ピアノ協奏曲 [グリーグ]
第一楽章
★★★★★★★★☆☆
ティンパニーの力強い連打の後、ピアノ独奏で高音から低音へと下がっていくドラマティックな前奏が奏でられる。メランコリックで壮大な第一主題、ノクターン的な第二主題がオケと絡み合いながら奏でられる。
展開部は第一主題の素材を用いた素朴で静かな感じで進む。長い壮麗なカデンツァが流れ、最後は前奏のドラマティックなメロディが回帰され終わる。
第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
雄大な大河をイメージさせる弦の美しい響きで始まる。安らぎに満ちたメロディが弦全体、ヴィオラ(?)ソロで奏でられた後、ようやくピアノの登場となる。中盤から盛り上がりを見せ晴れやかでロマンティックな雰囲気となる。最後はしっとりと終わる。若干散漫。
第三楽章
★★★★★★★★☆☆
管楽器の柔らかな音で始まり、エキゾチックなメロディの舞曲風の跳ねた感じとなる。フルートが高音で鄙びた第二主題を奏でピアノがそれに続きしっとりとした美しいメロディをソロで静かに奏でる。
第一主題が力強く回帰され、派手なカデンツァの後、エキゾチックで跳ねたメロディが静かに奏でられ最後は壮大に終わる。
2023-11-04 04:32
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