交響曲まとめ

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

交響曲をまとめみてみたい。

★★★★★★
30, 33, 38, 39, 40, 41

★★★★★
25, 29, 34, 36

★★★★
26, 28, 31, 32, 35

★★★
23

こう見ると、やはり後期は良い作品が多い。
とはいえ、一曲一曲の個性があまりなく、BGMとしては綺麗で良いかもしれないが、やはりじっくり聴こうとは思わない音楽だ。

交響曲 第41番 ハ長調 K.551

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★★★★☆☆☆☆

モーツァルト最後の交響曲。

第一楽章：力強い始まりだが、すぐに優雅なメロディが奏でられる。その後壮大な第二主題も奏でられ曲は進んでいく。展開部も牧歌的な感じで美しい。

第二楽章：ゆったりとした穏やかなアンダンテ楽章。アンダンテ・カンタービレと銘打たれているだけあり、歌心のある美しい仕上がりとなっている。

第三楽章：モーツァルトにしては優しい感じのメヌエット。これなら宮廷で流れていたら思わず踊りたくなるかもしれないという感じの優雅さを持っている曲。

第四楽章：静かにゆったりと始まり段々盛り上がりを見せる。美しいフーガが展開される曲で結構めづらしい楽章。

そこまで特徴ある曲とは思えないが、モーツァルトの作品の中では確かに良い曲かもしれない。

交響曲 第40番 ト短調 K.550

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★★★★☆☆☆☆

モーツァルトの中でも有名な作品で、二つしかない短調交響曲のなかの一曲で、名曲として知られている。

第一楽章：有名な、「タララン、タララン、タラ・ラーラー」という短調の物悲しいメロディの第一主題で始まる。第二主題の優雅なメロディとの対比が美しい。この楽章はかなり入念に作られており魅力的だ。

第二楽章：この楽章もソナタ形式で作られているらしいが、正直つまらない。緩徐楽章にしてはメロディも短調で長く退屈。

第三楽章：力強いメヌエット楽章。こちらもイマイチ。

第四楽章：モーツァルトにしては普通のスピードで奏される最終楽章。こちらも魅力は薄い。

第一楽章は素晴らしいが、それだけに第二楽章～第四楽章の単調さがもったいない。正直そこまでの名曲か？という感じの曲。

交響曲 第39番 変ホ長調 K.543

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★★★★☆☆☆☆

第一楽章：かなり大袈裟な始まり。そのあと静かな森林の中にいるかのような雰囲気になり段々盛り上がっていき主題に入る。この辺、30番台の交響曲に多く、若干マンネリ気味でワンパターン。かなり長めの序奏の後、力強いスピード感のある主題が流れる。

第二楽章：まるでラヴェルの「ボレロ」のように、特徴のあるリズムを持った同じメロディを、伴奏を変えながらひたすら繰り返す。途中第二主題のような若干違ったメロディが混じってくるが、基本は初めのメロディの繰り返し。変奏曲のような構成になっている。

第三楽章：優美なメロディで始まる。中間部も流麗なメロディも印象的。モーツァルトの交響曲の中のメヌエットにしてはよい曲。

第四楽章：美しい流れるような聴きやすいメロディを持った最終楽章。広大さを感じさせる終楽章にふさわしい曲。

全体的に印象的なフレーズが多く、モーツァルトの交響曲にしては個性のある曲。

交響曲 第38番 ニ長調 K.504 プラハ

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★★★★☆☆☆☆

プラハで演奏するために作られた曲らしい。

第一楽章：少し不穏な感じの重々しい出だし。そのあとゆったりとした不安の少し入り混じった感じの雰囲気になり、何かが起こりそうな感じでしばらく曲は進み、一瞬の間が空いた後、光が指してきたかのような明るく華やかん雰囲気になる。ここから壮麗な音楽がひたすら展開される。メロディもキャッチーでとても聴きやすい。長調と短調が交差しながら美しく曲は進み終わる。

第二楽章：優美さ極まりない流麗なアンダンテ楽章。

第三楽章：１、２楽章に比べ短いがその分凝縮された格好良さがある。スピード感のある、緊張感のある音楽で、ピアノとフォルテの対比もうまく処理されている。

耳に残るメロディも多く、聴きやすい曲だといえる。

交響曲 第36番 ハ長調 K.425 リンツ

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

リンツという土地に滞在中にたった4日間で書き上げたのでこういう名前らしい。

第一楽章：重々しい始まりの後、ゆったりとしたアダージョの美しい調べが流れ、その後英雄的な第一主題になる。その後長調と短調が入り混じる第二主題がやってくる。

第二楽章：穏やかなアンダンテ楽章。美しいが長く飽きる。

第三楽章：若干華やかさを持った伸びやかなメヌエット楽章。

第四楽章：優雅な綺麗なメロディで始まり、すぐに力強い音が迎える。この二つの雰囲気を維持して曲は進む。牧歌的な美しい第二主題が若干印象的。

全体的に優美な感じが漂っている。悪くはない曲。

交響曲 第35番 ニ長調 K.385 ハフナー

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

親交のあったハフナー家のために作られたものらしい。

第一楽章：力強いスピード感のある楽章。そんなに特徴的なメロディはない。

第二楽章：ゆったりとした優雅な楽章。綺麗ではある。

第三楽章：メヌエットとは思えない重々しい雰囲気の楽章。

第四楽章：第一楽章に近いスピード感のある楽章。あまり面白くない。

普通のBGM。

交響曲 第34番 ハ長調 K.338

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

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• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

全編をわたって流れるようメロディが流れ続ける流麗な作品。

第一楽章：堂々とした勇壮な前奏の後、ファンファーレがなり、若干陰影を持ったメロディが奏される。第二主題の伸びやかなメロディも悪くはない。

第二楽章：高貴この上ないメロディがヴァイオリンによって奏される。流れるような淀みないメロディが奏され続ける。

第三楽章：力強い弦の合奏で始まる。所々でなるティンパニーが良い味を出している。

相変わらず、深みのある作品ではないが、そこまで飽きる感じではない。

交響曲 第33番 変ロ長調 K.319

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
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評価
★★★★★★☆☆☆☆

私が思う交響曲のスタイルにかなり近い曲。

第一楽章：非常に優雅で美しい始まり。段々と盛り上がりを見せ劇的な展開となる。

第二楽章：ゆったりとした美しいアンダンテ楽章。弦のハーモニーが非常に美しい。途中の弦と管のやりとりもほんわかしていて良い。

第三楽章：モーツァルトのメヌエット楽章は力強いものが多いが、これは本当にメヌエットらしいメヌエット。愛らしく、優雅に踊りたくなる曲想。最後に美しいメロディが顔を出す。

第四楽章：印象的なフレーズを持った主題ではじまる。最終楽章にふさわしい様々な登場人物が登場するカーテンコールのような曲。

楽章ごとのメリハリが聞いておりモーツァルトの交響曲としてはある程度聴ける曲かもしれない。

交響曲 第32番 ト長調 K.318

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

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• 発売日: 2006/03/02
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評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

オペラの序曲のような短い曲。

第一楽章　力強いドラマティックな感じだが、他の交響曲と対して変わらない。

第二楽章　ゆったりとした穏やかな音楽。こちらも普通。

第三楽章　スピート感のある真っ直ぐな音楽。特徴はない。

つまらない。BGM。

交響曲 第31番 二長調 K.297 「パリ」

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

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• 発売日: 2006/03/02
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評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

第一楽章：堂々とした感じの曲だがとらえどころがなくただ音楽が流れている感じ。長い。

第二楽章：穏やかな牧歌的なアンダンテ楽章。突然力強く音が大きくなる部分がある。正直普通。

第三楽章：スピード感のある開放感に満ちた曲。だがつまらない。

正直BGM。

交響曲 第30番 イ長調 K.202

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

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• 発売日: 2006/03/02
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評価
★★★★★★☆☆☆☆

優美さと高貴さのあるそれなりの交響曲。

第一楽章：結構いかつい感じの第一主題と、優雅な第二主題の対比が美しい。

第二楽章：たゆたうような静かな穏やかな楽章。弦の音が非常に美しい。

第三楽章：これが第一楽章でも良いようなキャッチーな力強い始まり。第一主題が二回繰り返されたのち、短調になり面白くなるかと思いきや、すぐに長調に戻り始めの主題が戻ってくる。若干面白味はある楽章かもしれない。

第四楽章：和音を分散したような始まり。伸びやかなメロディが流れ曲はスピード感を持って進んでいく。最後盛り上がるのかと思いきや、これ以上ないほど静かにそっと唐突に終わる。

各楽章それなりに面白いメロディと雰囲気があり、ある程度は楽しめる。

交響曲 第29番 イ長調 K.201

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

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評価
★★★★★☆☆☆☆☆

少し規模の大きいキャッチーなメロディが少しある若干特徴のある曲。

第一楽章：そっと語りかけるような簡素な主題からはいる。少し明るく音も厚さを増し同じ主題を繰り返す。第二主題も魅力的で、のびのびした綺麗なメロディ。展開部もわかりやすくそれなりに聴きやすい楽章。

第二楽章：ゆったりとした心休まるアンダンテ。高貴さも漂っておりアフタヌーン・ティをゆったり楽しみたくなる楽章。

第三楽章：面白いリズムを持った、優しいメヌエット楽章。音の強弱が印象的。

第四楽章：最終楽章らしいスピード感ある、楽しげな曲。若干性急な感じがなくもない。

初期(中期？）の交響曲の中では若干立っている感じがするが、他の作曲家作品に比べてやはり魅力は乏しいか。

交響曲 第28番 ハ長調 K.200

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

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• 発売日: 2006/03/02
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評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

ハ長調らしい明るさと華やかさを持った曲。

第一楽章：独特の楽しいことが始まりそうな雰囲気を持った力強い前奏で始まり、軽快な第一主題が奏される。終始弦がスピード感を持った楽しいメロディを奏で続ける。

第二楽章：高貴なアンダンテ楽章。美しいメロディの後ろを支える、中音部の弦の伴奏が耳に残る。

第三楽章：こちらも高貴な感じのメヌエット楽章。宮廷でダンスパーティーが開かれているかのような雰囲気。

第四楽章：スピード感のある、楽しいメロディを持った力強い最終楽章にふさわしい堂々とした曲。

この曲も、それなりに楽しいがやはりBGM以上のものではない。

交響曲 第26番 変ホ長調 K.184

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
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評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

オペラの序曲のような物語性のある短い作品。

第一楽章：物語が始まりそうな前奏曲風な緊迫感のあるメロディがひたすら流れ、主題に入らずそのまま終わる感じ。

第二楽章：優美なアンダンテ楽章。そんなに印象的ではない。

第三楽章：最終楽章にふさわしい華やかん楽章。

それなりに楽しいがやはりBGM以上のものではない。

交響曲 第25番 ト短調 K.183

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★★★☆☆☆☆☆
モーツァルト交響曲の中の、二つの短調曲の一つ。

第一楽章：「タ、タータータータ」という印象的な短調のフレーズが有名な一曲。短調で緊迫感のある第一主題と、優美な伸びやかな第二主題の対比も悪くはない。

第二楽章：優美なアンダンテ楽章。穏やかでゆったりとした気持ちになるが、そこまで美しくもない。

第三楽章：力強い、若干ベートーヴェンのスケルツォ楽章をイメージさせるが一応メヌエット楽章らしい。似たようなメロディを出すときも、メロディを付け足して少し上の音まで上がって見せたりと工夫がみられて面白くはある。

第四楽章：第三楽章に続いて力強い主題から始まる。第一楽章のリズムも顔をだす。段々優美さも加わりつつも、最後は悲劇性と緊迫感を維持しながら短調で終わる。

交響曲 第23番 二長調 K.181

モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:交響曲選集

• 出版社/メーカー: 日本コロムビア
• 発売日: 2006/03/02
• メディア: CD

評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆
全楽章切れ目なく演奏される。各楽章の特徴もあまりなく、正直退屈。
どの楽章を聞かされても多分認識できない。一生懸命聴こうとしてもどうしてもBGMに成り下がってしまう。