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ハンガリー舞曲集 11~21 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:4手のためのハンガリー舞曲集(全曲)

ブラームス:4手のためのハンガリー舞曲集(全曲)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/12/18
  • メディア: CD



11番
★★★★★☆☆☆☆☆
サティの「グノシエンヌ」(?)だったか、に似た雰囲気のアンニュイな雰囲気の曲。

12番
★★★★★☆☆☆☆☆
速い部分にはさまれ、ゆっくりとしたメロディの中間部がある舞曲特有の曲。そんなに魅力的ではない。

13番
★★★★★☆☆☆☆☆
愛らしく、優しい雰囲気で始まる。後半スピードを上げ激しく鳴り、最後は華やかな雰囲気で終わる。

14番
★★★★★☆☆☆☆☆
ドラマティックなでかい音で始まる。大袈裟すぎるのではと思うほど派手で重々しい曲。

15番
★★★★★☆☆☆☆☆
一転して軽い雰囲気の曲。初めは蝶々が飛んでいる感じで浮遊感があるが、途中からスピードがあがり、何かのレースをしているかのような盛り上がりを見せる。

16番
★★★★★☆☆☆☆☆
若干劇的な雰囲気で、悲しみを湛えたメロディが前半部は続く。途中から長調になりスピートが上がる。その後ゆったりとした若干哀愁漂う美しいメロディが流れ、最後は再び長調になりスピード感を持って終わる。

17番
★★★★★☆☆☆☆☆
思い悩む青年の心の中を表したかのような陰鬱としたメロディで始まる。途中から苦しみを背負いながらも何とか前に進もうとスピードが上がる。そこへ美しい女性が現れ気持ちがそちらへ流れ、幸せになりそうになるが、やはり自分はひとりで進んでいくことにして決然と去っていきました、という感じか。

18番
★★★★★☆☆☆☆☆
明るくコロコロとピアノが動き回る曲。楽しくはあるが普通。

19番
★★★★☆☆☆☆☆☆
あまり特徴のないつまらない曲。

20番
★★★★★☆☆☆☆☆
暗くゆったりとした始まり。途中から明るくなり楽しげな雰囲気になる。再びゆったりと暗い雰囲気になって静かに終わる。

21番
★★★★★☆☆☆☆☆
哀愁漂うスピード感のあるハンガリー舞曲っぽい曲。しかし普通。

正直前半が印象的で素晴らしい曲集なので、後半の普通さが残念。
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ハンガリー舞曲集 01~10 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:4手のためのハンガリー舞曲集(全曲)

ブラームス:4手のためのハンガリー舞曲集(全曲)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/12/18
  • メディア: CD



01番
★★★★★★★★☆☆
哀愁漂うメロディ、魂を沸き立たせるリズム、何とも言えない緊迫感、全てが素晴らしい一曲。とにかく聴いていて楽しい。

02番
★★★★★★★☆☆☆
第一番同様、激しさと悲しみを合わせもったメロディで始まる。かなり華やかさのある曲。中間部の楽しい、バレエのコーダのような部分も魅力的。

03番
★★★★★★★☆☆☆
非常に愛らしく可愛らしく軽い感じの第一主題、重々しい第二主題が繰り返されたあと、思いもかけないような華やかな盛り上がりを見せ、第二主題が重々しく演奏され最後は第一主題で可愛らしく終わる。

04番
★★★★★★★★☆☆
悲しみを湛えた憂いに満ちたメロディで幕を開ける。かなりゆったりとした始まりだが段々とスピートを上げ激しい音楽となる。はじめの悲しみのメロディの後、華やかな部分を挟み、再びゆっくりとした悲しみのメロディが登場する。最後は段々とそのメロディがスピードを上げていき激しい音楽となって、最後は悲しみのメロディでしっとり終わる。ドラマティックさが印象的な、1番と5番に隠れてしまっている名曲。

05番
★★★★★★★★☆☆
こちらは言わずと知れた名曲。「ハンガリー舞曲」と言えばまずこの曲が思い出されることが多いのではないか。美しいメロディ、緩急に富んだ曲構成。計算しつくされた素晴らしい曲。一番も同様だが、管弦楽バージョンより、緊迫感があって良い。

06番
★★★★★★☆☆☆☆
新しい場所に来て、どうしたらいいのか戸惑ってしまっている感じで始まる。段々周りが賑やかになっていき、その流れに押されるようにその輪の中に入っていく感じか。そこで運命的な恋に落ち、段々とその恋人と距離を縮めていき、最後は結ばれて終わる・・・、といったような感じの曲。物語的で楽しくはあるが、他の曲に比べると若干地味な感がある。

07番
★★★★★★☆☆☆☆
三番に似た感じの、愛らしい雰囲気の曲。演奏時間も短め。

08番
★★★★★☆☆☆☆☆
緊迫感のある速いスピードを持ったメロディで始まる。全体的にメロディも普通で単調か。

09番
★★★★★☆☆☆☆☆
ちょっと特徴的な面白いメロディを持った曲。はじめの主題を様々に変奏させていくブラームスの手腕は素晴らしいが、やはり少しつまらないか。

10番
★★★★★☆☆☆☆☆
明るい雰囲気の、この曲集にあっては少し珍しいタイプの曲。普通。

前半かなり良いのだが後半普通すぎる・・・。
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4手のための16のワルツ 09~16 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:ハンガリー舞曲集、16のワルツ

ブラームス:ハンガリー舞曲集、16のワルツ

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/01/25
  • メディア: CD



第九番
★★★★★☆☆☆☆☆
三拍子が何となくつっかえた感じの面白いワルツ。哀愁漂う感じがショパンのマズルカを連想させる。

第十番
★★★★★☆☆☆☆☆
可愛らしい曲だがあまり特徴がない。

第十一番
★★★★★☆☆☆☆☆
ハンガリー舞曲を思わせる、少し哀愁漂う元気な曲。

第十二番
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした曲。少し間延びした感じの三拍子。中間部が暗くなる。最後は華やかに終わる。

第十三番
★★★★★☆☆☆☆☆
結構華やかな曲。ショパンの「華麗なるワルツ」を思わせる。しかしメロディがそこまで魅力的ではない。

第十四番
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらもハンガリー舞曲を思わせる、スピード感のある曲。激しさと楽しさはあるがこの曲も普通。

第十五番
★★★★★★★★☆☆
言わずと知れた超名曲。子守歌などにも使われ、オルゴールなどにもよく使用される曲。優しく愛らしくどこか懐かしさのある曲。ブラームスの「ワルツ」と言えば普通はこの曲を指すのではないだろうか。

第十六番
★★★★★☆☆☆☆☆
曲集の最後にしては結構おとなしい穏やかな曲。あまり特徴のない普通の曲。
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4手のための16のワルツ 01~08 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:ハンガリー舞曲集、16のワルツ

ブラームス:ハンガリー舞曲集、16のワルツ

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/01/25
  • メディア: CD



それぞれが一分前後の、愛らしい小品集。

第一番
★★★★★★☆☆☆☆
曲集の始まりにふさわしい元気な曲。ワルツっぽくはないか。

第二番
★★★★★★☆☆☆☆
前曲の続きのような雰囲気。ゆったりとした若干哀愁漂う美しい曲。「ター、タタ~」というリズムが印象的。

第三番
★★★★★☆☆☆☆☆
少し暗めのゆったりとした曲。

第四番
★★★★★★☆☆☆☆
民族的な少し激しい格好良い曲。チャルダーシュをイメージさせる。後半のスピード感の上がった部分もカッコ良い。

第五番
★★★★★☆☆☆☆☆
雪が降っている様子を表しているかのようなキラキラした曲。綺麗ではあるが、メロディがあまり立ってないか。

第六番
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある見せるためのダンス曲のような感じ。

第七番
★★★★★☆☆☆☆☆
ゆったりとした哀愁漂う曲。秋のさみしさを感じさせる。中間部の長調と短調を行き来する部分も面白くはある。最後盛り上がりを見せるが、最後はしっとり終わる。

第八番
★★★★★☆☆☆☆☆
華やかな雰囲気の曲。楽しくはあるが若干普通。

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4つの小品 Op.119 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス: 3つの間奏曲、6つの小品、4つの小品(限定盤)

ブラームス: 3つの間奏曲、6つの小品、4つの小品(限定盤)

  • アーティスト: ヴィルヘルム・ケンプ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2021/05/19
  • メディア: CD



1. 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
メロディが全く浮かび上がってこないゆったりとした曲。つまらない。

2. 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
一番よりはスピート感があるが、こちらもメロディが全く魅力的ではない。中間部のゆったりとした部分も綺麗ではあるがもう一歩か。

3. 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
軽い感じの舞踏曲という感じ。もう一歩。

4. 狂詩曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
ファンファーレのような感じで始まるこの曲集の中ではドラマティックで躍動感があるが、やはりもう一歩。

後半に行くに連れてスピードがあがり、ドラマティックになっていく珍しい曲集。何にしろ全体的につまらない。
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6つの小品 Op.118 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス: 3つの間奏曲、6つの小品、4つの小品(限定盤)

ブラームス: 3つの間奏曲、6つの小品、4つの小品(限定盤)

  • アーティスト: ヴィルヘルム・ケンプ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2021/05/19
  • メディア: CD



1. 間奏曲
★★★★★★★☆☆☆
華やかで美しい旋律で始まる。その主題をこれでもかとばかりに感情的に積み重ねていく。非常に感情を揺さぶられる曲。

2. 間奏曲
★★★★★★★☆☆☆
かなりゆったりとした出だし。どこか懐かしい穏やかな主題で始まる。第二主題はどことなく落ち着かない雰囲気。展開部というのか第三主題というのかわからないが、途中ドラマの回想シーンのような非常に美しいメロディが流れる。とても情景的な美しい作品。最後はしっとりと美しく終わる。

3. バラード
★★★★★★★☆☆☆
激情的な始まり。結構リズミカルでありながらメロディは美しい。中間部の若干なだらかな感じの部分もなんということはないメロディなのだが、初めの主題を織り交ぜながら美しさを演出している。最後は初めのメロディに戻り圧倒的な雰囲気で終わる。

4. 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
若干混沌とした感じで、メロディもわかりづらい。今一歩か。

5. ロマンス
★★★★☆☆☆☆☆☆
非常に平和的な穏やかな始まり。1番~3番にあったようなわかりやすいメロディが登場しない。中間部も綺麗ではあるのだが、やはりパッとしない。

6. 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
単音で始まる、どこか緊張感のある雰囲気。左手が入るのだがこれも短調でほの暗い。途中盛り上がりはするが、最後までわかりやすいメロディは登場しない。今一歩。

前半三曲はかなりの名曲だが、後半三曲が残念な作品。
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3つの間奏曲 Op.117 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス: 3つの間奏曲、6つの小品、4つの小品(限定盤)

ブラームス: 3つの間奏曲、6つの小品、4つの小品(限定盤)

  • アーティスト: ヴィルヘルム・ケンプ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2021/05/19
  • メディア: CD



1.変ホ長調
★★★★★★★☆☆☆
とても優しい美しい旋律で始まる。内声も非常に優しくうっとりさせられる。中間部の短い動機を積み重ねながら音楽を作っていくあたりも宇宙的な感じがあり素晴らしい。心暖まる一曲。

2.変ロ短調
★★★★★★☆☆☆☆
秋の物悲しさを感じさせる曲。流れるようなアルペジオが綺麗。開放感のある第二主題も心のホッとする温かみがある。最後はゆったりと終わる。

3.嬰ハ短調
★★★★★★☆☆☆☆
少し暗い感じで始まる。変奏曲風に、対位法を巧みに用いながら、この主題が展開されていく。

あまり好きな曲集ではなかったが、今回じっくり聴いてみると曲の良さがわかった。
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7つの幻想曲集 Op.116 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



第一曲 奇想曲
★★★★★★☆☆☆☆
ドラマティックな力強い始まり。中間部は深淵で哲学的な雰囲気。最後は初めのメロディが回帰され力強く終わる。

第二曲 間奏曲
★★★★★★☆☆☆☆
しっとりとした趣のある優しい主題で始まる。途中宇宙空間を表しているような混沌とした雰囲気にあり最後は静かに終わる。

第三曲 奇想曲
★★★★★★☆☆☆☆
下降気味の畳み掛けるようなメロディで始まる。その後ロマンティックな激しいメロディになり、牧歌的なゆったりとした部分をはさみ、最後は初めのメロディが回帰され終わる。

第四曲 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
まさに間奏曲といった趣のゆったりとした少し浮遊感のある曲。この曲集の中でも演奏時間が長く若干飽きる。

第五曲 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
ピアノ・ソナタのスケルツォ楽章っぽい少しおどけた感じの曲。そんなに面白い曲ではない。

第六曲 間奏曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
安らぎのある、少し鐘の音をイメージさせる部分もある曲だが、やはりあまり面白くない。

第七曲 奇想曲
★★★★★★☆☆☆☆
退屈な間奏曲が続いたあとなので、よりドラマティックさが目立つ曲。右手のメロディに対して左手が簡素に答えるのが面白い。あまりメロディらしいメロディはないが、それなりに楽しめる。
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11のコラール前奏曲 Op.122 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



第1曲「わがイエスよ、われを導き給え」
★★★☆☆☆☆☆☆☆
4分強とほかの曲より長め。混沌とした感じで飽きる。


第2曲「敬愛するイエスよ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
「おお、神よ!」と語りかけているような音で始まり、魂が天に昇っていくような雰囲気の曲。

第3曲「おおこの世よ、われ汝より去らねばならぬ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
どこか吹っ切れた感のある、開放感のある曲。

第4曲「わが心は喜びに満ちて」
★★★★★☆☆☆☆☆
題名通り、少し明るさのある動きのある、若干スピード感のある曲。他の曲に比べて聴きやすいかも。

第5曲「装え、愛する魂よ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした安らぎに満ちた曲。「装え」というのはどういう意味なのだろうか・・・。

第6曲「おお汝、信心深い人はいかに至福なるか」
★★★★☆☆☆☆☆☆
一人神と向き合いながら祈りを捧げているような穏やかな曲。

第7曲「おお神よ、汝やさしき神よ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
悲劇性の前面に出た悲しげな曲。この曲も長め。

第8曲「一輪のばらが咲いて」
★★★★☆☆☆☆☆☆
天使たちが優しく語り合っているような雰囲気の曲。終始静かに曲は進む。

第9曲「心から私は願う」
★★★★☆☆☆☆☆☆
苦しみを訴えているような切実感のある曲。

第10曲「心から私は願う」
★★★★☆☆☆☆☆☆
これも悲劇性の若干ある曲。苦しみから何とか抜け出そうとしている切実感がある。

第11曲「おおこの世よ、われ汝より去らねばならぬ」
★★★★★☆☆☆☆☆
平和な雰囲気の穏やかな曲。題名からは悲しみをイメージさせるが、天に召されることに喜びを感じているような感じがある。どこかしら吹っ切れた感じの美しさがある。

確かに全体的に礼拝の前奏曲としてぴったりの曲たち。
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前奏曲とフーガ  [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



イ短調 WoO Post.9
★★★☆☆☆☆☆☆☆
オルガン曲ということで、同名のバッハの曲に似た前奏曲。特にこれといった特徴もない。
それなりに長い主題。何声も重なった複雑なフーガだが、やはりつまらない。ブラームスである必要性を感じない。

コラール前奏曲とフーガ
イ短調 WoO.7
★★★☆☆☆☆☆☆☆
コラール前奏曲というだけあり、少し敬虔な感じが出てはいるがつまらない。
若干ファンファーレのような主題で始まる。ゆったりとしたフーガ。これまたつまらない。

ト短調 WoO Post.10
★★★★☆☆☆☆☆☆
少し劇的な感じで始まり、混沌としたスピード感のある前奏曲。悲劇的な雰囲気がそれなりに持続される。後半に結構綺麗なメロディも登場する。
相変わらずフーガはそんなに面白くはない。中間部若干ドラマティックな雰囲気になる。

フーガ
変イ短調 WoO. 8
★★★☆☆☆☆☆☆☆
下降していくメロディが重ねられて主題が作られている。もやっとした感じがずっと続く。緩やかな曲なので聴いていて飽きる。
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ロシアの思い出(ピアノ連弾曲) Ahn.4-6 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:4手のためのハンガリー舞曲集(全曲)

ブラームス:4手のためのハンガリー舞曲集(全曲)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2002/12/18
  • メディア: CD



連弾のための曲。

1. リヴォフのロシア国歌
★★★★★★★☆☆☆
「タッタラ、タッタラ、タッタラ、タ~」というとっても格好良い前奏で始まる。そして国家らしい若干憂いを帯びた英雄的な美しいメロディが奏でられる。中間部の穏やかな部分も綺麗。再び前奏の格好良い部分が回帰され、英雄的な美しいメロディが華やかな装飾をつけられて圧倒的な迫力で終わる。

2. ティトフの小さな家
★★★★★★★☆☆☆
一転して穏やかな愛らしい曲。前曲とつなぐような華やかな前奏のあと、哀愁漂うメロディが奏させる。恐らく変奏曲形式で、そのメロディが様々に変化していく。

3. ワルラモフのロマンス
★★★★★★☆☆☆☆
少し力強い感じで始まり、ロマンスを感じさせる甘い旋律が奏でられる。その後再び力強い雰囲気に変わる。この曲も若干変奏曲っぽい感じか。若干メロディが平凡。

4. アラビエフの「ナイチンゲール」
★★★★★☆☆☆☆☆
ドラマティックな前奏で始まる。少しエキゾチックなメロディが静かに奏させる。最後は初めのドラマティックな雰囲気が回帰され盛り上がって終わる。

5. ボヘミアの歌
★★★★★★☆☆☆☆
愛らしいワルツ。間奏曲風の心暖まる音楽。こちらも若干変奏曲っぽい感じ。

6. ボヘミアの歌「コカ」
★★★★★★☆☆☆☆
前曲の雰囲気を引き継ぎ、跳ねた感じながらもゆっくり穏やかに始まる。滑らかな中間部を過ぎると、段々と熱を帯びてきてスピードも上がって行き、華麗なフィナーレを迎える。

結構楽しく聴ける曲。ドヴォルザークの曲をイメージさせる。隠れた佳曲。
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パガニーニの主題による変奏曲 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
第一部と第二部からなる。原題には小さく「練習曲」と書かれており、色々な技術を習得するための練習曲という意図もあったらしい。
リストやラフマニノフも同じ主題を使って変奏曲などを書いていることもわかるようにメロディはとても親しみやすい。かなりの超絶技巧の連発で、第一部の最後の曲などは感動的でもある。
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シューマンの主題による変奏曲 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
20分近い曲。主題は、シューマンのあまり有名ではない曲集作品99から取られたらしい。あまり派手ではない主題ではあるが心に染みるメロディではある。主題の提示が終わった後、Jazzっぽいリズムの面白い変奏がいきなり現れる。その後も派手な変奏もなくはないが、基本的には内向的で思索的な、哲学的雰囲気の強い変奏が次々と現れる。最後もこれ以上ない程静かに終わる。ヘンデルの主題、自作主題よりは聴きやすい気がする。
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ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらは30分近い大作。主題は平凡。変奏の妙は確かに楽しめるし、対位法も駆使されていて素晴らしいと思うのだが、やはり退屈。
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創作主題による変奏曲 ニ長調 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
ベートーヴェンも含め、変奏曲が旋律にしがみついている、ということで、和声構造などに工夫を凝らすことを目標にした変奏曲らしいが、やはり私は変奏曲は旋律にしがみついている方が良いと思う。20分近い大作だが退屈。
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ハンガリーの歌の主題による変奏曲 ニ長調 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
主題に魅力がなく、ただ音楽が流れているだけという感じ。6分程度と短いがかなり飽きる。
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弦楽六重奏第一番による主題と変奏ニ短調 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
この曲を聴くと、(いつも書くが)変奏曲は、主題の魅力が全てだと思ってしまう。
ブラームスの弦楽六重奏の第二楽章はメロディも美しく名曲だと思う。その主題を用いた変奏曲が良くないわけがない。これほど魅力的なメロディを様々にドラマティックに変奏したらそれは素晴らしい曲になるだろうと思う。長さも12分程度とちょうど良い。
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二つのラプソディ [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:幻想曲集、2つの狂詩曲、カプリッチョ、間奏曲(限定盤)

ブラームス:幻想曲集、2つの狂詩曲、カプリッチョ、間奏曲(限定盤)

  • アーティスト: ヴィルヘルム・ケンプ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2021/05/19
  • メディア: CD



1.ロ短調
★★★★★★★☆☆☆
ドラマティックな主題で始まる。第二主題なのかはわからないが、日本民謡のような素朴だけれども哀愁漂うメロディが奏でられる。その後も次々と美しいメロディが続く。展開部もゆったりとした美しい旋律が流れ、主題と第二主題がさらにドラマティックに展開され圧倒的な迫力でクライマックスを迎えた後、静かに終わる。

2.ト短調
★★★★★★★☆☆☆
第一番のさらなる展開部ではないのか、と思うくらい似たような雰囲気で始まる。広がりのある美しい前奏のような部分があり、若干跳ねた感じのドラマティックな第一主題。哀愁漂う美しい第二主題。第一番と作りはかなり似ている。悲劇性を帯びた深遠な哲学的な展開部が結構長めに奏される。最後は初めの主題が回帰され終わる。第一番よりも若干地味目な感じはする。
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8つのピアノ小品 Op.76 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



第一曲 奇想曲
★★★★★★☆☆☆☆
クララ・シューマンの誕生日に送った曲らしい。緊張感に富んだ美しい旋律が続く。

第二曲 奇想曲
★★★★★★☆☆☆☆
ショパンの練習曲っぽい、跳ねるような感じの躍動感のある曲。中間部のゆったりとした部分もきれい。

第三曲 間奏曲
★★★★★★★☆☆☆
高音を使った天使たちがささやきあっているような美しい曲。途中の夢見るようなロマンティックなメロディもきれい。結構隠れた名曲かもしれない。

第四曲 間奏曲
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかな流れるような伴奏に載って、若干哀愁のあるメロディが奏でられる。

第五曲 奇想曲
★★★★★★☆☆☆☆
若干劇的な不穏な雰囲気で始まる。スピード感のある第二主題も緊張感があって格好良い。再び劇的な不穏な雰囲気が戻ってきて、美しいゆったりとした中間部を挟み、スピード感と緊張感のある第二主題が回帰され、最後は初めの主題が提示され劇的に終わる。

第六曲 間奏曲
★★★★★☆☆☆☆☆
穏やかなメロディが終始流れる。中間部の哀愁漂う美しい部分など聴きどころはなくはないが、若干退屈。

第七曲 間奏曲
★★★★★☆☆☆☆☆
若干荘厳な感じの悲劇的な雰囲気で始まる。内面の不安を吐露したようなメロディが流れ出し、緊張感のある中間部に突入する。こちらも悪くはないが普通か。

第八曲 奇想曲
★★★★★☆☆☆☆☆
結構穏やかに始まる。中間部で若干スピードが増し盛り上がり、メロディも若干ドラマティックになる。最後は再び穏やかになり終わる。

前半の方が、メロディもきれいで聴きやすい曲が多いか。



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バラード [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



第一番 ニ短調
★★★★★★☆☆☆☆
中世の鐘をイメージさせる重厚だがどこか心落ち着く雰囲気で始まる。中間部非常にロマンティックなメロディが登場する。3分強の短い曲。

第二番 ニ長調
★★★★★★☆☆☆☆
第一番を前奏とする曲のような似た雰囲気を持つ曲。とても穏やかで優しい主題で始まる。力強いドラマティックな部分、深遠な宇宙を感じさせるような混沌とした部分をはさみ、最後は穏やかな主題に戻る。6分強のそれなりに長い曲。

第三番 ロ短調
★★★★★★☆☆☆☆
ゴツゴツした力強い雰囲気で始まる。中間部の深淵で神秘的な部分が綺麗。最後はゴツゴツした主題にもどり終わる。4分強の曲。

第四番 ロ長調
★★★★★☆☆☆☆☆
流れるような、美しいメロディから始まる。8分強とこの曲集の中で一番長いが、一番起伏に富んでいない曲なので若干飽きる。

バラードというだけあり、全体的に物語性に富み、情緒感も豊かで美しい曲が多い。

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スケルツォ 変ホ短調 [ブラームス ピアノ曲]


Brahms Complete Edition

Brahms Complete Edition

  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆

ショパンの「スケルツォ」第一番、第二番に主題といい構成といい非常に似ている曲。ドラマティックで緊張感を孕んだ第一主題、美しい対比的な第二主題、展開部と呼んでいいかわからないが広がりのある流れるような中間部。そして対位法を巧みに織り込んだ楽曲。長さ的にも普通で結構聴きやすい曲。
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シャコンヌ ニ短調(左手のための練習曲 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第二番より) [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番-第3番

ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番-第3番

  • アーティスト: ウゴルスキ
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第二番の最終曲を編曲したもの。有名な曲だが私はそんなに好きではない。しかし、いわゆる変奏曲であり、変奏曲の名手ブラームスが編曲したものならば面白いかも、と期待して聴いたがやはりシャコンヌはシャコンヌ。どこかで書いたが、変奏曲は主題が全て的なところがあるので、主題に思い入れのない私としては普通の曲。
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ピアノ・ソナタ第三番 ヘ短調 Op.5 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス: ピアノ作品集~ピアノ・ソナタ第3番, 4つのバラード, 3つの間奏曲, 他<タワーレコード限定>

ブラームス: ピアノ作品集~ピアノ・ソナタ第3番, 4つのバラード, 3つの間奏曲, 他<タワーレコード限定>

  • アーティスト: ヴィルヘルム・ケンプ
  • 出版社/メーカー: TOWER RECORDS
  • 発売日: 1970/01/31
  • メディア: CD



第一楽章 アレグロ・マエストーソ
★★★★★★☆☆☆☆
とても交響曲的な雰囲気を持った堂々とした第一楽章。激しいドラマティックな第一主題、美しいメロディの第二主題というピアノ・ソナタ三曲に共通する作りはワンパターンとも言えるが、どれも素晴らしい。

第二楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ―
★★★★★★☆☆☆☆
非常に深遠な緩徐楽章。メロディはわかりづらいが、霊感に満ちた感じで、ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタをイメージさせる。中間部から後半部にかけて若干美しいメロディが登場したり気分が高揚してきたり、少し変化に富んでいて面白い。

第三楽章 アレグロ・エネルジコ―
★★★★★★★★☆☆
舞踏的な雰囲気を持った面白いリズムとメロディが印象的な楽章。中間部のゆったりとした美しいメロディも悪くない。最後は初めの舞踏的な雰囲気がドラマティックに回帰され終わる。

第四楽章 アンダンテ・モルト(間奏曲)
★★★★★☆☆☆☆☆
第三楽章があまりにも素晴らしいので、ただバランスをとるために入れられたような感じの、本当に「間奏曲」といった感じの曲。正直いらない気がする。

第五楽章 アレグロ・モデラート・マ・ルバート
★★★★★★★☆☆☆
情熱的な始まり。その後流れるような伴奏に乗ってとても美しいメロディが流れる。おどけた感じの部分を経て、英雄的なメロディが流れ曲は盛り上がり、最後は情熱的な主題が回帰され、圧倒的なフィナーレを迎える。

三楽章と五楽章が素晴らしい。全体的に地味な感じではあるが、交響的な響きもありそれなりに人気曲であるのも分かる佳曲。
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ピアノ・ソナタ第二番 嬰ハ短調 Op.2 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番-第3番

ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番-第3番

  • アーティスト: ウゴルスキ
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: CD



第一楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ
★★★★★★★☆☆☆
とても劇的で力強い第一主題と、非常に美しい第二主題の対比が素晴らしい。楽章を全体を通して緊張感があり、かなり面白く聴ける。

第二楽章 アンダンテ
★★★★★☆☆☆☆☆
つかみどころのない、盛り上がりのない楽章。後期のピアノ独奏曲を思わせる。

第三楽章 スケルツオ
★★★★★★★☆☆☆
スケルツォらしくない、第一楽章に似た劇的な主題。中間部の教会の鐘を模したような雰囲気がとても綺麗。最終部分、初めの主題が回帰され、左手がオクターブでそれを支え、さらに中間部の綺麗なメロディが再び登場し、それを高音で装飾するあたりがとにかく綺麗。

第四楽章 フィナーレ
★★★★★☆☆☆☆☆
バッハのオルガン曲を思わせるような、深遠なゆったりとしたはじまり。段々と熱を帯び、対位法を絶妙に活かしたドラマティックな部分が登場し、その後広がりのある美しいメロディが流れる。展開部は諧謔的な軽い感じ。段々と混沌とした雰囲気となり、最後は静かに終わる。

作品番号は2だが、一番初めに作曲されたソナタらしい。クララ・シューマンに献呈されている。中世的な神秘的な雰囲気を漂わせた曲。
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ピアノ・ソナタ第一番 ハ長調 Op.1 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番-第3番

ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番-第3番

  • アーティスト: ウゴルスキ
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: CD



第一楽章 アレグロ
★★★★★★★★☆☆
明らかにベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」に影響を受けたであろう、格好よく力強い第一主題で始まる。それと全く対照的な美しく霊感に富んだ第二主題も素晴らしい。再現部も美しいメロディで進む。再現部も非常にドラマティック。

第二楽章 アンダンテ
★★★★★★☆☆☆☆
簡素で、そんなに魅力的ではない民謡から借りた主題が奏でられる。変奏曲形式になっており、変奏曲を得意としたブラームスらしい、この平凡な主題を魅力的なものに変える手腕は素晴らしい。

第三楽章 スケルツオ
★★★★★★★☆☆☆
力強い出だし。若干躍動感のあるメロディが続き、その後激しさを持ちながらも美しいメロディが奏でられる。終始オクターブ(?)をタラタラタラと引き続ける左手の伴奏も魅力的。出だしの力強いメロディが回帰され終わる、フィナーレに向かって盛り上がりを見せる。

第四楽章 フィナーレ
★★★★★★★★☆☆
華やかなのだがどこか暗さを秘めた情熱的なフィナーレ力強くスピード感がある。すこし穏やかな雰囲気の部分も何回か登場するが、この部分も秘めたる情熱がほとばしり出ている。

作品番号1であり、本人もかなり自信があったと言われるだけあり、情熱的で素晴らしいメロディに溢れた名曲。シューマン夫妻が気に入ったのもわかる名作。
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