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3つのカプリス Op.33 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


Complete Piano Works: Caprices & Scherzi by Mendelssohn

Complete Piano Works: Caprices & Scherzi by Mendelssohn

  • アーティスト: Mendelssohn;Jones
  • 出版社/メーカー: Nimbus Records
  • メディア: CD



No.1
★★★★★★★☆☆☆
静かな哀愁漂う感情豊かな、長い序奏のあと、激情的なスピード感のある音楽になる。途中の左手の激しい伴奏の上を、美しさこの上ない泣きのメロディが和音で奏でられるところはとても良い。とにかく左手も右手もこれでもかとばかりに終始動き回り続ける。この一曲を弾くだけでも相当疲れるのではないだろうか。ラストの前に少し穏やかになり再び劇的になりスピードを上げ終わる。

No.2
★★★★★★★★☆☆
この曲も静かに不穏な空気を漂わせながら始まる。その後高音でとても美しいメロディが提示される。たたみかけるように美しいメロディを重ねて行くところが素晴らしい。その後曲調が穏やかになり、泣きのメロディが奏でられる。曲はどんどん劇的になっていき、感情の高まりを見せる。再び途中の穏やかなメロディが回帰される。この激しさと穏やかさの対比がとても素晴らしい。ショパンのバラードのような美しさと激しさを同時に宿した素晴らしい曲。最後はしっとりと終わる。

No.3
★★★★★★★☆☆☆
ベートーヴェンの短調のソナタを彷彿とさせる、悲劇的な出だし。
余白の多い長い序奏のあと、スピード感のある迫ってくるようなメロディが奏でられる。
常に悲劇性を有した凄まじい曲が展開される。印象的なメロディが次々と繰り出される美メロの嵐のような曲。

かなりマイナーな作品だと思うが、ショパンのバラード、ベートーヴェンの有名なピアノ・ソナタに匹敵する魅力を持った曲たちだと思う。
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3つの前奏曲と3つの練習曲 Op.104 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

3つの前奏曲
1.変ロ長調
評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
スピード感のある、激しい曲。そんなに特徴的な感じの曲ではない。

2.ロ短調
評価
★★★★★★★☆☆☆
ショパンの「革命」を彷彿とさせる、すさまじいスピードの左手に右手が哀愁漂う美しいメロディを奏でる。隠れた名曲か。

3.ニ長調
評価
★★★★★★☆☆☆☆
2番の雰囲気を引きずった曲。どちらも前奏曲というか練習曲っぽい。後半の畳み掛けるような美メロの嵐は凄まじい。


3つの練習曲
1.変ロ短調
評価
★★★★★★☆☆☆☆
左手の練習曲か? 左手が終始、グリッサンド???と思うような凄まじいスピードで演奏される。そのすさまじさの上を、これ以上ないというほど哀愁漂う美しいメロディがたっぷりと歌われる。左手でこれを弾きながら右手でこれだけ歌わせるのは相当難しいのではないだろうか。

2.ヘ長調
評価
★★★★★☆☆☆☆☆
今度は右手の練習曲か? スピード感のある軽い感じの右手の動きの下で、軽く左手が和音を弾いていく。悪くはないがそんなにいい曲でもない。

3.イ短調
評価
★★★★★☆☆☆☆☆
「熊ん蜂の飛行」のような曲。楽しいが、素晴らしいという感じでもない。
2番の雰囲気を引きずった曲。どちらも前奏曲というか練習曲っぽい。後半の畳み掛けるような美メロの嵐は凄まじい。


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前奏曲とフーガ ホ短調 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

一曲単体である曲。遺作なのだろうか。
前奏曲、フーガ共に似たような雰囲気を持っており、「テンペスト」に似たような激しく揺れる、ドラマティックな曲になっている。
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前奏曲とフーガ Op.35 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

第一番 ホ短調
評価
★★★★★★☆☆☆☆
○前奏曲:冬の嵐を彷彿とさせる、ドラマティックで激しい曲。メロディも非常に美しく聴きやすい。
○フーガ:前奏曲のメロディの雰囲気を残しながら、穏やかに曲は進む。段々と盛り上がりを見せ感情の高まりを見せるあたりも非常に格好良い。最後は美しい穏やかな音楽に戻り、主題が回帰され終わる。

第二番 ニ長調
評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆
○前奏曲:長調の曲ということだが、結構暗い短調のような感じで曲は進む。わかりやすいメロディではなく、何となくただずっと聞かされている感じ。
○フーガ:穏やかなわかりやすいフーガだが、ちょっと退屈。

第三番 ロ短調
評価
★★★★★★☆☆☆☆
○前奏曲:ピアノ・ソナタのスケルツォ楽章のような、面白いリズムを持ちながらも、哀愁漂う劇的なメロディがとても良い。
○フーガ:ファンファーレのような強い音で始まる。全体的に前奏曲から引き継いだドラマティックな感じがあり、引き込まれる。全然フーガの厳しい感じがない。

第四番 変イ長調
評価
★★★★★★☆☆☆☆
○前奏曲:無言歌のような、綺麗なメロディを持った前奏曲。左手のアルペジオの伴奏が美しさを引き立たせている。胸をかきむしられるような哀愁漂うメロディは逸品。
○フーガ:前奏曲に続いて穏やかな曲。ひたすら宇宙へと広がっていくような壮大な感じ。

第五番 ヘ短調
評価
★★★★★★☆☆☆☆
○前奏曲:哀愁漂うゆったりとした曲。秋の匂いを感じる。左手がひたすら和音でメロディを支えているのが、切羽っ詰まった感じを引き出している。
○フーガ:ソナタの三楽章のような、スピード感あふれる、ドラマティックな曲。超絶技巧が楽しめる曲となっている。

第六番 変ロ長調
評価
★★★★★★☆☆☆☆
○前奏曲:開放感に満ちた、喜びに満ちた美しい曲。最後にふさわしい前奏曲となっている。
○フーガ:劇的なフーガ。これもスピード感のある作品でかっこよい。

全体的に悪くない。もう少し有名になっても良い気がする曲集だ。
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オルガン・ソナタ 5,6番 Op.65 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

第五番
評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆
比較的短めの曲。礼拝が始まる際の音楽のような感じで始まる。曲は基本的に穏やかに進んでいき、最後少し盛り上がる。

第六番
評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
15分強とオルガン・ソナタの中では長めの曲。暗めの曲調で始まる。長い変奏のあと、少し盛り上がり、その後長大なフーガを形成し、最後はしっとりと終わる。オルガン・ソナタの中では聴ける曲かも。とはいえ退屈ではある。

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オルガン・ソナタ 3,4番 Op.65 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

第三番
評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆
オルガン独特のモヤっとした音がひたすら続く第一楽章。第二楽章は穏やかになり教会音楽のよう。二楽章構成で、静かにアーメン合唱のような形で終わる。二楽章は悪くはない。

第四番
評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆
15分弱とオルガン・ソナタの中では長めの曲。結構穏やかめの曲調で進んでいくが、最後は堂々とした曲になる。

やはりオルガン曲はどれも同じ曲にきこえる。
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オルガン・ソナタ 1,2番 Op.65 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

第一番
評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆
やはりオルガン曲というのは苦手だ。バッハのオルガン選集、フランクのオルガン全集を持っていて、それなりに何度か聴いているのだが、バッハはまだしも、フランクの曲もやはりイマイチ楽しめない。色々な音も出せて、ドラマティックな感じなのだが、どうしても楽しめない。あのモヤっとした感じの音が肌に合わないのかもしれない。よく作られた曲なのかもしれないが、全く心に染み入らなかった。

第二番
評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
一番に比べて短く、音の厚みも薄く、メロディも体に入ってきやすいのでそれなりに聴けなくはない。三楽章のフーガはさすがという感じ。メンデルスゾーンのフーガはどれも聴いていて構造がわかりやすくメロディも綺麗なので聴きやすい。普通はフーガが入るとつまらなくなるのだが、メンデルスゾーンは逆なので面白い。
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「夏の名残のばら」による幻想曲 Op.15 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

アイルランド民謡「夏の名残のばら」を主題に用いた作品。
ベートーヴェンのところでも書いたが、やはり変奏曲は主題の善し悪しがすべてなきがする。そう言った意味では、この曲の主題のメロディは親しみもあり、とても美しいので聴いていて楽しい。ダイナミックであったり、ドラマティックであったり、繊細であったりと様々な表情があり、楽しめる曲であることは間違いないが、メンデルスゾーンの他作品と比べ、あまり霊感を感じない。
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変奏曲 変ロ長調 Op.83 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

メンデルスゾーンの変奏曲の中では主題の構造がわかりやすく、それなりに聴ける。最後は無言歌集の「春の歌」を連想させる。
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変奏曲 変ホ長調 Op.82 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

穏やかな、ゆったりとした主題。「厳格なる変奏曲」同様、主題があまり魅力的ではないので、様々な変奏が楽しめはするが、じっくり聴いていたい曲ではない。

最後の方ですさまじいまでの盛り上がりを見せるが、最後は初めの主題が回帰されひっそりと終るのはメンデルスゾーンっぽい。
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無言歌集 第八集 Op.102 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


メンデルスゾーン:無言歌集

メンデルスゾーン:無言歌集

  • アーティスト: ダニエル・バレンボイム
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



メンデルスゾーンの死後、しばらくして発表された曲集らしい。
曲集全体がひとつのソナタ&アンコールのような構成でとても聴きやすい曲集。

第一曲
★★★★★★★☆☆☆
 独特のリズムと、悲しげな、それでいて非常に美しいメロディが心を打つ。終始一貫して同じような雰囲気で曲が進む。

第二曲
★★★★★★★☆☆☆
 緩徐楽章のような、美しい心休まる名曲。

第三曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 短い、スケルツォ楽章のような曲。スピード感のある面白い曲。前の二曲を聴いてきているだけに非常に良さが際立つ曲となっている。

第四曲
★★★★★★★☆☆☆
 第一曲に引き続きドラマティックで哀愁漂う曲。寒い秋風が吹き始めた感じの曲。途中部の泣きのメロディが美しすぎる。

第五曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 アンコールピースのようなスピード感のある楽しげな曲。

第六曲
★★★★★★★☆☆☆
 「信仰」と名付けられているらしいが、その通り「祈り」をイメージさせるこの曲集を締めくくるにふさわしい曲。堂々として威厳のある高貴な美しさのある曲。
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無言歌集 第七集 Op.85 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


メンデルスゾーン:無言歌集

メンデルスゾーン:無言歌集

  • アーティスト: ダニエル・バレンボイム
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



第一曲
★★★★★★☆☆☆☆
「夢」「夜曲」と題された曲。確かに、夜に聴くと心落ち着く曲かもしれない。

第二曲
★★★★★★☆☆☆☆
 短い、緊張感に満ちた曲。非常に切迫した感じ。

第三曲
★★★★★☆☆☆☆☆
「狂乱」「熱狂」と題された曲。そこまで激しいとは思わないが、確かにほかの曲比べると激しい曲。悪くはないがあまり特徴的な曲ではない。

第四曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 左手の印象的なアルペジオで始まる。綺麗で若干哀愁漂うはかなげな曲だが、すごく心に染み入るという曲ではない。

第五曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
 ファンファーレのような始まり。そのあとも和音を中心にメロディが奏される。ちょっと退屈な曲。

第六曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
 「旅人の歌」とあるが、楽しい二人旅を楽しんでいるような明るい曲。こちらも若干退屈。
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無言歌集 第六集 Op.67 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


メンデルスゾーン:無言歌集

メンデルスゾーン:無言歌集

  • アーティスト: ダニエル・バレンボイム
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



第一曲
★★★★★★☆☆☆☆
 非常に美しい流れるような曲。Aメロがあり、Bメロがあり、Aメロにもどる部分で、左手が高音を出す部分がとても良い。

第二曲
★★★★★★☆☆☆☆
 ショパンの練習曲作品25-5のような雰囲気を持った曲。哀愁漂う素晴らしい曲。

第三曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 リストの後期作品を思わせるような、印象派的なさらっとした曲。悪くはないが若干退屈か。

第四曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 左手がひたすら動く、面白く明るい曲。リムスキー・コルサコフの「熊ん蜂の飛行」やシューベルトの「糸を紡ぐグレートフェン」のような雰囲気を持っている。

第五曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
 「羊飼いの嘆き」と名付けられた暗い曲。中間部で少し明るくはなるが、また暗さを帯びて、始めのメロディが回帰される。「ヴェニスの舟歌」同様、こういう曲は若干苦手。

第六曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 「子守唄」と題されていはいるが、「楽しい読み聞かせの時間」という雰囲気のはねるリズムの楽しげな曲。さらに後半は盛り上がりを見せる。最後は落ち着いて終わる。やはり「寝る前の読み聞かせ」という題名が良い気がする。
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無言歌集 第五集 Op.62 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


メンデルスゾーン:無言歌集

メンデルスゾーン:無言歌集

  • アーティスト: ダニエル・バレンボイム
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



第一曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 「五月のそよ風」というタイトルがぴったりの穏やかな爽やかな曲。

第二曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 和音の連続で始まる前奏後、力強い主題が奏でられる。

第三曲
★★★★★★☆☆☆☆
 「葬送曲」。葬送曲は、ベートーヴェンにもショパンにもあるが、どれもワンパターンだが何故か聴き入ってしまう。なぜなのだろうか。

第四曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
 つかみどころのない単調な曲。イマイチ。

第五曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 そして私の苦手な「舟歌」。無言歌集の中のほかの「舟歌」に比べると、若干聴きやすいかもしれない。

第六曲
★★★★★★★★★☆
 言わずと知れた名曲「春の歌」。本当に素晴らしい曲だと思う。装飾音も良い感じを出している。嫌味のない作りこんだ構成が素晴らしい。

この曲集も結構良い曲がある気がする。
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無言歌集 第四集 Op.53 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


メンデルスゾーン:無言歌集

メンデルスゾーン:無言歌集

  • アーティスト: ダニエル・バレンボイム
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



第一曲
★★★★★★☆☆☆☆
 「海辺で」という題名はついているが、「梅雨時期の憂鬱な午後」という題名がぴったりなアンニュイでいてどこかリラックスした感じ。何とも言えない雰囲気を持った美しい曲。

第二曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
 「浮雲」という題名。確かに何となくとらえどころのない曲ではある。

第三曲
★★★★★★☆☆☆☆
 非常に劇的な曲。激しい前奏の後、心の葛藤を表すような和音を伴った悲劇的なメロディが流れる。ドラマティックな中にどこか哀愁漂う感じがとても良い。

第四曲
★★★★☆☆☆☆☆☆
 一転して落ち着いた曲。ピアノ・ソナタの緩徐楽章のような曲。結構単調な感じ。

第五曲
★★★★★★☆☆☆☆
 ピアノ・ソナタの最終楽章のような、スピード感と英雄感を持った感じの格好良い曲。若干「真夏の夜の夢」の「結婚行進曲」風なメロディも聴かれる。

第六曲
★★★★★☆☆☆☆☆
 とにかく左手が大活躍する練習曲のような曲。こちらも英雄的な感じの壮大な曲。こういう曲でもどこか悲しげな感じがあるのが、メンデルスゾーンらしい。

全体的にいい曲が多い気がした。

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無言歌集 第三集 Op.38 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


メンデルスゾーン:無言歌集

メンデルスゾーン:無言歌集

  • アーティスト: ダニエル・バレンボイム
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



第一番 夕べの星
★★★★☆☆☆☆☆☆
 つかみどころのない曲。左手の三連(?)が印象的だが、あまり心に残る曲ではない。

第二番 失われた幸福
★★★★☆☆☆☆☆☆
 せわしない感じの不安感がつきまとう感じの曲。途中に過去の幸福が心の中に蘇ってきているかのようなところは少し綺麗か。

第三番 詩人の竪琴
★★★★★☆☆☆☆☆
 アルペジオがひたすら弾かれる曲。派手さもあり、それなりに楽しい曲ではあるが、もう一歩か。

第四番 希望
★★★★★☆☆☆☆☆
 こちらも悪くはないが、心に残らない。結構単調な感じ。

第五番 情熱
★★★★★☆☆☆☆☆
 この曲もなんとなくせわしない感じ。情熱というか、「あせり」という題名の方がぴったりな感じの曲。

第六番 デュエット
★★★★★★☆☆☆☆
 メンデルスゾーンによって命名された曲らしい。この曲集の中では良い曲。右手と左手が交互にメロディを担当する。高貴な感じで広がりのあるメロディが聴いていて心地よい。

全体的に単調。若干霊感が降りていない曲集な気がする。
 
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無言歌集 第二集 Op.30 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


メンデルスゾーン:無言歌集

メンデルスゾーン:無言歌集

  • アーティスト: ダニエル・バレンボイム
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



第一番 瞑想
★★★★★★★☆☆☆
 一昔前のドラマに使えそうなほどポップで心揺さぶられる曲。恋人の裏切りを見てしまった主人公がひとり楽しかった昔を思い出しながら川沿いを歩いているような歌。

第二番 安らぎもなく
★★★★★★☆☆☆☆
 これも「ハリー・ポッター」で緊迫感ある場面で使われそうな曲。題名通りの曲。

第三番 慰め
★★★★★★★☆☆☆
 数秒の序奏だけでも美しく完結している。非常にゆったりとした安らぎに満ちた曲。本当にこころが慰められる曲。

第四番 道に迷った人
★★★★★★☆☆☆☆
 第二番に似た雰囲気を持った曲。だがもう少し暗い感じ。「ヘンゼルとグレーテル」で二人が山道を迷った場面で使われても良いような感じ。「正しい道が見つかったかも」と思わせるような一瞬長調になる部分が面白い。

第五番 小川
★★★★★★★☆☆☆
 ピアノ付き室内楽の最終楽章のような開放感と英雄性が同居したような曲。左手が常にコロコロと動いている。実際弾くと相当難しそうな曲。

第六番 ヴェネツィアの舟歌
★★★★★☆☆☆☆☆
 そしてやっぱり苦手な「舟歌」。哀愁漂うメロディは悪くないがやはり聴いていて飽きてしまう。

全体的に悪くない曲集。
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無言歌集 第一集 Op.19 [メンデルスゾーン ピアノ曲]


メンデルスゾーン:無言歌集

メンデルスゾーン:無言歌集

  • アーティスト: ダニエル・バレンボイム
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



1.甘い思い出
★★★★★★☆☆☆☆
 グリーグの抒情小曲集のような優しい、まさに「甘い思い出」という題名がぴったりの美しい曲。途中感情の高まりを少し見せるところも良い。

2.後悔
★★★★★☆☆☆☆☆
 題名通り、後ろめたいような若干暗さを帯びたメロディを持った曲。流れるような曲。

3.狩りの歌
★★★★★★☆☆☆☆
 ファンファーレのような和音の連打で始まる。華やかで格好良い。

4.ないしょの話
★★★★☆☆☆☆☆☆
 結構単純なメロディ。そんなに面白くはない。

5.不安
★★★★★★☆☆☆☆
 「ハリー・ポッター」シリーズの映画を思わせる、どこか怪しげな雰囲気を持ったメロディで始まる。中間部で綺麗なメロディが登場し、再び怪しげなメロディに戻る。

6.ヴェネツィアの舟歌
★★★★☆☆☆☆☆☆
 題名通りの河の上を漂うような揺れを感じさせる舟歌。終始くら~い感じ。ショパンの「舟歌」もそうなのだが、自分はあまり舟歌という曲が得意ではないのかもしれない。







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幻想曲 スコットランド・ソナタ Op.28 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

第一楽章 左手の流れるようなアルペジオで始まり、冬の始まりを告げるかのような、暗い哀愁漂うメロディを右手が静かに奏でる。徐々に感情の高まりを見せ、嵐が吹き荒れているような激しい中間部を迎え、始めの哀愁漂うメロディが回帰するが、感情の高まりを残した激しい雰囲気。一転してまた静かに同じメロディが繰り返され、少しずつ音型を変化させ、明るい方向へ向かっていく。最後はしっとりと始めのメロディが奏され終わる。

第二楽章 穏やかな、スケルツォ的な楽章。ベートーヴェンの後期ソナタのような優しさと高貴さと若干の力強さを含んだ美しい楽章となっている。

第三楽章 スピード感のある、激しい楽章。まさに「テンペスト」といった雰囲気の曲。とにかく格好良い。

本当にこの人はベートーヴェンを尊敬していたのだろうなということがわかる曲。
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ピアノ・ソナタ第三番 Op.106 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★★★★☆☆

第一楽章 ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」を彷彿とさせる力強い和音の強打の連続で始まる英雄的な作品。第一主題を若干変化させた第二主題も格好良い。
第二楽章 スケルツォ楽章。こちらもベートーヴェンを強く意思ししたであろう楽章。面白いリズムとスピード感のある聴いていていとても面白い楽章。
第三楽章 「無言歌集」を思わせるなめらかで流れるようなメロディが印象的な綺麗な楽章。
第四楽章 第三楽章との切れ目がイマイチわからないような感じで始まる。第一楽章のテーマを彷彿とさせる混沌とした激しい曲調を経て、力強さと共に優美さを兼ね備えた美しいメロディが展開される。第二楽章のメロディも回帰してきて、最後はスピード感と華やかさを増して行き力強く終わるのか、と思いきや静かに余韻を残して終わる。
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6つの子供のための小品 Op.72 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

こどものための、という名前にふさわしく、素朴で簡単な曲。

第一曲 アレグロ。   オープニングにふさわしい堂々とした曲。
第二曲 アンダンテ。  小川のせせらぎを感じさせる柔らかで穏やかな曲。
第三曲 アレグレット。 若干、スケルツォのような感じの面白いリズムの曲。
第四曲 アンダンテ。  哀愁漂う、秋を感じさせる優しい曲。
第五曲 アレグロ。   冬の訪れを告げるかのような、寒い風が吹きつけるような曲。
第六曲 ヴィヴァーチェ。エンディングにふさわしい華やかな曲。

こう見ると、オープニングがあり、春ー夏ー秋ー冬、そしてエンディングのようなイメージでメンデルスゾーンは作ったのかな、と思ってしまった。

なんにしろ、すごく深みのあるといった感じの曲達ではない。  
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ピアノ・ソナタ第二番 Op.105 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

ベートーヴェンのソナタっぽい作品。

第一楽章 かなり激しい、劇的な始まり。短調の第一主題と長調の第二主題も明らかに雰囲気の違うものとなっている。この二つの主題が何度も登場しながら曲は進む。
第二楽章 穏やかな緩徐楽章。

第三楽章 再び激しい曲調となる。

正直、第一番ほど変化に富んでおらず、そこまで面白いとは言えない作品。
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ピアノ・ソナタ第一番 Op.6 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタやシューベルトのピアノ・ソナタを彷彿とさせる優しい曲。

第一楽章 優しく語りかけてくるようなとても柔らかい雰囲気。第一主題、第二主題ともに、大きな変化はなく、ずっと同じ雰囲気で曲は続く。
第二楽章 まるで弦楽器を聴いているような左手のベース音が印象的な変化に富むメヌエット楽章。楽しい雰囲気。
第三楽章 対位法的なゆったりとした楽章。結構緊張感を強いられる楽章。

第四楽章 第三楽章から切れ目なく演奏され、物凄いスピードの超絶技巧を楽しめる楽章。最後は、第一楽章の穏やかなメロディが回帰され終わる。

全体的に変化に富んでいて、各楽章がそこまで長くないので、結構楽しめる曲となっている。
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3つの幻想曲 Op.16 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

その名の通り、3つの幻想曲。
1.魅力的なベートーヴェンのソナタを彷彿とさせる始まり。初めの穏やかな部分が終わると、華やかな曲調になる。最後は初めの部分が回帰され終わる。
2.プレストの速い曲。こういった曲ではあまりメンデルスゾーンの良さが出ていない気がする。

3.再び緩やかな曲。1番ほど魅力的ではない。

1番はよいが、2,3はイマイチか。
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アルバムの綴り Op.117 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★★★★☆☆

あまり有名ではないのかもしれないが、隠れた名曲だと思う。

秋風が吹き荒れるような寒々しい左手の伴奏から始まり、劇的な感情を吐露したような右手の美しいメロディが奏でられる。段々感情が高まっていき、これ以上ないほどになったところで、曲が穏やかになる。この中間部が非常に美しい。最後は初めてのメロディが回帰され劇的に終わる。

本当に素晴らしい曲だ。
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アンダンテ・カンタービレとプレスト [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

名前の通り、アンダンテ・カンタービレの曲とプレストの曲。
アンダンテ・カンタービレはその名の通り歌いような美しい曲。プレストは速い曲。
そこまで魅力的な感じではない。
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ゴンドラの歌/舟歌 イ長調 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

波の漂う感じが、右手で奏され、それを左手の低い音で答える。魅力的な美しいメロディが右手で奏でられる。本当に川の上で漂うゴンドラに乗っているような気分になれる。展開部の少し哀愁漂うメロディも美しい。
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厳格な変奏曲 Op.54 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

ベートーヴェンの変奏曲に感動して作った作品らしい。確かにベートーヴェンらしい荘厳な感じがテーマからも伝わってくる。

しかし、変奏曲はテーマの魅力が全て。正直テーマがイマイチ。

それなりに評価の高い作品なのかもしれないが、もう一歩な気がする。
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