交響曲 第四番 [ブラームス 交響曲]
第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
少し悲しみを湛えた優しいメロディで始まる。その後平和な穏やかなメロディが流れ、ファンファーレとともに勇壮な雰囲気となる。基本的にこの3つの主題で曲は流れていく。とにかく全編に緊張感が漂っており、時折訪れる平和的な雰囲気が心地よい。
第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
管楽器が「ミーミーフォ~ソ~、ミーミーレ~ド」というメロディを吹き、弦楽器のピッチカートの伴奏の上を、同じメロディ、リズムが色々と形を変えながら繰り返される第一主題が奏された後、弦楽器を中心に流麗な雰囲気で第二主題が流れる。後半第一主題がドラマティックに展開され終わる。
第三楽章
★★★★★★★★☆☆
まさにフィナーレの前触れ的な壮麗で華やかな始まり。客が続々と訪れ、祝典が始まるのを心待ちにしているかのようなワクワク感が素晴らしい楽章。
第四楽章
★★★★★★★★☆☆
これが第一楽章でも良いのでは?と思うほど荘厳で堂々とした主題。これが変奏曲風に展開されていく。凄まじく聴き応えのある力強い楽章。最後は悲劇的にドラマティックに終わる。
贅肉を削ぎ落とし、ギリギリまでムダを削ぎ落とした感じの、締まった佳曲。どの楽章も聴き応えがある。
2022-01-22 04:42
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