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ヴァイオリン・ソナタ [R・シュトラウス 室内楽曲]


Bartok/Grieg/R. Strauss: Violin Sonatas

Bartok/Grieg/R. Strauss: Violin Sonatas

  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2011/03/07
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
ピアノの激しい音で始まるが、すぐにヴァイオリンの柔和で平和的なメロディが流れる。その後再びピアノに戻り、ヴァイオリンが情熱的なメロディを奏でる。その後もピアノのドラマティックな演奏効果の高い伴奏とともに曲は進む。完全にピアノとヴァイオリンが対等な関係で進む楽章と言える。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
ピアノの淡々とした伴奏の上にロマンティックなヴァイオリンのメロディが乗って始まる。一通り提示が終わると、ピアノとヴァイオリンの短い対話の掛け合いのようなパートになる。中間部くらいから流れる、星のきらめきを表したかのようなピアノの高音での「タラララララ~」という音型がとても綺麗でこれが何度も繰り返されるので心に残る。最後に再びヴァイオリンとピアノの美しい愛の対話のような場面になり、しっとり終わる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
暗く重々しい雰囲気で始まるが、ピアノが何かがはじけたように激しく弾きだすと曲が一気に動き出す。ヴァイオリンもピアノに答えて激しく演奏する。その後曲は一瞬穏やかになり綺麗なメロディが流れるが、再び熱を帯びてピアノとヴァイオリンの熱演が始まる。途中カプリッチョ的なおどけた対話的な部分も入り面白い。最後は、再びピアノの合図ではじめの主題が回帰され、再びおどけた感じの部分をはさみ、一気に高揚し、圧倒的な雰囲気のもと力強くフィナーレを迎える。

すごく心に残るメロディもないが全体的に面白くかなり楽しく聴ける名曲。
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