いざ喜べ、愛するキリストのともがらよ、もろともに BWV734 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく楽しげな曲。上へ下へと揺れ動く旋律が天使の歌声のようで美しい曲。
カノン変奏曲 高き天よりわれは来たれり BWV768 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
クリスマスの歌らしい
第1変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
クリスマスらしい、愛らしい曲。
第2変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
カノンということで色々な音が追いかけっこするので、結構混沌としてきてよくわからない。
第3変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
哀愁漂う美しいメロディが心惹かれる。
第4変奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらも若干混沌とした感じ。
第5変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
最後を飾る広がりのある雄大な曲。
あまり印象的な部分が少ない曲。
われ汝に別れを告げん BWV736 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
★★★★★☆☆☆☆☆
明るいのか暗いのか微妙な、面白い旋律が流れ、そのメロディが色々と変化しながら装飾されながら曲は展開される。そこまで面白い曲ではない。
マニフィカト BWV733 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
★★★★☆☆☆☆☆☆
単音の前奏で始まり、若干暗く厳し目の雰囲気が漂う。つかみどころなく終わる。
わが心の切なる願いよ BWV727 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
★★★★★★☆☆☆☆
マタイ受難曲の中の曲に似た雰囲気を持つ、感傷的な雰囲気をもった美しい曲。だがそこまで心に残る曲ではない。
主イエス・キリストよ われらをかえりみたまえ BWV709 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
★★★★★★☆☆☆☆
「主よ、人の望みの喜びよ」と「G線上のアリア」を足して2で割った感じの穏やかで美しい曲。しかしその2曲よりもメロディが立っていないのでそこまで心に残らない。
高き御空よりわれは来たれり BWV700 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
★★★★★☆☆☆☆☆
クリスマス・ソングのような愛らしい曲。淡々と進んでいく。あまり特徴的な部分はない。
21曲のオルガン・コラール ⑱~㉑ BWV686~689 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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18. BWV686 「深き淵より、われ汝に呼ばわる」
★★★★★★☆☆☆☆
非常にドラマティックな曲。暗い重々しい雰囲気で始まり、不協和音を奏でながら曲は進むのだが段々と光が差してきて曲は明るい方向へと進み始める。ふっと音が静かになり美しい点からの声が聞こえるような部分がとても素晴らしい。
19. BWV687「深き淵より、われ汝に呼ばわる」
★★★★★☆☆☆☆☆
前曲と同じようなメロディと雰囲気を持つが、もう少し内省的な感じ。686は客観的にドラマを描き、687はそのドラマの中にいる主人公の内面を描いた感じだ。
20. BWV688「われらの救い主なるイエス・キリストは」
★★★★★☆☆☆☆☆
対位法が楽しめる曲ではある。足鍵盤の入るタイミングなどが面白くはある。
21. BWV689「われらの救い主なるイエス・キリストは」
★★★★★☆☆☆☆☆
落ち着いたしっとりとした曲。曲集の最後をしっとりと終わらせている感じ。
21曲のオルガン・コラール ⑭~⑰ BWV682~685 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
14. BWV682 「天にましますわれらの父よ」
★★★★★☆☆☆☆☆
いわゆる「主の祈り」の曲。暗い雰囲気で始まり、途中泣きのメロディが混じってくる部分は感動的である。しかし若干長く飽きてくる。
15. BWV683「天にましますわれらの父よ」
★★★★★☆☆☆☆☆
前曲同様「主の祈り」の曲。静かに祈れる美しい音楽。天使の歌声のようなソプラノの音が終始鳴っているのが美しい。
16. BWV684「われらの主キリスト、ヨルダンに来たり」
★★★★★☆☆☆☆☆
ドラマティックな曲。印象的なメロディが所々出てきてそれなりには聴ける曲ではある。
17. BWV685「われらの主キリスト、ヨルダンに来たり」
★★★★★☆☆☆☆☆
前曲と同じ題名の曲だが、もう少し内省的で穏やかな感じがする曲。短い曲なので聴きやすい。
21曲のオルガン・コラール ⑩~⑬ BWV678~681 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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10. BWV678 「そは聖なる十戒なり」
★★★★★★☆☆☆☆
優しい包み込むようなメロディが印象的な曲。結構長い曲だが流れるようなメロディが長さを感じさせない。「十戒」と聞くと神様から与えられた厳しい掟という感じなのでもっと厳しい曲なのかと思っていたが、その十戒を与えられたことで心の平安を与えられたことを感謝するような曲。
11. BWV679「そは聖なる十戒なり」
★★★★★★☆☆☆☆
面白いリズムを持った単音で始まる。その主題が何度も顔を出し結構聴いていて楽しい曲。
12. BWV680「われらみな、一なる神を信ず」
★★★★☆☆☆☆☆☆
「クレド」と呼ばれる信仰告白の曲。厳しい感じの雰囲気で単調。
13. BWV681「われらみな、一なる神を信ず」
★★★★★☆☆☆☆☆
前曲と同じ題名の曲で厳しい感じは変わらないが主題の装飾音が綺麗で、もう少しドラマティックで聴きやすい。。
21曲のオルガン・コラール ⑦~⑨ BWV675~677 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
7. BWV675 「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
もわ~ンとした雰囲気の捉えどころのない曲。長めでちょっと退屈。
8. BWV676「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」
★★★★★★☆☆☆☆
前曲と同じ題名だがこちらは本当にグローリーな感じの曲で、メロディも美しく、どこか哀愁漂うメロディもあり、天使たちの合唱のような高音が揺れ動く雰囲気も良い。
9. BWV677「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」
★★★★★☆☆☆☆☆
単旋律の長閑なメロディから入る。段々と複雑さを増していくフゲッタ。最後に高まって終わる部分など、悪くはないがそんなに特徴的な曲でもない。
21曲のオルガン・コラール ④~⑥ BWV672~674 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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4. BWV672 「キリエ 永遠の父なる神よ」
★★★★★☆☆☆☆☆
インヴェンションのハ長調に若干似た出だし。ゆったりとした穏やかなメロディで始まるが、段々と愁いを帯びてくる。
5. BWV673 「世の人のすべての慰めなるキリストよ」
★★★★★☆☆☆☆☆
この曲も穏やかな曲。悲し気な旋律で淡々と進む。
6. BWV674 「キリエ 精霊なる神よ」
★★★★★☆☆☆☆☆
若干、厳しい雰囲気を持った対位法のわかりやすい曲。
21曲のオルガン・コラール ①~③ BWV669~671 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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1. BWV669 「キリエ 永遠の父なる神よ」
★★★★★★★★☆☆
「キ~リ~エ~」というのがまさにぴったりくるような、美しい旋律で始まり、その旋律が何度も顔を出し、流れるような伴奏が重なっていく。非常に穏やかで感動的な曲。隠れた名曲。
2. BWV670 「世の人のすべての慰めなるキリストよ」
★★★★★★★☆☆☆
前曲と似た雰囲気をもつ曲。「キ~リ~エ~」の主旋律が結構低め。その分、高い音が伴奏で常に揺れ動いているので天使の合唱のような雰囲気で宗教色がこちらのほうが強い気がする。
3. BWV671 「キリエ 精霊なる神よ」
★★★★★★☆☆☆☆
非常にドラマティックな曲。明るく始まるが悲劇的な趣を持ち始める。前二曲に比べ主旋律がわかりづらい。
18のコラール ⑮~⑱ BWV665~668 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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#665 ⑮「われらの救い主たるイエス・キリストは」
★★★★☆☆☆☆☆☆
4部からなる。暗く悲劇を暗示するような前奏があり、一度曲が止まり明るく華やかに曲が転じるのかと思いきや暗さを維持し同じような雰囲気で中間部が奏される。再び曲が止まり暗い、下降する半音階的な不安げなメロディが奏される。最後は若干光がさしたような明るさを帯びるが全体としては陰鬱な暗い曲。
#666 ⑯「われらの救い主たるイエス・キリストは」
★★★★☆☆☆☆☆☆
暗く対話する二人の様子が描かれているようなこじんまりした感じの曲。
#667 ⑰「来ませ、創り主、精霊なる神よ」
★★★★★☆☆☆☆☆
開放感のあるファンファーレのような感じで曲は始まる。明るさを保ったまま劇的に曲が展開される。
#668 ⑱「われ汝の御座の前に進みいで」
★★★★☆☆☆☆☆☆
非常に内省的なまさに祈りの曲。
バッハの曲って曲集の最後の方に、あまり面白くない曲が多い気がするのだが気のせいだろうか。。。
18のコラール ⑩~⑭ BWV660~664 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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#660 ⑩「いざ来ませ、異邦人の救い主」
★★★★☆☆☆☆☆☆
第9曲同様、暗い感じの淡々とした雰囲気の曲。かなりの不協和音的な感じの退廃的な雰囲気で始まる。
#661 ⑪「いざ来ませ、異邦人の救い主」
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも暗いが少し劇的な感じがする。
#662 ⑫「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」
★★★★★★☆☆☆☆
明るい単旋律で始まり、段々と美しい旋律が絡み合って盛り上がる。1分前くらいから始まるリートのような音で奏でられる穏やかなメロディが心に残る。こころが和む美しい曲。
#663 ⑬「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」
★★★★★★☆☆☆☆
若干「主よ人の望みの喜びを」を彷彿とさせるイントロで始まり。繊細なメロディがひたすら繰り広げられる。
#664 ⑭「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」
★★★★★★☆☆☆☆
⑫、⑬よりももう少し祝祭的な雰囲気のある喜びにあふれた曲。
18のコラール ⑦~⑨ BWV657~659 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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#657 ⑦「いざやもろびと、神に感謝せよ」
★★★★★★☆☆☆☆
合唱のような華々しい雰囲気で始まる。結婚式の入場で使われても良いような堂々とした美しい曲。
#658 ⑧「われ神より離れじ」
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しいメロディで始まる。「タッタラ、タッタラ、タ~」というリズムのメロディが切迫感があり心に残る。
#659 ⑨「いざ来ませ、異邦人の救い主」
★★★★★☆☆☆☆☆
暗い感じの淡々とした雰囲気の曲。まさに救い主をひたすら待って、静かに祈りを捧げているような曲。
18のコラール ④~⑥ BWV654~656 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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#654 ④「装いせよ、わが魂よ」
★★★★★★★★☆☆
シューマンも絶賛したという、超名曲。「G線上のアリア」に似た穏やかな心安らぐゆったりとした音楽が流れる。装飾音が非常に美しく、敬虔な気持ちにさせられる。
#655 ⑤「主イエス・キリストよ、われらをかえりみたまえ」
★★★★★★★★☆☆
④とはうって変わって、明るくスピード感のある曲。次々に繰り出される美しい旋律が面白い。
#656 ⑥「罪なき神の子羊」
★★★★★☆☆☆☆☆
一種の変奏曲になっているらしいが、私にはよくわからない。気高いメロディが流れるが若干単調か。
18のコラール ①~③ BWV651~653 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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#651 ①「来ませ、精霊、主なる神よ」
★★★★★★★☆☆☆
物語性に富んだドラマティックな曲。激しい戦いに向かうかのような出だしが流れ、段々と悩み苦しむ「タ、ターラ」という内面の声が聞こえてくる。外部の引っ張る力と内面の戻りたい力が絡み合いドラマティックに曲が展開されていく。
#652 ②「来ませ、精霊、主なる神よ」
★★★★★★★☆☆☆
①と同じ題名だが、曲調は全く違って非常に穏やか。ゆったりとしたソロで始まり、4つの声部が重なり合い曲を展開していく。若干の感情の高まりを見せるが、基本は静かに曲は流れる。
#653 ③「バビロンの流れのほとりに」
★★★★★★★★★☆
美しく気高いメロディ。讃美歌的な雰囲気を持ちこころが非常に和む。はじめの主題が色々と形を変えて繰り返されるのでメロディが心に染み渡る。いつまでも浸っていくなる曲。
6つのコラール BWV645~650 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン以外]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
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この曲集は、カンタータ(器楽とコーラスで演奏される宗教曲)からの抜粋ばかりらしい。今で言うベスト盤みたいなものだろうか。
#645 「目覚めよ!と物見らの声がわれらに呼ばわる」
★★★★★★★★★☆
カンタータBWV140番第四曲からの編曲。超有名曲。哀愁漂う美しいメロディ。いつまでも聴いていたい心安らぐ曲。
#646 「われいずこにか逃れゆくべき」
★★★★★★★☆☆☆
原曲は残っていないらしいがカンタータからの編曲であろうと言われているらしい。少し悲しげなメロディを持った流れるような曲。
#647 「尊き御神の統べしらすままにまつろい」
★★★★★☆☆☆☆☆
BWV93の第四曲が原曲。非常に敬虔なメロディが流れる。若干退屈。
#648 「わが心主をあがめ」
★★★★★★☆☆☆☆
BWV10の第五曲が原曲。バスのソロが静かに主題を奏でる。それを受けて悲痛な雰囲気が支配する。最後は再びバスのソロで終わる。何かにとても苦しんでいる様子がある。
#649 「われらとともにとどまりたまえ」
★★★★★★★☆☆☆
BWV60の第三曲が原曲。美しい静かな主題を奏でる。時々入ってくるゆったりとしたオブリガートが非常に効果的。
#650 「イエスよ、いまぞ汝御天より降り来りて」
★★★★★★☆☆☆☆
BWV132の第二曲が原曲。明るく華やかな曲。どことなく悲しげな雰囲気が交じるのが聴いていて飽きず良い。
ベスト盤的な曲集だけあり、結構良い曲が多くじっくり聴ける。