SSブログ
ベートーヴェン 室内楽曲 ブログトップ

室内楽曲 まとめ [ベートーヴェン 室内楽曲]

★★★★★★★★
弦楽五重奏 ハ長調 Op.29

★★★★★★★
七重奏曲
ピアノ・フルート・ファゴットのための三重奏曲 WoO.37

★★★★★★
セレナーデ Op.25
セレナーデ Op.41
6つの民謡主題と変奏曲 Op.105
3つの二重奏曲 WoO.27
六重奏曲
八重奏のロンディーノ

nice!(0)  コメント(0) 

弦楽五重奏曲 変ホ長調 op.4 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

八重奏曲op.103を、ハイドンからの学びを取り入れ改作した作品らしい。

第一楽章 印象的な主題がひたすら繰り返される。結構耳に残る主題なのでこの楽章は聴いていてそれなりに楽しい。
第二楽章 緩徐楽章。ゆったりとした普通の楽章で、そんなに聞いていて面白いものではない。
第三楽章 メヌエット楽章。それなりに優雅な感じはあるが、やはりつまらない。
第四楽章 最後は、それなりに盛り上がって悪くはないが、普通。

管楽器を用いた八重奏よりはメロディも立っておりはるかに聞きやすくはなっているが、やはり平凡であまり面白くない曲である事は間違いない。
nice!(0)  コメント(0) 

弦楽五重奏曲 ハ短調 op.104 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

ピアノ三重奏曲第三番をベートーヴェン自身が、ハイドンなどのアドバイスをもとに、弦楽五重奏曲に編曲したものらしい。

第一楽章 短調の若干哀愁漂うメロディで始まる。そのあと前向きな決然とした主題が流れる。この主題と優しい流れるような第二主題の対比によってこの楽章は続くのだが、かなりこれは聴きやすい。
第二楽章 優しいメロディが流れる。落ち着いた曲。

第三楽章 メヌエットだが、少し物悲しい感じが漂う。

第四楽章 かなり長いフィナーレ楽章。こちらも決然としたメロディで始まる。悪くはない。

ピアノ三重奏曲第三番同様、悪くはない。
nice!(0)  コメント(0) 

弦楽五重奏曲 ハ長調 op.29 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★★★☆☆

オリジナルの弦楽五重奏曲というのは、この曲しかないらしい。かなりの名曲。ハ長調ということだが、まったくハ長調らしさのない、緊張感に富んだ素晴らしい曲。

第一楽章 印象的なスピード感のあるかなりとがった感じの出だしで始まる。流麗な美しい長調のメロディが流れるが、すぐに陰影を持った緊張感のあるメロディが入る。長調と短調が絶妙に絡み合いながら曲が進んでいく。対話的であるし、物語性もあり素晴らしい楽章だ。10分近いが全く長さを感じない。

第二楽章 アダージョ楽章。この楽章も素晴らしい。非常に柔らかな美しいメロディが流れる。恋人たちが優しく語り合っているような感じ。時折使用されるピッチカートが優しい感じを増幅させている。一瞬暗い場面を作ってみたりと、この楽章も10分近くあるが、全く長さを感じない。

第三楽章 スケルツォ楽章。非常に前向きで明るい未来へ進んでいく意志を感じる曲。1,2楽章に比べ短い楽章だが、こちらも素晴らしい。

第四楽章 伴奏が弦をかなり細かく激しく弾いている。そこに切り込んでいくかのようなヴァイオリンのメロディ。そのメロディを追いかけるような部分も素晴らしい。とにかく疾走感のある、美しい曲。

有名な弦楽四重奏曲よりもはるかにメロディも美しく、聴いていて楽しい。
本当にこれは名曲だ。
nice!(0)  コメント(0) 

モーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》のアリア〈もし伯爵様が踊るなら〉による12の変奏曲 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

主題が「フィガロの結婚」から取っているだけあり魅力的だ。
ピアノが主題を奏でているところに、ヴァイオリンがピッチカートで色を添える初めの部分がとても愛らしくて良い。そのあと、流れるようなピアノとヴァイオリンが素敵な音楽を奏でる。

とても優雅な曲である。
nice!(0)  コメント(0) 

マンドリンのための作品 WoO43b, WoO.44a, WoO.44b @ [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

まず、ベートーヴェンがマンドリンのための音楽を作っていたことが驚きだ。
一曲目 43bはマンドリンとハープシコードのための変奏曲。
    メロディが美しいのと、変奏の天才ベートーヴェンによってとても素敵で、高貴な作品に仕上がっている。
二曲目 44aはマンドリン・ソナタ
    楽し気な第一主題で始まり、途中展開部が短調になる。マンドリンの哀愁漂う音に非常にあっている。
三曲目 44bもマンドリンとハープシコードのための変奏曲。
    こちらは、行進曲のような、気持ちを非常に高める音楽となっている。楽器編成を変えればスポーツ大会の入場曲として使っても悪くない主題である。さすがに変奏部分もどれも素晴らしい。

目立った曲達ではないが、悪くはない。聴いて損はない曲達だと思う。
nice!(0)  コメント(0) 

ピアノとヴァイオリンのためのロンド WoO.41 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

なんということもないが、高貴な音楽をピアノとヴァイオリンが奏でる。悪くはないが目立った曲ではない。
nice!(0)  コメント(0) 

セレナーデ op.25 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

「フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナーデ」という題名ではあるが、フルートをメインに据え、ヴァイオリンとヴィオラがサポートするような形になっている。

全六楽章

一楽章 宮廷的な明るい響きの音楽
二楽章 穏やかな美しいメロディをフルートがソロで奏でる。同じテーマを弦が支えながら繰り返す。
    心和む楽章となっている。
三楽章 短調と長調が対話をする楽章。とても緊張感に富んだ素晴らしい音楽となっている。
    この楽章では結構弦楽器が活躍する。
四楽章 ゆったりとしたのどかなメロディの変奏曲。こちらも心和む楽章となっている。
五楽章 大草原を駆け抜けるような明るいイメージの楽章。短いが楽しげである。
六楽章 涙が出そうなほど美しいメロディを三者が奏でる。途中フルートのトリルが非常に美しい。
    コーダ的に非常に元気のよい音楽が奏でられ圧倒的な盛り上がりで終わる。

今調べていたら、この曲を違う編成で発表したのがop.41らしい。

なんにしろ素晴らしい音楽だ。

nice!(0)  コメント(0) 

2本のホルンと弦楽四重奏のための六重奏曲 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

この曲も珍しい構成である。2本のホルンが順々にメロディを奏で、裏で弦楽四重奏がそれを支える。ホルンがとてもやさしい音色なので、非常に弦楽と合っている。のどかな感じが、ヴァイオリン・ソナタ「春」をイメージさせる。
第二楽章の緩徐楽章も非常に美しい。管楽器でよくこんなに抑えた音で優しく吹くことが出来るなと思わせる。ショパンのピアノ協奏曲の第二楽章をイメージさせる非常に美しい穏やかな音楽。

最終楽章は、大草原で羊などを呼ぶために使うような笛をイメージさせる音ではじまる。終始のどかな感じで音楽は進み、最後は盛り上がって終わる。

派手ではないが、良い曲である。

nice!(0)  コメント(0) 

ピアノと管楽のための五重奏曲 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

ピアノと弦楽のための~重奏はよく見るが、管楽のためというのは珍しい。
序奏部が特に素晴らしい。弦楽ではなく管楽と音を合わせているということもあるのかもしれないが、ピアノの音においてスタッカートが多用されており、ピアノをメロディ楽器というよりは、打楽器として扱っている感がある。これは後のバルトークを彷彿とさせる。

やはりホルンの音が非常に耳に残る。ベートーヴェンはホルンという楽器を相当気に入っていたのではないかと思うくらいホルンの活躍の場が多い。鄙びた素朴なメロディが、管楽の柔らかい音色、そしてピアノの繊細な音色で奏でられる。普通、こういったスタイルの曲はピアノが活躍することが多いのだが、完全にピアノが他の楽器で混ざり合っており、自己主張しない。とても聴いていて心地よい音楽である。
難点をあげるとすれば、最終楽章の盛り上がりがイマイチか。最後も穏やかに終わってしまう。
nice!(0)  コメント(0) 

七重奏曲 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

七重奏曲を聴いた。この曲も何度も聞いていたが今までピンと来なかった。
しかし、今回じっくり聴いてみてかなり良い曲だと思った。
全体的に柔らかく穏やかな音色で聴いていてとても心地良い。
第二楽章のアダージョは非常に美しいし、第四楽章の変奏曲も民謡からの引用らしくこちらも良い。
第一楽章やメヌエット、スケルツォ、最終楽章など、交響曲を思わせる堂々とした曲で、本当によかった。

今思うと、昔テレビで観た曲は、八重奏ではなく、この七重奏だったのではないだろうか。
nice!(0)  コメント(0) 

3つのフルートのためのトリオ [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

3本のフルートのための曲という非常に珍しい曲。すべての音がフルートによって奏でられるせいであると共に、フルートの音色を生かすために、柔らかい優しい旋律を心掛けているかもしれないが、モーツァルトのオペラ『魔的』をイメージしてしまう。

一応三楽章構成にはなっているが、一、二楽章は同じような雰囲気。三楽章はロンドということで若干明るく前向きな曲になっている。大草原を力いっぱい走り回って遊ぶ子供たちをイメージさせる曲となっている。
nice!(0)  コメント(0) 

10の民謡主題と変奏曲 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

6つの民謡主題と変奏曲と基本コンセプトは同じ。フルートとピアノによって、スコットランドやアイルランドの民謡主題と変奏が奏でられる。

とても素朴なメロディばかりで心が和むが、さすがに10曲続くと若干飽きる。
基本的には明るく、跳ねるようなリズムの曲が多いが、
6曲目は比較的ゆったりとした曲で心落ち着く。
7曲目はロシア民謡らしく、物悲しい主題となっている。ピアノとフルートの掛け合い部分が非常に美しい。この曲はこの曲集の白眉といえる。

悪くはないが、先にも書いたが若干飽きる。途中にロシア民謡が入っているのがいいアクセントになってはいるが。
nice!(0)  コメント(0) 

ピアノ、フルート、ファゴットのための三重奏曲 Wo0.37 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

若いころの作品らしく、ちゃんとした作品番号もついていないが3楽章構成のかなりしっかりとした曲。

第一楽章:美しい主題が、フルート、ピアノ、ファゴットによって奏でられる。ファゴットの鄙びた感じがとても良い。
第二楽章:最高に美しい音楽が三者によって展開される。物悲しいメロディが初めに流れる。映画で別れの場面などで使っても何の違和感がなく、現代の人が作曲したと言われても誰も気が付かないのではないだろうか。そのうち曲想が明るくなっていくが美しさは失われない。最後はだんだんと盛り上がっていく。これも感情が高まっていくような感じである。初めの物悲しい雰囲気に近づいていく。そしてゆっくりになって非常に静かになって終わる。
第三楽章:第二楽章の余韻を残したまま第三楽章に突入する。とても快活で分かりやすい音楽。

三者の役割も結構平等に割り振られておりとてもバランスの取れた佳作だ。正式な作品番号がないのが不思議なくらいしっかりとした聴きごたえのある曲だと思う。
nice!(0)  コメント(0) 

6つの民謡主題と変奏曲 op.105 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

この曲は素晴らしい。とにかく民謡主題がきれいなので、すべて聴いていて飽きない。基本はスコットランドとアイルランドの民謡。第4曲は、非常に有名な「庭の千草」という曲。
ベートーヴェンの変奏能力は本当に素晴らしく、こんな単純なメロディをよくもこんなに変奏できるなと思う。さらに言えば、あのベートーヴェンがこんなに民謡に愛着を持っていたことも驚かされる。

とにかくピアノが素晴らしいので、聴いてみて欲しい。
nice!(0)  コメント(0) 

セレナーデ op.41 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

この間、ノクターンを調べていた時に読んだのだが、ノクターンというのは、夜想曲と訳される。アイルランド出身のイギリス・ロシアで作曲活動をしたジョン・フィールドが開拓したピアノ曲の分野で、一人で夜にしっとりと聴くことをイメージして作られているので、穏やかで流れるような曲想が多い。

セレナーデ(セレナード)は小夜曲と訳され、ノクターンと同じようなものをイメージするのだが、これは、窓の下で恋人に捧げる歌曲をイメージして作られたものであり、交響曲などよりも楽章数の多い、少人数で奏でられる、夜会で食事を楽しみながら気軽に聞ける音楽をイメージして作られていることが多いので、曲想は結構明るめのものが多い。
かの有名なモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」もセレナードだと言えば、曲のイメージがわくかもしれない。

この曲も例に漏れず、結構明るめの曲調。ピアノとフルートのための曲である。

1楽章:結構跳ねるようなリズムで始まる。鳥たちが朝ささやきあっているようなイメージ。これはフルートがメロディを弾いているからなのだろう。ピアノも結構軽い感じでとても楽しげである。
2楽章:ピアノから入る。ソナチネの主題のような愛らしいメロディで入る。この愛らしいメロディがどんどん形を変えて演奏される。
3楽章:ピアノが短調の暗い感じで入るが、それを長調でフルートが返すあたりがとても良い。結構短調が続く、ところどころ長調になり曲調が変わるのがアクセントありとても良い。
4楽章:しっとりとしたアンダンテの変奏曲楽章。こういう音楽を書かせると本当にベートーヴェンは天才的力を発揮する。涙が出そうなメロディをフルートがピアノが順番に奏でる。
5楽章:スケルツォと名付けられているだけあり、軽快な楽しい音楽。交響曲の3楽章のような感じ。
6楽章:短いアダージョ楽章。4楽章ほどの美しさはなく。本当に中間にそっと置かれた感じ。途中、ピアノとフルートが順番にトリルを奏でる部分は綺麗ではある。
7楽章:最終楽章だけあり堂々とした音楽。こういう音楽を書かせてもベートーベンは素晴らしい。

全体的に素晴らしく、飽きずに聴ける。もっと知られてもよい作品な気がする。
nice!(0)  コメント(0) 

「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 ハ長調 WoO.28 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

これも、2本のオーボエと一本のイングリッシュ・ホルンのための曲。
モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」の中の一曲をわざわざ持ってきているだけあって、メロディが綺麗なので、楽しく聴ける。
変奏も一つ一つが短く、原曲のメロディが壊れるほど変形させているものもないので、非常にわかりやすい曲となっている。だが、ベートーヴェンの素晴らしい才能が感じられるか、というとそこまでではない。
やはり正式に作品番号がついているものとは違うな、と感じさせられた。
nice!(0)  コメント(0) 

三重奏曲 ハ長調 op.87 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

これも珍しい編成の室内楽で、二本のオーボエと一本のイングリッシュホルンのための曲らしい。

マイナーな曲とは言え、作品番号もしっかりと付いており、楽章も4楽章構成でかなり、聴き応えのある曲。
第一楽章は、ヴァイオリン・ソナタのように掛け合いでメロディが奏でられる部分も多く、可憐なメロディが非常に心に残る。
第二楽章は、しっとりした曲で、この楽器の特性を活かしたとても穏やかな楽章。
第三楽章は、スケルツオということで、楽しげ。
第四楽章は、結構派手な堂々とした感じの曲で締めるのかと思いきや、結構のどかな、ひなびた感じの曲。

初めにも書いたが、全体としてメロディも立っており、聞いていて飽きるような曲ではない。
ベートーヴェンの若干マイナーだけど、良い曲を探している人は一度聞いてみても良いのではないだろうか。
nice!(0)  コメント(0) 

木管五重奏 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

3本のホルン、オーボエ、ファゴットのための五重奏曲らしい。
非常にめづらしい、組み合わせの曲となっている。ベートーヴェンは結構ホルンのための曲を書いているようで、交響曲などでも非常にホルンの歌わせ方がうまい。

ブラームスの曲などにも言えるのだが、ホルンってとても大きい楽器で音が出る部分も大きく、派手な音がなるのかと思いきや、非常に柔らかく暖かい音が出る。ホルンが活躍すると、すごくのどかで牧歌的な雰囲気になる。

この曲は三楽章構成になっている。
一二楽章は魅力的なメロディを持った素朴でゆったりとした暖かな曲。
三楽章は、30秒ほどで終わる、テンポの速い曲。

一度耳を傾けてみても損はない曲だとは思う。
nice!(0)  コメント(0) 

3つの二重奏曲 Wo0.27 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

もともとは、クラリネットとファゴットのために作られた曲らしい。だが、多くの楽器の組み合わせで演奏されるらしい。

このCDにはクラリネットとファゴットというオリジナルの楽器で演奏されており、どちらも非常に柔らかい音を出しており、メロディも美しく。非常に良い感じである。ちゃんとすべて3楽章構成になっており、整った曲となっている。

第一番はハ長調ということで、一楽章は非常にわかりやすく明るい曲調である。二楽章もしっとりとした哀愁に満ちた音楽となっている。三楽章も最終楽章にふさわしい堂々とした曲となっている。

第二番はヘ長調、一番に比べて全体的に若干おとなしめで鄙びた印象を受ける。

第三番は、変ロ長調。こちらも全体的にしっとりとした感じになっている。三楽章は30秒ほどでスピードを持った曲。かなりあっさり終わる。

全体として悪くない。ロマン派的な感じを受ける曲だ。ちゃんと発表すればそれなりに受け入れられた曲なのではないだろうか。

nice!(0)  コメント(0) 

六重奏曲 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

これもそれなりに大規模な編成の室内楽曲。
こちらは八重奏曲と違いそれなりに良い。
堂々、交響曲を彷彿とさせる序奏の後、耳馴染みの良い主題が奏でられる。
全体的にひなびた感じで面白い。

室内楽の中では楽しんで聞けるのではないだろうか。
nice!(0)  コメント(0) 

八重奏のロンディーノ Wo0.25 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

これも八重奏曲ということだが、有名な八重奏曲と比べ、圧倒的に良い。とにかくメロディが素朴でありながら、もの悲しく心に響く。これが、管楽器の柔らかい音で奏でられると涙が出そうになる。

ひたすら、哀愁漂うメロディを楽しむことが出来るこの曲こそ傑作といえるのではないだろうか。
是非、多くの人に聴いてもらいたい。
nice!(0)  コメント(0) 

八重奏曲 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

中学生くらいだったころ、テレビでクラシックの音楽をやっている番組を偶然見た。オーケストラほどではないが、たくさんの演奏者が並んでおり、しばらく聞いていた。ひたすら美しいメロディが流れ続けた。当時、ピアノ曲やオーケストラ曲はそれなりに聴いていたが、室内楽曲はとっつきづらいという印象を持っていた。その番組を見て、室内楽曲でもこんなに良い曲があるんだなあ、と思った印象がある。最後に、曲名を確認したら、ベートーヴェンの八重奏曲と書かれていた。

その時からしばらくこの曲を耳にすることがなかったのだが、数年前、ベートーヴェンの室内楽を集中して聴くときがあり、この曲のCDも購入して聴いた。とても楽しみにしていたのだが、なんとなくさらっと流れて行ってしまい、初めて聞いた時の感動がなかった。

それから何度か聴いているのだが、正直、ぱっとしなかった。

今回改めてしっかり聴いてみたがやはりぱっとしない。正直、当時感じたメロディの美しさを全く感じないのだ。若きベートーヴェンの傑作と言われているらしいが、正直あまり面白くない。

いろんな音色を楽しめるという意味では面白いのかもしれないが、ベートーヴェンの他の傑作と言われている作品と比して、圧倒的につまらない曲といえる。
nice!(0)  コメント(0) 

6つのドイツ舞曲 Wo0.42 [ベートーヴェン 室内楽曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

ピアノとヴァイオリンのための曲。
伯爵夫人の娘たちのために書かれた曲らしい。とてもシンプルなメロディと構成の曲。
気軽に聞ける曲ではある。
nice!(0)  コメント(0) 
ベートーヴェン 室内楽曲 ブログトップ