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ピアノ・ソナタ第三番 ヘ短調 Op.5 [ブラームス ピアノ曲]


ブラームス: ピアノ作品集~ピアノ・ソナタ第3番, 4つのバラード, 3つの間奏曲, 他<タワーレコード限定>

ブラームス: ピアノ作品集~ピアノ・ソナタ第3番, 4つのバラード, 3つの間奏曲, 他<タワーレコード限定>

  • アーティスト: ヴィルヘルム・ケンプ
  • 出版社/メーカー: TOWER RECORDS
  • 発売日: 1970/01/31
  • メディア: CD



第一楽章 アレグロ・マエストーソ
★★★★★★☆☆☆☆
とても交響曲的な雰囲気を持った堂々とした第一楽章。激しいドラマティックな第一主題、美しいメロディの第二主題というピアノ・ソナタ三曲に共通する作りはワンパターンとも言えるが、どれも素晴らしい。

第二楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ―
★★★★★★☆☆☆☆
非常に深遠な緩徐楽章。メロディはわかりづらいが、霊感に満ちた感じで、ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタをイメージさせる。中間部から後半部にかけて若干美しいメロディが登場したり気分が高揚してきたり、少し変化に富んでいて面白い。

第三楽章 アレグロ・エネルジコ―
★★★★★★★★☆☆
舞踏的な雰囲気を持った面白いリズムとメロディが印象的な楽章。中間部のゆったりとした美しいメロディも悪くない。最後は初めの舞踏的な雰囲気がドラマティックに回帰され終わる。

第四楽章 アンダンテ・モルト(間奏曲)
★★★★★☆☆☆☆☆
第三楽章があまりにも素晴らしいので、ただバランスをとるために入れられたような感じの、本当に「間奏曲」といった感じの曲。正直いらない気がする。

第五楽章 アレグロ・モデラート・マ・ルバート
★★★★★★★☆☆☆
情熱的な始まり。その後流れるような伴奏に乗ってとても美しいメロディが流れる。おどけた感じの部分を経て、英雄的なメロディが流れ曲は盛り上がり、最後は情熱的な主題が回帰され、圧倒的なフィナーレを迎える。

三楽章と五楽章が素晴らしい。全体的に地味な感じではあるが、交響的な響きもありそれなりに人気曲であるのも分かる佳曲。
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