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ピアノ三重奏曲まとめ [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]


ベートーヴェン : ピアノ三重奏曲全集

ベートーヴェン : ピアノ三重奏曲全集

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/07/15
  • メディア: CD



ピアノ三重奏曲をまとめてみたい。

★★★★★★
3番、6番、7番

★★★★★
1番、2番、5番、9番

★★★★
4番、8番

やはり、短調曲やタイトル付き曲「7番=大公」などは充実している。
そして初期の曲は可もなく不可もなく聴きやすい。
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ピアノ三重奏曲 変ホ長調 八重奏曲ピアノ三重奏編曲版 op.63 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

管楽八重奏曲からの編曲らしいが、編曲はベートーヴェン自身ではなく、フランツ・クラインハイツという人らしい。それがベートーヴェンの作品番号になるのも良く分からないが・・・。
しかもこの曲は、ベートーヴェンは弦楽五重奏としても発表しているらしい。結構ベートーヴェンは気に入っていたということか。


管楽八重奏よりははるかに良い。
ピアノのおかげでメロディが分かりやすく引き立ち聴きやすくなっている。特に第一楽章はそれなりに魅力的な楽章だ。
第二楽章も、ピアノが優しいメロディを奏で、それを弦がサポートする。
第三楽章、第四楽章は妥当な感じ。そこまで目立った印象はない。

何度も編曲を繰り返しているようだが、やはりそこまで魅力的な曲ではないか。
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ピアノ三重奏曲 ト長調 カカドゥ変奏曲 op.121a [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

これも作品番号が付いているので一応正式に発表されたもの。
当時流行していたミュラーという人の歌曲を変奏曲にしたものらしい。

短調のドラマティックな音で序奏で始まる。
その後のテーマっぽいメロディも哀愁漂う流れるような感じで当時流行していたこともわかる。
メロディがそれなりに魅力的なので、それなりに聴ける変奏曲だ。
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ピアノ三重奏曲 変ホ長調 14の変奏曲 op.44 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆

作品番号もついている作品だが、正直あまり魅力的な作品ではない。
主題は、ディッタースドルフのジングシュピール「赤ずきん」のアリア「さあ、彼女とはお別れだ」に由来するらしい。
12分くらいの曲だが、10分くらいからの変奏が美しいが、ほかはイマイチ。


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ピアノ三重奏曲 変ホ長調 七重奏曲ピアノ三重奏編曲版 op.38 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

七重奏曲のベートーヴェンによる公式ピアノ三重奏編曲版で作品番号もついている。

第一楽章は、堂々とした楽章。七重奏より、ピアノが入ったほうがメロディがたっている気がする。
第二楽章 アダージョ楽章。綺麗なメロディをヴァイオリンが奏で、それをピアノが受ける。哀愁漂う感じがとても良い。
第三楽章 とても単純な牧歌的なメロディが繰り返されるのだがずっと聴いていると何となくはまってくる。これはネット情報によると、op49-2のソナチネと同じ主題らしい。
第四楽章 第三楽章をちょっと変形したような感じの楽章でこちらもずっと聴いていると何となくはまってくる。
第五楽章 こちらも牧歌的な感じ。若干ここまで同じようなものが続くと飽きてくる。若干派手さはあるか。
第六楽章 哀愁漂うメロディで始まる。すぐに楽しげな雰囲気に変わり、最後は盛り上がって終わる。

良い曲だった。
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ピアノ三重奏曲第9番 変ホ長調 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

第一楽章 ソナチネのような軽い感じの主題をピアノが奏でる。同じメロディを弦が入って繰り返される。展開部で同じ主題を短調っぽくしたり、若干変化をつけながら三者が入り混じり奏でていく。途中、ピアノの右手と左手がずれる部分など結構聴いていて面白い。
第二楽章 ベートーヴェン発のスケルツォ楽章らしい。ヴァイオリンとピアノの対話が続き面白い。
第三楽章 伸びやかな主題をピアノが奏でる。結構第一楽章と似た様な雰囲気。

ピアノによるソナチネのような感じで気軽に楽しめる。
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ピアノ三重奏曲第8番 変ロ長調 WoO.39 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

遺作の一楽章構成の三重奏。10歳の女の子のために作られた曲らしい。
確かに主題は愛らしく、終始穏やかでヴァイオリンとチェロの対話も良い。
悪くはないのだろうがなんということはない曲だ。
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ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 大公  [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

「大公」と名付けられたピアノ三重奏曲の中では最もよく知られた曲。
第一楽章は、とてもよく知られた堂々とした主題で始まる。この主題が形を変えて何度も繰り返される。12分以上とかなり長い楽章だが、あまりにもこの主題が素晴らしいので長さを感じない。
第二楽章は、チェロの牧歌的なメロディで始まる。それにヴァイオリン、ピアノが答える。ピチカートなども使用され、のどかな感じの楽し気な感じで曲は進む。
第三楽章は、アンダンテ・カンタービレ。これも12分以上あるのだが、ベートーヴェンの交響曲第9番第三楽章と同じく、美しく天上のような音楽なのだが、ここまで長いと飽きる。そしてあまりメロディの輪郭がはっきりしていないのでそこまで楽しめない。
第四楽章は、派手に終わるのかと思いきや、結構ミドルテンポの堂々としたずっしりした感じ。これをロンド楽章にして軽やかに終わればかなりの名曲になったと思うのだが・・・。

第一楽章のおかげで良く聞かれる曲にはなっているのだろうか、第三楽章第四楽章がもう一歩か。
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ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

「幽霊」と「大公」というタイトル付きの曲に挟まれた第6番。
第一楽章はいきなり一分半ほどの穏やかな序章で入る。そのあとも、アレグロということでスピード感はアップするが、穏やかな雰囲気は変わらないまま曲は進む。貴族の夕食会をイメージさせる高貴なメロディがひたすら続く。
第二楽章はつかみどころのない感じの若干面白いリズムの曲。ピアノ、ヴァイオリン、チェロのそれぞれの個性を活かした感じ、途中若干短調になり緊張感を持つ部分もあるが、基本的にはリラックスした雰囲気で曲は進む。
第三楽章は、傑作だ。ヴァイオリンの伸びやかなメロディをピアノの美しい伴奏が支える。その同じメロディをピアノが若干変形させて奏でるのだが、これに絡むヴァイオリンが非常に美しい。展開部で音楽の流れが止まる部分があるのだが、この部分のピアノの高音がとてもやさしく良い。初めのメロディをチェロが優しく奏で、それをピアノが再び受ける。このあたりのやり取りもとても素晴らしい。
第四楽章は堂々としたフィナーレ。協奏曲の第一楽章を思わせるような派手なソロを三者がバトルのように奏でる。

ピアノ、ヴァイオリン、チェロがそれぞれ個性を出せる素晴らしい曲である。だが、一、二楽章がもう少し派手な感じであればもっと世間に知られる名曲になったのではないだろうか。
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ピアノ三重奏曲第5番 二長調 幽霊 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

第一楽章:三者が一斉に音を鳴らす印象的な出だしで始まる。そのあと伸びやかなメロディが奏でられる。この主題がひたすら繰り返される楽章だ。
第二楽章:このくら~い楽章から、タイトルの「幽霊」というのはつけられたらしい。確かに暗いが、「幽霊」はちと違うのではないかと思ってしまう。延々と10分以上続く楽章で、メロディも魅力的ではないので結構退屈。
第三楽章:最後は明るい感じ。可もなく不可もなく、という感じか。

題名が付けられているベートーヴェンの曲にしては結構退屈な曲である。
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ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 P. Vn. & Vc. Version [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

ピアノ三重奏曲第4番のピアノ、ヴァイオリン、チェロバージョンを聴いた。
クラリネットよりも、ヴァイオリンの方がピアノとの相性が良いのか、原曲のバージョンよりもメロディが入ってきやすかった気がする。とはいえ、第一、二楽章は退屈だ。
最後の第三楽章の途中から、変奏曲っぽくなるのだが、そのメロディがずっと聴いていると若干はまってくる。ということで、原曲より★一つ多い5つ。
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ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

ピアノ三重奏曲と聴くと、ピアノ・ヴァイオリン・チェロをイメージするが、この曲はピアノ・クラリネット・チェロという珍しい編成。

私の聴いているCDの演奏だと、クラリネット柔らかい甘い感じが出ておらず、初めはフルートかと思った。当時はかなりヒットしたらしいが、第一楽章など正直あまり面白くない。第二楽章のクラリネットとピアノが対話をするような部分は、夜に恋人同士が語り合っているような情景を思い浮かべさえ悪くはないが、この楽章ももう一歩か。
最終楽章も楽しげな感じで明るい曲調で親しみ易くはあるが、これももう一歩。

すべてが中途半端な感じのする曲である。
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ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

ベートーヴェンの作品番号一番には、三曲有り、ピアノ三重奏曲1番~3番だ。
この曲を師であるハイドンに見せたところ、1番2番は絶賛されたが、この3番は酷評され出版しないほうが良いと言われた。しかしベートーヴェンはこの曲を最も自信作と思っていたらしく、関係なく出版したらしい。

確かに、三曲の中では最も素晴らしい。
第一楽章は、ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」を彷彿とさせる非常に緊張感・緊迫感に満ちたピアノで始まる。明るい第二主題も魅力的だ。ヴァイオリンとチェロも良い感じでピアノに絡んでおり、単なるお飾りと言う感じはしない。
第二楽章も魅力的だ。なんということのない素朴なメロディの変奏曲なのだが、変奏により何度も同じメロディが繰り返され、様々な音型で盛り上がりを見せると病みつきになる。
第三楽章が若干単調で重くつまらない。この楽章がもう少し魅力的だと傑作となるであろうが。
第四楽章、こちらは最終楽章とは思えないような堂々とした楽章。まるで第一楽章を二回聴かされているような感じ。非常に緊迫感のある第一主題。それに応えるかのようなのびのびとしながら若干憂いを含んだ第二主題。ピアノと弦の言葉をそっと交わすような場面を経て、堂々とした第一主題が戻ってくる。その後も主題が何度も繰り返され、ここまで盛り上げておきながら最後はそっと終わる。

先にも書いたが第三楽章がもう少し魅力的だと傑作だったのだが・・・。だが佳曲であることは間違いない。
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ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

作品番号1番の2曲目。
これも一番と同じく、ジャ~ンと始まるのだが、そのあとが、まるで協奏曲の二楽章のような穏やかで美しい世界がかなり長い時間(2分半程)続く。そのあと、結構堂々とした主題が現われる。この主題を短調で返すあたりが非常に美しい。展開部で結構ヴァイオリンが活躍し、ピアノと対話を繰り返す。
第二楽章は、第一番同様穏やかな感じ。これも三者がメロディを奏であう。若干長いか・・・。
第三楽章は、スケルツォ。これも何ということはない感じ。
第四楽章は、お互いがスピードを争うような音楽となっている。草原で若者がかけっこを楽しんでいる感じ。メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第一番に似たような雰囲気に途中からなり、圧倒的な盛り上がりを見せておわる。メンデルスゾーンに似ているというか、メンデルスゾーンがこの曲に影響を受けてその曲を作ったんだろうが・・・。

悪くはないのだが、第三楽章を除き、若干全体的に長い気がする。
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ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

ベートーヴェンの作品番号1番の作品である。

それにふさわしく、ジャ~ンという素晴らしい出だしで始まり、そのあと、流麗なメロディをピアノが奏でる。それをチェロとヴァイオリンがしっかりサポートする。
展開部で一瞬短調になったのち、再び明るい主題が流れるのだが、この部分のピアノのトリルが非常に美しい。この展開部一瞬短調になる部分が多く出てくるのだが、これがかなり良いアクセントになっている。
第二楽章はアダージョ。哀愁漂うというよりは、穏やかなゆったりとした午後をイメージさせる曲。ぼんやり外を見ながらアフタヌーンティを楽しんでいるイメージ。三者がメロディを交代しながら奏でる。この中央部分でもピアノのトリルが非常に美しい。
第三楽章は、ベートーヴェン得意のスケルツォ。楽しい部分ではあるがなんてことはない。
第四楽章は、鳥がさえずり合っているような鄙びた感じで始まる。ピアノが終始速いパッセージを奏でながら進んでいく。途中森に嵐がやってきたような感じで激しくなる部分を挟み、再び平和な感じになり、ラストへ向かって盛り上がっていく。最後のメロディが三者によってひたすら奏でられ続けるのが印象的。最後は結構あっさり終わる。

さすが、一番を付けただけありそれなりに聴ける曲だ。
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