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ギター讃歌 他 [ロドリーゴ ギター ソロ曲]


レスプランドール

レスプランドール

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2002/04/24
  • メディア: CD



1. 高原を下りながら ~ スペインの野辺を通って より
★★★★★★☆☆☆☆
高原に立って壮大な景色をみているような穏やかで優しい旋律で始まる。草原がサワサワッと揺れるような雰囲気になった後、高原を走っているかのようなスピード感のある曲調となる。

2. ギター讃歌
◎アレグロ
★★★★★★☆☆☆☆
元気な明るい前奏で始まり、若干単調な感じの暗めの主題が導入される。一通り落ち着くと遅いテンポの緊張感を持った雰囲気になる。その後穏やかな心落ち着くメロディが対位法的に奏でられる。続いて悲劇的な雰囲気になり水が流れ落ちるような下降する音階が何度か繰り返された後、今までの動機が回帰されて終わる。

◎アンダンティーノ
★★★★★☆☆☆☆☆
とてもゆったりとした少し悲しげなメロディを持った始まり。悩む青年が神に祈り、それに神が答えているかのような低い悲しげな旋律と高い和音による応答が面白い。その後も対位法的に会話は続けられ、最後は悩みが解決したかのように希望を持って終わる。その様子を見届けた神が静かに去っていく。

◎アレグロ
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく開放感に満ちた始まり。中間部は不協和音を伴った若干民族的なメロディを持った混沌とした雰囲気。緊張感を持ったスピード感のある部分を経て、最後は激しく終わる。

3. 3つの小品
◎羊飼いたちは行ってしまう
★★★★★☆☆☆☆☆
少し不安げな伴奏のユーモラスなメロディを持った面白い曲。

◎サンティアゴへの道
★★★★★☆☆☆☆☆
この曲も不思議な神秘的な雰囲気を持った始まり。そのまま何とも言えない不思議なメロディを単音が奏で続ける。

◎小さなセビリャーナス
★★★★★☆☆☆☆☆
ジャカジャカした安っぽいフォークソングのような始まり。メロディも結構安っぽい。途中ゆっくりしとした魔女的な雰囲気を挟み、安っぽい雰囲気で終わる。
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ソナタ・ジョコーサ 他 [ロドリーゴ ギター ソロ曲]


パストラル

パストラル

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1997/11/21
  • メディア: CD



01. ヘネラリーフェのほとり
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした哀愁漂う部分、少しスピード感のある部分、のどかな雰囲気のマンドリン的な部分、最後はこの3つの部分が次々と回想され、最後はゆっくりと余韻を楽しむように終わる。

02. 古風なティエント
★★★★★☆☆☆☆☆
神秘的なアルペジオで始まる。その後日本の時代劇のBGMのような雰囲気になる。

03. ソナタ・ジョコーサ
第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
明るい楽しげな主題で始まる。第二主題は若干混沌とした感じ。第一主題をモチーフに少しドラマティックに曲は展開され、最後は明るく終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ロウソクを前に静かに祈っているかのような、静かで厳かな雰囲気の曲。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
開放感に満ちた第一主題に引き続き、若干激しく哀しげなメロディを持った第二主題が続き、行進曲風の部分、緊張感に満ちた部分を経て、最後はあっさり終わる。

04. 小麦畑で
★★★★★☆☆☆☆☆
少し悲しげな雰囲気のメロディ。子供たちのあどけないしかしどこか悲劇的な恋模様を描いているかのような曲。

05. 3つのスペイン風小品
◎ファンダンゴ
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした高貴な印象の舞踏曲。ギターの音色のせいなのかどこか懐かしく大草原をもイメージさせる始まり。中間部では若干哀愁漂う美しいメロディが奏でられる。最後ははじめの明るい主題に戻り楽しげに終わる。

◎パッサカリア
★★★★★★☆☆☆☆
パッサカリアと聞くと何故かバッハをイメージしてしまうのだが、バッハの曲のような単音の厳しいメロディで始まり、それが対位法的に複雑に展開されていく。後半はドラマティックに混沌さを増していく。再び対位法的にメロディが複雑に奏でられ行進曲風になり力強く曲は進むが、最後は爽やかにそっと終わる。

◎サバテアード
★★★★★★☆☆☆☆
緊張感のある速いパッセージの曲。途中、明るく楽しげになるが、最後は悲劇的な緊張感をもって終わる。

06. 春の小鳥
★★★★★★☆☆☆☆
鳥が楽しくささやきあっているかのような雰囲気ではじまり、その後疲れて眠ったかのようにゆったりとした雰囲気になる。最後は再び楽しげに会話をして終わる。

07. はるかなるサラバンド
★★★★★★★☆☆☆
単音による前奏のあと、優しく包み込むようなメロディが和音による伴奏と共に奏でられる。とても懐かしさのある美しい旋律。似たような主題が今度は若干物悲しく奏でられる。この二つの主題が交互に穏やかに繰り返される。しみじみとした佳曲。

08. 祈りと踊り
★★★★★★☆☆☆☆
学校のチャイムのようなメロディで始まり、鐘を模したような音が鳴り祈りの主題が荘厳に奏でられる。これがもう一度繰り返されたのち、暗い踊りの主題が激しく奏でられる。その後中世的な雰囲気の穏やかな部分、水がしたたり落ちるような雰囲気になる。再び暗い踊りの主題が激しく奏でられ、最後は祈りの雰囲気に戻り静かに終わる。結構長い曲だが、ドラマティックなので楽しく聴ける。

09. パストラル
★★★★★★★☆☆☆
題名通り、穏やかな田園風の優しいメロディが奏でられる。中間部の少し悲し気なメロディもきれい。最後は穏やかに優しく終わる。
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