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ピアノ四重奏曲 ハ長調 WoO.36-3 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ四重奏]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

ピアノ四重奏曲の第三番。こちらも堂々とした佳曲である。
ピアノ・ソナタとして弦を外し、ピアノだけで聴いても全く問題ないくらいピアノが常に主導権を握っている感じ。
第一楽章の印象的な元気な主題。それを短調で奏でる第二主題が美しい。展開部の階段を上り下りするような部分も楽しい。最後もピアノが大活躍して終わる。
第二楽章の主題も、ゆったりとして心落ち着くメロディ。途中ヴァイオリンがメロディを奏でる部分も美しい。
第三楽章のロンドは、相変わらず元気で楽し気だ。こちらもピアノが大活躍する。ものすごい速さのピアノで終わる。
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ピアノ四重奏曲 ニ長調 WoO.36-2 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ四重奏]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

ピアノ四重奏曲の二番。こちらはこの手の曲の定番のような構成をしている。堂々とした第一楽章。哀愁漂うメロディが印象的な第二楽章。軽い感じの元気なロンドの第三楽章。

すごく心に残るかというとそうでもないが、それなりに良い曲だと思う。
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ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO.36-1 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ四重奏]

評価
★★★★★★★☆☆☆

ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4重奏という珍しい形態の曲。正式な作品番号もついていな。しかし、これはかなり隠れた名曲といえるのではないだろうか。

楽章構成も二楽章構成になっており、この手の曲としては珍しい。
第一楽章の始まりもアダージョで非常に美しいメロディで始まるというのも珍しい。まるでショパンのピアノ協奏曲の二楽章をイメージさせる。ピアノに続いて恐らくヴァイオリンがメインのメロディを引き継ぐのだが、これも非常に美しい。この天上の音楽のような流麗な音楽がかなり長い時間奏させる。
曲が短調になり暗くなると共に若干激しさを持ってくる。この5分以上の長い序奏(おそらく)の後、短調で主題(おそらく)が、ピアノで弦で奏でられる。このメロディも泣きのメロディであり心を高揚させる。最後まで短調で圧倒的な盛り上がりを見せたあと、落ち着いた感じで終わる。

第二楽章は変奏曲。素朴なメロディが弦の控えめな伴奏を伴って、ピアノで奏される。ピアノで弦でメロディを順番に受け持ちながら曲は進んでいく。

二楽章ということ、美しいメロディが次々と現れるところなど、シューベルトの未完成交響曲を思わせる。非常に美しく良くできた曲だ。

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