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ピアノ・ソナタ第二番 嬰ハ短調 Op.2 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番-第3番

ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番-第3番

  • アーティスト: ウゴルスキ
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: CD



第一楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ
★★★★★★★☆☆☆
とても劇的で力強い第一主題と、非常に美しい第二主題の対比が素晴らしい。楽章を全体を通して緊張感があり、かなり面白く聴ける。

第二楽章 アンダンテ
★★★★★☆☆☆☆☆
つかみどころのない、盛り上がりのない楽章。後期のピアノ独奏曲を思わせる。

第三楽章 スケルツオ
★★★★★★★☆☆☆
スケルツォらしくない、第一楽章に似た劇的な主題。中間部の教会の鐘を模したような雰囲気がとても綺麗。最終部分、初めの主題が回帰され、左手がオクターブでそれを支え、さらに中間部の綺麗なメロディが再び登場し、それを高音で装飾するあたりがとにかく綺麗。

第四楽章 フィナーレ
★★★★★☆☆☆☆☆
バッハのオルガン曲を思わせるような、深遠なゆったりとしたはじまり。段々と熱を帯び、対位法を絶妙に活かしたドラマティックな部分が登場し、その後広がりのある美しいメロディが流れる。展開部は諧謔的な軽い感じ。段々と混沌とした雰囲気となり、最後は静かに終わる。

作品番号は2だが、一番初めに作曲されたソナタらしい。クララ・シューマンに献呈されている。中世的な神秘的な雰囲気を漂わせた曲。
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