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交響曲 第四番 [ブラームス 交響曲]


ブラームス:交響曲全集

ブラームス:交響曲全集

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/08/05
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
少し悲しみを湛えた優しいメロディで始まる。その後平和な穏やかなメロディが流れ、ファンファーレとともに勇壮な雰囲気となる。基本的にこの3つの主題で曲は流れていく。とにかく全編に緊張感が漂っており、時折訪れる平和的な雰囲気が心地よい。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
管楽器が「ミーミーフォ~ソ~、ミーミーレ~ド」というメロディを吹き、弦楽器のピッチカートの伴奏の上を、同じメロディ、リズムが色々と形を変えながら繰り返される第一主題が奏された後、弦楽器を中心に流麗な雰囲気で第二主題が流れる。後半第一主題がドラマティックに展開され終わる。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
まさにフィナーレの前触れ的な壮麗で華やかな始まり。客が続々と訪れ、祝典が始まるのを心待ちにしているかのようなワクワク感が素晴らしい楽章。

第四楽章
★★★★★★★★☆☆
これが第一楽章でも良いのでは?と思うほど荘厳で堂々とした主題。これが変奏曲風に展開されていく。凄まじく聴き応えのある力強い楽章。最後は悲劇的にドラマティックに終わる。

贅肉を削ぎ落とし、ギリギリまでムダを削ぎ落とした感じの、締まった佳曲。どの楽章も聴き応えがある。
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交響曲 第三番 [ブラームス 交響曲]


ブラームス:交響曲全集

ブラームス:交響曲全集

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/08/05
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
あまり特徴的ではないふわっとした雰囲気で始まる。その後も主題があまりよくわからない雰囲気で曲は続く。様々に登場する一つ一つのメロディはそんなに悪くはないのだが、全体像が掴みづらい楽章。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
優しく穏やかな緩徐楽章。途中から少し動きが出てきて大草原をイメージさせる雰囲気になる。特徴的なメロディは登場しないが心安らぐ楽章ではある。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
有名な哀愁漂うメロディで始まる。ブラームスが書いたメロディの中でも屈指の美メロな気がする。その後少し舞曲風になり跳ねた感じの軽い雰囲気にあり、再び美メロが回帰され終わる。

第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
少し不穏な雰囲気で始まり、段々明るさを持ち始め、徐々に盛り上がり解放感に満ちた美しく伸びやかなメロディが登場する。曲は決然とした英雄的な雰囲気となり最後は盛り上がって終わるのかと思いきや、これ以上ないほどしっとりと終る。

この曲も後半は悪くないし、雰囲気も柔らかくて良いのだがもう一歩な感はある。
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交響曲 第二番 [ブラームス 交響曲]


ブラームス:交響曲全集

ブラームス:交響曲全集

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/08/05
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★☆☆
ホルンの非常に穏やかなのどかな音に導かれ第一主題が奏でられて始まる。伸びやかで美しい第二主題が流れた後、英雄的な力強いメロディになる。とにかく全ての登場するメロディが美しい楽章。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
モヤっとした感じで始まり、短いメロディを積み重ねながら曲は展開されていくアダージョ楽章。イマイチ主題が掴みづらい感じの楽章。若干の悲劇性をまとった全体の雰囲気は悪くはない。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
非常に平和なゆったりとした少し跳ねた感じのメロディで始まり、その後スピードを上げ緊迫感のある迫ってくるような雰囲気になる。この二つの主題が繰り返される。

第四楽章
★★★★★★★★☆☆
のどかな伸びやかな主題と、英雄的な広がりのある主題が交互に登場し、クライマックスを形成し最後は「これでもかっ!」とばかりに雄大なメロディが繰り返され圧倒的な雰囲気で終わる。

美しいメロディと和やかな雰囲気に満ちたブラームスの交響曲の中では個人的には一番良いのではと思う傑作。
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交響曲 第一番 [ブラームス 交響曲]


ブラームス:交響曲全集

ブラームス:交響曲全集

  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/08/05
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
かなり長い序奏を経て、重々しい荘厳で悲劇的な第一主題が奏でられる。その後も悲劇的な雰囲気で重々しく曲は流れる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
どこか懐かしい感じのゆったりした雰囲気で始まる。その後少しミドルテンポになり、悲しみを帯びた旋律が流れる。最後は優美な雰囲気で終わる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
非常に牧歌的な、妖精たちが戯れているような美しい雰囲気で始まる。クラリネットの音に導かれ始まる少し哀愁漂う中間部も良い。最後は牧歌的な雰囲気になり終わる。

第四楽章
★★★★★★★★☆☆
静かに重々しく少し始まる。弦のピッチカート、管楽器が短いパッセージを重ねながら序奏を奏でる。そして待望の、ベートーヴェンの交響曲第九番四楽章に似た、伸びやかな美しい主題が登場する。その後若干劇的な第二主題が登場し、この二つの主題を中心に曲は進み、最後は突然解放感に満ちた壮麗な雰囲気となる歓喜に満ちて終わる。

ヴァイオリン協奏曲同様、最終楽章に向けて段々高まっていく曲。三・四楽章は素晴らしいが、前半がもう一歩か。
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