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ライモンダ [バレエ]


ミラノ・スカラ座「ライモンダ」ノヴィコワ&フォーゲル [DVD]

ミラノ・スカラ座「ライモンダ」ノヴィコワ&フォーゲル [DVD]

  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2012/06/04
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★★☆☆
音楽   :★★★★★★★★☆☆
♪グラズノフ

2時間半近い、長めのバレエ。
中世十字軍時代の話で、伯爵の娘ライモンダは、婚約中。ライモンダの聖名祝日の祝いをしている最中に、その婚約者が十字軍の争いに勝利して帰ってくるという知らせが届く。喜びの踊りを皆でした後、ライモンダは眠りにつく。そこで守り神「白い貴婦人」に導かれ夢の世界へ誘われる。そこで婚約者と再開。しかしサラセン人のハンサムな騎士にも誘惑される。なんとかその誘惑を退けた場面で一幕は終わる。
2幕は、その夢が現実となり、婚約者とサラセン人が決闘。結局婚約者が勝利。
3幕は、結婚式。

1幕は、宮廷での華やかなパーティーと夢の中を描いた対照的な世界が楽しめる。
宮廷場面は高貴で伸びやかな音楽がずっと流れている。反対に夢の中の場面では、幻想的で美しい音楽が流れる。全体的に、主役ライモンダ以外の、友人たちや宮廷人たちの群舞が多く、「白鳥の湖」並の美しく華やかな群舞が楽しめる。主役ライモンダは、ピッチカートやハープといった伴奏での踊りが多く、優美でゆったりとした美しい踊りが多い。

2幕は、婚約者を迎え入れる祝宴の場面。主役のライモンダは1幕以上に超絶技巧が必要とされるバレエを見せ、活躍する場面も多いので、結構楽しめる。群舞も相変わらず素晴らしい。東洋風の踊り、スペイン風の踊りなども組み込まれ結構観ていて楽しい幕だ。

3幕は、結婚式の場面。間奏曲も式典にそのまま使えそうな優雅で壮麗で美しい。結婚式の場面だけあり、踊りも音楽も高貴できれいだ。相変わらず群舞も素晴らしい。

グラズノフの音楽は終始優美でとにかく素晴らしい。さすがチャイコフスキーの三大バレエに比されると言われる作品だ。

2時間半以上かかる作品で、実際の舞台だと休憩なども挟み結構大掛かりな舞台となるのだろうが、音楽も親しみ易くバレエも見せ場がたくさんあるので、もっと上演されていも良い作品だと思うのだが・・・。
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ドン・キホーテ [バレエ]


DVDで楽しむバレエの世界 パリ・オペラ座バレエ 「ドン・キホーテ」

DVDで楽しむバレエの世界 パリ・オペラ座バレエ 「ドン・キホーテ」

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2012/02/22
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★★★☆
音楽   :★★★★★★★★☆☆
♪レオン・ミンクス

文豪セルバンテスの名著『ドン・キホーテ 後編』の、一挿話を用いたバレエで、「ドン・キホーテ」という題名にはなっているが、宿屋の娘キトリと床屋の青年バジルの二人の恋を中心に物語は進み、そこにドン・キホーテの有名な挿話が入れ込まれている。

ミンクスの音楽は、素晴らしくドン・キホーテが登場するときの主題歌的な音楽も心躍るし、スペインを舞台にしているだけあり、ロマ音楽の哀愁漂う音楽も美しく素晴らしい。キトリに求婚する富裕な貴族ガマーシュも良い味を出しており、コミカルな音楽も楽しい。

物語は面白いし、バレエも古典的な大技がガンガン登場するので、観ていてとても楽しい。

上演時間も短めで、子供と楽しむはじめのバレエとしては最適なのではないだろうか。


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パリの炎 [バレエ]


バレエ《パリの炎》 [DVD]

バレエ《パリの炎》 [DVD]

  • アーティスト: ワシリーエフ
  • 出版社/メーカー: アイヴィ
  • 発売日: 2016/09/01
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★★★★
音楽   :★★★★★★★☆☆☆
♪ボリス・アサフィエフ

音楽のアサフィエフはソ連の作曲家らしく、プロコフィエフなどとも交流があったらしい。1932年の作品ということもあり、かなり現代的な音楽なのかと思いきやとてもロマンティックで非常に聴きやすい音楽となっている。民衆の怒りに燃える音楽、楽しげな音楽、宮廷の高貴な音楽の対比が非常にわかりやすく耳馴染みもよく、すごく心に残るという感じではないのだが、かなりストーリーにあった音楽で非常に心地よい。

バレエが非常に素晴らしく、普通であれば主役級の人しか踊らないであろう技なども随所にあり、何十回もの回転、非常にダイナミックなジャンプなど、初めから最後までバレエの醍醐味を味わえる。出演者が多い割には群舞というよりは、個の踊りや、デュエットの踊りなどがかなりFeatureされている。

ストーリーもフランス革命に関するものでわかりやすく、少しあらすじを予習していけば充分楽しめる。舞台も明るく眠くもならない素晴らしい作品だ。

純粋にバレエの技を楽しみたいのであればこれ以上の作品はないのではないだろうか。総合的にかなり点数の高いバレエと思う。
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Tales of Beatrix Potter [バレエ]


Tales of Beatrix Potter / [DVD] [Import]

Tales of Beatrix Potter / [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: BBC / Opus Arte
  • 発売日: 2015/06/01
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★☆☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
音楽   :★★★★★☆☆☆☆☆
♪ジョン・ランチベリー

タイトル通り、ビアトリクス・ポターの作品のいくつかを選んでバレエ化したもの。みんなが人形の着ぐるみを着て踊っており結構重いであろうに、飛んだり跳ねたりそれなりに本格的なバレエとなっている。しかし、やはり着ぐるみを着ているので派手なバレエ技は見られないし、うっとりするような男女の踊りなどもなく若干物足りなさを感じる。ストーリーも動物を主人公にした童話なのでそこまで面白くはない。

ただ一つ一つのストーリーが短く、バレエ『ドン・キホーテ』で使われているメロディが登場したりと音楽はそれなりにわかりやすく、人形が飛んだり跳ねたりするので、子どもが観る初めてのバレエとしては良いのではないだろうか。大人だけでみると少し物足りない。
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火の鳥 [バレエ]





ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
音楽   :★★★★☆☆☆☆☆☆
♪ストラヴィンスキー

ストーリーは「白鳥の湖」と似たような感じで、魔物に囚われた美しい姫を王子が助ける話。日本昔話的な、前に助けた火の鳥の恩返しによって魔物に勝つという要素もあり、ストーリー的には面白いはずなのだが、演出の問題なのかイマイチ面白さが感じられなかった。

音楽も神秘的でモワッとした感じが続き明確なわかりやすいメロディもなく、もう一歩。バレエ的にも見せ場が少ない気がする。全てがもう一歩な作品だった。
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ペトルーシュカ [バレエ]





ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★☆☆☆
音楽   :★★★★★★★☆☆☆
♪ストラヴィンスキー

ストラヴィンスキーの中ではかなり親しみやすいメロディを持った作品。途中ピアノなども使用されるが、オーケストラの中に溶け込んでおり全く違和感がない。パペット人形の、ペトルーシュカ(ピエロ)、バレリーナ(可愛い女の子)、荒くれ者のムーア人の三者の恋模様を楽しくまた悲しげに描いた作品。

初めと後半に出てくる、謝肉祭の様子はとても楽しげで、この二つの場面で踊られる群舞や様々なソロ、デュエットの踊りなども華やかだったり面白かったりする。バレリーナの華麗で派手な踊りも観ていてかなり楽しめる。

物語の筋にあった美しく楽しい音楽もとてもよく、是非生で観たい作品だ(日本ではあまり上演されないんだろうが・・・)。子供も大人も楽しめる作品だと思う。
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シェヘラザード [バレエ]





ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★☆☆☆☆☆
音楽   :★★★★★★★★☆☆
♪リムスキー・コルサコフ

もともとは、アラビアン・ナイト『千夜一夜物語』を音楽化した、リムスキー・コルサコフの交響組曲。後にバレエ化されたらしい。交響組曲は、有名なシンドバッドなど様々な物語を音楽化したものだが、バレエは、『千夜一夜物語』のはじめの場面、王様を裏切って奴隷と肉体関係を持っている場面を見つけられた女王が死ぬ物語だけをバレエ化している。

とにかく、音楽がエキゾチックで、ヴァイオリンのソロがとても良い味を出しており、さすがに純粋音楽として作られ、しかも人気曲だけあり、とにかく素晴らしい。

そしてその音楽にあった物語、振り付けがうまくなされておりとても惹きつけられる。物語ももともと文学作品だけあり充実している。しかし、肝心のバレエがもう一歩。女王が奴隷達と歌い踊る場面を描いた三楽章?は、コサックダンスっぽいものあり、男性ソロの激しい踊りありと見ごたえはある。

大人の物語なので、子どもと一緒に楽しむといった類のバレエではないが、リムスキー・コルサコフの美しくも情熱的な音楽をバレエとともに楽しめるといった意味では良い作品なのではないだろうか。

ちなみにこのDVDは映画バレエのようになっていて、実際の舞台を映し出したものではない。
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二羽の鳩 [バレエ]


Frederick Ashton Collection 1 [DVD]

Frederick Ashton Collection 1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: BBC / Opus Arte
  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★☆☆☆☆
音楽   :★★★★★★☆☆☆☆
♪アンドレ・メサジェ

私は全く知らなかったが、1886年、パリ・オペラ座で初演されたらしく、チャイコフスキー作品達と対して変わらない歴史を持っているらしい。

ストーリーとしては、若い画家の男が、彼女をモデルに絵を描いているのでが、ふとしたことからちょっとした喧嘩になり、そうこうしているうちに、ロマの一団にいた一人の女性に魅せられついていってしまう。(ここまでが第一幕) 
ロマのダンスに参加したりするものの、最後は追い出される。(ここまでが第二幕)
結局自分の家に戻り元サヤに収まるという話。(ここが第三幕、第二幕のシーン2という捉え方もあるらしい)

まあしょうもないストーリーだが、ストーリーがない現代バレエなんかよりははるかに楽しめる。

音楽は可もなく不可もなく、といった感じで、ストーリーに合った音楽が付されている。
正直、一幕三幕はあまり派手な踊りもなく動きもあまりないのであまり面白くないが、第二幕はロマたちの群舞や激しいソロ曲、デュエット曲などもあり、音楽も踊りも結構楽しい。

それなりに楽しめる作品ではある。
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ノートルダム=ド=パリ [バレエ]


Roland Petit's Notre Dame De Paris [Blu-ray]

Roland Petit's Notre Dame De Paris [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Opus Arte
  • 発売日: 2014/06/02
  • メディア: Blu-ray




ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★☆☆☆☆☆
音楽   :★★★★☆☆☆☆☆☆
♪モーリス・ジャール

ディズニーも映画化している、ヴィクトル・ユゴー原作『ノートルダムの鐘』のバレエ。
原作はかなりの長編で、ユゴー独特の多くの人が登場しその人々が複雑に絡み合っていく話。最後は結構悲劇的なエンディング。10年以上前に読んだのだが、もう一度読んでみたい作品。

こちらのバレエは、ディズニー映画よりも原作に近いストーリー。最後はヒロイン、エスメラルダの処刑シーンで終わる。

音楽は不協和音の連続で、正直第一幕はあまり面白くない。第二幕で、ノートルダムの鐘を現す音楽や、エスメラルダとカジモドのダンスシーン、最後の処刑のシーンなど描写的な音楽になっており悪くはないが正直心躍るようなものではない。

バレエも、主役級のエスメラルダやフェビュスは、それなりに美しい踊りを見せるが、カジモドや他の群衆たちの動きは、現代バレエ特有の変な体の動きになっておりあまり面白くない。

90分程度とそんなに長くないバレエなのでまだ良いのだが、そんなに何度も観たいものではない。
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パキータ [バレエ]


DVDで楽しむバレエの世界[鑑賞ナビ付] パリ・オペラ座バレエ「パキータ」(全2幕)

DVDで楽しむバレエの世界[鑑賞ナビ付] パリ・オペラ座バレエ「パキータ」(全2幕)

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★★★☆
音楽   :★★★★★★★☆☆☆
♪レオン・ミンクス、エドゥアール・デルデヴェス

1846年にフランス、パリ・オペラ座で上演され、その後ロシアに渡りプティパが上演した後、ず~と忘れられていた作品らしい。2001年にパリ・オペラ座で再演されて人気演目に返り咲いたそうだ。

バレエの本などを見てもそんなに登場する作品ではないし、オススメ・バレエみたいなものにもほとんど登場しないので、持ってはいたが今までそんなに真面目には観ていなかった作品。

今回観てみてびっくりした。舞台はスペインのロマたちのいる洞窟と、フランス総督の宮殿。スペイン特有の哀愁漂うメロディに乗って踊られる民族舞踏的な踊りが存分に楽しめる第一幕。フランス宮廷的な高貴な踊りが存分に楽しめる第二幕。特徴の全く違う二つの素晴らしい踊りを楽しめるとともに、とにかく主役のパキータとリュシアンが超絶技巧を駆使して踊りまくる。音楽も綺麗でとにかく観ていて楽しくてしょうがない。しょうもないストーリーとはいえとってもわかりやすく、主役二人のほかに踊るダンサーたちの見せ場も多く、純粋にバレエとして楽しい作品である。

音楽にそこまで派手さもなく、耳に残るメロディもないので、あまり有名にならない作品なのかもしれないが、とても面白く何度でも見たくなる作品だ。

バレエ・ファンでまた観たことがない人は是非観て欲しいオススメの作品だ。
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ラプソディ [バレエ]


Frederick Ashton Collection 1 [DVD]

Frederick Ashton Collection 1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: BBC / Opus Arte
  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★☆☆☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★★★☆
音楽   :★★★★★★★★★☆
♪ラフマニノフ

ラフマニノフの、ピアノ協奏曲「パガニーニの主題による狂詩曲」を用いたバレエ。ラフマニノフの曲があまりにも魅力的すぎる。しかしこの魅力的な曲にぴったりのバレエの振り付けがなされており、このバレエのためにこの曲が作られたのかと思ってしまうほどぴったりしている。激しい変奏部分では男性が、ある程度穏やかな変奏では女性が踊るといった感じで役割分担もされている。特に有名な第18変奏での主役二人の踊りは圧巻である。

とにかく超絶技巧の嵐で、音楽とともにバレエも充分楽しめる。ブックレットによると、英国女王の80歳の誕生日プレゼントとして1980年に作られたらしい。歳が合わないのがイマイチよくわからないが、とにかく高貴さと派手さを兼ね備えた美しいバレエとなっている。
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シンフォニック・ヴァリエーションズ [バレエ]





ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★☆☆☆
音楽   :★★★★★★☆☆☆☆
♪フランク

フランクの、ピアノ協奏曲「交響的変奏曲」を用いたバレエ。フランクの曲がとても端正で良い曲なのでバレエもとても端正な感じで観ていてとても気持ち良い。

基本的には抽象バレエなのだろうが、曲が非常に物語性に富んでいるため観ていてあまり飽きない。
男女三人ずつ、基本は白い衣装で統一されている。あまり派手な技はないのだが、三人の細かい動きが揃っていたり、男女の動きがとても綺麗であったり、細かい足技が楽しめたり、綺麗な回転技が楽しめたりと、見所がどんどん出てくる。

このDVDでは主役のヌニェスがとにかく美しく目がずっと惹かれてしまう。
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春の声 [バレエ]


Ashton Celebration: The Royal Ballet Dances Frederick Ashton [Blu-ray] [Import]

Ashton Celebration: The Royal Ballet Dances Frederick Ashton [Blu-ray] [Import]

  • 出版社/メーカー: Opus Arte
  • 発売日: 2013/09/02
  • メディア: Blu-ray



ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★☆☆☆
音楽   :★★★★★☆☆☆☆☆
♪ヨハン・シュトラウス二世

ヨハン・シュトラウス二世の同曲にバレエをつけた作品?
すごく優雅な作品で、このDVDを観るまでこの曲はあまり好きではなかったが、このバレエを観て、この曲の良さに改めて気づいた感じがする。

このバレエは抽象バレエなのだろうが、踊っている二人がとにかく春を感じさせてくれ、細かい足の動きなどは春を喜ぶ鳥たちの様子を彷彿とさせる。とても物語性があって非常に楽しめる。

踊りも、回転技が非常に多く、観ていてすごくすっきり爽やかな気分になれる。

短いがとても良作だと思う。
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モノトーン Ⅰ&Ⅱ [バレエ]


Ashton Celebration: The Royal Ballet Dances Frederick Ashton [Blu-ray] [Import]

Ashton Celebration: The Royal Ballet Dances Frederick Ashton [Blu-ray] [Import]

  • 出版社/メーカー: Opus Arte
  • 発売日: 2013/09/02
  • メディア: Blu-ray



ストーリー:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
バレエ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
音楽   :★★★☆☆☆☆☆☆☆
♪サティ

サティの音楽にドビュッシーなどがオーケストラ・アレンジした曲を使用しているっぽい。
Ⅰの方はグノシェンヌ
Ⅱの方はジムノペディ
を主に使用していると思う。

衣装は、Ⅰが黄緑っぽい感じ、Ⅱは完全に真っ白で統一されている。非常に抽象的で、サティの音楽だけありテンポも常にゆっくりで、動きもゆっくりなので正直観ていて段々飽きてきてしまう。

あまり積極的に観たい作品ではない。生でもあまり観たくはないかも・・・。

少し残念な作品。
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ラ・ヴァルス [バレエ]


Ashton Celebration: The Royal Ballet Dances Frederick Ashton [Blu-ray] [Import]

Ashton Celebration: The Royal Ballet Dances Frederick Ashton [Blu-ray] [Import]

  • 出版社/メーカー: Opus Arte
  • 発売日: 2013/09/02
  • メディア: Blu-ray



ストーリー:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★☆☆☆☆
音楽   :★★★★☆☆☆☆☆☆
♪ラヴェル

ディアギレフの委嘱を受けて、ラヴェルが作曲したらしいので、元はバレエのために作られた曲なのであろう。とはいえ、物語があるわけでもなく、ひたすら大勢の人が踊っているだけ。とはいえ、曲はそれなりに華やかで、舞踏会で流れる音楽に合わせながら皆が楽しんで踊っている感じになっており、群舞やドレスの色の使い方など結構楽しめる要素が多い。

演奏時間も10分強なので、飽きる前に終わるのでそれなりに良い。

とはいえ、踊りがついてもやはりラヴェルの曲は退屈。「ボレロ」は傑作だと思うのだが、ほかの曲はあまりメロディが心に響かず、というより主旋律が何だか全くわからないのであまり楽しめない。

このDVDは映像がとても綺麗なのでそう言った意味ではとてもよかった。
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シンデレラ [バレエ]





ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★☆☆☆☆☆
音楽   :★★★★★★☆☆☆☆
♪プロコフィエフ

2時間弱の演奏時間、シンデレラという誰もが知っているストーリーということで、ある程度観やすく、入りやすいバレエと思われているふしがあるが、チャイコフスキーの三大バレエや19世紀に書かれたバレエ作品に比べ、やはり音楽はかなり現代的だし、踊りもかなり現代的で、古典バレエの華やかで美しい回転技や男女の踊りを期待すると結構外れる可能性がある。

私も結構このバレエは苦手で、生でも二回観たことがあるのだがイマイチ好きになれなかった。
しかし昨日、長男が「『シンデレラ』のバレエ好きだから観たい!」というので一緒に観た。結構何度も観たり聴いたりしたせいもあるのか、馴染みのメロディも増えてきており、ストーリーも知っているので結構じっかり観ることができた。

正直第一幕は、シンデレラのお姉さんや継母がわけのわからない動きをしている場面が多すぎ、音楽もあまり好きになれないのだが、第二幕の舞踏会の場面は華やかだし、音楽も綺麗だし、最後の「12時の鐘」の場面の時計の「カチカチ」という音を模した音楽も結構ハマると面白い。第三幕はある程度王子とシンデレラの古典的なバレエが楽しめる。

子供が初めに観るバレエとしてはオススメしないが、ある程度様々なバレエに触れたあとであれば楽しめるのかもしれない。
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ジゼル [バレエ]


DVDで楽しむバレエの世界 ミラノ・スカラ座バレエ団 「ジゼル」

DVDで楽しむバレエの世界 ミラノ・スカラ座バレエ団 「ジゼル」

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2012/03/28
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★☆☆☆☆☆
音楽   :★★★★★★★☆☆☆
♪アダン

初めて生で観たバレエ。当時は全くバレエのことを知らず、「当日配られるプログラム等を読めば物語もわかるだろう」などという甘い考えで行ったが、あらすじ等があるプログラムは一切配られず、わけのわからないまま観てしまったので、ただ暗いだけのよくわからないものだった。それ以来、「バレエ=つまらないもの」という固定観念ができてしまい、しばらくバレエは観なかった。しかし、仕事上バレエに詳しくなる必要性が出てきて色々本を読んだり、生で観たりしているうちにかなりバレエにはまっていった。

そして改めてDVDで何度も見たりしているのだが、やはりすごく面白いものではない。第一部は村の情景を描いており、主人公ジゼルと貴族アルブレヒトの出会いや楽しげな踊りの様子もあり、ある程度明るく進むのだが、後半悲劇性が増し、第二部に至っては、夜のお墓の情景なので常に舞台は暗い。しかも基本幽霊の話なのでとにかく暗い。

そのため、全体的にテンポもゆったりとしたものが多く、踊りも当然ゆったりとしたものが多い。たまにジゼルがキレのある鋭い踊りを踊るのだが、あとは優雅に踊るものが多い。目の覚めるような超絶技巧がない分眠くなりやすく、かなり退屈。

ウィリという成仏できなかった女性たちの幽霊たちが踊る群舞も見せ場の一つなのだろうが、とにかく舞台が暗くゆっくりとした動きなのでこちらも結構退屈。

バレエの名作と言われており、確かにアダンの音楽は美しいのだが、やはり初心者には敷居の高い難しい作品と言える。色々な作品でバレエの楽しさを味わった後に、しっとりとみるバレエなのではないだろうか。
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ラ・バヤデール [バレエ]


DVDで楽しむバレエの世界 「ラ・バヤデール」(ミラノ・スカラ座バレエ)

DVDで楽しむバレエの世界 「ラ・バヤデール」(ミラノ・スカラ座バレエ)

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★☆☆☆
音楽   :★★★★★★☆☆☆☆
♪レオン・ミンクス

インドが舞台のバレエ。
兵士ソロルと舞姫ニキヤの恋に、王様の娘ガムザッディが絡む三角関係の物語。

「白鳥の湖」と「ラ・シルフィード」を足して2で割ったような感じ。

音楽は異国情緒に溢れていていい感じだし、場面場面、時々の登場人物の心理状態にとてもあった美しい音楽に彩られているが、「すごく良い」ということで耳に残るメロディはあまりない。

三幕のソロルが、死んでしまったニキヤを夢に見て一緒に踊る場面があるのだが、これが「白鳥の湖」第二幕のような感じで幻想的かつ美しくバレエとしてもとても素晴らしいのだが、舞台が暗く恐らく生で観たら眠くなるのだろうなあと思ってしまった。

二人の女主人公ニキヤとガムザッディの踊りはとにかく超絶技巧の嵐で観ていて楽しめる。男性陣も見せ場が多く、群舞もたくさんあり、踊りとしてのバレエを楽しむにはとても良い作品と言える。

上演時間は二時間強と若干長いがそれなりに楽しめる作品なのではないだろうか。
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海賊 [バレエ]






ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★☆☆☆
音楽   :★★★★★★☆☆☆☆
♪アダン等

東京バレエ団の「海賊」を観てきたので、せっかくなので家にある「海賊」のDVDも観なおしてみようと思い観てみた。

やはり生で見てくると一つひとつの動きが違ってみて、以前DVDで見たときよりも遥かに楽しめた。動きや流れなどもほぼ東京バレエ団と同じだった。

主要登場人物たちの踊りの見せ場が多く、踊りという観点で言えばかなり満足度の高い作品と言えるのではないだろうか。

主役のコジョカルがとても美しく非常に楽しめた。女性の準主役とも言えるギュルナーラを日本人が演じているのにはびっくりした。この演目、男性の主役はコンラッドなのだが、バレエという観点で行くとコンラッドに忠実に使えるアリの方が派手で、男女は逆だが、オペラ「トゥーランドット」のトゥーランドット姫とリュウのようなどっちが主役だかわからないような感じのバレエだなあと思った。

ストーリーは当然同じなので、女性が売られ、いやらしい男性たちがそれにまとわりつく感じでやっぱりイマイチなのだが、音楽は美しく、登場人物や場面によってテーマが統一されておりそれなりに楽しめた。


短い作品でもあるし気軽に楽しめる演目だと思う。
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Alice's Adventures In Wonderland [バレエ]


Alices Adventures in Wonderland [DVD] [Import]

Alices Adventures in Wonderland [DVD] [Import]

  • アーティスト: Various
  • 出版社/メーカー: Opus Arte
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★☆☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★☆☆☆☆
音楽   :★★★★★★☆☆☆☆
♪ジョビー・タルボット

英国ロイヤルバレエ団の「子どものためのバレエBOX」という4枚組DVDに入っていた作品。
ルイス・キャロルの『ふしぎの国のアリス』はイギリス文学の傑作と言われており、皆が面白いしオススメ図書としてあげるのだが、私は翻訳本と原書とで二回読んだが、二回とも全く良いと思わなかった。正直言葉遊びの類には興味がないし、ナンセンスな話は好きではない。話に一貫性がなく、メッセージなどもあまり伝わらず正直「何が面白いの?」という感じである。

そこでこのバレエもあまり期待せずに観た。
特典映像だか、ブックレット解説だかで言われていたか書かれていたのだが、原作がそもそもエピソードを積み重ねたストーリーなので、バレエ作品として作りやすかったようだ。バレエになろうがやはりストーリー性がなく全体として何が言いたいのかやっぱりわからないが、上記にあったとおり、踊りを楽しむひとつの要素としてそれぞれのエピソードが使われているので、ストーリー性がなくてもそれぞれ楽しめる。そういった意味では確かに子供にはあっている作品と言える。

踊りもこういった現代バレエにありがちな、ただ体を動かしているだけで、「バレエ」作品に期待する踊りが全くない、といった感じではなく、それぞれの場面で古典的な踊りが見られとてもよかった。第二幕のはじめの方で、「眠れる森の美女」の「ローズ・アダージョ」をもじった踊りを女王が踊る場面が凄いと共におかしくて結構惹きつけられた。

音楽も現代風ではあったが、綺麗なメロディも随所に見られ、プロコフィエフ作品よりももしかしたら音楽がよかったかもしれない。

期待が低かった分、かなり楽しめた。
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