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ヴァイオリンとピアノのための華麗なるロンド ロ短調 D.895 [シューベルト 室内楽曲]





★★★★★★★☆☆☆
若干憂いを帯びた感じではあるが、華麗に始まる。その後、穏やかな天国的な音楽となる。その後民族色豊かな感じと華麗なる感じの音楽が順番に流れる。

派手な感じでステージ映えするであろう曲。
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ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第三番 ト短調 D.408 [シューベルト 室内楽曲]





第一楽章 Allegro Giust
★★★★★★★★☆☆
ヴァイオリンとピアノが同時に悲劇的な激しい主題を奏でて始まる。緊張感に満ちた第一主題、少し明るい第二主題、展開部も見事。美しい第一楽章。

第二楽章 Andante
★★★★★★☆☆☆☆
モーツァルト的な優しい緩徐楽章。中間部の少し暗さを帯びた深い部分は少し面白い。

第三楽章 Menuetto - Allegro Vivace
★★★★★★☆☆☆☆
明るく元気な始まり。中間部は少し鄙びた感じ。

第四楽章 Allegro Moderato
★★★★★★☆☆☆☆
若干憂いを帯びたたおやかな始まり。その後力強くなり、最終楽章らしくなっていく。若干ロマ音楽っぽい民族色がある雰囲気となる。最後は華やかに終わる。

若干こじんまりした感じの曲。
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ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第二番 イ短調 D.385 [シューベルト 室内楽曲]





第一楽章 Allegro Moderato
★★★★★★★☆☆☆
憂いに満ちた悲劇的な主題で始まる。美しく内省的な第二主題が非常に美しい。たたみかけるような展開部もドラマティック。

第二楽章 Andante
★★★★★★★★☆☆
ハイドンをおもわせる、高貴で優美な雰囲気で始まる。途中若干感情の高まりを見せるが基本的に穏やかな美しい楽章。

第三楽章 Menuetto
★★★★★★★☆☆☆
スケルツォ的な力強い感じのメヌエット楽章。ほのかに優しさと哀愁が感じられる短い楽章。

第四楽章 Allegro
★★★★★★★★☆☆
緊張感のあるメロディで始まる。ヴァイオリンとピアノのやり取りが楽しい。伸びやかな田園風のメロディとの対比も面白い。若干厳しいフーガ風な感じもあり聴き応えのある楽章。

緊張感漂う美しい曲。
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ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)第一番 ニ長調 D.384 [シューベルト 室内楽曲]





第一楽章 Allegro Molto
★★★★★★★☆☆☆
鄙びた感じではあるが、力強い親しみやすいテーマで始まる。短調の緊張感ある第二主題も綺麗。

第二楽章 Andante
★★★★★★☆☆☆☆
高貴なゆったりとした緩徐楽章。若干モーツァルトっぽい。中間の物悲しい部分はシューベルトの良さが出ている。

第三楽章 Allegro Vivace
★★★★★★★☆☆☆
軽快なロンド楽章。楽しい雰囲気で聞いていて心軽くなる。

全体的に優しい雰囲気の曲。
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ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934 [シューベルト 室内楽曲]





せっかく書いたのに上書きで消してしまった・・・。久しぶりにやってしまった。

第一楽章 Andante Moltp
★★★★★★★★★☆
ピアノのトレモロで始まる。非常に幻想的で美しい曲。ピアノがとても難しそうな曲。

第二楽章 Allegretto
★★★★★★★★☆☆
性急な感じの出だし。途中の緩やかな感じも悪くない。最後は緊迫感のある感じで終わる。

第三楽章 Andantino
★★★★★★★★★☆
リュッケルト詩の自作の歌曲「くちづけを贈る」のメロディを使った変奏曲。とても美しいメロディで、快活な変奏もあり、最終変奏のゆったりとした美しい雰囲気が素晴らしい。

第四楽章 Allegro vivace
★★★★★★★★★☆
第一楽章の幻想的な始まりが回帰され、その後英雄的な格好良い雰囲気となる。最後は第三楽章の主題が回帰され、華やかに終わる。

素晴らしい名曲で、もっと知れ渡っても良い曲だと思う。
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ピアノの連弾ための幻想曲 ヘ短調 D.940 [シューベルト 室内楽曲]





第一楽章 Allegro molto moderato
★★★★★★★★★☆
深い悲しみを湛えた静かな始まり。はじめの主題を長調で奏でた後、激情的になりその後は再び静かになり哀愁漂うメロディが奏でられる。アタッカでそのまま進む。

第二楽章 Largo
★★★★★★★★★☆
激情的な前奏のあと、穏やかな小川のせせらぎを摸したかのような美しい音楽となる。少し感情のこもった熱い部分もある。

第三楽章 Allegro vivace
★★★★★★★★★☆
情熱的なメロディ。激しい中に優しさのある美しい曲。

第四楽章 Allegro molto moderato
★★★★★★★★★☆
第一楽章のテーマが回帰され静かに始まる。ベートーヴェンのソナタを彷彿とさせる凄まじいフーガが展開された後、召命されるように静かに終わる。

名曲。
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ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 D.574 [シューベルト 室内楽曲]





第一楽章 Allegro moderato
★★★★★★★☆☆☆
鄙びた感じの優しいメロディをピアノが奏で、それをヴァイオリンが受ける。少し緊張感のあるスピードがある第二主題の後、英雄的な第三主題的なメロディを経て、それらがリピートされる。展開部は少し暗い雰囲気。各主題が回帰され優しく終わる。

第二楽章 Presto
★★★★★★☆☆☆☆
性急な感じの楽章。中間部は優雅な感じで恋人の語らいのよう。

第三楽章 Andantino
★★★★★★★☆☆☆
非常に優雅で優美な美しい雰囲気の曲。かなり親密な愛の語らいをおもわせる。恋人通しの心の葛藤、仲直りの過程のような、様々な要素が組み込まれておりかなり物語的な楽章となっている。

第四楽章 Allegro vivace
★★★★★★★☆☆☆
英雄的な最終楽章。かなりスピード感もあり格好良い。

まさに「ソナタ」という感じの各楽章の特徴が際立った作品。

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アルペジョーネとピアノのためのソナタ D.821 [シューベルト 室内楽曲]


シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」/アルペジオーネ・ソナタ

シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」/アルペジオーネ・ソナタ

  • アーティスト: ヨーヨー・マ
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★★☆
チャイコフスキーをおもわせる、哀愁漂う寒々とした美しいメロディで始まる。第二主題の少し民族的なリズミカルな部分も格好良い。展開部(?)の長調に一瞬変わる愛らしい部分も悪くない。ロシア的哀愁と東欧的なリズミカルさを併せ持った美しい楽章。

第二楽章
★★★★★★★★★☆
ショパンのノクターンをおもわせる、夢見るような息の長い美しい旋律が、穏やかなピアノ伴奏の上で、チェロによって奏でられる。若干暗さを帯びてきたところで、そのまま第三楽章になだれ込む。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
最終楽章っぽくない、物事を達観したかのような、清々とした伸びやかな音楽となる。天上の音楽のような雰囲気の前奏部分が終わると、第一楽章のリズミカルな部分っぽい雰囲気が戻ってきて一気に盛り上がる。ロマ風音楽となり華やかに終わるのかと思いきや最後は、静かに終わる。

チャイコフスキー、ドヴォルザーク、ショパン、マーラーを合わせたような多面性を持った美しく楽しい曲。
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八重奏曲 D.803 [シューベルト 室内楽曲]


シューベルト:8重奏曲 / Wiener Oktett, 6.41555 AN

シューベルト:8重奏曲 / Wiener Oktett, 6.41555 AN

  • アーティスト: ウィーン八重奏団
  • 出版社/メーカー: Decca
  • メディア: LP Record



第一楽章 Adagio – Allegro – Più allegro
★★★★★☆☆☆☆☆
Fの音で力強く始まり、優しい序奏が続いた後、力強い主題となる。高貴で、時に牧歌的な感じもあり、聴きやすくはあるが面白みはあまりない。

第二楽章 Adagio
★★★★★★★★☆☆
「アヴェ・マリア」の伴奏のようなアルペジオっぽい弦の伴奏で始まり、これまた「アヴェ・マリア」のような息の長い美しい旋律が管楽器によって優しく奏でられる。その後伸びやかな、草原をイメージさせる壮大な雰囲気となる。再び「アヴェ・マリア」に似た旋律が流れ、少し悲しげな雰囲気となる。再び牧歌的な雰囲気となり、最後、コントラバスの「ボン、ボン」という面白い音が聞こえ、楽しげに終わる。

第三楽章 Allegro vivace – Trio – Allegro vivace
★★★★★★☆☆☆☆
快活な楽章。途中のミドルテンポの優雅な部分も綺麗。

第四楽章 Andante – Variations
★★★★★★★☆☆☆
優雅な踊りたくなるような主題を持った変奏楽章。非常に優雅な楽章。最後は子守歌のような優しく穏やかな曲調となり静かに終わる。

第五楽章  Allegretto – Trio – Allegretto – Coda
★★★★★★☆☆☆☆
優雅極まりないメヌエット楽章。中間部は少しゆったりとしたひなびた感じになるが、全体的に優雅。最後は静かに終わる。

第六楽章 Andante molto – Allegro – Andante molto – Allegro molto
★★★★★☆☆☆☆☆
いきなり嵐の前触れのような激しい前奏が流れる。劇的な音楽が最後に展開されるのかと思いきや、凄まじく高貴で優雅な音楽が流れる。後半ロマ風音楽となり、最後は多少ドラマティックに終わる。

悪くはないが、少し高貴な感じ漂いすぎていて普通すぎる。
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弦楽四重奏曲 第十三番 「ロザムンデ」 D.804 [シューベルト 室内楽曲]


シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と少女」&第13番「ロザムンデ」

シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と少女」&第13番「ロザムンデ」

  • アーティスト: カルミナ四重奏団
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD



第一楽章 Allegro ma non troppo
★★★★★★★★☆☆
幽玄な弦の伴奏に乗って悲劇的なメロディが奏でられる。一瞬明るさが指すが、再び力強く悲劇的なメロディが奏でられる。展開部の対話的な美しい雰囲気も綺麗。最後は悲劇的に終わる。

第二楽章  Andante
★★★★★★★★★☆
劇音楽「キプロス島のロザムンデ」の第三間奏曲を主題とした美しい緩徐楽章。

第三楽章 Menuetto – Allegretto – Trio
★★★★★★★★☆☆
霧深い森の中を描いたかのような幽玄的な始まり。中間部は少し柔らかい雰囲気になるが、もやっとした幽玄な世界観は漂っている。

第四楽章 Allegro moderato
★★★★★★★★☆☆
結構ゆったりとした高貴な雰囲気で始まる。まるでメヌエット楽章のような優雅な音楽が続いて展開されていく。段々と激しさを増していくが、再び穏やかになる。最後は優雅に終わる。

交響曲「未完成」的な雰囲気を持った優しい曲。
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弦楽四重奏曲 第十四番 「死と乙女」 D.810 [シューベルト 室内楽曲]


シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と少女」&第13番「ロザムンデ」

シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と少女」&第13番「ロザムンデ」

  • アーティスト: カルミナ四重奏団
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD



第一楽章 Allegro
★★★★★★★★☆☆
緊張感をはらんだ、不穏な雰囲気で始まる。少し柔らかい第二主題が流れ、その後転調を繰り返しながら悲劇的な緊迫感を保ち曲は進む。メロディが綺麗という感じではないのだが、とにかく格好良い楽章。

第二楽章  Andante con moto
★★★★★★★★☆☆
「葬送行進曲」のような暗く重い「死と乙女」のピアノ伴奏部分を主題を用いた変奏曲。
物悲しく鳥がささやきあうような第一変奏
チェロによる息の長い旋律を奏でる美しい第二変奏
ドラマティックで力強い第三変奏
平和で牧歌的な第四変奏
勢いのある第五変奏
穏やかなコーダ
長さを感じない美しい楽章。

第三楽章 Scherzo: Allegro molto
★★★★★★★★☆☆
英雄的な先鋭的な雰囲気で始まる。中間部の柔らかい穏やかなところも美しい。最後は先鋭的に格好良く終わる。

第四楽章 Presto
★★★★★★★★☆☆
前楽章を引き続き、攻撃的な感じで始まる。途中、優雅なメロディが少し交じるが、基本は激しい雰囲気が支配している。最後はスピードを増して行き悲劇的に終わる。


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ピアノ五重奏曲 ます D.667 [シューベルト 室内楽曲]


シューベルト:ピアノ五重奏曲

シューベルト:ピアノ五重奏曲

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1996/05/22
  • メディア: CD



第一楽章 Allegro Vivace
★★★★★★★★★☆
力強い前奏の後、牧歌的な美しい主題が提示される。第二主題の歌謡風の綺麗な旋律をピアノとヴァイオリンが掛け合い部分も美しい。展開部?の少し幽玄で混沌とした感じも悪くない。

第二楽章 Andante
★★★★★★★★☆☆
高貴な雰囲気のゆったりとした楽章。中間部の少し緊張感のある部分も良い。

第三楽章 Scherzo Presto
★★★★★★★★☆☆
元気で明るい始まり。躍動感があり楽しい。中間部の優雅な雰囲気も良い。

第四楽章 Andantino Allegretto
★★★★★★★★★☆
歌曲「ます」のメロディを使用した変奏曲。
伸びやかな美しいメロディがヴァイオリン?によって奏される。
ピアノが堂々と主題を提示。
牧歌的な弦による主題の提示。
スピード感のあるピアノと弦のバトル。
悲劇的な展開。
ゆったりとした瞑想的な雰囲気。
最後は伸びやかに終わる。
様々な雰囲気が楽しめる美しい変奏曲。

第五楽章 Allegro Giusto
★★★★★★★★☆☆
堂々とした最終楽章にふさわしい始まり。様々に変化しながらも美しいメロディは一貫して流れている。

とにかく全編にわたって耳馴染みの良いメロディが流れ続ける傑作。
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