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バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン ブログトップ

その他のオルゲルビュヒライン BWV635~644 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン]


Bach: The Organ Works Helmut Walcha

Bach: The Organ Works Helmut Walcha

  • 出版社/メーカー: Archiv Produktion
  • 発売日: 2000/04/03
  • メディア: CD



#635 「そは聖なる十戒なり」
★★★☆☆☆☆☆☆☆
出エジプト後、聖地を目指す途中にイスラエルの民に与えられたとする十戒のコラール。あまり特徴のない捉えどころのない作品。

#636 「天にまします我らの父よ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
イエス・キリストが「どのように祈れば良いですか?」と尋ねられた時に答えたとされる主の祈り。確かに「主の祈り」と唱えるときになっていたら心穏やかになりそうな曲だが、普通の曲。

#637 「アダムの堕落によってみな朽ちぬ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
人間の罪は、アダムがイブに知恵の実を勧められ食べてしまったことから始まるとされるが、それを悔いているかのような暗く重い曲。

#638 「いまぞ、われらに救い来たれり」
★★★★★☆☆☆☆☆
明るい、喜びに満ちた曲。

#639 「主イエス・キリストよ、汝によばわる」
★★★★★☆☆☆☆☆
「聖変化」の曲とされており、パンと葡萄酒が、イエス・キリストの体に変化することをそのように言うらしい。敬虔さに満ちた静かな曲だ。

#640 「主よ、我は汝をより頼む」
★★★☆☆☆☆☆☆☆
あまり特徴のない暗い曲。

#641 「我、悩みの極みにありて」
★★★★★☆☆☆☆☆
題名の割には、何となく光がさしてくるような曲。悩みぬいた末前向きになれた感じの曲。

#642 「尊き御神の統べしらすままにまつろい」
★★★☆☆☆☆☆☆☆
あまり面白くない。

#643 「人は皆死すべき定め」
★★★☆☆☆☆☆☆☆
可愛らしい天使たちが囁いているような曲だが、やはりつまらない。

#644 「ああ、いかにはかなき、いかにむなしき」
★★★☆☆☆☆☆☆☆
オルゲルビュヒラインの最後を飾る曲だがやはりつまらない。
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生誕降臨祭 BWV631~633 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン]


Bach: The Organ Works Helmut Walcha

Bach: The Organ Works Helmut Walcha

  • 出版社/メーカー: Archiv Produktion
  • 発売日: 2000/04/03
  • メディア: CD



生誕降臨祭とは、弟子たちの元にイエスが現れたことを祝うもの。日本ではGW開けくらいに祝われる。ペンテコステと言われる。

#631 「来ませ、創り主、精霊なる神よ」
★★★★★☆☆☆☆☆
明るい華やかな曲。イエスの復活を皆で喜んでいる様子が心に浮かぶ。

#632 「主イエス・キリストよ、われらをかえりみたまえ」
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも明るい曲。弟子たちの浮かれた感じが表されているかのようなやや軽薄な印象がある。

#633 「最愛のイエスよ、われらここに築いて」
★★★★★★★☆☆☆
非常に厳粛で、美しさに満ちた曲。前曲の人々の軽薄さと対照的に一歩一歩着実に歩んでいく様子が描かれているかのような曲。これはかなりの名曲だと思う。前半部と後半部でメロディが変わるのだがどちらも美しい。
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復活祭 BWV625~630 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン]


Bach: The Organ Works Helmut Walcha

Bach: The Organ Works Helmut Walcha

  • 出版社/メーカー: Archiv Produktion
  • 発売日: 2000/04/03
  • メディア: CD



キリストが十字架にかけられるなくなってから、3日後に蘇るまでの話。英語ではEasterというのだが、最近何だかしらないが、Christmas同様日本でも流行し、言葉だけが先行している。中身も知らず大騒ぎしているのを見ていると、本当に毎年嫌な気持ちがする。

#625 「キリストは死の縄目につながれたり」
★★★★★☆☆☆☆☆
イエス・キリストの死を目の前で見てきた人々が、自分たちの罪を感じながら嘆き悲しんでいる様子が生々しく描かれている。悲しみに満ちた曲。

#626 「われの救い主なるイエス・キリストは」
★★★★★☆☆☆☆☆
自分の罪のために死んでくださったイエス・キリストに想いを馳せ、これからはしっかりと生きていきたいという気持ちが描かれているような、悲壮感と決意に満ちた曲。

#627 「キリストはよみがえりたまえり」
★★★★★☆☆☆☆☆
3部からなる
1.お墓を見に行こうと女性たちが話し合っているような不安感を表したような部分
2.お墓に皆で足を運んだところイエスの遺体がなく、困ってかのような部分。
3.そんな彼女たちのもとにイエスが現れ、自分の復活を皆に告げるよう、知らせているかのような曲。

#628 「聖なるイエスはよみがえりたまえり」
★★★★★☆☆☆☆☆
天使たちがイエスの復活を皆に知らせているかのような短いが幸福感に満ちた曲。

#629 「栄光の日現れぬ」
★★★★★☆☆☆☆☆
栄光感は全くない、荘厳な重々しい雰囲気の曲。イエス復活の意味を真面目に考えるよう促されているかのような曲。

#630 「今日、神の御子は勝利をおさめたもう」
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらは栄光感の多少見える曲。華やかさの中にほの暗さが垣間見えるのは、やはりイエスの死があっての復活ということだろうか・・・。

全体的に悪くはないが目立って良いという曲も少ないか・・・。
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受難節 BWV618~624 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン]


Bach: The Organ Works Helmut Walcha

Bach: The Organ Works Helmut Walcha

  • 出版社/メーカー: Archiv Produktion
  • 発売日: 2000/04/03
  • メディア: CD



キリストが十字架にかけられる、難を受ける週間のための曲集。三月終わりから四月の頭までの週を言う。

#618 「罪なき神の子羊よ」
★★★★★★★☆☆☆
「受難」という言葉があまり似つかわしくない、穏やかさに満ちた平和な曲。とはいえどことなく悲しげな雰囲気がある。イエスが十字架に架けられる前、ゲツセマネの園で祈ったとされるが、そのイエスの祈りを表しているかのような、神にすべてを捧げながらもどこか不安な気持ちが残っている、そんな感じの曲。とても美しい曲だ。

#619 「神の子羊なるキリストよ」
★★★★★★☆☆☆☆
下降する音階のメロディがとても効果的に使われている、敬虔さに満ちた短いながらも美しい曲。

#620 「我等に幸いを与えたもうキリストは」
★★★★★★☆☆☆☆
イエスの十字架刑を悲痛な表情で見つめながらも何も行動できない人々の心を描いているかのような作品。

#621 「イエスは十字架につけられたまいて」
★★★★★★☆☆☆☆
620のように、悲痛な感じはあるのだが、こちらはもう少し客観的な感じ。620の気持ちでいる人々を外から描いたような作品。

#622 「人よ、汝の大いなる罪を悲しめ」
★★★★★★☆☆☆☆
こちらは、621をさらにメタ・レベルに立って描いたような作品。つまり神から人間たちを眺めすべてをわかった上で美しく生きることを伝えているような作品。

#623 「イエス・キリストよ、我ら汝に感謝したてまつる」
★★★★★☆☆☆☆☆
622の神からのメッセージを受け、前向きに生きようとする人々を描いているかのような作品。

#624 「神よ、われを助け給え」
★★★★★☆☆☆☆☆
再び悲痛な感じの作品。前向きに生きようとしたものの、現実に押しつぶされ、どうして良いか嘆き悲しみ神と対話しているような感じ。

バッハには「マタイ受難曲」という名曲があるが、バッハはクリスマスよりも受難のための曲の方が美しく素晴らしい曲が多い気がする。受難の物語を一連の流れで描いているかのような作品集で、「受難曲」よりもコンパクトなので聴きやすい。
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年末・年始 BWV613~617 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン]


Bach: The Organ Works Helmut Walcha

Bach: The Organ Works Helmut Walcha

  • 出版社/メーカー: Archiv Produktion
  • 発売日: 2000/04/03
  • メディア: CD



年末・年始の礼拝用の曲らしい。

#613 「我を助け、神の慈悲を讃えさせよ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
あまり特徴のない曲。少し暗い曲調と題名から、年末、一年間の自分の苦難を思い出すための曲なのだろうか・・・。

#614 「古き年は過ぎ去りぬ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらも暗い曲。静かに祈りを捧げながら新年を迎えるための曲だろうか。

#615 「汝にこそ我が喜びあり」
★★★★★☆☆☆☆☆
まさに新年の喜びを讃えるといった感じの明るい華やかな曲。対位法も効果的に用いられている。

#616 「平安と喜びをもってわれは逝く」
★★★★☆☆☆☆☆☆
題名が、新年に演奏される曲なのか、と思わせる。結構暗い。穏やかで祈りに満ちた曲。喜びは全く感じないが、平安は感じさせる曲。

#617 「主なる神、いざ天の御門を開かせたまえ」
★★★★★☆☆☆☆☆
ドラマティックな、ゲーム音楽のような曲。ラスボスを前に、ヒーローとヒロインがしばしの別れを悲しむかのような曲。
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クリスマス BWV603~612 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン]


Bach: The Organ Works Helmut Walcha

Bach: The Organ Works Helmut Walcha

  • 出版社/メーカー: Archiv Produktion
  • 発売日: 2000/04/03
  • メディア: CD



クリスマス期間は25日から12日間続く。そのためもあるのか、全10曲からなる。

#603 「嬰児ベツレヘムに生まれり」
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも、礼拝の前奏という感じの曲。キリスト誕生を心の中で祝うかのような静かで敬虔な曲。

#604 「イエス・キリストよ、讃美を受けたまえ」
★★★★★☆☆☆☆☆
荘厳な、美しい曲。

#605 「この日こそ喜びあふれ」
★★★★★★☆☆☆☆
「タッタラターラ、タッタッター」という弾むような楽しげなリズムをひたすら右手が奏で、左手が重々しい敬虔なメロディを奏でる。天が楽しげに、と地経験な様子で同時に喜んでいるような曲。

#606 「高き御空よりわれは来たれり」
★★★★☆☆☆☆☆☆
短い単調な曲。若干つまらないか。

#607 「御空より天使の群来たり」
★★★★☆☆☆☆☆☆
少し暗い怖い感じの曲。あまり喜ばしい感じはない。

#608 「甘き喜びのうちに」
★★★★★☆☆☆☆☆
終始動き続ける右手の美しいメロディが心に残る。

#609 「キリストのともがらよ、こぞりて神を讃えまつれ」
★★★★☆☆☆☆☆☆
メロディがわかりづらい単調な曲。

#610 「イエスよ、わが喜びよ」
★★★★★☆☆☆☆☆
「喜び」という言葉があまり似つかわしくない、短調のドラマティックな曲。苦難に喘ぐ人々が心の中で救いを求め祈っている感じの曲か。

#611 「われらキリストを讚えまつらん」
★★★★★☆☆☆☆☆
どこか哀愁漂う、それでいて喜びを秘めた不思議な曲。

#612 「われらキリストのともがら」
★★★★★☆☆☆☆☆
暗い感じの曲。これも苦難に喘ぐ人々がお互い密かに喜びあっているかのような感じか。


クリスマスというと華やかな感じがするが、全体的に暗い重い感じの曲が多い気がする。
クリスマスとは言え、気持ちを落ち着かせて礼拝に望んで欲しいというバッハの気持ちなのだろうか。


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降誕節 BWV599~602 [バッハ オルガン曲 オルゲルビュヒライン]


Bach: The Organ Works Helmut Walcha

Bach: The Organ Works Helmut Walcha

  • 出版社/メーカー: Archiv Produktion
  • 発売日: 2000/04/03
  • メディア: CD



バッハが毎週行われる、キリスト教の礼拝のために書いた曲らしい。全部で160数曲書くことを目指したらしいが実際は50曲くらいらしい。

降誕節というのは、イエス・キリストが天から降りてきて誕生するのを待つ週間。大体11月の終わりからクリスマスの前までを言う。教会やキリスト教家庭では、毎週一本ずつロウソクを立てていき、最後に真ん中部分にロウソクを立て最後は5本立ててクリスマスをお祝いする。

#599 「いざ来ませ、異邦人の救い主」
★★★★★★☆☆☆☆
まさに、礼拝の前奏という感じの曲。静かでどこか敬虔な雰囲気を漂わせた、マリアの出産を前に心配する気持ちを表したかのような感じの曲調でもある。

#600 「神よ、汝の慈悲によりて」
★★★★★☆☆☆☆☆
一転、純粋に明るい曲。子供たちが楽しくクリスマスを待っているかのような感じの曲。

#601 「主キリスト、神のひとり子」
★★★★★★☆☆☆☆
「ド~、レ~、シ~、ド~」という敬虔な美しい主題が、伴奏が微妙に変化しながら展開される。人々の様々な神に対する気持ちを表しているかのような曲。

#602 「万能神に、賛美あれ」
★★★★★☆☆☆☆☆
バスが下降する動きは、天からキリストが降誕してくることを表しているらしい。かなり穏やかな敬虔な雰囲気をまとった曲。非常に短い。
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