SSブログ
モーツァルト 声楽曲 ブログトップ

レクイエム ニ短調 K626 [モーツァルト 声楽曲]


モーツァルト : レクイエム&戴冠ミサ

モーツァルト : レクイエム&戴冠ミサ

  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1997/05/25
  • メディア: CD



①Ⅰ.イントロイトゥス:レクイエム(Introitus:Requiem)【入祭唱】
★★★★★☆☆☆☆☆
オーケストラが、非常に陰鬱な不気味な雰囲気で静かに曲を始め、合唱とともに曲は盛り上がりを見せる。その後ソプラノがソロを美しく歌い再び合唱となる。

②Ⅱ.キリエ(Kyrie)【憐れみの賛歌】
★★★★★☆☆☆☆☆
壮大なフーガを用いた荘厳な曲。

③Ⅲ.セクエンツィア(Sequentia)【続唱】
第1曲:ディエス・イレ(Dies iræ)【怒りの日】
★★★★★★☆☆☆☆
非常にドラマティックな始まり。オルフの「カルミナ・ブラーナ」の出だしととても似ている。まあ当然オルフが真似したんだろうが・・・。

④第2曲:トゥーバ・ミルム(Tuba mirum)【奇しきラッパの響き】
★★★★★★☆☆☆☆
トロンボーンの鄙びたイントロの後、バスが力強く歌い、それをテノールが受ける。結構ドラマティックなメロディを持っており聴きやすい。アルト、ソプラノも続けて歌う。「最後の審判」について歌っているらしい。

⑥第3曲:レックス・トレメンデ(Rex tremendæ)【恐るべき御稜威の王】
★★★★★☆☆☆☆☆
非常にドラマティックな曲。弦のスタッカート気味の演奏が心に残る。最後は静かになりそっと終わる。

⑦第4曲:レコルダーレ(Recordare)【思い出したまえ】
★★★★★★☆☆☆☆
とても穏やかで長い曲。ソプラノが美しいメロディを歌い、それをテノールが受ける。バスとアルトも時々入り壮大な4重唱となる。フーガ的技法がふんだんに織り込まれており、荘厳ながらもどこか華麗さ可憐さがある。

⑧第5曲:コンフターティス(Confutatis)【呪われ退けられし者達が】
★★★★★☆☆☆☆☆
穏やかな始まり、静かな祈りのような合唱。

⑨第6曲:ラクリモーサ(Lacrimosa)【涙の日】
★★★★★☆☆☆☆☆
嵐のようなドラマティックな曲。

⑩Ⅳ.オッフェルトリウム(Offertorium)【奉献唱】
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな讃美歌的な曲。美しい曲ではある。

⑪Ⅴ.サンクトゥス(Sanctus)【聖なるかな】
★★★★★☆☆☆☆☆
ドラマティックな合唱。普通。

⑫Ⅵ.ベネディクトゥス(Benedictus)【祝福された者】
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかな曲。非常に美しいメロディがアルトによって歌い出され、それをソプラノが受ける。

⑬Ⅶ.アニュス・デイ(Agnus Dei)【神の小羊】
★★★★★☆☆☆☆☆
不穏な空気で始まる。段々と落ち着いていき静かな厳かな雰囲気となる。

⑯Ⅷ.コムニオ:ルックス・エテルナ(Communio:Lux æterna)【聖体拝領唱】
★★★★★☆☆☆☆☆
最初ソプラノが綺麗なメロディのソロを歌い、オケと合唱が若干盛り上げるがすぐに静かになる。後半壮大なフーガを形成し、ゆったりと荘厳に曲が閉じられる。

非常に有名な曲で、多くの人が名曲として上げるのだが、そこまで良い曲か?と思う。モーツァルトの交響曲などもそうなのだが、皆「モーツァルトの曲は良い曲」という先入観があるような気がしてならない。
nice!(0)  コメント(0) 

戴式ミサ ハ長調 K317 [モーツァルト 声楽曲]


モーツァルト : レクイエム&戴冠ミサ

モーツァルト : レクイエム&戴冠ミサ

  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1997/05/25
  • メディア: CD



復活祭(いわゆるイースター)で演奏された曲らしい。

第1曲 キリエ
★★★★★★☆☆☆☆
堂々とした荘厳な雰囲気で始まる。多分「キリエ」と言っているのだと思う。冒頭の分厚いコーラスが若干陰影をおびた後、ソプラノ・ソロが「キリエ・イレイソン」を伸びやかに美しく歌い、その後テノールがそれを続け、たまに短調を含みながら見事な二重唱を展開する。その後再び合唱になり感動的に「キリエ・イレイソン」を歌う。最後はささやくようにそっと終わる。

第2曲 グローリア
★★★★★★☆☆☆☆
小気味の良い弦の伴奏にのって、華やかで栄光に満ちた「グローリア」を合唱が歌う。合唱のあいだに歌われる各ソロ・パートのハーモニーが劇的で美しい。まるでオペラのエンディングを聞いているかのようだ。


第3曲 クレド
★★★★★★★☆☆☆
嵐の中を船で進む様子を描いたようなドラマティックな決然さを持った曲。暴れまわる弦楽器が楽しい。嵐を乗り切って疲れきったかの様子を描く静かな中間部もどこか不穏な雰囲気を有しており劇的。不穏な雰囲気を保ったまま再び盛り上がりを見せ、嵐に向かって進んでいくのだが、ソプラノのこれまた決然としたソロ、それに続くテノールのソロ、ソプラノとテノールの二重唱によって光に向かって進んでいく様子が目に浮かんでくる。

第4曲 サンクトゥス
★★★★★★☆☆☆☆
「アアア」という母音中心の美しいコーラスと力強い伴奏でドラマティックに堂々と曲が進んだのち、速い動きの流れるような曲調となる。

第5曲 ベネディクトゥス
★★★★★★☆☆☆☆
ここからドラマティックさが減少し、曲は穏やかになっていく。弦が美しいアダージョ楽章のような序奏を弾くと、ソロ歌手たちの美しい重唱が始まる。途中短調で若干暗くなった後、第四曲のラスト部分が一瞬回帰されたのち、再び穏やかな重唱に戻る。

第6曲 アニュス・デイ
★★★★★★★☆☆☆
最後はひたすら美しく穏やかなオペラのアリアのようなメロディをソプラノが美しく歌い上げる。最後はソロ歌手たちの美しい重唱となり、段々と盛り上がっていき最後は華やかに終わる。

全体的にドラマティックでメロディが美しく非常に聴きやすい。ミサ曲にしては曲もコンパクトなのも恐らく聴きやすさの一因なのだろう。
nice!(0)  コメント(0) 

オペラ・アリア 名曲3 [モーツァルト 声楽曲]


恋とはどんなものかしら~モーツァルト:アリア名曲集

恋とはどんなものかしら~モーツァルト:アリア名曲集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/06/21
  • メディア: CD



●後宮からの逃走
1.どんな責苦があろうとも
第二幕:ソプラノ(コンスタンツェ)
★★★★★★☆☆☆☆
苦境にあるヒロインが、嫌な男に言い寄られていも自分を守ろうと決然と歌う曲。
長い前奏の後歌われる10分近くに及ぶ曲。結構派手な感じで始まり、段々と静かになっていき歌が始まる。意志の強い感じの力強いソプラノ歌を、オーケストラが支える。静かな部分、哀愁漂う部分もあり、かなり大規模な聴き応えのあるアリア。

●イドメネオ
1.胸の内にある海は
第二幕:テノール(イドメネオ)
★★★★☆☆☆☆☆☆
トロイア戦争後のクレタ島を描いた三時間以上かかる作品らしい。私は未聴。
力強いオケの前奏のあと、力強く歌が歌われる。苦しい胸のうちを歌った曲らしいが正直退屈。
●皇帝ティートの慈悲
1.私は行くが、君は平和で
第一幕:メゾ・ソプラノ(セスト)
★★★★★☆☆☆☆☆
皇帝暗殺を頼まれたセストが歌う曲らしい。中盤の息の長い旋律が綺麗。このオペラ全般に言えることだが、目立った曲はないが全体的に叙情的で美しい曲が多い。この曲も穏やかで綺麗な曲。

2.もし帝位には、好意あつき神々よ
第二幕:テノール(ティート)
★★★★★☆☆☆☆☆
罪を犯したセストを慈悲の心で許す曲らしい。結構力強いドラマティックな曲。先にも書いたがフランス・オペラのように美しい雰囲気があるが、目立った感じはない。

3.今はもう、花で美しい愛の鎖を作りに
第二幕:ソプラノ(ヴィッテリア)
★★★★★☆☆☆☆☆
ヒロインが自分の不幸を嘆いて歌う曲らしい。これも息の長い旋律でしみじみと歌われる。途中入ってくるクラリネットの音色が柔らかく雰囲気にとても合っている。

●ルチオ・シルラ
1.あふれる愛の報いの
第一幕:メゾ・ソプラノ(チェチリオ)
★★★★★☆☆☆☆☆
これも歴史劇らしい。台本も音楽もダメダメと批判されてきた作品らしい。恋人に再開できる喜びを歌ったものらしい。
高貴な雰囲気のオーケストラの前奏で始まる。柔らかい美しいメロディをメゾが歌う。伸びやかな感じがきれいだが、あまり特徴のない感じ。
nice!(0)  コメント(0) 

オペラ・アリア 名曲2 [モーツァルト 声楽曲]


恋とはどんなものかしら~モーツァルト:アリア名曲集

恋とはどんなものかしら~モーツァルト:アリア名曲集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/06/21
  • メディア: CD



●フィガロの結婚
1.もう飛ぶまいぞ、この蝶々
第一幕:バリトン(フィガロ)
★★★★★★★★☆☆
フィガロが小姓ケルビーノの軍隊行きが決まってそれをからかう歌。
跳ねた元気の良いリズムの中に美しいメロディが散りばめられており聴いていて楽しい。とても良い曲。

2.慰めの手を差し伸べてください
第二幕:ソプラノ(伯爵夫人)
★★★★★★★☆☆☆
夫の愛が冷めていくことを嘆いた歌。
悲しみに満ちてはいるけれども、とても美しく何故か心慰められ、穏やかな気持ちになる優しい曲。

3.恋とはどんなものかしら
第二幕:ソプラノ(ケルビーノ)
★★★★★★★★★☆
多くの人が知っている超名曲。若いケルビーノが恋に恋する気持ちを歌った歌。
Aメロ、Bメロ、展開部全てが美しい。私も同僚の先生のクラリネット演奏でピアノ伴奏をしたことがあるのだが、結構スピード感が有り、微妙に和音も変わっていくので思っているよりは難しい曲だった。

●魔笛
1.なんと美しい絵姿
第一幕:テノール(タミーノ)
★★★★★★☆☆☆☆
主人公タミーノが、ヒロインパミーナの絵姿を見せられ歌う曲。
美しい女性にうっとりする男の心がよく描かれている佳曲。

2.復讐の心は地獄のように(夜の女王のアリア)
1.なんと美しい絵姿
第二幕:ソプラノ(夜の女王)
★★★★★★★★★☆
あまりにも有名なアリア。宣伝やパロディなどでもよく使われるので多くの人が耳にしていると思う。
声の限界に挑戦したかのような凄まじさと美しさが同居する名曲。

こう聴くとやはり「フィガロの結婚」と「魔笛」は名作だなあと思う。
nice!(0)  コメント(0) 

オペラ・アリア 名曲1 [モーツァルト 声楽曲]


恋とはどんなものかしら~モーツァルト:アリア名曲集

恋とはどんなものかしら~モーツァルト:アリア名曲集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/06/21
  • メディア: CD



●ドン・ジョヴァンニ
1.もうお分かりでしょう
第一幕:ソプラノ(アンナ)
★★★★★★☆☆☆☆
アンナが女ったらしのドン・ジョバンニの正体を暴く歌。伸びやかな旋律を重ねるような歌が心に響く。

2.ああ、窓辺においで
第二幕:バリトン(ドン・ジョヴァンニ)
★★★★★★☆☆☆☆
ドン・ジョヴァンニが女中を口説く音楽。ギターに模した弦楽器のピチカートの伴奏が印象的なこれまた伸びやかな美しい歌。

3.見ていらっしゃい、いとしいひと
第二幕:ソプラノ(ツェルリーナ)
★★★★★★☆☆☆☆
ドン・ジョヴァンニにぶちのめされてしまった夫マゼットに自分の胸を触らせてドキドキさせながら慰める歌。こちらもゆったりとした美しいアリア。

●コジ・ファン・トゥッテ
1.いとしい人の心ゆかしい恋の息吹は
第一幕:テノール(フェランド)
★★★★★☆☆☆☆☆
なめらかな流れるように美しいアリア。だが若干ゆっくりすぎて聴いていて若干飽きてくる。


nice!(0)  コメント(0) 

モーツァルト 歌曲集 K.590番台まで [モーツァルト 声楽曲]


モーツァルト歌曲をうたう

モーツァルト歌曲をうたう

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 1991/08/21
  • メディア: CD



k. 520 「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき」
★★★★★☆☆☆☆☆
失恋と嫉妬に苦しむ女の想いを描いた作品らしい。
確かに嘆き悲しむゆったりとした悲劇的な部分と、嫉妬で感情が高ぶった激しい部分の対照が面白い。

k. 523 「ラウラに寄せる夕べの想い」
★★★★★★☆☆☆☆
春の小川を思わせるとても滑らかな穏やかな美しいピアノアルペジオをバックに、メロディが美しく歌われる。途中少しポツポツと語りが入るような部分も楽しい。途中、若干不安げな部分が混じったり、若干感情の高まりを見せる部分も混じるが、最後は元のメロディに戻り気高く終わる。

k. 524 「クローエに」
★★★★★☆☆☆☆☆
どこか懐かしい感じのする、優しいピアノ・ソナタを思わせるイントロの後、元気にメロディが歌われる。ピアノ伴奏が結構活躍する元気な曲。

k. 529 「小さなフリードリヒの誕生日」
★★★★☆☆☆☆☆☆
皇太子の誕生日のための詩に曲をつけたらしい。愛らしいメロディだがあまり特徴もない。

k. 530 「夢の姿」
★★★★★☆☆☆☆☆
夢にみた女性に寄せる恋心を歌った歌らしい。
ゆったりとしたしみじみとした曲。なめらかなメロディが印象的。

k. 531 「小さな紡ぎ娘」
★★★★☆☆☆☆☆☆
童話からとった歌詞に付けた曲らしい。
跳ねるようなリズムの愛らしい曲。楽しく遊ぶ女のコが目に浮かぶ。

k. 596 「春への憧れ」
★★★★★★☆☆☆☆
ドイツ民謡として親しまれている曲らしい。
伸びやかな美しい曲。楽しげで春を待つ子どもの心が目に浮かぶ。

k. 597 「春」
★★★★☆☆☆☆☆☆
大人たちの視点で春の喜びを描いているかのような少し大人っぽい曲。途中ピアノが同音を連打する部分以外、全体的に単調であまり面白くないか。

k. 598 「子供の遊び」
★★★★☆☆☆☆☆☆
こどもの楽しげな様子が伝わってくる。こちらも若干単調。

nice!(0)  コメント(0) 

モーツァルト 歌曲集 K.510番台まで [モーツァルト 声楽曲]


モーツァルト歌曲をうたう

モーツァルト歌曲をうたう

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 1991/08/21
  • メディア: CD



k. 433 「警告」
★★★★☆☆☆☆☆☆
それなりにスピード感ある曲だが、あまり面白くはない。

k. 472 「魔術師」
★★★★★☆☆☆☆☆
はじめて男に言い寄られた女性の心の高鳴りを描いた曲らしい。
確かにドラマティックでオペラのアリアを思わせる曲。

k. 476 「すみれ」
★★★★★★☆☆☆☆
ゲーテの詩とは知らず、ゲーテの詩に付けた曲らしい。
非常に優しい感じで始まり穏やかに曲は進む。途中ピアノのとても美しい感想をはさみ、若干憂いを帯びたゆったりとした雰囲気になる。最後は何かが吹っ切れたかのように開放感に満ちた雰囲気になり、最後は静かに曲が閉じられる。

k. 517 「年老いた女」
★★★★★☆☆☆☆☆
ユーモラスな感じで歌われる淡々と進む曲。どこか魔女が魔法の薬を作っているかのような曲。
現在の道徳的腐敗を歌っているらしい。

k. 518 「内緒ごと」
★★★★★☆☆☆☆☆
若い恋人の戯れを描いているらしい。優しい雰囲気で淡々と進む。

k. 519 「別れの歌」
★★★★★★☆☆☆☆
恋人との別れを歌う曲らしい。非常に感情豊かでドラマティックな曲。間奏のピアノが短いがこの上なく美しい。中盤からメロディが変わり、流れるような雰囲気になり、心の不安がそっと吐露される。最後は元のメロディに戻り悲しく終わる。

nice!(0)  コメント(0) 

モーツァルト 歌曲集 K.300番台まで [モーツァルト 声楽曲]


モーツァルト歌曲をうたう

モーツァルト歌曲をうたう

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 1991/08/21
  • メディア: CD



k. 147 「なんと私は不幸なことか」
★★★★★☆☆☆☆☆
深い情感を持った、優しい曲。確かに自分の不幸を嘆いているかのようだが、どこか温かみのある曲。短いが良い曲。

k. 307 「鳥たちよ、おまえたちは毎年」
★★★★★★☆☆☆☆
フランス語の歌詞の曲らしい。307と308はマンハイムのソプラノ歌手のために作曲されたらしい。
初めはとても元気な感じで始まる。オペラ『魔笛』の「パパゲーナ、パパゲーノ」の曲を思わせる。途中から短調の流れるような綺麗なメロディになり、その後短い間奏部をはさみ、走るような跳ねるようなパッセージをはさみ、最後は元気に終わる。

k. 308 「さびしい暗い森の中を」
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらもフランス語の歌詞の曲。
初めは穏やかになめらかに始まる。途中から不安な感じが強くなり、切迫感が出てくる。情報によるとキューピッドを目覚めさせてしまったために、忘れようと誓った不実な女との恋の苦しみにとらわれる曲らしい。その通り、中間部からかなり激しい心の悩みが吐露される。最後は初めの流れるような美しいメロディにもどる。

k. 349 「満足」
★★★★★☆☆☆☆☆
金などなくても満足な暮らしだ、と歌う曲らしい。素朴な感じで美しい曲。

k. 351 「おいで、いとしいギターよ、おいで」
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノのスタッカート(?)を多用した跳ねるようなポツポツした音の感じが、ギターの音をもしているのだろうか。歌というよりピアノに圧倒的に耳が持っていかれる。簡単そうでかなり演奏技術を要求される曲なのではないか。曲は終始ささやくような優しい雰囲気に包まれている。

k. 390 「私は私の道を」
★★★★★☆☆☆☆☆
非常に暗い感じの曲。恋に破れた若者が何とか恋人への思いを断ち切ろうとしているかのような曲。

k. 392 「偉大な人々の栄光に感謝あれ」
★★★★★☆☆☆☆☆
力強い讃美歌のような、どこか神々しさのある曲。オペラ『魔笛』の最後の方の曲に似ている。

nice!(0)  コメント(0) 
モーツァルト 声楽曲 ブログトップ