SSブログ
バッハ 管弦楽曲 ブログトップ

フーガの技法 BWV1080 [バッハ 管弦楽曲]


Art of Fugue/Musical Offering

Art of Fugue/Musical Offering

  • 出版社/メーカー: Philips
  • 発売日: 1994/10/17
  • メディア: CD



第①曲
★★★★★★☆☆☆☆
しずかに、簡素な気高い主題が奏でられ、様々な楽器でこの主題が演奏される。とても美しいフーガ。かなりゆったりとした雰囲気。

第②曲
★★★★★★★☆☆☆
第一曲と同じ感じだが、若干スタッカート気味で若干躍動感がある。

第③曲
★★★★★☆☆☆☆☆
一、二曲とは若干違うメロディで、主題をひっくり返したような感じのメロディ。この曲もゆっくりと重々しく進む。

第④曲
★★★★★★☆☆☆☆
伸びやかな旋律を、ソロ・ヴァイオリンが奏でて始まる。弦楽四重奏曲のような弦が重なり合うパートのあと、華やかに管楽器が入ってくるところが若干感動的。

第⑮曲 オクターブのカノン
★★★★★☆☆☆☆☆
チェンバロにより、若干付点リズムを持った曲が演奏される。

第⑤曲
★★★★★★★☆☆☆
非常に情緒豊かな心に染みるメロディが管楽器によって奏でられる。途中から弦楽器が厚い音で加わる。音が重なると何故か涙が出そうになる。賛美歌的でもある。とても美しい感動的な曲。

第⑥曲
★★★★★☆☆☆☆☆
チェンバロによるゆったりとした曲。

第⑯曲
★★★★★☆☆☆☆☆
オルガンによる演奏。主題を奏でながら、スピード感を持って動き回る高音部がとても美しい。

第⑦曲
★★★★★★☆☆☆☆
ヴァイオリンの伸びやかな美しい旋律で始まる。4声弦が複雑に絡まり合い非常に綺麗な音楽を形成している。この曲も賛美歌的で美しい。

第⑧曲
★★★★★☆☆☆☆☆
オルガンによる演奏。暗い感じの混沌とした曲。やはりオルガンってモヤっとしていてつかみどころがなくなり、若干退屈な感じになってしまう。

第⑰曲
★★★★★☆☆☆☆☆
チェンバロによる即興曲のような激しさを持った短い曲。

第⑨曲
★★★★★★★☆☆☆
無伴奏ヴァイオリン・ソナタのような気高い美しいソロ・ヴァイオリンで始まり、弦楽器が重なり合う。その後管楽器が元気に登場する。速いメロディと、ゆったりとしたメロディが絡んでとても綺麗。

第⑩曲
★★★★★☆☆☆☆☆
低音部が非常に印象的なゆったりとしたクリスマスに合いそうな暖かい曲。

第⑭曲
★★★★★☆☆☆☆☆
チェンバロによるポツポツとした曲。半音階的が怪しげな雰囲気を作っている。

第⑪曲
★★★★★★☆☆☆☆
ソロ・ヴァイオリンの哀愁漂う美しい演奏で始まり、弦楽器が様々なメロディを奏でる。混沌としているが、何故か整っており綺麗で気高い雰囲気を持っている。

第⑬-a曲
★★★★★☆☆☆☆☆
スタッカート気味のはねる感じの楽しい音楽。オルガンで可愛らしく演奏されている。

第⑫-a曲
★★★★★☆☆☆☆☆
第⑬曲をスピードを落として演奏している感じ。こちらの方が哀愁漂い綺麗な気がする。


★★★★★☆☆☆☆☆
チェンバロで奏される曲。よくわからない。

第⑬-b曲
★★★★★☆☆☆☆☆
⑬-aのメロディをひっくり返した感じになっているらしい。よくわからない。

第⑫-b曲
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも⑫-aのメロディをひっくり返したものらしい。⑫-a同様ゆったりとしていて綺麗。


★★★★★☆☆☆☆☆
多分前回の?の反転したメロディ。普通。

第⑲曲
★★★★★★★☆☆☆
最終曲。低音でメロディを弦楽器が奏で、その上を高音の弦楽器が天使の歌声のような美しく包み込むようなメロディを奏でる。途中から管楽器が入ってきて感動的な音楽が奏でられる。その後静かになり、再び弦楽器だけの演奏になる。この部分は高貴さが漂っている。ふたたび管楽器が入ってくると音楽は再び高揚する。その後再び静かになり今度は管楽器のみの演奏になる。最後は美しい気高いメロディが奏でられ静かに唐突に終わる。

nice!(0)  コメント(0) 

音楽の捧げもの BWV1079 [バッハ 管弦楽曲]


バッハ:音楽の捧げもの

バッハ:音楽の捧げもの

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1999/11/01
  • メディア: CD



バッハが演奏順や演奏楽器を明確に指定しなかったことによって、色々な演奏形態や演奏楽器の組み合わせ、演奏順があるようだが、今回は上記のCDにしたがって紹介したい。

1.3声のリチェルカーレ
★★★★★★★☆☆☆
若干影を帯びた簡素な「王の主題」が静かに奏された後、1分30秒くらいから流れるような広がりのある音楽が奏でられはじめるのだが、この部分が非常に感動的。このあとこの感動的な対位法を効果的に用いた音楽が流れ続ける。

2.無限カノン
★★★★★★★☆☆☆
しっとりとしたチェロの音色で「王の主題」が奏でられ、後ろでチェンバロがトリルを鳴らしながら支える。短い曲。

3.逆光カノン
★★★★★★☆☆☆☆
弦のアンサンブルで奏でられるスピード感のある対位法がとてもわかりやすくされている曲。

4.同度のカノン
★★★★★★★☆☆☆
「王の主題」が中音声で奏でられ、上声部では哀愁漂う美しいメロディが恐らく2台のヴァイオリンによって奏でられる。

5.反行カノン
★★★★★★★☆☆☆
フルートの美しい音色によって「王の主題」が奏でられそれを、これも恐らく2台のヴァイオリンが天使のささやきのように綺麗に支える。

6.螺旋カノン
★★★★★★☆☆☆☆
チェロによってハ短調で「王の主題」が奏でられ始まる。段々と一音ずつ上がっていって最後はハ短調に戻るらしいのでが、何度聞いてもわからない。不気味な雰囲気が漂った曲。


7.トリオ・ソナタ
①ラルゴ
★★★★★★★☆☆☆
フルート、ヴァイオリン、チェロ、そしてチェンバロ(?)によって奏でられている気がする。「王の主題」が入っているのかはよくわからないが涙を誘う哀愁漂う非常に美しい曲。チェロの音色がとても良い味を出している。

②アレグロ
★★★★★★☆☆☆☆
スピード感のある美しい曲。

③アンダンテ
★★★★★★★☆☆☆
美しい息の長い旋律で、「タ、タ~ラ」というたゆたうようなリズムが眠気を誘う曲。

④アレグロ
★★★★★★☆☆☆☆
最終楽章らしい単調ながらも若干開放感のある広がりを感じさせる曲。


8.2声のカノン
★★★★★☆☆☆☆☆
非常に短い暗い感じの曲。若干退屈。

9.4声のカノン
★★★★★★★☆☆☆
ヴァイオリン(ヴィオラ?)のソロで半音を効果的に用いたとても綺麗なメロディが流れ、その後この印象的なメロディが、4つの楽器によって複雑に絡み合いながらそうされていく。とても高貴な感じでしっとりとしておりとても良い。

10.無限カノン
★★★★★☆☆☆☆☆
王の主題もわかりづらく、若干混沌とした感じの曲。

11.反行の拡大カノン
★★★★★★★☆☆☆
初めからこちらも混沌とした感じなのだが、それぞれが哀愁漂う感じの演奏となっており、途中ユニゾンっぽく音に厚みが増す部分がとても感動的な曲。

12.5度のカノン
★★★★★★★☆☆☆
「王の主題」がわかりやすく提示され、感動的な流れるようなメロディが続き、ちょっと物悲しい感じの演劇の最後にこの曲が流れカーテンコールなどになだれ込んだら涙が出てきてしまいそうな感じの物語の最後にふさわしい曲。

13.6声のリチェルカーレ
★★★★★★★☆☆☆
静かに「王の主題が」が奏でられ、様々な楽器が静かにこの主題を時間をずらしながら奏で続ける。カオスの中にコスモスがある、よくわからないが何とも言えない美しさがある曲。

じっくり聴けば聴くほどその魅力にはまっていく確かにバッハの傑作と言える。
nice!(0)  コメント(0) 

管弦楽組曲 第四番 ニ長調 BWV1069 [バッハ 管弦楽曲]


バッハ:管弦楽組曲(全4曲)

バッハ:管弦楽組曲(全4曲)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD



第一曲 序曲
★★★★★★★☆☆☆
同じ管弦楽組曲第三番の序曲によく似た開放感に満ちた美しい序曲。序奏とフーガをつなぐ、各パートの対話のようなやり取りも美しいし、途中から展開されるフーガも流れるような綺麗な音楽。

第二曲 ブレー
★★★★★☆☆☆☆☆
勇ましい感じの音楽で、弦と管のやり取りが印象的な感じの曲。

第三曲 ガヴォット
★★★★★☆☆☆☆☆
派手な感じの楽しい音楽。

第四曲 メヌエット
★★★★★★☆☆☆☆
トリルひたすら繰り返されるが印象的な曲。

第五曲 レジュイサンス
★★★★★☆☆☆☆☆
流れるような前向きな曲。

全体的に悪くはないのだが印象的なメロディを持った曲が少なく、もう一歩感がある。
nice!(0)  コメント(0) 

管弦楽組曲 第三番 ニ長調 BWV1068 [バッハ 管弦楽曲]


バッハ:管弦楽組曲(全4曲)

バッハ:管弦楽組曲(全4曲)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD



第一曲 序曲
★★★★★★★★★☆
何かが始まる期待と高揚感のようなものが出だしからあり、ゆっくりとした壮麗な感じが何とも美しい。そして段々とクライマックスへ向け盛り上がって行き、弦のスピード感のある滑らかなメロディと管楽器の派手なサポートで本編に入ったあと、ソロ楽器が次々とバトルを繰り広げる。とにかく美しく楽しく高貴な曲だ。

第二曲 エア(アリア)
★★★★★★★★★☆
「G線上のアリア」として非常に有名な曲。単調なリズムで通奏低音が下降していくのも良い雰囲気を醸し出しているのだが、その上をとても美しい滑らかな音楽が流れているのがまた良い。まさに天上の音楽という感じ。若干聴き飽きた感じもあるのだが、やはり名曲であることは間違いない。

第三曲 ガヴォット
★★★★★★★☆☆☆
牧歌的でありながら管楽器を使用した派手な楽器編成のためなのか、非常に宮廷的な感じもする本当に踊りたくなるような楽しい曲。

第四曲 ブレー
★★★★★★★☆☆☆
「タッタッタ~ラ~」という面白いリズムに、流麗な美しいメロディが乗る楽しい曲。

第五曲 ジーグ
★★★★★★★☆☆☆
最終曲にふさわしい華やかで爽快感に満ちた曲。気持ちが前向きになれる、どこか背中を押してくれるような勇壮で美しい曲。

初めから最後まで楽しみ切れるバッハの曲の中でも1、2を争う名曲と言える。
nice!(0)  コメント(0) 

管弦楽組曲 第二番 ロ短調 BWV1067 [バッハ 管弦楽曲]


バッハ:管弦楽組曲(全4曲)

バッハ:管弦楽組曲(全4曲)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD



第一曲 序曲
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な一歩一歩ゆっくり歩みをすすめるかのような音楽から始まる。初めは哀愁を帯びた感じなのだが段々と明るさをおびてくる。スピード感のあるフーガに入ったあとも美しいメロディは続く。非常に聴きやすい曲。

第二曲 ロンド
★★★★★★☆☆☆☆
若干物悲しい雰囲気を宿した美しいメロディ。

第三曲 サラバンド
★★★★★★☆☆☆☆
ロンドに引き続き哀愁を帯びた綺麗なゆったりとしたメロディが流れる。

第四曲 ブレー
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある曲だが若干つまらない。

第五曲 ポロネーズ
★★★★★★☆☆☆☆
付点リズムが印象的な曲。勇ましく、戦いに赴く不安な気持ちを表現したかのような曲。

第六曲 メヌエット
★★★★★★☆☆☆☆
こちらも哀愁のある美しい曲。

第七曲 バディリネ
★★★★★★☆☆☆☆
華々しい壮大な曲。

全体的に悲劇性が支配しており、戦の前のいっときの舞踏会を楽しむ人々を描いたかのような作品となっている。
nice!(0)  コメント(0) 

管弦楽組曲 第一番 ハ長調 BWV1066 [バッハ 管弦楽曲]


バッハ:管弦楽組曲(全4曲)

バッハ:管弦楽組曲(全4曲)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD



第一曲 序曲
★★★★★★☆☆☆☆
ハ長調らしい非常に壮麗な前奏で始まり、その後美しく壮大なフーガが展開される。壮麗な初めのテーマに戻り、フーガが回想され終わる。

第二曲 クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
伸びやかな高貴な旋律。とはいえあまり特徴的な曲ではない。

第三曲 ガヴォット
★★★★★☆☆☆☆☆
楽しげな感じだが、やはり高貴さが漂う。

第四曲 フォルラーナ
★★★★★☆☆☆☆☆
少し懐かしい感じのする、遠くからの旧友を迎えた時のような雰囲気の曲。

第五曲 メヌエット
★★★★★☆☆☆☆☆
メヌエットらしい穏やかで美しい曲。だが普通。

第六曲 ブレー
★★★★★☆☆☆☆☆
のびのびとした美しい曲。途中若干短調気味に静かになる部分が少し良い。

第七曲 パスピエ
★★★★★☆☆☆☆☆
終曲らしい華やかな曲。

何にしろ一曲目以外は、高貴さが漂い悪くないのだがあまり特徴がなく聴いていてもあまり面白くはない。
nice!(0)  コメント(0) 
バッハ 管弦楽曲 ブログトップ