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クラリネット・ソナタ 第二番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:クラリネットの為の作品集 (Brahms: Clarinet Quintet; Clarinet Trio; Clarinet Sonatas)

ブラームス:クラリネットの為の作品集 (Brahms: Clarinet Quintet; Clarinet Trio; Clarinet Sonatas)

  • 出版社/メーカー: Brilliant Classics
  • 発売日: 2001/12/01
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
非常に美しい牧歌的な雰囲気で始まる。少し劇的な第二主題も悪くない。

第二楽章
★★★★★★★★★☆
劇的で泣きのメロディを持ったはじめの部分。荘厳で神々しいい中間部。はじめの主題が戻る最終部分。全てが素晴らしい楽章。
クラリネットが演奏できる同僚の先輩と文化祭で演奏しようと半年間必死で練習した曲。しかし結局間に合わず演奏できずに終わった、複雑な思いがある曲。しかし素晴らしい。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
二、三楽章が逆でも良かったのでは、と思う非常に穏やかで落ち着いた変奏曲風の楽章。主題は際立って良いものでもないが、雰囲気は悪くない。

この曲もメロディが美しく聴きやすい。
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クラリネット・ソナタ 第一番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:クラリネットの為の作品集 (Brahms: Clarinet Quintet; Clarinet Trio; Clarinet Sonatas)

ブラームス:クラリネットの為の作品集 (Brahms: Clarinet Quintet; Clarinet Trio; Clarinet Sonatas)

  • 出版社/メーカー: Brilliant Classics
  • 発売日: 2001/12/01
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
悲劇が始まることを予感させるメロディをクラリネットが奏でて始まる。ピアノも同じメロディを奏で、その後まさに悲劇が起こるドラマティックな雰囲気になる。途中穏やかな部分も登場するが悲劇的な雰囲気は続く。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇が終わり、平和が訪れた人々の心の中を描いているような美しい緩徐楽章。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
ポルカのような楽しげで牧歌的な雰囲気で始まり、途中若干陰のある雰囲気になるが最後は、ポルカ風のメロディ終わる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
古典バレエのフィナーレのような楽しげで躍動感に満ちた最終楽章。

全体的に美しいメロディに彩られており聴きやすい曲。
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チェロ・ソナタ 第二番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:チェロ・ソナタ集

ブラームス:チェロ・ソナタ集

  • アーティスト: ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2015/05/20
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★★☆
劇的で華やかな始まり。ピアノのトレモロ(というのか?)のなか美しいメロディをチェロが奏でる。少し落ち着くとチェロが低音で哀愁漂う美しいメロディを奏で、その後吹っ切れたようなピアノの広がりのあるメロディが流れる。途中緩徐楽章的なゆったりとした部分も挟まれる。第一番同様メロディも美しい素晴らしい楽章。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとした美しい緩徐楽章。チェロの様々な演奏技法も楽しめる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
緊迫感のあるピアノで始まる。チェロも決然としたメロディを奏でる。中間部の息の長い壮大なメロディも魅力的。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
少し東欧風の舞曲をイメージさせるエキゾチックなメロディを持った最終楽章。陰影のある雰囲気ながらどこか開放感のある聴いていて楽しい楽章。

第一番同様、美しいメロディのちりばめられた佳曲。

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チェロ・ソナタ 第一番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:チェロ・ソナタ集

ブラームス:チェロ・ソナタ集

  • アーティスト: ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2015/05/20
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★★☆
哀愁漂う美しいチェロの第一主題が悲しげに歌われて始まる。そして天国的な広がりのあるこれまた美しく神々しい第二主題が流れる。15分近い大作だがとにかくメロディが素晴らしいので飽きずに聴ける。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
跳ねた感じの愛らしい舞踏楽章。チェロの優しい音色が非常に合っている。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
バッハの「フーガの技法」からとったらしい主題で展開されるフーガ楽章。力強く劇的な曲でとにかく格好良い最終楽章。

全体的にメロディが美しく素晴らしいソナタだ。
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ヴァイオリン・ソナタ 第三番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(SHM-CD)

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(SHM-CD)

  • アーティスト: オーギュスタン・デュメイ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
メランコリックでドラマティックな第一主題が非常に印象的。伸びやかで美しいメロディの第二主題も良い。この二つの主題が色々と形を変え絡み合いながら曲は進む。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
とても穏やかでロマンティックな楽章。ドラマや映画の愛の場面で用いられても良いような雰囲気の美しい雰囲気がとても印象的。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
嵐が来ているかのような不穏な雰囲気で始まる。リズムも結構面白い。中間部の音数を減らし、ピッチカートを用いた静かな緊張感のある部分も良い。最後は静かに美しく終わる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
激情的な始まり。ベートーヴェンのピアノ・ソナタを彷彿とさせる緊張感に富んだ美しい楽章。

全体的に緊張感があり、美しいメロディも満載で3曲のヴァイオリン・ソナタの中では総合的に一番優れている気がする。
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ヴァイオリン・ソナタ 第二番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(SHM-CD)

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(SHM-CD)

  • アーティスト: オーギュスタン・デュメイ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★☆☆
優しい穏やかなピアノのソロで始まる。そっとヴァイオリンも音を加えていき、同じ旋律をヴァイオリンが奏でる。段々と熱を帯び、その後ロマンティックこの上ない第二主題が提示される。とにかく美メロの嵐のような楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
典雅な伸びやかなメロディをヴァイオリンが弾いて始まる。その後のピアノとヴァイオリンの掛け合いも愛らしくて綺麗。その後、若干民族舞曲的な雰囲気になる。最後になぜか突然盛り上がって終わる。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
この曲も最終楽章とは思えない、優雅で静かな楽章で終わる。穏やかではあるがあまり特徴的なメロディではないのでもう一歩な感がある。

第一楽章が素晴らしいので、若干しりつぼみ感がある曲ではあるが、それなりに優雅で聴きやすい。
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ヴァイオリン・ソナタ 第一番 雨の歌 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(SHM-CD)

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集(SHM-CD)

  • アーティスト: オーギュスタン・デュメイ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★☆☆
非常に牧歌的な心和むメロディで始まる。ピアノの和音を荘厳に淡々と弾くのも良い。その後、少年・少女が草原で軽やかに手を繋いで遊んでいるかのような伸びやかな美しい第二主題が登場。とにかく田園風景が心に次々と浮かんでくる美しい楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
秘めた情熱を表したような緩徐楽章。第一楽章が良かっただけに、普通な感じ。ブラームス特有の美しいメロディも出てこない。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「テンペスト」をイメージさせるさざ波のような美しい最終楽章。最終楽章とは思えないしっとりとした終わり方をする。ピアノとヴァイオリンのやりとりがとても美しい。

第二楽章が少し残念な感じではあるが、非常に聴きやすい曲だとは思う。


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室内楽曲(ソロ楽器&ピアノ以外) まとめ [ブラームス 室内楽曲]

弦楽六重奏1    8.0
クラリネット三重奏 7.0
ピアノ五重奏    7.0
ホルン三重奏    7.0
ピアノ三重奏3   6.5
ピアノ四重奏1   6.3
ピアノ三重奏1   6.3
クラリネット五重奏 6.0
弦楽六重奏2    5.8
ピアノ四重奏2   5.5
弦楽四重奏3    5.3
ピアノ四重奏3   5.0
ピアノ三重奏2   5.0
弦楽五重奏2    5.0
弦楽四重奏2    4.8
弦楽五重奏1    4.7
弦楽四重奏1    4.3

こう見ると、弦楽六重奏曲の第一番は群を抜いて素晴らしい曲なんだなあと思う。
そしてピアノが入ると劇的さが増すのかやはり聴きやすくなるのだと思う。クラリネット、ホルンの三重奏はどちらもピアノが入った三重奏曲。
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ホルン三重奏曲 [ブラームス 室内楽曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



この曲は、大学時代、陸上同好会で同じクラシック愛好家の友人に勧めてもらって以来ずっと気に入っている曲。物語的で素晴らしい。

第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
田園の中にある、二つの優しい恋人の物語のような音楽。
「むかし、むかし~」と語りだしているかのような、のどかで優しい出だし。
そのあと、心優しい二人の恋人たちが愛を語り合っているかのような優しい雰囲気になる。
しかし、二人の愛に様々な困難がやってくる。
最後は、結婚を許されて幸せな雰囲気になる。
という感じか。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
結婚式を表しているかのような華やかな雰囲気で始まる。
その後、ダンスパーティーが始まる。
しかし、突然ヒロインがさらわれ悲劇的なムードに。
最後はとりあえず結婚式を終わらせる。
この楽章も物語的で楽しい。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
いなくなってしまったヒロインを嘆く悲しげでどこか優しい雰囲気の緩徐楽章。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
最後は大団円。第二楽章に似た祝祭的な雰囲気に包まれた華やかん楽章。

ホルン、ピアノ、ヴァイオリンという珍しい編成の室内楽曲。クラリネット三重奏同様素晴らしい曲。
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クラリネット三重奏曲 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:ピアノ三重奏曲第1-3番、ホルン三重奏曲、クラリネット三重奏曲

ブラームス:ピアノ三重奏曲第1-3番、ホルン三重奏曲、クラリネット三重奏曲

  • アーティスト: ヴァーシャリ/ブランディス/ボルヴィツキー/ハウプトマン/ライスター
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 2014/11/05
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
チェロの、情熱的で哀愁漂うソロで始まる。その後クラリネット、ピアノが加わっていき壮大でドラマティックな音楽が展開される。素晴らしいメロディはあまり出てこないのだが何にしろ雰囲気が悲劇的で美しい。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
優しいピアノ伴奏の上で、クラリネットとチェロが親密な対話を繰り返す。この楽章も何ということのないメロディなのだが、とにかく雰囲気が優しく美しい。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
優しく牧歌的な雰囲気で始まる。美しい舞踏音楽も入ってきてとにかく楽しく美しい楽章。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
民族舞踏音楽のような哀愁漂う激しい音楽。中間部のどこか悲しげなゆったりとした旋律も綺麗。フィナーレにふさわしい華のある楽章。

クラリネット、チェロ、ピアノという珍しい編成。ピアノが入るとかなり聴きやすい音楽になるのだなあとこの曲を聴いて改めて思った。
ブラームスのクラリネット、というと五重奏の方が有名な気がするのだが、こちらの方が聴きやすく美しい気がする。隠れた(隠れてない?)名曲か。
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クラリネット五重奏曲 [ブラームス 室内楽曲]


Clarinet Quintets

Clarinet Quintets

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1999/05/11
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
草原の中を吹き抜ける秋風のような、爽やかではあるが若干哀愁のある優しいメロディで入り、ドラマティックな第一主題が提示される。第二主題も自然を描写したような滑らかな美しいメロディを持っている。聴いていて心がとても穏やかになる楽章。クラリネットの響きが美しすぎる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
天国的な響きを持った、悲しみを湛えた美しい緩徐楽章。第一楽章の冒頭のテーマも若干顔を出す。最後の消えていきそうな天上へと引き上げられていくような部分は素晴らしく美しい。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとしたつかみどころのない部分のあと、若干スピード感のある中間部になる。この中間部もあまり魅力的なメロディではない。最後はゆったりとした雰囲気に戻る。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした若干憂いのある主題の変奏曲。主題がそこまで明確な感じのメロディではなく若干退屈。

一、二楽章が素晴らしいだけに、後半の失速がもったいない曲。
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弦楽四重奏曲 第三番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:弦楽四重奏曲

ブラームス:弦楽四重奏曲

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
高貴極まりない古典的な第一主題、全くリズムの違うこれまた優美な第二主題が、絶妙に絡み合いながら曲を構成している。結構良い。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらさも高貴極まりないメロディで始まる。。ドラマティックな展開を見せる中間部も悪くない。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ヴィオラが終始メロディを弾く楽章らしい。哀愁漂う美しく伸びやかな旋律が流れる。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
面白いリズムだがあまり特徴のないメロディを主題に持つ変奏曲。第一楽章の冒頭のテーマが後半ちょこっと顔を出すのも面白い。

全体的に悪くはない。弦楽四重奏三曲の中では一番良い。とはいえブラームスの他作品に比べれば普通。
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弦楽四重奏曲 第二番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:弦楽四重奏曲

ブラームス:弦楽四重奏曲

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
伸びやかな美しい旋律で始まる。第一主題提示後に始まるピッチカートの伴奏が何とものどかな感じで良い。とはいえ、結構淡々と曲は流れていく。

第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
穏やかな緩徐楽章。あまり特徴的ではない。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
穏やかに始まり、途中少し盛り上がる。これもあまり特徴的ではない。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
民族舞踏っぽいメロディと途中登場する変拍子っぽいところが面白くはあるが普通。

全体的に普通。この曲も何度も聴きたい曲ではない。

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弦楽四重奏曲 第一番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:弦楽四重奏曲

ブラームス:弦楽四重奏曲

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
細かい刻むような伴奏の上を緊張感のあるメロディが流れて始まる。結構壮大な楽章だが、正直退屈。

第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
アダージョ楽章。確かに綺麗ではあるが、退屈。

第三楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらもブラームス特有の美しくメランコリックなメロディもないし、正直退屈。

第四楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
悲劇的な始まり。こちらも退屈。

全体的に退屈。何度も聴きたい曲ではない。
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弦楽五重奏曲 第二番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:弦楽五重奏曲第1番

ブラームス:弦楽五重奏曲第1番

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1991/04/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
物語が始まりそうなワクワク感のある、明るい出だし。風光明媚という言葉がぴったりの主題から始まる。その後も伸びやかな旋律が続く。

第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
緩徐楽章。変奏曲風だがあまり魅力的な主題ではない。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
緩徐楽章が二つ並んでいるかのような穏やかな楽章。幽玄な不思議な雰囲気の始まり部分と、少し動きのある憂いを帯びた中間部、はじめの幽玄な雰囲気に戻り終わる。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
最後は明るい雰囲気で楽しく終わる。

この曲も第一楽章以外はもう一歩の感がある。
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弦楽五重奏曲 第一番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:弦楽五重奏曲第1番

ブラームス:弦楽五重奏曲第1番

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1991/04/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
田園的な美しい旋律の第一主題。優美な第二主題、次々と伸びやかで美しい旋律が流れるのだがあまり特徴的な感じではない。

第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした緩徐楽章。こちらも特徴的な感じではない。途中舞曲風の部分が入る。

第三楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
スピード感のある最終楽章。あまり面白くない。

第一楽章は穏やかできれいだが、第二、三楽章は普通すぎる。つまらない。
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弦楽六重奏曲 第二番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:弦楽六重奏曲集

ブラームス:弦楽六重奏曲集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
「タラタラタラ」という波のような、トレモロ?の伴奏に乗って、平和な穏やかなメロディが奏される。その後若干悲劇的な力強いメロディも奏される。綺麗なメロディがずっと流れているはいるのだが、そこまで素晴らしいという感じではない。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
メランコリックで美しく若干民族風のメロディが奏でられる。途中元気な快活な部分を挟み、はじめの民族風の美しいメロディが回帰される。悪くない楽章だ。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
変奏曲風の楽章だが、どこからどこまでが主題なのかわかりづらく、ただ音楽が絡み合って流れているだけという印象。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
第一楽章のような雰囲気だが、もう少し力強く壮大な感じで始まる。その後かなり緻密に練り上げられた感じの音楽が展開されるのだが、主題がそこまで魅力的でないのでもう一歩な感じ。

全体的に悪くはないのだが、メロディの魅力がイマイチ。

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弦楽六重奏曲 第一番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:弦楽六重奏曲集

ブラームス:弦楽六重奏曲集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
叙情的でロマンティックな楽章。穏やかで郷愁を感じさせる第一主題、少し高貴で優しい第二主題、少し哀愁漂う展開部と全てが美しい楽章。

第二楽章
★★★★★★★★★☆
ブラームス自ら、ピアノの変奏曲の主題として使ったほどの美しいメロディ。ドラマティックでメランコリックなメロディは非常に心に残る。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
バロック的な、高貴な雰囲気の舞踏曲っぽい三拍子のスケルツォ楽章。楽しげで美しい。

第四楽章
★★★★★★★★☆☆
第三楽章に続き、この上なく高貴で優雅な雰囲気の最終楽章。

全ての楽章のレベルが高い稀に見る室内楽の傑作。

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ピアノ三重奏曲 第三番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番、ピアノ四重奏曲第2番

ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番、ピアノ四重奏曲第2番

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/01/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
情熱的な第一主題、優美な第二主題、相変わらずの見事な対比は素晴らしいが、なによりどちらのメロディも耳に残るし美しい。この二つのメロディが様々に展開されていく。緊張感もあり素晴らしい楽章。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
対位法を効果的に用いたスケルツォ楽章。そんなに素晴らしいメロディというわけではないのだが何となく分析的に聴かせてしまう、うまい仕掛けがある。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
懐かしい感じの美しいメロディが、対話的に奏されていく、心和む優しい緩徐楽章。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
緊迫感のあるスタッカート気味の主題で始まる。若干混沌とした感じでもう一歩な感じがする。

三楽章までが素晴らしかっただけに、最終楽章が若干残念。



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ピアノ三重奏曲 第二番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス : ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調

ブラームス : ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1996/03/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
劇的な第一主題と、伸びやかな第二主題の対比が美しい。とはいえメロディがわかりづらくあまり心に残らない。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
変奏曲形式の緩徐楽章。悲劇的なメロディをヴァイオリンが情熱的に奏でる。ピアノも半歩遅れた感じで和音を力強く奏する。こちらも終始熱情的で悪くはないのだが、やはりメロディがわかりづらくもう一歩。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のあるスケルツォ楽章。スタッカート気味の弦の演奏、暴れまわるピアノ、途中の広々とした草原をイメージさせる雰囲気は悪くはない。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
最終楽章的な華やかさはあるが、あまり印象的なメロディもなくもう一歩。

全体的にメロディが光っておらずもう一歩。
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ピアノ三重奏曲 第一番 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス : ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調

ブラームス : ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1996/03/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
優しくどこか懐かしげな主題がピアノで奏でられて始まる。段々と熱を帯びてきて情熱的になり、少し泣きのメロディの混じった美しい第二主題が登場する。どちらにしろ静かにそっと始まり段々と熱情的になっていくのが格好良い。短いパッセージを積み重ねて音楽が構築されていく展開部も格好良い。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
まさにスケルツォ楽章という感じのスピード感のある格好良い楽章。中間部の堂々としていながらどこかしら懐かしい感じのするブラームスらしいメロディも逸品。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
止まってしまうのではないかと思われるほどゆっくり進む緩徐楽章。はじめの部分は鎮魂の鐘をイメージさせる深い味わい。途中から少しスピード感が出てくるがそれでもゆるい憂鬱な感じのメロディ。最後は再び鎮魂の鐘が戻ってくる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
初めは穏やかに平和的な感じで始まるが、すぐに劇的な雰囲気になり、後半メロディがこれでもかとばかりに積み重ねられていく。最後はドラマティックに悲劇的に終わる。

前半かなり美しく味わい深いメロディが流れるが、後半が若干残念な感じ。
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ピアノ四重奏曲 第三番 ハ短調 [ブラームス 室内楽曲]


Brahms;Cpte.Piano Quartets

Brahms;Cpte.Piano Quartets

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1994/06/14
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノの強打で始まり、それを幽玄な雰囲気で弦が受ける。音程を下げてそれか繰り返したあと、ドラマティックな第一主題が登場。力強さに満ちている。その後優雅な第二主題がピアノによって奏でられる。それぞれの主題があまり魅力的ではなく何となく音楽が流れている印象。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
スケルツォ楽章。エネルギーに満ちているが、メロディなどあまり魅力的ではない。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
若干憂いを帯びた穏やかな緩徐楽章。チェロを中心に弦楽器が奏でる優しい第一主題と、ピアノが高音で奏でる第二主題が重なり合いながら曲は進む。何にしろメロディが平凡。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
憂いのあるメロディをヴァイオリンが奏で、ピアノがかなり動き回りながら伴奏をつける。フィナーレ楽章の出だしっぽくない、硬い雰囲気。段々とドラマティックさを加えながら曲は盛り上がっていく。
中間なだらかな部分があるがやはり飽きる。最後は盛り上がって終わる。

すべてのメロディがパッとせず全体的にもう一歩。何度も聴きたい類の曲ではない。
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ピアノ四重奏曲 第二番 イ長調 [ブラームス 室内楽曲]


Brahms;Cpte.Piano Quartets

Brahms;Cpte.Piano Quartets

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1994/06/14
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
高貴で優雅で優しい主題がピアノ・ソロで奏でられる。弦がそれを受けて短い序奏を奏で、再び優しい主題を弦が奏する。その後ピアノと弦が絡み合ってドラマティックに再び主題が提示される。若干哀愁漂う第二主題も美しい。ロマンティックで若干の感情の高まりも見せる重厚な展開部も魅力的。穏やかながらも秘めたる熱い感情が感じられる楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
短いフレーズを重ねて独特の甘い雰囲気を作り出している。メロディがあまり繋がっていないので、心に残るメロディという感じではない。チェロの低音の響きの上を、ピアノのアルペジオが動き回る部分も悲劇性を若干おびていて面白い。その後に続く混沌とした感じの弦同士の対話的なやりとりも不思議な雰囲気を醸し出している。中間部に次々と繰り出される泣きのメロディ、ロマンティックこの上ないメロディは素晴らしいのだが、あまりにも次々と様々なモチーフが出されるので何とも全体像が掴みづらい楽章となっている。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
弦の伸びやかで広がりのある演奏で始まる。ピアノと弦のやりとりは面白くはあるが、あまり印象的なメロディはない。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
伸びやかで壮麗な第一主題、哀愁を帯びた第二主題、この二つが絡み合いながら曲は進む。フィナーレ楽章の爽快感のようなものもあまりなく、そんなに面白くはない。

全体的に長く、一つ一つのパーツは悪くはないのだが全体として散漫な印象がある。
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ピアノ四重奏曲 第一番 ト短調 [ブラームス 室内楽曲]


Brahms;Cpte.Piano Quartets

Brahms;Cpte.Piano Quartets

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1994/06/14
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
内に秘めた情熱的なメロディをピアノがソロで奏して始まる。それに答えて弦が同じメロディを繰り返す。優美で和やかな第二主題が奏でられた後、一気に熱を帯び、第一主題が繰り返される。穏やかな第二主題も悲劇性を帯びて繰り返される。どこまでも広がっていきそうな展開部も劇的で美しい。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
弦の、多種多様な伴奏に乗って、幽幻の世界を描いたようなメロディが奏でら始まる。
ピアノが縦横無尽に動き回りながらの伴奏に乗せて、若干憂いをおびながらも少し明るめのメロディを弦が順々に奏でる。幽玄の世界、憂いを帯びた旋律が繰り返され、ドラマティックになっていき最後は、明るく終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノが伴奏にまわり、哀愁漂う優しいメロディを弦が奏でて始まる。揺れ動く波の中に投げ込まれたような雰囲気になった後、ピアノが和音を激しく引き続け新しいメロディが導入された後、行進曲風のゆったりとした部分が入る。段々と勝利感に満ちたドラマティックな雰囲気になる。最後は最初のメロディが回帰され静かに終わる。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
東欧風舞曲のような、心踊る雰囲気で始まる。知らないうちに体もココロも踊ってしまうような曲。俗に「ラッサン」というのか、ゆったりとした哀愁漂う部分のメロディも逸品。まさにフィナーレにふさわしい超絶技巧が楽しめる素晴らしい曲。

全体的に悲劇性をまとっており、想像力を掻き立てられながら、楽しく聴ける曲だと思う。
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ピアノ五重奏曲 [ブラームス 室内楽曲]


ブラームス:弦楽四重奏曲

ブラームス:弦楽四重奏曲

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
とてもゆっくりとした序奏。すぐにスピード感のある緊迫した雰囲気になる。悲劇性を帯びた非常に格好良い第一主題が奏でられ、その後伸びやかな哀愁漂う第二主題が奏でられる。この二つの主題を中心に曲は進む。展開部もドラマティックで素晴らしい。かなり長い楽章ではあるがあまり長さを感じない。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
愛の語らいのような短いフレーズが積み重ねられていく緩徐楽章。弦のピッチカートなども多用され温かな雰囲気が醸し出されている・

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
スケルツォ楽章。結構緊迫感がある部分と、英雄的な部分が繰り返しやってくる。英雄的な主題がとにかく格好良い。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
フィナーレ楽章にしては、静かに幕を開ける。不安げな雰囲気で始まり、段々と悲劇的な趣をおびてくる。段々とスピードをあげドヴォルザークの舞踏的な楽章を思わせる華やかな雰囲気になってくる。最後は明るく終わる。

メロディも雰囲気も素晴らしく格好良い名曲。
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