創作主題によるアンダンテと変奏「神と共に」 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
派手な感じの主題だがあまり印象的なメロディではない。もう一歩か。
主題と変奏 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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評価
★★★★★★☆☆☆☆
作品番号が付されていたいないが、本当にシューマンが書いた最後の作品らしい。
優しさに溢れた美しい旋律の主題を持つ変奏曲。派手な変奏はなく、終始穏やかに曲は進む。ヴァイオリン協奏曲の主題に似ている。とても心和む綺麗な作品。
ヒンメルの「われ送らんアレクシスに」によるカノン [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
高貴な感じの主題によるカノン。1分強の短い作品だしあまり印象的ではない。
暁の歌 op.133 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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シューマン最後の作品らしい。
第1曲
★★★★★☆☆☆☆☆
どこか懐かしさと郷愁を感じさせる優しくも悲しげな、まさに暁を感じさせる曲。
第2曲
★★★★★★☆☆☆☆
対位法が効果的、かつ印象的に用いられた、優しくも華やかな曲。
第3曲
★★★★★★☆☆☆☆
馬のギャロップや様々な楽しい音が流れていく、お祭りを音にしたような曲。
第4曲
★★★★★★☆☆☆☆
緊張感と悲しみをおびた旋律が印象的な流れるような作品。
第5曲
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした感動的な作品で、最後は天に召されていくイメージがある。
全体的に優しい雰囲気で悪くない作品集。
フゲッタ形式の7つのピアノ小品 op.126 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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シューマンは一時期、クララとともに集中してバッハを研究していたらしい。その成果的な作品なのだろう。
第1曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
バッハに似た厳しく暗い感じのフーガ。普通。
第2曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
全曲に似た普通のフーガ。
第3曲
★★★★★☆☆☆☆☆
すこし緊張感と優しさのあるフーガ。
第4曲
★★★★★★☆☆☆☆
この曲集の中では一番良い。力強いアクセントのあるリズムもメロディも印象的な作品。
第5曲
★★★★★★☆☆☆☆
格好良い前曲続いて演奏されるからだろうか、優しさが溢れている印象的な曲。
第6曲
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある前奏曲的な曲。
第7曲
★★★★★☆☆☆☆☆
最後は普通のフーガ。
やはりフーガなので全体的にあまり面白くはないが、光る曲がなくはない。
音楽帖(20のピアノ小品）op.124 11～20曲 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第11曲 ロマンス
★★★★☆☆☆☆☆☆
何となく流れていく曲。もう一歩。
第12曲 ブルラ
★★★★☆☆☆☆☆☆
イタリア語で「冗談」の意味らしい。元気な感じの曲。こちらももう一歩。
第13曲 ラルゲット
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした曲。こちらもなんということはない何となく流れていく曲。
第14曲 幻想
★★★★☆☆☆☆☆☆
高音で何かがふわふわ富んでいるかのような曲。
第15曲 ワルツ
★★★★★☆☆☆☆☆
少し変なところにアクセントなるワルツ。綺麗な雰囲気ではある。
第16曲 子守歌
★★★★★☆☆☆☆☆
優しく暖かいメロディを持った曲。途中若干感情の高まりを見せる場面、若干暗さを帯びる場面もあるが、基本静かに穏やかに曲は進む。
第17曲 妖精
★★★★★☆☆☆☆☆
確かに妖精をイメージさせる綺麗な短い曲。
第18曲 使い
★★★★★☆☆☆☆☆
優しい旋律を持った曲。
第19曲 幻想的な小品
★★★★☆☆☆☆☆☆
軽やかな楽しい雰囲気のスピード感のある曲。
第20曲 カノン
★★★★★☆☆☆☆☆
最後にふさわしい堂々とした壮麗な作品。あまりカノンを感じさせない、和音が中心の曲。
音楽帖(20のピアノ小品）op.124 1～10曲 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲 即興曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
確かに即興性の強い曲。あまり面白くない。
第2曲 悲しみの予感
★★★★★☆☆☆☆☆
不協和音で始まる確かに「悲しみを予感」させる曲。嘆いている様子がよく表れている。
第3曲 スケルツィーノ
★★★★★☆☆☆☆☆
雪の中、楽しく遊んでいる子供たちをイメージさせる曲。
第4曲 ワルツ
★★★★★☆☆☆☆☆
少し哀愁漂う愛らしいワルツ。
第5曲 幻想的な舞曲
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある哀愁漂う曲。
第6曲 小さな子守歌
★★★★★☆☆☆☆☆
この曲集にあっては長めの優しい心和む曲。
第7曲 レントラー
★★★★☆☆☆☆☆☆
素朴なメロディが淡々と流れる。
第8曲 終わることのない悲しみ
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした日曜の午後をイメージさせる曲。あまり悲しみは感じられない。結構長めの曲。
第9曲 即興曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
本当に即興的な短い曲。
第10曲 ワルツ
★★★★★☆☆☆☆☆
楽しく愛らしいワルツ。
子どものための３つのピアノ・ソナタ op.118 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第１曲
★★★★★★☆☆☆☆
第一楽章：優しく愛らしいメロディを持つ、ソナタ形式のお手本のような作り。
第二楽章：少し暗い感じの主題による、変奏曲。暗いがどこか優しさがある。
第三楽章：「お人形の子守歌」と名付けられた、優しいベッド・メリーが回っているかのような曲。
第四楽章：少し力強い、対位法を用いた厳しい感じの最終楽章。
第２曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
第一楽章：対位法を多く用いたかなりいかめしい雰囲気のソナタ形式。
第二楽章：カノンになっているらしい。こちらも暗い感じ。
第三楽章：「夕べの歌」と名付けられたこの曲の中では優しい雰囲気の曲。
第四楽章：「子どもたちの集い」と名付けられた、スピード感のある少し楽しげな曲。
第３曲
★★★★★☆☆☆☆☆
第一楽章：かなり勇壮な感じの本格的な雰囲気のソナタ形式。対位法がかなり巧みに使われている。
第二楽章：北欧の香りのする緩徐楽章。
第三楽章：「ジプシーの踊り」と名付けられたエキゾチックな舞踏楽章。
第四楽章：「こどもの夢」と名付けられた楽しげに遊ぶ子供たちをイメージさせる曲。第１曲の第一楽章のメロディも登場する。
それなりに楽しめる曲集ではある。
３つの幻想的小曲集 op.111 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲
★★★★★☆☆☆☆☆
荒れ狂う嵐のように激しく動く曲。一応ロンド形式らしいがよくわからない。後の第三曲に繋がるようなメロディを持っている。
第2曲
★★★★★★☆☆☆☆
激しい１、３曲に挟まれた穏やかな曲。中間部の劇的な部分も良い。
第3曲
★★★★★★★☆☆☆
第一曲を発展させたような、激しい曲だが、冒頭と最後に現れるメロディがドラマティックかつロマンティックで非常に心に残る。中間部の優しいメロディも良い。
3曲でピアノ・ソナタを形成しているかのような感じ。第一曲をもう少し発展させれば結構な名曲になったきがする。
色とりどりの小品 op.99 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲 3曲の小品１
★★★★★★☆☆☆☆
波のような揺れ動く左手の伴奏の上で、優しいメロディが奏でられる、美しい曲。
第2曲 3曲の小品２
★★★★★☆☆☆☆☆
心の苛立ちを曲にしたような激しい曲。右手のメロディを左手が受け持つ部分はドラマティック。
第3曲 3曲の小品３
★★★★★★☆☆☆☆
華やかな結婚式の入場のような曲。祝祭感に溢れた綺麗な曲。
第4曲 音楽帖１
★★★★★★☆☆☆☆
ブラームスがこの曲の主題を用いて変奏曲を書いた(シューマンの主題による変奏曲op.9)らしい。ゆったりとした荘厳なメロディ。しみじみとした佳曲。
第5曲 音楽帖２
★★★★★☆☆☆☆☆
練習曲のような、哀愁漂うメロディが速く動き回る分散和音の上で奏でられる。短い曲。
第6曲 音楽帖３
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかで懐かしさを感じさせる優しいメロディの曲。
第7曲 音楽帖４
★★★★☆☆☆☆☆☆
暗く重々しい曲。もう一歩か。
第8曲 音楽帖５
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした休日の午後を表したかのような穏やかな曲。
第9曲 ノヴェレッテ
★★★★★☆☆☆☆☆
楽しげなお祭りを描いたような、面白いリズムのワクワクした感じのある曲。中間部の流れるようなメロディが入るところは美しい。
第10曲 前奏曲
★★★★★☆☆☆☆☆
ドラマティックな激しい曲。
第11曲 行進曲
★★★★★★☆☆☆☆
葬送行進曲のような暗い感じの始まり。中間部で少し明るい部分が出てくる。亡くなった人の若かりころの元気だった様子を語っているかのような雰囲気。最後は美しいメロディの鎮魂歌で終わる。
第12曲 夜曲
★★★★★★☆☆☆☆
前曲を引きずった暗い出だしだが、朝の光がさしてくるような明るい兆しが見え始め、鳥たちの鳴き声のような短いパッセージが次々と現れる。段々と英雄的な雰囲気なる。ミドルテンポなから変化に富みなかなか良い曲。夜曲という題名があっていないきがする。
第13曲 スケルツォ
★★★★★☆☆☆☆☆
一拍目がとりづらい面白いリズムの曲。時折美しいメロディが登場したり、対位法的な感じがあったりと面白くはある曲。
第14曲 速い行進曲
★★★★★★☆☆☆☆
若干の不協和音を用いた元気で面白い曲。アンコールなどで盛り上がりそうな曲。
確かに寄せ集め的なごちゃごちゃした曲集だが、それなりに良い曲もある。
森の情景 op.82 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲 入口
★★★★★★☆☆☆☆
物語の始まりを静かに告げるような素朴な味わい深い雰囲気で始まる。若干不安感を感じさせる雰囲気もある。
第2曲 待ち伏せる狩人
★★★★★☆☆☆☆☆
鳥が木にとまったり、飛び立つような雰囲気を初めに演出し、そのあと追いかけたり追いかけられたりする様子を可愛らしく描いている。
第3曲 孤独な花
★★★★★★☆☆☆☆
非常に穏やかな美しい旋律を持つ幸福感の漂う始まり。途中孤独感が感じられる悲しげなメロディになるが、最後は平和な雰囲気で終わる。
第4曲 呪われた場所
★★★★★☆☆☆☆☆
符点の、ちょっとつまずきそうな感じのリズムで始まる。右手のメロディに応える、左手の印象的なフレーズも面白い。
第5曲 親しげな風景
★★★★★☆☆☆☆☆
進んで止まって、という感じの面白いリズムの曲。メロディ的にそんなに面白い曲ではない。
第6曲 宿
★★★★★★☆☆☆☆
対位法的な右手と左手のやり取りも面白く、たのしげな様々なメロディも楽しめる。
第7曲 予言の鳥
★★★★★★☆☆☆☆
静かな雰囲気の、休符の多い、神秘的な始まり。中間部の静かな流れるようなメロディのあとは、初めの休符の多い神秘的な雰囲気に戻る。
第8曲 狩の歌
★★★★★★☆☆☆☆
力強い勇壮な曲。華やかさもあり格好良い。
第9曲 別れ
★★★★★★★☆☆☆
どこか懐かしさのある美しいメロディが、左手の優しい和音の連続の上で奏でられる。高貴さに溢れた非常に穏やかな終わり。
物語性に富んだとても楽しく美しい曲集。
４つの行進曲 op.76 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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1848年、パリで起きた二月革命の余波を受けて作られた作品らしく激しさに満ちている。
第一曲
★★★★★★★☆☆☆
華やかな始まり。そのあと、激情的なメロディが左手の和音による伴奏に乗って右手でなめらかに歌われる。中間部の若干悲しげな心の中を描いたような美しい部分も印象的。最後は初めの部分に戻り劇的に終わる。
第二曲
★★★★★★★☆☆☆
この曲も激しく始まる。ドラマティックな哀愁漂うメロディが激しい伴奏にのって奏でられる。中間部、まさにカンタービレというような美しく穏やかなメロディが流れ、最後は再び激しさを持って終わる。
第三曲
★★★★★★☆☆☆☆
「野営の情景」という題名がついている。前二曲とは違い、若干落ち着いた感じだが、心の中の高揚感を表すように。行進曲風の跳ねたリズムになっている。段々悲劇性を帯感情が高まっていくが、再び収まり、落ち着いた行進曲風な感じに戻り、静かに終わる。
第四曲
★★★★★★★☆☆☆
勝利に向かって突き進むような英雄的な雰囲気と若干悲しみの雰囲気を宿した微妙な雰囲気で始まる。
穏やかな中間部を経て、若干「ラ・マルセイエーズ」を彷彿とさせるメロディが登場し、最後は華やかに力強く終わる。
４つのフーガ op.72 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第一曲
★★★★★☆☆☆☆☆
しずかな厳かなフーガ。
第二曲
★★★★★☆☆☆☆☆
トッカータのような力強い劇的なフーガ。
第三曲
★★★★★☆☆☆☆☆
第一曲に似た、静かな厳かなフーガ。
第四曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
若干跳ねた感じの明るさの少しあるフーガ。
基本はフーガなのでそんなに特徴的な感じでもなく普通。
子供のためのアルバム op.68 追加曲 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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追加曲 ごく小さい子供のために
★★★★★☆☆☆☆☆
本当に子供の練習曲のような曲。
追加曲 お人形の子守歌
★★★★★☆☆☆☆☆
愛らしいメヌエットのような曲。
追加曲 荒々しい騎手
★★★★★☆☆☆☆☆
本当に荒々しい勇ましい曲。
追加曲 ウェーバーの酒飲みの歌
★★★★☆☆☆☆☆☆
よくわからない曲。イマイチ。
追加曲 ゴンドラの曲
★★★★★★☆☆☆☆
たゆたう水の上を静かに進む船を感じさせる綺麗な曲。
追加曲 小品：ハ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
こどもの練習曲に入っているような穏やかな曲。途中動きのある哀愁漂うメロディが入るところは綺麗。最後対位法的に終わるのも面白い。
追加曲 小品：ニ短調
★★★★★☆☆☆☆☆
懐かしさを感じさせる曲。あまり短調の感じはない。
追加曲 断章
★★★★★☆☆☆☆☆
しみじみとした美しい曲。
子供のためのアルバム op.68 41~43曲 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
- メディア: CD
第41曲 北欧の歌
★★★★★★☆☆☆☆
ドラマティックでどこか讃美歌的な雰囲気のある曲。
第42曲 装飾的コラール
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな宗教的な曲。
第43曲 大晦日の夜
★★★★★★☆☆☆☆
優しさと雄大さを併せ持ったような美しい曲。
最後の三曲は宗教的な雰囲気を漂わせた曲。
追加曲 隠れているカッコウ
★★★★★☆☆☆☆☆
牧歌的な、確かにカッコウを模しているかのような愛らしい曲。
追加曲 鬼ごっこ
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある曲だが特にメロディがあるわけでもなく普通。
子供のためのアルバム op.68 31~40曲 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第31曲 戦いの歌
★★★★★☆☆☆☆☆
シューマンらしい、和音を中心とした華やかで堂々とした曲。
第32曲 シェエラザード
★★★★★★☆☆☆☆
しみじみとした流れるような美しい曲。どこか物悲しさがあるのは、王にいつ殺されるかわからないシェエラザードの心の中を表しているのか。ちなみにシェエラザードとは、『千夜一夜物語』で王に毎晩話を語りきかせる女性のこと。
第33曲 ぶどう刈りの歌ー喜びの時
★★★★★☆☆☆☆☆
喜びに満ちた曲なのだが、若干不協和音も入るのが面白い。
第34曲 主題
★★★★★☆☆☆☆☆
しっとりとした寒く雪が降り続く中、外を見ながらゆっくりと家でお茶を飲んで語り合っている恋人同士のような雰囲気の曲。
第35曲 ミニョン
★★★★★★☆☆☆☆
柔らかく安らぎに満ちた曲。「タータラタラタラ」という一定のリズムの上を綺麗なメロディが流れていく。
第36曲 イタリア人の船乗りの歌
★★★★★☆☆☆☆☆
結構勇ましく不穏な空気で始まる。海賊船をイメージさせる曲。
第37曲 水夫の歌
★★★★★☆☆☆☆☆
やや暗い雰囲気の緑店舗の曲。若干エキゾチックな雰囲気がある。
第38曲 冬の歌 その１
★★★★★☆☆☆☆☆
まさに冬といった感じの、寒々しく物悲しい雰囲気の曲。とにかく静かでゆっくりした曲。
第39曲 冬の歌 その２
★★★★★★☆☆☆☆
バッハのフーガを彷彿とさせる厳しい雰囲気の始まり。途中からメロディが動き始めるところはドラマティック。最後は安らぎに満ちた讃美歌的な雰囲気になる。
第40曲 小さなフーガ
★★★★★☆☆☆☆☆
優しく愛らしい前奏曲のあと、跳ねた感じの主題を持った愛らしいフーガとなる。
子供のためのアルバム op.68 21~30曲 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
- メディア: CD
第21曲 (題名なし)
★★★★★★★☆☆☆
しみじみとした味わい深い優しい曲。
第22曲 ロンド
★★★★★★★☆☆☆
前曲に引き続きとても優しいメロディ。一応ロンド形式らしい。
第23曲 騎手の歌
★★★★★☆☆☆☆☆
結構暗い感じの行進曲風に始まる。段々盛り上がっていく。
第24曲 収穫の歌
★★★★★★☆☆☆☆
喜びにあふれた曲。
第25曲 劇場からの余韻
★★★★★★☆☆☆☆
悲しげなメロディながらどこか堂々とした感じの、ドラマティックな劇を楽しんだあとの余韻が確かに感じられる。
第26曲 (題名なし)
★★★★★★☆☆☆☆
優しく高貴な曲。第一主題のあいだに、様々なメロディが入ってくるロンド形式の曲？
第27曲 カノン風の曲
★★★★★★☆☆☆☆
すこし悲しげなメロディを持った曲。カノン風ということで追いかけっこが楽しめる。途中からメロディも明るくなり、本当に小さい子の追いかけっこのようになる。最後は初めの悲しげなメロディが回帰され静かに終わる。
第28曲 思い出
★★★★★★☆☆☆☆
郷愁を誘う優しいメロディ。繰り返される素朴なメロディが心に残る。
第29曲 見知らぬ人
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い行進曲風の曲。やっぱり私はこういう小曲が得意ではない。途中、「ティラララ～」という面白い部分が挿入されるのだが面白い。
第30曲 (題名なし)
★★★★★★★☆☆☆
優しい穏やかなメロディ。何となく懐かしさもある。途中流れるような部分と、少し悲しげな部分を挟む。これもロンド形式？
子供のためのアルバム op.68 11~20曲 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
- 出版社/メーカー: Documents
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: CD
第11曲 シチリアーノ
★★★★★☆☆☆☆☆
シチリアーノという題名の曲に特有のゆったりとした哀愁漂う感じではなく、若干リズミカルな感じ。
第12曲 サンタクロース
★★★★★☆☆☆☆☆
サンタクロースという題名から想像できる、優しくおおらかな感じではなく、力強くガンガン行く感じ。中間部が、橇に乗って空を飛んでいる感じはある。
第13曲 愛する５月よ
★★★★★★☆☆☆☆
春を感じさせる可愛らしくさわやかな曲。小川が流れるような美しい雰囲気。
第14曲 小さな練習曲
★★★★★★★☆☆☆
バッハのプレリュードのような清廉さを感じさせる美しいアルペジオの曲。私はやはりこういう曲が好きだ。
第15曲 春の歌
★★★★★★☆☆☆☆
少し憂いを帯びた優しい雰囲気の曲。どこか懐かしさも感じさせるしっとりとした曲。
第16曲 最初の喪失
★★★★★★☆☆☆☆
悲しさが溢れている哀愁漂うメロディが流れる。一瞬悲しさを吹っ切ろうとするかのように力強くなる部分が2箇所出てくるが、基本は静かに音楽が奏でられる。
第17曲 朝の散歩をする子供
★★★★★☆☆☆☆☆
朝の爽やかさを感じさせる若干行進曲風の曲。普通。
第18曲 刈り入れの歌
★★★★★★☆☆☆☆
優しく素朴なメロディが美しい曲。刈り入れというと元気な雰囲気の曲をイメージするが、基本穏やかな美しい雰囲気で曲は進む。
♬ここからは大きな子供のための曲らしい♬
第19曲 小さなロマンス
★★★★★★☆☆☆☆
悲しみ溢れるメロディ。ロマンスということだが、片思いなのだろうか。中間部で感情の高まりを見せるが基本悲しげな雰囲気。
第20曲 田舎風の歌
★★★★★★★☆☆☆
素朴で楽しげな雰囲気の曲。田舎で催されるささやかなパーティーを音で描いたような曲。
子供のためのアルバム op.68 01~10曲 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲 メロディ
★★★★★★★☆☆☆
曲集の一曲目にふさわしい優しくて愛情に溢れた曲。
第2曲 兵士の行進
★★★★★☆☆☆☆☆
題名通り、堂々とした力強い曲。
第3曲 口ずさむ歌
★★★★★★☆☆☆☆
綺麗なメロデイの流れるような曲。愛らしく優しい曲。
第4曲 コラール
★★★★★★☆☆☆☆
和音でメロディが奏でられる。内声が微妙に変わることで音楽に変化をつけている。讃美歌的な穏やかな曲。
第5曲 小曲
★★★★★★☆☆☆☆
１、３曲目に似た雰囲気の優しく愛らしい曲。
第6曲 哀れな孤児
★★★★★★☆☆☆☆
題名通り、哀愁漂う悲しげな曲。
第7曲 狩人の歌
★★★★★☆☆☆☆☆
ファンファーレのような音で始まる。ファンファーレがしばらく続いた後、前へ進んでいくかのような明るく楽しげな雰囲気になる。
第8曲 勇敢な騎手
★★★★★★☆☆☆☆
スピード感のある勇ましい曲。非常に短い。
第9曲 民謡
★★★★★★☆☆☆☆
懐かしい雰囲気の優しく哀愁漂う雰囲気で始まる。中間部は跳ねた感じの楽しげな雰囲気になり、最後は初めの雰囲気に戻り悲しげに終わる。
第10曲 楽しき農夫
★★★★★★★★☆☆
子どものためのピアノ曲集などによく収録されている、優しく楽しげで素朴なメロディを持った佳曲。「トロイメライ」に次いでよく知られた曲なのではないだろうか。
ペダル・ピアノのためのスケッチ op.58 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲
★★★★★★☆☆☆☆
和音を中心とした力強い始まり部分と最後の部分にはさまれ、バッハのような厳しい感じの中間部が演奏される。それなりに英雄的で格好良い曲。
第2曲
★★★★★★☆☆☆☆
第一曲に似た構成。こちらも悪くない。
第3曲
★★★★★★★☆☆☆
流麗でメランコリックな始まり。少し明るさを見せる中間部も綺麗。
第4曲
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした若干跳ねた感じのリズムの出だし。哀愁を帯びた中間部を経て、出だしに戻り静かに終わる。
全体的に小曲で構成もわかりやすく聴きやすい。
ペダルフリューゲルのための練習曲 op.56 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲
★★★★★★★☆☆☆
バッハの前奏曲を思わせる高貴で非常に美しい曲。カノン形式で分析的に聴いても楽しい。
第2曲
★★★★★★★☆☆☆
少し暗さを帯びた哀愁ただよう美しいメロディ。
第3曲
★★★★★★★☆☆☆
少し明るさのある、優しいそっと寄り添ってくれるような曲。
第4曲
★★★★★★★☆☆☆
ロマンティックな愛情たっぷりの曲。優しいメロディが心に響く。ドラマのクライマックスで使われても良いほど非常にロマンティック。
第5曲
★★★★★☆☆☆☆☆
曲集の中で一番練習曲っぽい曲。ミドルテンポの軽快な曲。カノンがわかりやすい。
第6曲
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとした雰囲気で始まり、後半バッハを思わせる深遠なカノンがわかりやすく展開される。
カノン形式の練習曲らしいが、わかりやすいのは1,5,6曲。とにかく美しいメロディが印象的な曲集。シューマンの中では目立たないが、隠れた名曲集と言えるのではないだろうか。
四つのピアノ小品 op.32 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
- 出版社/メーカー: Documents
- 発売日: 2009/05/29
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第1曲 スケルツオ
★★★★★☆☆☆☆☆
名前の通り諧謔的な面白い曲。
第2曲 ジーグ
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い始まりで、対位法を生かした曲。
第3曲 ロマンス
★★★★★★☆☆☆☆
結構スピード感のある哀愁漂うドラマティックな始まり。ゆったりとした穏やかな中間部を経て、流れるように最初の部分に戻り、ドラマティックに終わる。
第4曲 フゲッタ
★★★★★☆☆☆☆☆
囁きかけるような雰囲気で始まる。フーガ感が全くわからない。
全体的に実験的な感じでそんなに面白くはない。
3つのロマンス op.28 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲
★★★★★★★☆☆☆
秋を感じさせる若干切迫感のある哀愁漂うメロディで始まる。その後伸びやかで流れるような雰囲気になり、最後は初めの雰囲気に戻り終わる。
第2曲
★★★★★★★☆☆☆
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」の第二楽章をイメージさせる深淵で美しいメロディで始まる。中間部はショパンの夜想曲のような穏やかで綺麗な雰囲気。最後は初めのメロディが回帰されしっとり終わる。とても美しく素晴らしい曲。
第3曲
★★★★★★☆☆☆☆
ゴツゴツした力強い主題の合間合間に、美しい流れるような旋律が挟まれるロンド形式っぽい曲。主題がもう一歩だが、悪くはない。
全体的に美しいメロデイで聴きやすい曲集。作品２７、２８はシューマンの中ではマイナー作品だが、どちらも良い。
ウィーンの謝肉祭騒ぎ op.26 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第1曲
★★★★★★★☆☆☆
恐らく謝肉祭の賑やかな様子を描いている主題が華々しく演奏される。この部分はとても格好よく、ロンド形式でこの主題が何度も繰り返されるので耳に残る。その後、そこに集っている人々の様々な人間模様を描いたかのような様々なメロディが流れる。途中一瞬フランス国家「ラ・マルセイエーズ」の一節が流れる。
第2曲
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした叙情豊かな綺麗な音楽。とはいえあまり特徴がない。
第3曲
★★★★★★☆☆☆☆
民謡的な素朴な第一主題、それを展開したかのような若干哀愁漂う第二主題、再び第一主題に戻り、続いてファンファーレっぽい第三主題を経て、最後は盛り上がって終わる。
第4曲
★★★★★★★☆☆☆
激しく流れるようなドラマティックな雰囲気で始まる。秋を暗示させる哀愁漂うメロディが美しい。
第5曲
★★★★★★★☆☆☆
最後もドラマティックに悲しげに始まるのだが、どんどんスピードを増し明るい感じを帯び始める。穏やかで広がりのある部分、若干悲しげな部分を経て、最後は初めのドラマティックな雰囲気に戻り、最後は盛り上がって謝肉祭は幕を閉じる。
最初と最後のドラマティックな曲に、短い3曲が挟まれたバランスのとれた佳曲。
四つの夜曲 op.23 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第一曲
★★★★★★☆☆☆☆
素朴で若干悲しげな旋律が、巧みに生かした対位法で奏でられる。しみじみとした優しい曲。
第二曲
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも素朴な音階的なメロディが、対位法的な技法で時に華やかに、時にしっとりと変奏曲風に奏でられる。
第三曲
★★★★★★★☆☆☆
激しく華やかな曲。同じメロディが音程を上げながら、「これでもか！」というくらいに波のように次々と奏でられ、圧倒的な雰囲気の中に包まれる。情熱的な曲。
第四曲
★★★★★★★☆☆☆
静かな心休まる暖かい曲。こちらも対位法を生かした緻密な作品となっている。どこか懐かしさを覚える素朴なメロディが美しい。
全体的に優しいメロディが多くそれなりに良い曲集だと思う。
ピアノ・ソナタ第二番 op.22 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
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- 発売日: 2009/05/29
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第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
昼ドラの中で流れるような、愛憎に満ちたような激しくもドラマティックなメロディを中心に流れるように展開される美しい楽章。
第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした、どこか物悲しさを感じさせる、秋の匂い、別れの匂いのするメロディを持った変奏曲。
第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
若干不協和音を伴った劇的な序奏のあと、面白いリズムの舞踏的要素を持った主題が奏でられる。若干優美で急いだ感じの中間部を経て、最後はドラマティックに終わる。短いスケルツォ楽章。
第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
ロンド楽章。激しく突き進む主題が印象的な楽章。綺麗な雰囲気、リズミカルな雰囲気と色々なテイストの曲調を含み持つ楽しい最終楽章。最後はドラマティックに華やかに終わる。
第四楽章に入るはずだったプレスト・アパッショナータ
★★★★★★☆☆☆☆
実際の四楽章に結構似た雰囲気の曲。改訂版の方が確かに良いとは思うがこちらもそんなに悪くない。
全体的にドラマティックで悪くない曲。
8つのノヴェレッテ op.21 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
- 出版社/メーカー: Documents
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: CD
「ノヴェレッテ」とは短編小説の意らしい。
第1曲
★★★★★★☆☆☆☆
ロンド形式で書かれており、力強く行進曲風の主題Aのあいだで、美しく流れるようなゆったりとしたメロディが奏でられる。
第2曲
★★★★★★★☆☆☆
第一曲の力強い主題に似た、リズミカルだが、どこか哀愁を感じさせる最初と最後の間に、ゆったりとした美しいメロディが奏でられる。
第3曲
★★★★★★☆☆☆☆
ユーモラスな前奏の後、少し物悲しいメロディが和音を中心に奏でられ。その後力強い迫ってくるような雰囲気になる。続いて壮大な雰囲気になり、最後は物悲しいメロディに戻って終わる。
第4曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
全体的にゴツゴツした感じで、あまりメロディも立っておらず、あまり面白くない曲。
第5曲
★★★★★★★☆☆☆
華やかな技を見せつけるような主題Aが流れた後、どこか郷愁を感じさせるゆったりとした美しいメロディが流れる。その後も主題Aにはさまれ、ダイナミックな雰囲気、リズミカルな感じ、穏やかなメロディなど様々な雰囲気の曲が挟まれる。最後は静かに終わる。結構長い曲だが飽きずに聴ける。
第6曲
★★★★★☆☆☆☆☆
つかみどころのないメロディで始まる。何となく舞踏会の楽しい雰囲気を表しているような、楽しげだけれど混沌とした感じの曲。
第7曲
★★★★★★☆☆☆☆
スピード感のある華やかな最初と最後の部分に挟まれて、優雅な美しいメロディが奏でられる中間部を持つ曲。勇壮さと優美さを併せ持った格好良い曲。
第8曲
★★★★★☆☆☆☆☆
長大な曲。基本リズミカルな力強い雰囲気で曲は進む、所々綺麗なメロディも挟まれる。何となくつかみどころのない曲。
悪くはないが、何度も聴きたいと思わせるまではいかない曲集。
フモレスケ op.20 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
- 出版社/メーカー: Documents
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: CD
第1曲 単純に
★★★★★★☆☆☆☆
素朴な優しい曲。
第2曲 性急に
★★★★★★☆☆☆☆
元気な明るい曲。スピード感があり、次々と楽しいメロディが登場する。子供遊園地をイメージさせる可愛らしい曲。
第3曲 性急に
★★★★★★☆☆☆☆
憂いのある少しつんのめった感じのある出だしの後、これまた若干憂いを帯びた旋律が流れるように演奏される。後半行進曲風になり、情熱的に盛り上がった後、熱を冷やすように静かになり終わる。
第4曲 単純・繊細に
★★★★★★☆☆☆☆
ショパンの夜想曲をイメージさせるゆったりとした穏やかな曲。美しいメロディも時折顔を出すが、決定的に印象的なフレーズはない。中間部で目の覚めるような速く動き回る音階的な箇所を挟み、最後は静かな雰囲気に戻り終わる。
第5曲 愛情をこめて
★★★★★★☆☆☆☆
優しいシューマン特有の甘さを持ったゆったりとした始まり。その後練習曲風に速い部分を挟み、はじめのメロディがスピード感を持って演奏される。意外な展開部を経て、はじめのメロディが左手で奏でられた後、静かに曲は閉じられる。
第6曲 非常に活発に
★★★★★★☆☆☆☆
ドラマティックな速い曲。凄まじく右手も左手も動き回る。最後はかなりドラマティックかつロマンティックな雰囲気で終わる。
第7曲 いくらか華麗さをもって
★★★★★★☆☆☆☆
ラフマニノフの前奏曲をイメージさせる、ダイナミックかつメランコリックな和音を中心にメロディが奏でられる曲。
第8曲 最後に
★★★★★★☆☆☆☆
はじめは静かにそっと入る。ロマンティックなメロディがしっとりと奏でられ曲が動きを見せ始める。ゆっくりとした何となく流れていく中間部を経て、ロマンティックなメロディが回帰され、そのメロディが段々と音程を上げて重ねられていき一瞬盛り上がりを見せるが、段々と静かになっていくが、最後若干盛り上がって終わる。
どの曲も超素晴らしいメロディという感じではないのだが、心惹かれるものが各曲ある佳曲。
花の曲 op.19 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
- 出版社/メーカー: Documents
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: CD
評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
題名通り、可愛らしい牧歌的な雰囲気で始まる。その後、短調のメロディを挟むが、基本的にこの牧歌的な雰囲気が曲を支配している。妻のクララはこの曲がお気に入りらしくアンコールによく演奏していたらしいが、正直退屈な曲。
アラベスク op.18 [シューマン ピアノ曲]
Schumann: Complete Piano Works
- 出版社/メーカー: Documents
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: CD
評価
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかな流れるようなメロディで始まる。その後短調の悲しげなメロディが奏でられる。ロンド形式で、はじめの穏やかなメロディAと、短調の悲しげなメロディBとCがAに挟まれる形で演奏される。
美しく聴きやすくはある。
