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幻想曲 スコットランド・ソナタ Op.28 [メンデルスゾーン ピアノ曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

第一楽章 左手の流れるようなアルペジオで始まり、冬の始まりを告げるかのような、暗い哀愁漂うメロディを右手が静かに奏でる。徐々に感情の高まりを見せ、嵐が吹き荒れているような激しい中間部を迎え、始めの哀愁漂うメロディが回帰するが、感情の高まりを残した激しい雰囲気。一転してまた静かに同じメロディが繰り返され、少しずつ音型を変化させ、明るい方向へ向かっていく。最後はしっとりと始めのメロディが奏され終わる。

第二楽章 穏やかな、スケルツォ的な楽章。ベートーヴェンの後期ソナタのような優しさと高貴さと若干の力強さを含んだ美しい楽章となっている。

第三楽章 スピード感のある、激しい楽章。まさに「テンペスト」といった雰囲気の曲。とにかく格好良い。

本当にこの人はベートーヴェンを尊敬していたのだろうなということがわかる曲。
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