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ピアノ協奏曲 [グリーグ]


グリーグ:ピアノ協奏曲

グリーグ:ピアノ協奏曲

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/06/22
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★☆☆
ティンパニーの力強い連打の後、ピアノ独奏で高音から低音へと下がっていくドラマティックな前奏が奏でられる。メランコリックで壮大な第一主題、ノクターン的な第二主題がオケと絡み合いながら奏でられる。
展開部は第一主題の素材を用いた素朴で静かな感じで進む。長い壮麗なカデンツァが流れ、最後は前奏のドラマティックなメロディが回帰され終わる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
雄大な大河をイメージさせる弦の美しい響きで始まる。安らぎに満ちたメロディが弦全体、ヴィオラ(?)ソロで奏でられた後、ようやくピアノの登場となる。中盤から盛り上がりを見せ晴れやかでロマンティックな雰囲気となる。最後はしっとりと終わる。若干散漫。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
管楽器の柔らかな音で始まり、エキゾチックなメロディの舞曲風の跳ねた感じとなる。フルートが高音で鄙びた第二主題を奏でピアノがそれに続きしっとりとした美しいメロディをソロで静かに奏でる。
第一主題が力強く回帰され、派手なカデンツァの後、エキゾチックで跳ねたメロディが静かに奏でられ最後は壮大に終わる。
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ペール・ギュント [グリーグ]


グリーグ:ペールギュント

グリーグ:ペールギュント

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1993/04/24
  • メディア: CD



1.第1幕への前奏曲
★★★★★★★★☆☆
明るく元気で心沸き立つ「結婚式の主題」で始まる。哀愁ただよう美しい旋律の「ソルヴェイグの歌」が静かに奏される。のどかな音楽が流れた後、「結婚式の主題」が明るく回帰され力強く終わる。

2.第2幕への前奏曲。
★★★★★★☆☆☆☆
「結婚式の主題」が短調気味に緊張感を持って奏されて始まる。
悲しげで重い雰囲気となる。静かにゆっくりと美しい旋律が流れてくる。段々と悲劇性を増して行きティンパニーも加わり力強くなる。最後は結婚式の主題が短調気味に緊張感を持って奏され、静かに消え入るように終わる。

3..ペール・ギュントと山羊追いの女たち
★★★★★★☆☆☆☆
女声による三重唱。
ファンファーレ的な音がなった後、ヨーデル的な女性三重唱となる。男性のセリフもところどころ聞こえる。

4..山の魔王の洞窟にて
★★★★★★★★☆☆
重くゆったりとした足取りの曲。メロディも少しユーモラスで楽しい。かなりの名曲。長男お気に入りの曲。段々とスピードが上がって行き、合唱が最後に盛り上げる。

5.山の魔王の娘の踊り
★★★★★★★☆☆☆
異国情緒漂う舞曲。ガチャガチャした音がずっとなっている。

6.ペール・ギュントはトロルに追い回される
★★★★★★★☆☆☆
少し忙(せわ)しげな始まり。山の魔王の主題とペールの軽い感じの主題が混じり合って面白い雰囲気を作り上げている。

7.ペール・ギュントとベイグ
★★★★★★☆☆☆☆
不穏な空気が流れ、対話が続く。最後は幻想的に終わる。

8.第3幕への前奏曲 オーゼの死
★★★★★★★★☆☆
弦楽合奏による。
まさに「鎮魂歌」という趣の美しいメロディの悲しげでしっとりとした曲。

9.第4幕への前奏曲 朝の気分
★★★★★★★★★☆
一転して、美しく爽やかで広がりのある曲。本当に朝の気分が感じ取れる名曲。

10.泥棒と盗品買い
★★★★★★☆☆☆☆
不穏な雰囲気が流れて始まる。
盗賊と密売者が交互に歌う。

11.アラビアの踊り
★★★★★★★★☆☆
明るくエキゾチックなメロディで始まる。女声二部合唱が華やかに歌い始め、踊りが始まる。
伸びやかな独唱も綺麗。

12..アニトラの踊り
★★★★★★★☆☆☆
弦のピッチカート伴奏に乗って、優雅でエキゾチックなメロディが奏でられる。

13.ペール・ギュントのセレナーデ
★★★★★★★★☆☆
エキゾチックな前奏で始まる。ピッチカートの伴奏に乗って、ペールが悲しげだけど美しいメロディを歌う。

14..ソルヴェイグの歌
★★★★★★★★★☆
しっとりとした少し悲しげな旋律で始まる。中間部は明るく優雅。再びしっとりとしたメロディとなり、最後は静かに少し明るめに終わる。名曲。

15.第五幕への前奏曲 ペール・ギュントの帰郷 夕方の嵐の海
★★★★★★☆☆☆☆
重々しいがどこか広がりのある静かな始まり。突然嵐がやってくる。

16..難破
★★★★★★☆☆☆☆
前曲の続き。少し穏やかに始まり、緊張感が高まっていく。セリフで終わる。

17.小屋でソルヴェイグが歌っている
★★★★★★★★☆☆
14曲目と同じ曲。やっぱり良い曲。

18.夜の情景(Nattscene)
★★★★★★☆☆☆☆
おどろおどろしい前奏で始まる。長い語りが入った後、合唱が入ってきて不穏なやりとりが続く。結構長い曲。

19.ペンテコステの賛美歌「祝福の朝なり」
★★★★★★★☆☆☆
静かな無伴奏のユニゾンによるペンテコステ(聖霊降誕祭)の賛美歌のコラール。

20.ソルヴェイ(ソルヴェイグ)の子守唄
★★★★★★★★☆☆
天国にいるかのような安らぎに満ちた美しい雰囲気で始まる。悲しげで荘厳な子守歌。
最後は合唱も加わり清廉とした雰囲気となる。静かに静かに終わる。

美しいメロディに彩られた名曲。
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弦楽四重奏曲 ト短調 [グリーグ]


String Quartets

String Quartets

  • 出版社/メーカー: Warner Apex
  • 発売日: 2002/07/28
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
重々しい序奏の後、囁くような少し不吉な雰囲気で第一主題が始まる。段々と力強くドラマティックになっていく。第二主題は一転、穏やかなメロディ。再びだんだん盛り上がり明るく華やかな雰囲気で終わる。主題が繰り返された後、少し不穏な展開部が続く。
最後思いがけない美しいメロディが流れた後、静かに終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
のどかで穏やかな始まり。非常に牧歌的で平和なメロディ。
突然、深刻で少し性急な雰囲気となる。やがて少し眠たげな旋律を対話のように一人ひとり弾きはじめた後はじめの牧歌的なメロディが登場。
深刻な雰囲気が再登場した後、平和理に終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
厳しく先鋭的な主題。穏やかなメロディの第二主題。先鋭的な主題が再登場した後、田舎風の舞曲となる。先鋭的な主題が回帰され、最後は明るく華やかに終わる。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
静かにむせび泣くような音色で始まる。周りが慰めるように暖かく入ってくる。
戦いに赴くような英雄的な雰囲気が流れ、その後戦いが始まったかのような勇ましい音楽となる。
段々と明るさを帯びてくる。その後民族色豊かな哀愁漂うメロディが流れる。
不穏な空気が流れた後、フィナーレに向かってどんどんと盛り上がり、最後は明るく堂々と終わる。

メロディなどもわかりやすく聴きやすくはあるが、名曲かというとそこまでではない。
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ヴァイオリン・ソナタ 第三番 ハ短調 [グリーグ]


グリーグ:ヴァイオリンソナタ集

グリーグ:ヴァイオリンソナタ集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: CD




第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
悲しげで情熱的なメロディをヴァイオリンとピアノが同時に奏でながら始まる第一主題。
平和で穏やかな楽想を持った第二主題。
天国的な美しさを持った雰囲気の後、劇的に盛り上がって行き、ロマンティックなメロディが流れ出し、第一主題が力強く回帰される。第二主題もしっかりと戻り、最後は第一主題の情熱的なメロディで終わる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
ピアノが現代のトレンディ・ドラマの挿入歌のような親しみやすい穏やかなメロディを奏で始まる。ヴァイオリンが民族色豊かな心躍るメロディを奏でる。ピアノがメロディを奏で始めると、ヴァイオリンはピッチカート想法になる。再び穏やかな雰囲気が戻り鳥が舞い上がっていくかのように終わる。
トリオ形式?

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノが水が流れるような音を出し始まる。ヴァイオリンが少しずつ入ってきて、心躍る少し悲しげなメロディが静かに奏でられる。段々と明るくなっていき民族的なメロディが登場。
その後暗く情念的な雰囲気となるが、段々と明るさを帯びてくる。
第一主題が静かに回帰される。ピアノとヴァイオリンがバトルを繰り広げ最後は華々しく終わる。

彼の三曲のヴァイオリン・ソナタの中でも名曲と言われているが、第一番の方が良い気がする。
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ヴァイオリン・ソナタ 第二番 ト長調 [グリーグ]


グリーグ:ヴァイオリンソナタ集

グリーグ:ヴァイオリンソナタ集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: CD




第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
悲しげでしっとりとしたヴァイオリンで始まり。和音の連続による幻想的なピアノ伴奏の上を、静かなメロディが奏でられた後、明るく元気な主題が登場する。第二主題はしっとりとした悲しげなメロディ(実はこれが第一主題?)。展開部は壮大で広がりのある感じ。落ち着いた後、悲しげなしっとりとしたメロディが再登場。やっぱりこれが第一主題?。
若干散漫な印象の楽章

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
素朴で愛らしくどこか悲しげな主題がピアノによって奏でられ、ヴァイオリンがあとに続く。
中間部も静かな感じ。最後ははじめの主題が回帰され終わる。
トリオ形式?

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
躍動感のあるひなびたメロディ。段々と明るく楽しげになっていく。最後は劇的な盛り上がりを見せ派手に終わる。

全体的に心に残らないメロディが多く散漫な印象の曲。
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ヴァイオリン・ソナタ 第一番 ヘ長調 [グリーグ]


グリーグ:ヴァイオリンソナタ集

グリーグ:ヴァイオリンソナタ集

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: CD




第一楽章
★★★★★★★★☆☆
優雅で優しく少し牧歌的なメロディをヴァイオリンが奏でて始まる。同じメロディを優しくピアノが奏でる。第二主題は少し悲しげなメロディ。展開部は第一主題を少し悲しげにしたスロウな旋律。若干暗めの雰囲気も交じる。結構聴きやすいメロディがひたすら流れる。

第二楽章
★★★★★★★★☆☆
民族色豊かな美しいワルツで始まる。中間部は優雅な感じ。華やかに盛り上がった後、静かにはじめの民族色豊かなメロディが奏でられる。最後は静かに悲しげにピッチカートで終わる。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
派手なまさに最終楽章という感じの華やかな出だし。
優しく甘美な旋律を、ピアノとヴァイオリン繰り返す。
第一主題、第二主題が繰り返された後、フーガ風になり、凄まじい盛り上がりを見せる。
主題が回帰され、派手に終わる。

若々しさに満ちた美しいメロディ満載の傑作。

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間奏曲 [グリーグ]

チェロとピアノのための曲

評価
★★★★★☆☆☆☆☆
静かで穏やかな雰囲気の曲。チェロが朗々とメロディを奏でる。少し民謡風の響きがある。
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チェロ・ソナタ イ短調 [グリーグ]

第一楽章
★★★★★★★★☆☆
激しいピアノの短い前奏にかぶるようにチェロが情熱的なメロディを奏でる。劇的にピアノが第一主題を奏で、チェロもそれに答える。第二主題は静かな夢見るようなメロディ。第一主題が激しく回顧された後チェロのカデンツァとなる。第一主題と第二主題が回顧された後、激しい第一主題がドラマティックかつロマンティックに奏され、最後は有名なピアノ協奏曲の出だし部分のようなメロディが流れ終わる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
穏やかで心落ち着くメロディをピアノが静かに奏で始まる。チェロが入り少し悲しみを帯びてくる。段々と悲劇性が増して行き激しくなっていく。段々と明るい雰囲気となっていき、最後は穏やかに平和に終わる。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
チェロがソロで悲しげな少し民謡風のメロディを静かに奏でて始まる。民族色豊かな舞曲風のエキゾチックなメロディがスタッカート気味のピアノ伴奏の上で情熱的に奏でられる。第一楽章の第一主題をエキゾチックな味付けをしたようなメロディをピアノとチェロがバトルのように奏でる。ピアノ協奏曲を思わせるドラマティックな部分を経て、チェロとピアノがカデンツァ的な感じでそれぞれソロとなる。両者が段々と絡み合うようになりエキゾチックなメロディを再び奏でる。時に激しく時に穏やかにエキゾチックなメロディがひたすら奏でられ続ける。最後はドラマティックに終わる。

数あるチェロ・ソナタの中でもかなり聴きやすい名曲。
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小品 [グリーグ]


Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

  • アーティスト: Gerhard Oppitz
  • 出版社/メーカー: RCA Red Seal
  • 発売日: 2014/02/25
  • メディア: CD




01. リカルド・ノルドローク追悼の葬送行進曲 EG. 107
★★★★★★★☆☆☆
美しくも悲しい旋律で始まる。段々と熱を帯びてきてドラマティックになっていく。
中間部は故人を痛むかのような優しく穏やかなメロディ。再びはじめの美しも悲しい旋律が回顧され、6分を超える大作。

02. ノルウェーのメロディ EG.108
★★★★★★☆☆☆☆
静かな穏やかな曲。1分強の曲。

03.あなたを愛す Op.41-3
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな優しい旋律で始まり、段々と盛り上がる。
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気分 Op.73 [グリーグ]


Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

  • アーティスト: Gerhard Oppitz
  • 出版社/メーカー: RCA Red Seal
  • 発売日: 2014/02/25
  • メディア: CD



グリーグ最後のピアノ曲集らしい。

01.あきらめ
★★★★★★★☆☆☆
深い情感をたたえた、同じメロディが何度も積み重なるように奏でられる曲。じわじわ心に迫ってくる。

02.即興的スケルツォ
★★★★★★☆☆☆☆
初めは明るく軽やかに始まるが、段々と深く激しくなっていく。

03.夜の騎行
★★★★★☆☆☆☆☆
激しいはじまり。中間部は少し穏やか。最後は激しく終わる。メロディも普通で、グリーグのきらめきがあまり感じられないかも。

04. 民謡
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかで素朴なメロディが繰り返される。

05. 練習曲 ショパンへの頌歌
★★★★☆☆☆☆☆☆
確かに練習曲っぽい速い曲。

06. 学生のセレナード
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かな穏やかな曲。

07. 山人の歌
★★★★★★★☆☆☆
暗く重い前奏で始まるが、段々と精神が高められていくように透明性を増していく。転調してはじめのメロディが奏でられる。素朴なメロディが幾重にも重なっていく様子は一曲目を思わせる。


はじめと最後が素晴らしい曲。
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4つのユーモレスク Op.6 [グリーグ]


Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

  • アーティスト: Gerhard Oppitz
  • 出版社/メーカー: RCA Red Seal
  • 発売日: 2014/02/25
  • メディア: CD



01. テンポ・ディ・ヴァルス
★★★★★★☆☆☆☆
明るく優しい雰囲気のマズルカ風舞曲。

02. テンポ・ディ・メヌエット・エド・エネルジコ
★★★★★★☆☆☆☆
少し暗く悲しげな三拍子の曲。結構情感のある曲。

03. アレグレット・コン・グラツィア
★★★★★★☆☆☆☆
優しく愛らしい旋律で始まる。少し力強く悲しげな旋律が続く。優美な雰囲気の曲。

04. アレグロ・アラ・ブルラ
★★★★★☆☆☆☆☆
力強くリズミカルな曲。ちょっと単調。
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ホルベルク組曲 Op.40 [グリーグ]


アリエッタ~妖精の森の詩

アリエッタ~妖精の森の詩

  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1995/10/21
  • メディア: CD



01. 前奏曲
★★★★★★★☆☆☆
流れるような美しい旋律を持った、生き生きとした力強い曲。

02. サラバンド
★★★★★★★☆☆☆
少し物悲しいが優しい、どこか懐かしさを感じさせる、ゆったりとした曲。

03. ガヴォット
★★★★★★★☆☆☆
愛らしく優しい舞曲。少し高貴な雰囲気もある。

04. エア(アリア)
★★★★★★★☆☆☆
少し暗い旋律を持った内省的な曲。中間部で高貴で息の長い美しい旋律が現れる。

05. リゴードン
★★★★★★★☆☆☆
若干暗さのある始まり。段々と盛り上がり高貴で力強い雰囲気となる。最後は楽しげな高貴なメロディで明るく終わる。

バッハ的でありかつショパン的なメロディの美しさもある。素晴らしい曲集。
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ピアノ・ソナタ Op.07 [グリーグ]


Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

  • アーティスト: Gerhard Oppitz
  • 出版社/メーカー: RCA Red Seal
  • 発売日: 2014/02/25
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
アルペジオの伴奏に乗って劇的で悲しげな美しい第一主題が流れる。穏やかで静かな第二主題。
結構ドラマティックな楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ノクターン的な静かな始まり。段々と感情が高まっていく。最期は穏やかに静かになり終わる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
第一楽章の主題が効果的に使われた劇的で悲しげで力強い楽章。中間部の夢見るような部分も綺麗。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
決然とした始まり。第二楽章の美しいメロディも顔を出す。最後は勝利感に満ちた堂々とした終わり。
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ピアノのための4つの小品 Op.1 [グリーグ]


Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

Gerhard Oppitz plays Grieg - The complete Solo Piano Music (Sony Classical Masters)

  • アーティスト: Gerhard Oppitz
  • 出版社/メーカー: RCA Red Seal
  • 発売日: 2014/02/25
  • メディア: CD



01. アレグロ・コン・レジェレッツァ
★★★★★★☆☆☆☆
静かな前奏曲のような曲。途中少し感情が高まる場面がある。

02. ノン・・アレグロ・エ・モルト・エスプッレシーヴォ
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかなゆったりとした始まり。中間部は民族的な香りのする舞曲的な雰囲気。はじめのメロディにドラマティックに戻り終わる。

03. マズルカ・コン・グラツィア
★★★★★★☆☆☆☆
情感たっぷりの美しい舞曲。

04. アッレグレット・コン・モルト
★★★★★★☆☆☆☆
堂々としたポロネーズ風の曲。ラフマニノフも彷彿とさせるような力強くロマンティックな曲。最後は静かに終わる。

プレリュード、ノクターン、マズルカ、ポロネーズといったショパンの曲を自分なりに作ってみた、みたいな作品集。

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叙情小曲集 [グリーグ]


アリエッタ~妖精の森の詩

アリエッタ~妖精の森の詩

  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1995/10/21
  • メディア: CD



01. アリエッタ Op.12-1
★★★★★★★★☆☆
静かな美しいアルペジオに乗って、可憐なメロディが流れる。曲集の初めにふさわしい美しい曲。

02. 子守歌 Op.38-1
★★★★★★★☆☆☆
懐かしい響きの穏やかな始まり。中間部は少し暗めの行進曲風の曲。情熱的に盛り上がった後、穏やかに戻って終わる。

03. 民謡 Op.38-2
★★★★★★★☆☆☆
低音の歩くような伴奏の元、少し暗く悲しげな旋律が静かに奏でられる。第二主題は少し明るく軽いメロディ。

04. 蝶々 Op.43-1
★★★★★★★☆☆☆
練習曲風の流れるようなテンポの速い曲。

05. 小鳥 Op.43-4
★★★★★★☆☆☆☆
すこし引いた感じの、小鳥たちが会話しているかのようなユーモラスな曲。

06. 愛の歌 Op.43-5
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとした静かに愛を語りかけるような始まり。だんだん感情が高まっていく。最後はしっとり終わる。

07. 春に寄す Op.43-6
★★★★★★★☆☆☆
鐘の音のようなシャンシャンした音が遠くから響いてくるような感じで始まる。左手が静かに大地の中から春の歓びを歌うかのような静かでゆったりとしたメロディを奏でる。途中産みの苦しみを味わうかのような苦しげで激しい音楽となるが、最後はしっとり終わる。

08. ワルツ Op.38-7
★★★★★★★☆☆☆
すこし悲しげな旋律の美しいワルツ。

09. 夜想曲 Op.54-4
★★★★★☆☆☆☆☆
結構淡々とした淡白なメロディで始まる。中間部は少しロマンティックになるが、最後は淡白に終わる。綺麗な曲ではある。

10. ハリング(ノルウェーの踊り) Op.47-4
★★★★★★★☆☆☆
エキゾチックなメロディの元気な曲。左手が鳴らす、鐘のような音がひたすらなっているのも良い。

11. 小人の行進 Op.54-3
★★★★★★★☆☆☆
元気な行進曲。結構格好良い。中間部は行進を一休みして談笑する様子を描いたかのような穏やかな雰囲気。最後は元気に終わる。

12. 故郷にて Op.43-3
★★★★★★★☆☆☆
静かな懐かしいメロディの穏やかな曲。心和む。

13. スケルツォ Op.54-4
★★★★★★☆☆☆☆
まさに「スケルツォ」という感じの諧謔的な感じで始まる。その後、少し暗めのゴツゴツした感じになり、少しゆったりとした牧歌的な雰囲気となる。諧謔的な感じに戻り終わる。

14. 小川 Op.62-4
★★★★★★☆☆☆☆
さらさらした少し暗めの雰囲気で始まる。

15. 子供の歌 Op.68-5
★★★★★★☆☆☆☆
若干神秘的な静かな曲。

16. トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65-6
★★★★★★★★☆☆
民族的な香りのする元気な曲。楽しげで明るい。途中の静かなロマンティックな場面もとても綺麗。

17. その昔 Op.71-1
★★★★★★☆☆☆☆
かなり内向的な悩みに満ちた始まり。昔の楽しい思い出が戻ってきたのか、中間部は明るく楽しげ。最後は悩みに満ちて終わる。

18. 郷愁 Op.57-6
★★★★★★☆☆☆☆
暗く静かに始まる。中間部は幻想的。最後は暗く重く終わる。

19. 思い出 Op.71-7
★★★★★★★★☆☆
アリエッタと同じメロディ。やっぱり美しい旋律。

仲道郁代が選曲しているからであろうが、かなり聴きやすく美しい曲が多い。
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