さかったことだ。主役の上白石萌音さんは素晴らしかった。
イギリス文学の名作『ジェイン・エア』を原作としており、それなりにちゃんと物語を追っておりストーリーは楽しめた。
しかし、ポール・ゴードンという人が作った音楽はあまり心に響かず、俳優たちが歌い始めると急に言葉が体に入らなくなってしまった。あまり、ミュージカルにする意味を感じず、普通のストレート・プレイでもよかったきがする。
原作もそうだからしょうがないのだが、やはりあまり派手さはなく、一般受けする作品ではないかもしれない。観客も8~9割女性だった。ミュージカルや演劇、バレエに行くとお客の8割以上は女性であることが圧倒的だ。これはなぜなんだろうといつも思う。
最後にカーテンコールがあったのだが、客は正直だな、と思ったのが、リチャード・メイスンという狂った妻の兄役で出た大澄賢也があまりにも歌が下手だったのだが、彼の時だけ拍手が極端に小さかったことだ。主役の上白石萌音さんは素晴らしかった。
ライモンダ [バレエ]
ミラノ・スカラ座「ライモンダ」ノヴィコワ&フォーゲル [DVD]
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2012/06/04
- メディア: DVD
ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
バレエ :★★★★★★★★☆☆
音楽 :★★★★★★★★☆☆
♪グラズノフ
2時間半近い、長めのバレエ。
中世十字軍時代の話で、伯爵の娘ライモンダは、婚約中。ライモンダの聖名祝日の祝いをしている最中に、その婚約者が十字軍の争いに勝利して帰ってくるという知らせが届く。喜びの踊りを皆でした後、ライモンダは眠りにつく。そこで守り神「白い貴婦人」に導かれ夢の世界へ誘われる。そこで婚約者と再開。しかしサラセン人のハンサムな騎士にも誘惑される。なんとかその誘惑を退けた場面で一幕は終わる。
2幕は、その夢が現実となり、婚約者とサラセン人が決闘。結局婚約者が勝利。
3幕は、結婚式。
1幕は、宮廷での華やかなパーティーと夢の中を描いた対照的な世界が楽しめる。
宮廷場面は高貴で伸びやかな音楽がずっと流れている。反対に夢の中の場面では、幻想的で美しい音楽が流れる。全体的に、主役ライモンダ以外の、友人たちや宮廷人たちの群舞が多く、「白鳥の湖」並の美しく華やかな群舞が楽しめる。主役ライモンダは、ピッチカートやハープといった伴奏での踊りが多く、優美でゆったりとした美しい踊りが多い。
2幕は、婚約者を迎え入れる祝宴の場面。主役のライモンダは1幕以上に超絶技巧が必要とされるバレエを見せ、活躍する場面も多いので、結構楽しめる。群舞も相変わらず素晴らしい。東洋風の踊り、スペイン風の踊りなども組み込まれ結構観ていて楽しい幕だ。
3幕は、結婚式の場面。間奏曲も式典にそのまま使えそうな優雅で壮麗で美しい。結婚式の場面だけあり、踊りも音楽も高貴できれいだ。相変わらず群舞も素晴らしい。
グラズノフの音楽は終始優美でとにかく素晴らしい。さすがチャイコフスキーの三大バレエに比されると言われる作品だ。
2時間半以上かかる作品で、実際の舞台だと休憩なども挟み結構大掛かりな舞台となるのだろうが、音楽も親しみ易くバレエも見せ場がたくさんあるので、もっと上演されていも良い作品だと思うのだが・・・。
Hymn to St. Cecilia Op.27 [ブリテン 合唱曲]
1. In a garden shady
★★★★☆☆☆☆☆☆
男女の合唱によるアカペラ。美しくはあるが普通。
2. I cannot grow
★★★★★☆☆☆☆☆
遊び歌のような可愛らしい対位法を活かした曲。
3. O Ear Whose Creatures
★★★★☆☆☆☆☆☆
敬虔な感じの静かな曲。ここでも対位法が活かされている。
悪くはないがそんなに何度も聴きたい曲ではない。
★★★★☆☆☆☆☆☆
男女の合唱によるアカペラ。美しくはあるが普通。
2. I cannot grow
★★★★★☆☆☆☆☆
遊び歌のような可愛らしい対位法を活かした曲。
3. O Ear Whose Creatures
★★★★☆☆☆☆☆☆
敬虔な感じの静かな曲。ここでも対位法が活かされている。
悪くはないがそんなに何度も聴きたい曲ではない。
雁の童子 [文学 日本 宮沢賢治 か行]
銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/01/16
- メディア: 新書
流沙(中国北西部のゴビ砂漠付近?)で、語り手が質素な食事をしていると、巡礼のおじいさんがやってきてとなりで食事をはじめる。お互いの食事が終わる頃、近くにあった「お堂」が気になり、「あのお堂はどなたをおまつりしたのですか。」とおじいさんに聞く。するとおじいさんがそのお堂に奉られている「童子」の話をはじめる。
沙車(かつて中国にあった都市国家らしい)にある男がいて妻とふたりで静かに暮らしていた。彼は、鉄砲を持った従兄弟と野原を歩いている途中、従兄弟に「殺生をいいかげんやめたらどうだ」と諭すが、従兄弟は聞き入れず、飛んできた雁を鉄砲で撃とうとする。7匹中6匹に命中し、最後の一匹だけ助かる。命中した6匹は人間の姿になり、先頭にいたおじいさんが、「どうかわたくしの孫をおつれくださいませ」と頼んで死んでいく。雁から人間の姿になった童子は、彼に引き取られ大切に育てられる。
彼は「雁の童子」と名付けられ、友達にいじめられたりしながらも、生き物に対して慈悲の心を持った優しい子に育つ。教育も受けすくすく育っていたある日、沙車の町外れの大寺あとが掘り出され、そこの壁に三人の天童子が描かれその一人は、「雁の童子」そっくりだった。
彼と童子がその側を歩いていると、急に童子は悲しげになり、「お父さん、わたくしはどこへも行きたくありません」と突然言い出す。何を言っているかわからない彼は戸惑う。すると「おじいさんがおむかえをよこしたのです。」といい、彼はかつて王の息子だったが、敵に攻撃を受けて息子たちは出家することになった。だが、自分には恋人がいて結局出家せずにいた、と語る。
ここで、おじいさんの話は終わる。仏教の説話的な話なのだろうがイマイチよくわからない話。
カンタータ・アカデミカ-バーゼルの調べ Op.62 [ブリテン 合唱曲]
Part1
1. Bonorum summum omnium - Quae bene beateque Vivendi
★★★★★★☆☆☆☆
華やかな開放感のあるファンファーレがなり、合唱も若々しい。その後平和な雰囲気に満ちた穏やかな合唱となる。
2. At huius caelestis - Maiorum imprimis virtus - Tum vero Aenease Sylvius
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノの音がなり、少し悲しげな哀愁漂うメロディをテノールが歌う。繊細なピアノとテノールの対話となる。後半オケも入ってきて、ソプラノとアルトの深刻な感じの対話となる。
3. Et gubernacula mundi qui tenet - Ut ad longaeva tempora
★★★☆☆☆☆☆☆☆
再びピアノとテノールのソロとなる。オケと男声合唱の諧謔的な雰囲気となる。女声合唱も加わり盛り上がって終わる。
Part2
4. Docendi ac discendi aequitati
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノとオケで始まり、合唱が対位法的にメロディを歌う。結構荘厳な感じ。最後はピアノの伴奏にのって、ゆったりとメロディが歌われる。
5. Rhenana erga omnes urbs - Ut iustissime Basilea audiat - O cives Basilienses
★★★★★☆☆☆☆☆
おどろおどろしい始まり。ティンパニーを伴った激しいバリトンの後、やや単調なメロディをソプラノが歌う。二人の声が混じりあった後、ソプラノが美しく息の長い旋律を歌う。最後はピアノ伴奏の中、不安定なメロディをバリトンが歌って終わる。
6. Nos autem cuncti hoc festo die - Vigeatque academia libera
★★★★★☆☆☆☆☆
対位法的に激しくメロディが奏でられ、最後は鐘が鳴り響き感動的な合唱となって終わる。
悪くはない曲。
1. Bonorum summum omnium - Quae bene beateque Vivendi
★★★★★★☆☆☆☆
華やかな開放感のあるファンファーレがなり、合唱も若々しい。その後平和な雰囲気に満ちた穏やかな合唱となる。
2. At huius caelestis - Maiorum imprimis virtus - Tum vero Aenease Sylvius
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノの音がなり、少し悲しげな哀愁漂うメロディをテノールが歌う。繊細なピアノとテノールの対話となる。後半オケも入ってきて、ソプラノとアルトの深刻な感じの対話となる。
3. Et gubernacula mundi qui tenet - Ut ad longaeva tempora
★★★☆☆☆☆☆☆☆
再びピアノとテノールのソロとなる。オケと男声合唱の諧謔的な雰囲気となる。女声合唱も加わり盛り上がって終わる。
Part2
4. Docendi ac discendi aequitati
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノとオケで始まり、合唱が対位法的にメロディを歌う。結構荘厳な感じ。最後はピアノの伴奏にのって、ゆったりとメロディが歌われる。
5. Rhenana erga omnes urbs - Ut iustissime Basilea audiat - O cives Basilienses
★★★★★☆☆☆☆☆
おどろおどろしい始まり。ティンパニーを伴った激しいバリトンの後、やや単調なメロディをソプラノが歌う。二人の声が混じりあった後、ソプラノが美しく息の長い旋律を歌う。最後はピアノ伴奏の中、不安定なメロディをバリトンが歌って終わる。
6. Nos autem cuncti hoc festo die - Vigeatque academia libera
★★★★★☆☆☆☆☆
対位法的に激しくメロディが奏でられ、最後は鐘が鳴り響き感動的な合唱となって終わる。
悪くはない曲。
春の交響曲 Op.44 [ブリテン 合唱曲]
指揮者セルゲイ・クーセヴィツキィ、ボストン交響楽団に委嘱を受けて書かれたものらしい。春に関する詩を集めて、それに曲をつけたものらしい。
Part1
1. Introduction Shine out,fair Sun
★★★☆☆☆☆☆☆☆
宗教曲のような敬虔な雰囲気で始まるが、メロディは不安げ。
その後も盛り上がりを見せる部分があるが、基本不安を煽るような雰囲気。
最後はおどろおどろしい感じになり終わる。
2. The Merry Cuckoo
★★★☆☆☆☆☆☆☆
前曲とうって変わって明るい感じの曲。ラッパの音がカッコウの音を模している。こちらの曲もあまりわかりやすいメロディではないが、全曲よりは春っぽい。
3. Spring
★★★★☆☆☆☆☆☆
この曲も喜びの感じられる曲。前曲に引き続き鳥たちの声もところどころ聞こえる。
4. The Driving Boy
★★★★☆☆☆☆☆☆
ガチャガチャした感じの音で始まる。少年合唱の後ソプラノがソロで歌う。春になる頃までに恋人が帰ってこなかったら、その子はもう乙女ではないんだよ、と歌う曲。
5. The Morning Star
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした荘厳な雰囲気の曲。「タタッ」というリズムがひたすら繰り返される。それなりに聴きやすいメロディではある。
Part2
6. Welcome Maids of Honou
★★★★★☆☆☆☆☆
静かなソプラノ・ソロ。幻想的な雰囲気でメロディも少し綺麗。
7. Waters above
★★★☆☆☆☆☆☆☆
不安げなテノール・ソロ。静かではあるが不気味。弦楽器が不気味な感じを演出している。
8. Out on the Lawn I Lie in Bed
★★★★☆☆☆☆☆☆
「アアア」という静かな合唱の後、アルトが悲しげな旋律を静かに歌う。途中若干牧歌的な雰囲気になった後、再び「アアア」という合唱が入ってくる。ドラムの音が鳴り響き、突然盛り上がり始める。
最後は静かに不気味に終わる。
9. When Will My May Come
★★★★☆☆☆☆☆☆
元気な勇ましい前奏の後、テノールが力強いメロディを歌う。ハープの音も入り優美な感じもあるが、基本は決然とした感じ。
10. Fair and Fair
★★★★☆☆☆☆☆☆
テノールとソプラノの対話。同じメロディを対話的に歌う。伴奏も少し諧謔的な感じ。ガチャガチャした音が後ろで常になっている。最後は声が重なり、力強く終わる。
11. Sound the Flute
★★★★☆☆☆☆☆☆
勇ましい伴奏に乗って男声合唱が歌う。その後女声合唱となり、最後は、少年合唱も加わり終わる。
12. London,to thee I do present
★★★★☆☆☆☆☆☆
諧謔的なメロディをテノールが歌い、ソプラノと合唱がそれに答える。後ろでホルンが牧歌的に音を鳴らし続ける。
突然盛り上がりはじめ、伴奏も合唱も大騒ぎをはじめる。
途中対位法的な合唱となる。
最後ははじめのメロディに戻り、段々と盛り上がるが、最後は何故か段々と静かになっていきテノールのソロで終わる。
普通。
Part1
1. Introduction Shine out,fair Sun
★★★☆☆☆☆☆☆☆
宗教曲のような敬虔な雰囲気で始まるが、メロディは不安げ。
その後も盛り上がりを見せる部分があるが、基本不安を煽るような雰囲気。
最後はおどろおどろしい感じになり終わる。
2. The Merry Cuckoo
★★★☆☆☆☆☆☆☆
前曲とうって変わって明るい感じの曲。ラッパの音がカッコウの音を模している。こちらの曲もあまりわかりやすいメロディではないが、全曲よりは春っぽい。
3. Spring
★★★★☆☆☆☆☆☆
この曲も喜びの感じられる曲。前曲に引き続き鳥たちの声もところどころ聞こえる。
4. The Driving Boy
★★★★☆☆☆☆☆☆
ガチャガチャした感じの音で始まる。少年合唱の後ソプラノがソロで歌う。春になる頃までに恋人が帰ってこなかったら、その子はもう乙女ではないんだよ、と歌う曲。
5. The Morning Star
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした荘厳な雰囲気の曲。「タタッ」というリズムがひたすら繰り返される。それなりに聴きやすいメロディではある。
Part2
6. Welcome Maids of Honou
★★★★★☆☆☆☆☆
静かなソプラノ・ソロ。幻想的な雰囲気でメロディも少し綺麗。
7. Waters above
★★★☆☆☆☆☆☆☆
不安げなテノール・ソロ。静かではあるが不気味。弦楽器が不気味な感じを演出している。
8. Out on the Lawn I Lie in Bed
★★★★☆☆☆☆☆☆
「アアア」という静かな合唱の後、アルトが悲しげな旋律を静かに歌う。途中若干牧歌的な雰囲気になった後、再び「アアア」という合唱が入ってくる。ドラムの音が鳴り響き、突然盛り上がり始める。
最後は静かに不気味に終わる。
9. When Will My May Come
★★★★☆☆☆☆☆☆
元気な勇ましい前奏の後、テノールが力強いメロディを歌う。ハープの音も入り優美な感じもあるが、基本は決然とした感じ。
10. Fair and Fair
★★★★☆☆☆☆☆☆
テノールとソプラノの対話。同じメロディを対話的に歌う。伴奏も少し諧謔的な感じ。ガチャガチャした音が後ろで常になっている。最後は声が重なり、力強く終わる。
11. Sound the Flute
★★★★☆☆☆☆☆☆
勇ましい伴奏に乗って男声合唱が歌う。その後女声合唱となり、最後は、少年合唱も加わり終わる。
12. London,to thee I do present
★★★★☆☆☆☆☆☆
諧謔的なメロディをテノールが歌い、ソプラノと合唱がそれに答える。後ろでホルンが牧歌的に音を鳴らし続ける。
突然盛り上がりはじめ、伴奏も合唱も大騒ぎをはじめる。
途中対位法的な合唱となる。
最後ははじめのメロディに戻り、段々と盛り上がるが、最後は何故か段々と静かになっていきテノールのソロで終わる。
普通。
テアイテトス [哲学 プラトン]
『テアイテトス』ー知識についてー、という副題がついており、「個々の人間の知覚こそ、真理の基準であり、絶対的な真理は存在しない」という意味であると考えられている、ソフィストのプロタゴラスが言ったとされる「万物の尺度は人間である」という考え方を対話を通して否定しようとした作品。
プラトンは、イデア論で有名であり、その思想からわかるように、絶対的な真理というものがあり、そのイデアを分有しているのが、この世で感覚されているものなのだ、という考えを持っていた人で、まさにプロタゴラスと正反対の考えを持っていた。
ソクラテスが亡くなった後、エウクレイデスという人とテルプシオンという人が、死んでしまったソクラテスを思いだし、彼が死ぬ前に行ったとされる対話を書き残したものがある、というのでその書物を読んでいるという設定になっている。
ソクラテスの対話相手は基本的に若いテアイテトスがつとめており、そこからこの対話篇の題名は取られている。
初めは、プロタゴラスの「万物の尺度は人間である」という言葉に沿って、知識とは何か、ということを考える。テアイテトスは「知識=感覚」と答えるのだが、その考えを、ソクラテスが巧妙に論理的に論破して行く。
最終的に、「正しい思いなしに言論の加わったものが知識であり、さらにさらにその言語化したものの背後にある行程も知識であり、そのものとそのものではない他の物との違いこそが知識である」と定義しようとするのだが、それでもやっぱり定義しきれない。
つまり、結局人は知識というものを定義しきれない。だから、「知らないものを知っていると思ったりしないだけの思慮深さ」つまり「無知の知」こそが重要なのだ、という結論に達する。
かなり、複雑な対話で論理を追うのがしんどいし、その論理を人に説明するのは不可能に近いのだが、ゆっくりこの対話と向き合うだけでも、頭の体操にもなるし、物事に対して真摯に向き合う姿勢が大切だということを思わせてくれる。
大学時代に読んだ時も難しいと思い、どんな話だったか印象の薄い本だったのだが、今回再読(4回目)してみてその理由が改めてわかった。
p.283
「真の意味の自由と時間の余裕とをもって。その中に育てられた人の流儀なのでして、こういう人こそあなたは好学求知の士と呼ばれることでしょう。かかる人にあっては、かかる人にあっては、たとえば夜具類の荷ごしらえをどうするか知らないとか、うまいお菜を作ったり、うまいお世辞を言ったりすることを知らないとかいうふうで、奴隷奉公の仕事に当っては、のろまであるとか無能であるとか思われることがあっても、それはべつに落ち度にはならないのです。」
p.318
「したがって、かの[身体を通して]受け取られるだけのものの中には知識は存しないわけなのだ。むしろそれらについての思量(勘考)の中に知識があるのだ。」
ここに、イデア論の萌芽が見て取れる。
かなり頭を使う本ではあったが、面白かった。
戦争レクイエム Op.66 [ブリテン 合唱曲]
1. Requiem aeternam
★★★★★☆☆☆☆☆
重く暗く始まる。鐘の音が静かに鳴り続ける。
途中女声合唱が天使の声のように入ってくる。
その後、再び重く暗い主題が戻ってくる。混声合唱と音が混じり合い不吉な雰囲気を醸し出す。
2. What Passing Bells For These Who Die as Cattle
★★★★☆☆☆☆☆☆
バリトン?ソロ。少し諧謔的な半音階的な語りのようなメロディ。少し牧歌的な雰囲気もある。
鐘の音が遠くで鳴り響くと、合唱が入ってきて暗く重く祈りを捧げる。
3. Dies Irae
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく楽観的なラッパの音が流れる。
跳ねた感じの緊張感のある恐ろしい予言のような感じとなる。楽観的なラッパの音、勇ましく前向きなラッパの音が入り混じる面白い雰囲気となる。
合唱も滑稽なメロディで歌う。
太鼓の音が鳴り響き、不吉な雰囲気を管楽器、合唱が醸し出す。最後は静かに終わる。
4. Bugles Sang, Saddening The Evening Air
★★★★☆☆☆☆☆☆
バリトンが暗く重くゆったりと歌う。相変わらず能天気なラッパが遠くから聞こえる。
5. Liber scriptus proferetur
★★★★★☆☆☆☆☆
ソプラノが力強く歌い始める。暗く悲しげなメロディ。太鼓の音ともに合唱が不吉な雰囲気を醸し出す。最後は叫ぶようなソプラノの歌となり、合唱もそれに応えるように不吉なメロディを歌う。
6. Out there,we've walked quite friendly up to Death
★★★★★☆☆☆☆☆
テノールとバリトンが、酒に酔っているかのように能天気な歌を声を合わせて歌う。伴奏も能天気。
7. Recordare,Jesu pie,
★★★★★☆☆☆☆☆
暗く物悲しいメロディを女声合唱が長々と歌う。その後少しスピード感のあるメロディを男声合唱が緊張感をもって歌う。
8. Be slowly lifted up
★★★★★☆☆☆☆☆
太鼓の激しい音のあと、バリトンが激しく戦いの雄叫びをあげる。ドラムや管楽器も鳴り響く。
9. Dies Irae
★★★★★☆☆☆☆☆
激しい合唱。
10. Lacrimosa dies illa
★★★★★★☆☆☆☆
囁きかけるような若干跳ねた感じの合唱の上で、ソプラノが息の長い美しく物悲しいメロディを歌う。
俗に言う「涙の日」という曲?
11. Move him into the sun
★★★★★☆☆☆☆☆
若干不安げなメロディをテノールが歌う。伴奏も不安げ。途中ソプラノと合唱が入ってきたり、幻想的な伴奏が入ったり、不思議な曲。最後は静かにアーメン合唱で終わる。
12. Domine Jesu Christe,Rex gloriae,
★★★★★★☆☆☆☆
オルガンの音ともに、天使の合唱のような雰囲気の児童コーラスとなる。
突然世俗的な感じの明るい合唱となる。若干対位法的。結構盛り上がる。
13. So Abram rose
★★★★★☆☆☆☆☆
テノールとバリトンの二重唱。アブラハムとイサクの話らしい。
初めは軽快で伸びやかな雰囲気の対話が続くが、段々と悲劇性を増していく。
14. Sanctus
★★★★★★★☆☆☆
美しいベルが鳴り響き、ソプラノが「サンクトゥス」を高音で繰り返す。
めまいがしそうな、迷宮に迷い込んだような映画音楽のような感じになったあと、華やかなファンファーレがなる。
その後、ソプラノと合唱が静かに対話を行う。最後は華やかに戻り終わる。
結構良い曲。
15. After the blast of lighning from the East
★★★☆☆☆☆☆☆☆
暗く重いバリトンソロ。つまらない。
16. One ever hangs where shelled roads part
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かなテノールのソロ。歌の穏やかな優しいメロディに比して、伴奏は不気味。途中何度か「アニュス・デイ」(神の子羊)という合唱がおどろおどろしく入ってくる。
17. Libera me,Domine,de morte aeterna
★★★☆☆☆☆☆☆☆
重く不吉なチェロ(コントラバス?)の音に導かれ、遠くの方から合唱が静かに歌い始める。
段々とスピードも上がり、ドラムの音もなり、行進曲風になる。とにかく暗く不気味なメロディ。
後半ソプラノの声に導かれ凄まじい盛り上がりを見せる。
18. It seems that out of battle I escaped
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
半音階の静かな不気味なテノールソロではじまる。伴奏もほとんどない。バリトンソロも入ってくるが基本暗い。途中ハープの音がなり、荒涼とした感じになる。10分近いが非常に退屈。
19. Let us sleep now
★★★★★★☆☆☆☆
最後は、テノール、バリトン、合唱が対位法的に、歌い感動的におわる。
★★★★★☆☆☆☆☆
重く暗く始まる。鐘の音が静かに鳴り続ける。
途中女声合唱が天使の声のように入ってくる。
その後、再び重く暗い主題が戻ってくる。混声合唱と音が混じり合い不吉な雰囲気を醸し出す。
2. What Passing Bells For These Who Die as Cattle
★★★★☆☆☆☆☆☆
バリトン?ソロ。少し諧謔的な半音階的な語りのようなメロディ。少し牧歌的な雰囲気もある。
鐘の音が遠くで鳴り響くと、合唱が入ってきて暗く重く祈りを捧げる。
3. Dies Irae
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく楽観的なラッパの音が流れる。
跳ねた感じの緊張感のある恐ろしい予言のような感じとなる。楽観的なラッパの音、勇ましく前向きなラッパの音が入り混じる面白い雰囲気となる。
合唱も滑稽なメロディで歌う。
太鼓の音が鳴り響き、不吉な雰囲気を管楽器、合唱が醸し出す。最後は静かに終わる。
4. Bugles Sang, Saddening The Evening Air
★★★★☆☆☆☆☆☆
バリトンが暗く重くゆったりと歌う。相変わらず能天気なラッパが遠くから聞こえる。
5. Liber scriptus proferetur
★★★★★☆☆☆☆☆
ソプラノが力強く歌い始める。暗く悲しげなメロディ。太鼓の音ともに合唱が不吉な雰囲気を醸し出す。最後は叫ぶようなソプラノの歌となり、合唱もそれに応えるように不吉なメロディを歌う。
6. Out there,we've walked quite friendly up to Death
★★★★★☆☆☆☆☆
テノールとバリトンが、酒に酔っているかのように能天気な歌を声を合わせて歌う。伴奏も能天気。
7. Recordare,Jesu pie,
★★★★★☆☆☆☆☆
暗く物悲しいメロディを女声合唱が長々と歌う。その後少しスピード感のあるメロディを男声合唱が緊張感をもって歌う。
8. Be slowly lifted up
★★★★★☆☆☆☆☆
太鼓の激しい音のあと、バリトンが激しく戦いの雄叫びをあげる。ドラムや管楽器も鳴り響く。
9. Dies Irae
★★★★★☆☆☆☆☆
激しい合唱。
10. Lacrimosa dies illa
★★★★★★☆☆☆☆
囁きかけるような若干跳ねた感じの合唱の上で、ソプラノが息の長い美しく物悲しいメロディを歌う。
俗に言う「涙の日」という曲?
11. Move him into the sun
★★★★★☆☆☆☆☆
若干不安げなメロディをテノールが歌う。伴奏も不安げ。途中ソプラノと合唱が入ってきたり、幻想的な伴奏が入ったり、不思議な曲。最後は静かにアーメン合唱で終わる。
12. Domine Jesu Christe,Rex gloriae,
★★★★★★☆☆☆☆
オルガンの音ともに、天使の合唱のような雰囲気の児童コーラスとなる。
突然世俗的な感じの明るい合唱となる。若干対位法的。結構盛り上がる。
13. So Abram rose
★★★★★☆☆☆☆☆
テノールとバリトンの二重唱。アブラハムとイサクの話らしい。
初めは軽快で伸びやかな雰囲気の対話が続くが、段々と悲劇性を増していく。
14. Sanctus
★★★★★★★☆☆☆
美しいベルが鳴り響き、ソプラノが「サンクトゥス」を高音で繰り返す。
めまいがしそうな、迷宮に迷い込んだような映画音楽のような感じになったあと、華やかなファンファーレがなる。
その後、ソプラノと合唱が静かに対話を行う。最後は華やかに戻り終わる。
結構良い曲。
15. After the blast of lighning from the East
★★★☆☆☆☆☆☆☆
暗く重いバリトンソロ。つまらない。
16. One ever hangs where shelled roads part
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かなテノールのソロ。歌の穏やかな優しいメロディに比して、伴奏は不気味。途中何度か「アニュス・デイ」(神の子羊)という合唱がおどろおどろしく入ってくる。
17. Libera me,Domine,de morte aeterna
★★★☆☆☆☆☆☆☆
重く不吉なチェロ(コントラバス?)の音に導かれ、遠くの方から合唱が静かに歌い始める。
段々とスピードも上がり、ドラムの音もなり、行進曲風になる。とにかく暗く不気味なメロディ。
後半ソプラノの声に導かれ凄まじい盛り上がりを見せる。
18. It seems that out of battle I escaped
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
半音階の静かな不気味なテノールソロではじまる。伴奏もほとんどない。バリトンソロも入ってくるが基本暗い。途中ハープの音がなり、荒涼とした感じになる。10分近いが非常に退屈。
19. Let us sleep now
★★★★★★☆☆☆☆
最後は、テノール、バリトン、合唱が対位法的に、歌い感動的におわる。
変奏曲 [ブリテン ピアノ曲]
1. Like an Improvisation
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
止まりそうなほど間の多いゆったりとした主題。どこが始まりで、どこが終わりかわからない。
2.
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
重い鐘の音をイメージさせる音で始まる。ペダルを踏みっぱなしにしているのか音が濁って重なる。
3. Quick and Light
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
重く速い伴奏。右手もかなり動き回る。Quickではあるが、Lightな感じはしない。
4.
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
前曲の雰囲気を引き継いた感じの曲。
5. Quietly
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
重い感じは続くが若干ゆったりとしている。Quietな感じはしない。
6. Quick
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
元気で諧謔的。
聞かなくても良い曲な気がする。
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
止まりそうなほど間の多いゆったりとした主題。どこが始まりで、どこが終わりかわからない。
2.
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
重い鐘の音をイメージさせる音で始まる。ペダルを踏みっぱなしにしているのか音が濁って重なる。
3. Quick and Light
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
重く速い伴奏。右手もかなり動き回る。Quickではあるが、Lightな感じはしない。
4.
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
前曲の雰囲気を引き継いた感じの曲。
5. Quietly
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
重い感じは続くが若干ゆったりとしている。Quietな感じはしない。
6. Quick
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
元気で諧謔的。
聞かなくても良い曲な気がする。
夜の小品 [ブリテン ピアノ曲]
Nocturne
★★★★★★☆☆☆☆
舟歌のような一定のリズムを左手が奏で、その上を若干アンニュイな感じのメロディが流れる。
中間部は、若干情念的な暗い感じの雰囲気となる。
その後天使たちが呼びかけているようなメロディが、高音で奏でられる。
最後は穏やかでアンニュイなメロディに戻り終わる。
悪くない曲。
★★★★★★☆☆☆☆
舟歌のような一定のリズムを左手が奏で、その上を若干アンニュイな感じのメロディが流れる。
中間部は、若干情念的な暗い感じの雰囲気となる。
その後天使たちが呼びかけているようなメロディが、高音で奏でられる。
最後は穏やかでアンニュイなメロディに戻り終わる。
悪くない曲。
ソナティナ・ロマンティカ [ブリテン ピアノ曲]
1. Moderato
★★★★★★☆☆☆☆
短い序奏の後、悲劇的で力強い主題が奏でられる。長調になろうとする力と短調のままいようとする力がせめぎ合う緊張感のある部分。若干明るい第二主題の後、広がりのある展開部となる。最後は主題が戻ってきて終わる。
2. Nocturne
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかな湖を思わせる、透明度の高い美しい楽章。
結構良い曲。
★★★★★★☆☆☆☆
短い序奏の後、悲劇的で力強い主題が奏でられる。長調になろうとする力と短調のままいようとする力がせめぎ合う緊張感のある部分。若干明るい第二主題の後、広がりのある展開部となる。最後は主題が戻ってきて終わる。
2. Nocturne
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかな湖を思わせる、透明度の高い美しい楽章。
結構良い曲。
ドン・キホーテ [バレエ]
DVDで楽しむバレエの世界 パリ・オペラ座バレエ 「ドン・キホーテ」
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2012/02/22
- メディア: DVD
ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
バレエ :★★★★★★★★★☆
音楽 :★★★★★★★★☆☆
♪レオン・ミンクス
文豪セルバンテスの名著『ドン・キホーテ 後編』の、一挿話を用いたバレエで、「ドン・キホーテ」という題名にはなっているが、宿屋の娘キトリと床屋の青年バジルの二人の恋を中心に物語は進み、そこにドン・キホーテの有名な挿話が入れ込まれている。
ミンクスの音楽は、素晴らしくドン・キホーテが登場するときの主題歌的な音楽も心躍るし、スペインを舞台にしているだけあり、ロマ音楽の哀愁漂う音楽も美しく素晴らしい。キトリに求婚する富裕な貴族ガマーシュも良い味を出しており、コミカルな音楽も楽しい。
物語は面白いし、バレエも古典的な大技がガンガン登場するので、観ていてとても楽しい。
上演時間も短めで、子供と楽しむはじめのバレエとしては最適なのではないだろうか。
休日の日記 Op.5 [ブリテン ピアノ曲]
1. Early Morning Bathe
★★★★☆☆☆☆☆☆
無窮動的に動く伴奏のなか、タラ~、タラ~というメロディが繰り返される。題名から想像されるような優雅な感じはない。
2. Sailing
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かに、波の上を漂っているような始まり。中間部は混沌とした雰囲気となり、最後は静かに戻り終わる。
3. Funfair
★★★☆☆☆☆☆☆☆
元気なこれまた無窮動的な感じ。ピアノの名人芸的なテクニックはすごいのだろうが・・・、つまらない。
4. Night
★★★★☆☆☆☆☆☆
ひたすら静かに穏やかにゆっくりと進む。7分以上あり退屈。
イマイチ
★★★★☆☆☆☆☆☆
無窮動的に動く伴奏のなか、タラ~、タラ~というメロディが繰り返される。題名から想像されるような優雅な感じはない。
2. Sailing
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かに、波の上を漂っているような始まり。中間部は混沌とした雰囲気となり、最後は静かに戻り終わる。
3. Funfair
★★★☆☆☆☆☆☆☆
元気なこれまた無窮動的な感じ。ピアノの名人芸的なテクニックはすごいのだろうが・・・、つまらない。
4. Night
★★★★☆☆☆☆☆☆
ひたすら静かに穏やかにゆっくりと進む。7分以上あり退屈。
イマイチ
ロデリック・ハドソン [文学 アメリカ]
ロデリック・ハドソンというアメリカ人の若いまだ売れていない彫刻家を、アメリカの資産家ローランド・マレットがパトロンとなって、ローマへ連れて行き、有名にさせようとする話。
ロデリックの婚約者メアリ・ガーランドと、ローマで出会った絶世の美女クリスチーナ・ライトとの四角関係を描いた作品で、純粋だが文化や伝統がないアメリカと、文化や伝統はあるが、それに縛られてしまっているため自由がなく、自分の心に純真に生きられないヨーロッパ社会の対立を描いが、ヘンリー・ジェイムズが生涯持っていたテーマをわかりやすく描いた作品。
面白くなくはないのだが、なんにしろ、若き彫刻家ロデリックの身勝手さ、道徳観のなさなどが鼻につき、なんとなく読むのが苦しかった。純粋で知的で真っ直ぐなメアリとローランドが最後結ばれることをひたすら望むのだが・・・。
かなり長い作品で結構読むのがしんどかった。
Rigoletto (リゴレット) [オペラ イタリア ヴェルディ]
ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
アリア :★★★★★★★☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★★☆☆
ヴェルディの16作目。
ヴェルディ中期の名作と言われている。
侯爵とその道化リゴレット、彼の娘ジルダの物語。
権力者の強欲と、父と娘の愛、そして無私の愛を描いた作品。
主役はリゴレットであり、その娘がヒロインということなのだろうが、「女心の歌」という有名なアリアでもわかるように、マントヴァ公爵のアリアが「女心の歌」以外でも圧倒的に良い。音楽は全体的にその時々の登場人物の心情に合った雰囲気が当てられており、悪くはないのだが、すごく光る曲は少ない。
とはいえ、やはり素晴らしいオペラであることは間違いなくとても聴きやすくわかりやすいオペラになっている。
2つの子守歌 [ブリテン ピアノ曲]
1.
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
眠くならないような、ある意味眠くなるような現代的な曲。
2.
★★★★☆☆☆☆☆☆
行進曲風の全く子守歌的ではない曲。格好よくはある。
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
眠くならないような、ある意味眠くなるような現代的な曲。
2.
★★★★☆☆☆☆☆☆
行進曲風の全く子守歌的ではない曲。格好よくはある。
12の変奏曲 [ブリテン ピアノ曲]
1. 主題
★★★★☆☆☆☆☆☆
ポツポツとした対話のような素朴な主題。
2. 変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
いきなり短調の暗い変奏。
元気で攻撃的な変奏。
劇的で激しい変奏。
ゆったりとした幻想的な変奏。
激しい迷宮に入り込んだような変奏。
浮遊感のある幻想的な変奏。
フーガのような厳しい変奏。
少し足りないが、恐らくところどころ細かく分かれているのだろう。
主題があまり魅力的でないので普通。
★★★★☆☆☆☆☆☆
ポツポツとした対話のような素朴な主題。
2. 変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
いきなり短調の暗い変奏。
元気で攻撃的な変奏。
劇的で激しい変奏。
ゆったりとした幻想的な変奏。
激しい迷宮に入り込んだような変奏。
浮遊感のある幻想的な変奏。
フーガのような厳しい変奏。
少し足りないが、恐らくところどころ細かく分かれているのだろう。
主題があまり魅力的でないので普通。
3つの性格的小品 (1930) [ブリテン ピアノ曲]
1. Poco Allegro Vivace
★★★☆☆☆☆☆☆☆
つかみどころのないサラサラとした曲。
2. Poco Andante Grazioso
★★★★★★☆☆☆☆
少し悲しげで繊細なメロディの愛らしい曲。
3. Poco Presto E Molto Capriccioso
★★★★★☆☆☆☆☆
激しく揺れ動く練習曲のような曲。
★★★☆☆☆☆☆☆☆
つかみどころのないサラサラとした曲。
2. Poco Andante Grazioso
★★★★★★☆☆☆☆
少し悲しげで繊細なメロディの愛らしい曲。
3. Poco Presto E Molto Capriccioso
★★★★★☆☆☆☆☆
激しく揺れ動く練習曲のような曲。
小さな田園歌 [ブリテン ピアノ曲]
★★★★★☆☆☆☆☆
静かに始まり、アルペジオが流れるような雰囲気を作り上げる。印象派風の雰囲気を楽しむ曲。
静かに始まり、アルペジオが流れるような雰囲気を作り上げる。印象派風の雰囲気を楽しむ曲。