カンツォーナ BWV588, アラ・ブレーヴェ BWV589, パストラーレ BWV590 [バッハ オルガン曲 トリオ・ソナタ、その他]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
カンツォーナ
★★★☆☆☆☆☆☆☆
カンツォーナとは、「歌」を意味するらしい。確かに若干メロディアスではあるが、全体的に暗く退屈。
アラ・プレーヴェ
★★★★☆☆☆☆☆☆
明るい曲調で聴きやすくはあるが、やはり退屈。
パストラーレ
全4曲からなる。
第一曲
★★★★★★☆☆☆☆
明るく、クリスマス・ソングのような華やかさがある。
第二曲
★★★★★★☆☆☆☆
愛らしい淡々とした曲。
第三曲
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも明るい曲で、愛らしい旋律。
第四曲
★★★★★★☆☆☆☆
前奏曲のような感じで、明るさと華やかさがある。
幻想曲 BWV572 ト長調 [バッハ オルガン曲 トリオ・ソナタ、その他]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
評価
★★★★★★☆☆☆☆
森の中で楽しげな会話を交わす二人の恋人のような雰囲気で始まり、その二人の幸せを森中が祝福するかのような幸福感に満ちた華やかな音楽が流れる。ラスト直前で、宇宙に吸い込まれていくかのような凄まじいカデンツァが奏される。上へ上へと引き付けられていくような感じになり最後はそれなりに華やかに終わる。
トリオ・ソナタ 第五、六番 BWV529,530 [バッハ オルガン曲 トリオ・ソナタ、その他]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
第五番 ハ長調
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ハ長調らしい、明るいメロディ。可愛らしい音楽でBGMとしては最適かもしれない。
第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
一転して結構暗い音楽。しかも長い。
第三楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
普通の音楽が淡々と流れる。結構つまらない。
第六番 ト長調
第一楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
わかりやすい音楽だがやはり退屈。
第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆっくりとした和やかな音楽。どこか寂しげ。何にしろ少し退屈。そして長い。
第三楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
開放感のある明るい最終楽章に適した音楽ではあるがやはり退屈。
トリオ・ソナタ 第三、四番 BWV527, 528 [バッハ オルガン曲 トリオ・ソナタ、その他]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
第三番 ニ短調
第一楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
第一主題、第二主題がわかりやすい構造になってたりはするが、全体として退屈。
第二楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆっくりとした和やかな音楽。どこか寂しげ。何にしろ少し退屈・
第三楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
悲劇的な主題。退屈。全体的にオルガン特有の退屈さが目立つ。
第四番 ホ短調
第一楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした曲。メロディがわかりづらくあまり面白くない。
第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
短い序奏のあと、「タッタラ、タッター、ターター」という独特のリズムの哀愁漂う美しいメロディが重なるように奏でられる。綺麗な曲。
第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
宮廷舞曲のような高貴な音楽。悪くはない。
トリオ・ソナタ 第一、二番 BWV525, 526 [バッハ オルガン曲 トリオ・ソナタ、その他]
Bach: The Organ Works Helmut Walcha
- 出版社/メーカー: Archiv Produktion
- 発売日: 2000/04/03
- メディア: CD
トリオ・ソナタとは、室内合奏曲(二つの独奏旋律楽器と通奏低音のための曲)をオルガン一台で演奏できるように作曲したものらしい。そのためか普通のオルガン曲に比べ聴きやすい気がする。
第一番 変ホ長調
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
和音をそのままバラしたような素朴な始まり。これが主題となって曲は展開される。全体的なのどかな雰囲気が支配している。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
短調の物悲しいメロディで始まる。対位法により、そのメロディが色々と変化したり重なりあったりしながら曲は展開されていく。
第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
最後は華やかな、まさに終楽章という感じ。最後は高貴な感じで幕を閉じる。
第二番 ハ短調
第一楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
短調らしい、厳しい緊張感のある曲。あまりメロディが立っていない気がする。
第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
モーツァルトがこの楽章を編曲して使ったらしい。確かにとても美しく心惹かれる音楽。息の長い旋律で途中涙が出そうになるほどの美しい物悲しい旋律が奏でられる。
第三楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
再び暗い音楽にもどる。しかし第一楽章同様メロディが印象的ではない。第二楽章が非常に美しいだけに、残念な第一・三楽章だ。