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ロスチャイルド家のヴァイオリン [ショスタコーヴィチ オペラ・カンタータ]

ショスタコーヴィチの、ユダヤ人の弟子フレーイシュマンという人が作曲したオペラらしい。彼は死んでしまったのだが、彼のことを高く買っていたショスタコーヴィチが編曲したものらしい。
楽団のヴァイオリン弾きは、同じ楽団のユダヤ人フルート弾きを馬鹿にしていたらしいが、妻が死に自分も死ぬ間際になって、悔恨し、自分のヴァイオリンをこのユダヤ人フルート弾きに譲るという話らしい。

第一曲 You are off Key, 2nd Violin
★★★★☆☆☆☆☆☆
劇的に始まる。すぐに諧謔的な感じになり、バリトンが歌う。

第二曲 Are you playing
★★★☆☆☆☆☆☆☆
混沌とした感じで男たちが言葉を交わす。

第三曲 This town is worse than a village
★★★☆☆☆☆☆☆☆
酔っぱらいのような声で、陰鬱なメロディが歌われる。

第四曲 Start Playing
★★★★☆☆☆☆☆☆
すこし調子っぱずれの滑稽さの前面に出た音楽。

第五曲 Do you remenber? Yakov
★★★★☆☆☆☆☆☆
メゾ・ソプラノが優しく歌いかける。伴奏は諧謔的。

第六曲 God had given us little blond girl
★★★★☆☆☆☆☆☆
メゾとバリトンの対話。

第七曲 Make the trumpet Merrier
★★★★☆☆☆☆☆☆
諧謔的な伴奏に乗り、テノールが語り調で歌う。

第八曲 Down here on Earth Everything files by so fast!
★★★★☆☆☆☆☆☆
少し叙情的なメロディがバリトンによって静かに歌われる。後半テノールとバリトンの二重唱となる。

第九曲 Rothchild Freezes
★★★☆☆☆☆☆☆☆
劇的な音楽。

第十曲 One coffin For Marfa Ivanova
★★★★☆☆☆☆☆☆
主人公の妻が死んだ場面か?少し悲しげなやさしいメロディ。

第十一曲 If Men could live without hatred and evil
★★★★☆☆☆☆☆☆
穏やかで内省的なメロディをバリトンが歌う。後半もがき苦しみ出す。

第十二曲 It's better to die
★★★☆☆☆☆☆☆☆
混沌とした音楽。

第十三曲 Be kind to me, Don't Hit Me!
★★★★☆☆☆☆☆☆
物悲しいメロディをヴァイオリンが奏で後ろで二人の男が会話する。

第十四曲 Rothchild Starts playing the violin
★★★★☆☆☆☆☆☆
優美だけどどこか悲しげなメロディをヴァイオリンが奏でる。後半にかけて悲劇的に盛り上がって行き、最後は大音量で終わる。

劇と一緒に聴くと良いのかもしれないが正直つまらない。


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Op.063 歌劇「賭博者」 [ショスタコーヴィチ オペラ・カンタータ]


ショスタコーヴィチ:歌劇「賭博者」

ショスタコーヴィチ:歌劇「賭博者」

  • 出版社/メーカー: CAPRICCIO
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: CD



1. Alexei
★★★★★☆☆☆☆☆
暗い男性のモノローグ的なものが続く。たまにほかの男性の声も入る。聴いていて退屈ではない。

2. Chvokniev
★★★★★★☆☆☆☆
相変わらず暗い男性の声だが、途中からギターっぽい音が流れ、それなりにメロディアスな曲となる。悪くない。

3. Ikharev Alexei
★★★★★☆☆☆☆☆
激しい二人の対話。バックの音楽が結構綺麗でドラマティック。最後は弦の美しい旋律で終わる。

4. The Game
★★★★★☆☆☆☆☆
20分近い大作。ティンパニーの音も鳴り響き喧嘩のような激しい応酬となる。途中突然、フーガを用いた壮大な部分が出てきて綺麗。そのあと再び激しい応酬となる。最後はとってもあっさり終わる。

男しか出てこず、結構会話的だが何故か楽しく聴ける面白い曲。

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Op.081 森の歌 [ショスタコーヴィチ オペラ・カンタータ]


ショスタコーヴィチ:カンタータ「森の歌」他

ショスタコーヴィチ:カンタータ「森の歌」他

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: CD




第一曲 「勝利」
★★★★★★☆☆☆☆
非常にゆったりとした優雅な前奏で始まる。バスがゆったりとしたメロディを歌う。合唱もそっと入ってくる。だんだんスピードが上がり力強くなる。

第二曲 「祖国を森で覆わせよう」
★★★★★★☆☆☆☆
勇ましい始まりで、女声合唱が力強く歌った後、男声合唱が入り、最後は混声合唱になり勇ましく終わる。

第三曲 「過去の思い出」
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的な弦の分厚い音で始まる。悲しげな旋律がバスによって歌われる。合唱が慰めるかのように優しい旋律を奏でる。やさしい旋律と悲劇的な旋律が交じり合いながら進む。合唱も悲劇性を帯びてきて最後は悲劇的に静かに終わる。

第四曲 「ピオネールは木を植える」
★★★★★☆☆☆☆☆
愛らしいはねた感じの前奏で始まる。しかし少し冷たい風が吹くような雰囲気が裏で流れている。軽やかな児童合唱。アタッカで次の楽章へ入る。

第五曲 「スターリングラード市民は前進する」
★★★★★★★☆☆☆
勝利感に満ちた激しい曲だが、わかりやすいメロディで心躍る。

第六曲 「未来の散歩道」
★★★★★★★☆☆☆
戦いのあとの安らぎを描いたような美しい旋律で始まる。女声合唱が静かにヴォカリーズで入ってきて、男声合唱もそっと入ってくる。テノールがやさしい子守唄のような旋律を歌う。

第七曲 「栄光」
★★★★★★★☆☆☆
輝かしい前奏で始まり、明るく前向きな旋律を児童合唱がフーガ風に奏で、男声合唱、女声合唱も入ってくる。音楽的にも非常に充実した最終曲。

ショスターコヴィチが当局の不満を抑えるために作った曲らしく分かりやすく、作曲者自身は気に入っていなかったのはわかるが、とても良い曲だと思う。
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Op.090 わが祖国に太陽は輝く [ショスタコーヴィチ オペラ・カンタータ]


ショスタコーヴィチ:カンタータ「森の歌」他

ショスタコーヴィチ:カンタータ「森の歌」他

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: CD




★★★★★★☆☆☆☆
非常に牧歌的で郷愁を誘う美しいメロディが管楽器によって奏でられて始まる。
その後愛らしい児童合唱の声が聞こえる。
男性合唱が入って盛り上がり、最初の牧歌的なメロディに戻り児童合唱が歌い一度静まる。
その後勇ましい雰囲気になり男声合唱が歌う。
若干不穏な空気になった後、勝利感に満ちたメロディを女声合唱が歌い、壮大な男声合唱となる。
児童合唱、男声合唱、女声合唱が同時に歌い、壮大な感動的なフィナーレを迎える。

「いかにも」といった感じの愛国心を高揚させるような作りはさすがだな、と思う。きっと党中央部の指示で作ったのだろうが、美しいわかりやすいメロディで悪くない。
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Op.119 ステパンラージンの処刑 [ショスタコーヴィチ オペラ・カンタータ]


ショスタコーヴィチ:カンタータ「森の歌」他

ショスタコーヴィチ:カンタータ「森の歌」他

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: CD




★★★★☆☆☆☆☆☆
悲劇的なファンファーレ風の前奏で始まる。
勇壮なバス(バリトン?)の語りのような歌が始まり、伴奏も不穏な行進曲風になる。合唱も時々入ってくる。
その後かなり静かになり語りのような部分が長く続く。
ところどころムチのような音が鳴り響き合唱も入ってくる。
一度盛り上がった後、オケだけの静かな部分がかなり長く続く。
少し歌が入った後、完全に静かになる。
処刑を告げるかのような太鼓の音が鳴り響き、激しい民衆の叫びとなる。
再び太鼓が鳴り響きドラの音もなる。民衆が再び激しく叫びだす。
静かになった後、死を告げるかのような鐘がなり、暗く重い死を告げるかのような語りとなる。
鎮魂歌のようになり暗く重い合唱の後、突然盛り上がりを見せ終わる。
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