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ピアノ協奏曲第三番 変ホ長調 Op.29 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

  • アーティスト: パスカル・ロジェ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: CD




第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
ハープに似たピアノ伴奏に乗って、ホルンが牧歌的なメロディを奏でて始まる。そのあとも夜明けのもやっとした雰囲気の音型が続く。段々とモヤが取れてくるような感じとなり、
ピアノが華麗に日の出を告げるのようなファンファーレを奏で、その後森中の仲間たちが起き出すかのような第一主題となる。第二主題は穏やかで優しいメロディ。ピアノの激しいカデンツァの後、広がりのある展開部となり、再び美しく穏やかなピアノのカデンツァとなる。最後は、壮大な主題が回帰され華やかに終わる。

第二楽章
★★★★★★★★☆☆
モヤのかかった幻想的な始まり。静かにピアノが入ってくる。オーケストラが結構長く演奏した後、ピアノが低く重い旋律を奏でる。その後、管楽器が美しく明るいメロディを奏でる。後ろで鳴るピアノの静かな伴奏がとても綺麗。そのままピアノのソロになるが、この場面も美しい。天上の音楽。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
緊張感に満ちた短い前奏の後、華やかな雰囲気となりピアノが大暴れする。壮大で開放感のあるメロディが心地よい。少し劇的な展開部を経て、第一主題が英雄的に回顧され、最後は華やかに終わる。

結構派手な名曲。
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ピアノ協奏曲第二番 ト短調 Op.22 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

  • アーティスト: パスカル・ロジェ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: CD




第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
バロック風の、音階的な悲しげで端正な長い前奏をピアノがソロで奏でる。オケが短く劇的に入って後再びピアノが悲しげなメロディをソロで静かに奏でる。オケがそのあと絡んでくる。第二主題は静かで穏やかで優しいメロディ。展開部は天上的なピアノのキラキラした音を弦が静かに支える音楽。段々と盛り上がりを見せ第一主題が回帰される。ピアノの長大なカデンツァの後、静かに内省的になるが、最後は堂々と終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
軽快で諧謔的な感じで始まる。第二主題は面白いリズム。牧歌的で楽しい楽章。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
激しく雷鳴が鳴り響くような始まり。その後も静かになりながらも激情的な雰囲気は続く。その後若干内省的な感じにはなるがスピードはかなり速い。最後は結構あっさり終わる。

楽しい曲。
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ピアノ協奏曲第一番 ニ長調 Op.17 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(SHM-CD)(2CD)

  • アーティスト: パスカル・ロジェ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2014/05/14
  • メディア: CD




第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
非常に牧歌的な始まり。一度ピアノが入った後も長い前奏は続く。ピアノが入ってきて少し華やかになる。展開部の少し静かな開放感のある部分も綺麗。最後はファンファーレがなりピアノが自由に駆け回り終わる。終始明るく牧歌的な古典的な作品。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
憂いに満ちたピアノと弦のかなり低音の重い音で始まる。霊感に満ちた雰囲気の後、ロマンティックなメロディがピアノによって静かに奏でられる。ピアノのカデンツァ的な部分が長く続いた後少し明るさを見せるが、静かに終わる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
派手な第一主題で始まる。少し引いたような滑稽な感じの第二主題。夢の世界を描いたような美しい展開部の後、派手に華やかに終わる。

聴いていて恥ずかしくなるくらいわかりやすい曲。
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ヴァイオリン協奏曲第三番 ロ短調 Op.61 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
トレモロによる短い前奏の後、キレのある悲しげな第一主題をヴァイオリンが奏でる。第二主題は若干明るく伸びやか。展開部は平和に向かおうとする方向とそれを引き戻そうとする方向が対決している感じ。最後は悲しげに終わる。散漫な印象の楽章。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
もやっとした夜を感じさせる始まり。弦楽器のたゆたう伴奏に乗って、ゆったりとした旋律を管楽器と対話しながらヴァイオリンが奏でる。同じメロディがひたすら繰り返される安らぎに満ちた楽章。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ヴァイオリンがソロで情熱的にメロディを奏でて始まる。
エキゾチックな跳ねたメロディがキレのある伴奏の上で奏でられる。
第二主題はなめらかで少し哀愁漂うメロディ。
中間部は第二楽章に似た安らぎに満ちた雰囲気となる。
キレのある主題が回顧された後、盛り上がりを見せ、最後はスピードを上げて華やかに終わる。
第一楽章とともに悪くはないのだが、若干散漫な印象。
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Simon Boccanegra (シモン・ボッカネグラ) [オペラ イタリア ヴェルディ]


ヴェルディ:歌劇≪シモン・ボッカネグラ≫ [Blu-ray]

ヴェルディ:歌劇≪シモン・ボッカネグラ≫ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: Blu-ray



ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★★☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★★☆☆

ヴェルディの20作目。結構改訂を施された綿密に仕上げられた作品らしい。

プロローグ
主人公である平民シモン・ボッカネグラが、平民たちの期待を受け、ジェノヴァの総督に担ぎ上げられるまでを描いている。シモンは政敵であるフィエスコの娘マリアと恋仲で娘までもうけているが、父親のフィエスコは二人の結婚を許さず娘マリアを監禁。そのあいだにマリアは死んでしまう。二人の間の娘も誰かにさらわれ行方不明。結局フィエスコとシモンは和解せぬまま、シモンがジェノヴァ総督となり幕を閉じる。
ストーリーは結構激しいのだが、非常に叙情的な美しい音楽がひたすら流れている。

第一幕
25年後。何故か、フィエスコのもとで育てられている、シモンとマリアの娘アメーリアが登場して美しいアリア「この仄暗い夜明けに」を歌う。そのあとに登場する恋人ガブリエーレのアリアも綺麗。その後シモンが登場し、シモンがアメーリアの父であることが分かる。ここの音楽も非常に綺麗。もともとアメーリアを愛していたシモンの部下パオロはアメーリアを攫おうとするが失敗。ガブリエーレはアメーリアをさらおうとした男を殺したことにより総督のもとへ連れてこられる、騒然となるがシモンはその場を抑える。この場面は結構緊迫している。

第二幕
パオロとガブリエーレが総督を殺そうと話をしている。その後アメーリアとガブリエーレの場面となる。ガブリエーレはアメーリアとシモンが父娘の関係だと知らず、恋人関係にあるのではと責め立てるがアメーリアは相手にしない。一人になったガブリエーレは怒りを爆発させるが、その後思い悩む。この場面の音楽がとても綺麗。その後ガブリエーレはシモンを殺そうとするがアメーリアが止め、彼らが父娘であることもわかり、ガブリエーレとシモンは和解。

第三幕
パオロが捕まり処刑される場面に始まり、シモンとフィエスコの若いがあり、最後はシモンの死で終わる。基本的に重量級の男性人たちがひたすら歌っており、メロディは綺麗ではあるが幕を通してずっと重く暗い。最後はシモンの死を悼む鐘の音で静かに終わる。

非常に入り組んだストーリーでわかりづらいが、とにかく音楽が叙情的で美しい。フランス・オペラのような感じで目立ったアリアはないが、とにかく全編にわたって音楽が綺麗。
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The Battle Of Life [文学 イギリス Dickens]


A Christmas Carol (Wordsworth Collector's Editions)

A Christmas Carol (Wordsworth Collector's Editions)

  • 作者: Dickens, Charles
  • 出版社/メーカー: Wordsworth Editions
  • 発売日: 2018/09/07
  • メディア: ハードカバー



Dr.Jeddlerという変わった男やもめには、GraceとMarionという美しい二人の娘がいる。妹のMarionには結婚することになっているAlfredという恋人がいる。
Alfredは仕事か何かで遠くに行ってしまう。そんな彼がいよいよ帰ってくるという時に、町にMichael Wardenという人がやってきて自分はMarionと結婚するとDr.Jeddlerの友人の弁護士達に話をする。二人は本気にしないがその話が気になっている。

Alfredがまさに帰ってくる日、Jeddler宅ではPartyが開かれている。Alfredがやってくるまさにその時、何故か婚約者のMarionは姿を消してしまう。

それから数年、Marionの行方がわからないまま、GraceとAlfredは結婚し子供ももうけるが、やはり未だにMarionのことを心配している。そんなある日、Michael Wardenが町に姿を現す。そうこうしているうちに、MarionもAflredとGraceの家に現れ、「自分は、GraceがAlfredを愛していることを知っていて二人が結婚したほうが良いと思い身を引いた」的なことを言い出す。感動するGrace。そしてMarionは何故かMichael Wardenと結婚する。

他にも小間使い的な男女も出てきて二人が結婚して・・・など色々なことがあるのだが、正直あまり面白くない。ストーリー的にはうじうじしている感じがThomas Hardy的ではあるのだが、心理描写などはHardyがはるかに上。

結構時間がもったいなかったと思ってしまった。
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フレッシュ名曲コンサート@ルネ小平 [舞台]


リサイタル(CD)

リサイタル(CD)

  • アーティスト: 服部百音
  • 出版社/メーカー: avex CLASSICS
  • 発売日: 2021/06/30
  • メディア: CD



シベリウスの中でもMy Best5に入るであろう、アンダンテ・フェスティヴォ、ヴァイオリン協奏曲をやる&私の大好きなガーシュインのラプソディ・イン・ブルーをやるということで会場も近いし聴きに行った。

第一部
コープランド 市民のためのファンファーレ
ガーシュイン ラプソディ・イン・ブルー

第二部
シベリウス  アンダンテ・フェスティヴォ
シベリウス  ヴァイオリン協奏曲

指揮者は大井剛史という人、オケは東京交響楽団。会場が完全に静まる前に曲が始まる感じで、正直ラプソディ・イン・ブルーなどは、「もう始まっちゃったの?」という感じ。ソリストは大崎由貴という人で結構若い人だった。端正な演奏だったがパワーがもう一歩な感じな気がした。アンコールに多分ガーシュインのピアノの小曲をやってくれた。
第二部はシベリウス。アンダンテ・フェスティヴォもいきなり始まった感じで、テンポもかなり速く正直あまり良い演奏とは言えなかった。生で聴く初めてのアンダンテ・フェスティヴォをかなり楽しみにしていたのだが結構残念。
ヴァイオリン協奏曲のソロを弾いたのが服部百音さん。この人も挨拶の仕方からとても端正な感じで演奏も非常に丹精。音色も美しいし悪くないが、やはりパワーがもう一歩な気がした。アンコールは2曲やってくれて、多分イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタからだったと思う。

終始管楽器の音程がもう一歩な気がしたのと、お客さんのマナーというかなんというかがもう一歩。かなり楽しみにしていたコンサートだっただけに少し残念だった。
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ヴァイオリン協奏曲第二番 ハ長調 Op.58 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



発表が遅かったので番号は第二番だが、こちらが第一番より先に作曲されたらしい。
第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
大草原をイメージさせる短い前奏の後、ヴァイオリンが縦横無尽に走り回る馬のように入ってくる。前奏からそのまま引き継がれるキレのあるオケの伴奏が爽快感がある。第二主題は少しメランコリックなメロディ。オーケストラが今度は両主題を奏でる。非常に広がりがある壮麗な雰囲気。
その後伸びやかで穏やかな展開部となる。かなり長い展開部の後、かなり長いカデンツァとなる。
最後は主題が堂々と回帰され終わる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
おどろおどろしげな前奏の後、ハープの音と共に憂いに満ちた悲しげな美しい旋律をしっとりとヴァイオリンが奏でる。フルートの新たなメロディに導かれた後、少し元気を取り戻し伸びやかな旋律をヴァイオリンが歌う。再び管楽器の音で下の悲しみが戻ってきて、ハープとともに憂いに満ちた旋律を奏でる。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
そのままアタッカで第三楽章に入る。希望に満ちた明るくワクワクするメロディではじまる。キレのある第二主題も格好良い。第一主題がひたすら流れるが、フィナーレは突然メロディが変わり、華やかに派手に終わる。

あまり演奏されないらしいが第二楽章、第三楽章はかなり良いと思う。
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ヴァイオリン協奏曲第一番 イ長調 Op.20 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
明るくキレのある前奏の後、伸びやかでイタリアの明るい空をイメージさせる主題が伸びやかにヴァイオリンによって奏でられる。第二主題は美しくメランコリックなメロディ。段々と盛り上がって行き宮廷的な伸びやかな展開部となる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
アタッカでそのまま第二楽章に入る。ヴァイオリンがトリルをひたすら引き続け、その後ろでオケがゆったりとしたメロディを奏でる。その後美しいゆったりとしたメロディをソロが奏でる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
アタッカでそのまま第三楽章に入る。なめらかで若干メランコリックな息の長い旋律をヴァイオリンが奏でる。段々と明るく盛り上がって行き、カラッとした雰囲気となる。壮大に盛り上がって行き最後は華やかに堂々と終わる。

全体的に悪くはないがあまり特徴的ではない。
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オラトリオ 「ノアの洪水」 前奏曲 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的な重く伸びやかな前奏で始まる。若干厳しめの主題がフーガ風に奏でられる。
重い旋律をチェロが弾いた後、優雅で静かで穏やかな美しい旋律をヴァイオリンがソロで奏でる。
静かに弦楽器がピッチカートで伴奏をつける。そのまま静かに終わる。
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ミューズと詩人たち Op.132 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
少し悲しげだが穏やかな前奏で始まる。ハープの音がほのかに聞こえた後、ヴァイオリンが静かなゆったりとした主題を奏でる。その後夢の世界を描いたかのようなしっとりとした音楽が長く続く。
その後元気な雰囲気となるが、すぐに穏やかに夢の世界に迷い込んだかのような感じになる。
穏やかに曲は進むが、最後段々と盛り上がって行き、堂々と終わる。

美しくはあるが、長くて冗長。
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アンダルシア奇想曲 ト長調 Op.122 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



評価
★★★★★☆☆☆☆☆
重く暗い前奏で始まるが、急に明るくなりのどかなメロディがヴァイオリンによって奏でられる。
その後お祭りの日のような明るく華やかな音楽となる。
エキゾチックながら穏やかな雰囲気がかなり長く続くが、最後はスピードを上げて圧倒的な盛り上がりを見せ終わる。

悪くはないが普通。
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ハバネラ ホ長調 Op.83 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
オーケストラの優しい前奏で始まり、優雅なエキゾチックな優しいメロディがヴァイオリンによって奏でられる。少しビゼーの『カルメン』っぽい雰囲気がある。
オケが厳しい音を鳴らした後、スピードが上がり、劇的なメロディをヴァイオリンが奏でるが、すぐに優雅な主題が回帰される。
再び段々と劇的に盛り上がっていく。
その後高音でエキゾチックなメロディが美しく奏でられる天国的な雰囲気となる。
再び盛り上がり、スピードが上がって行く。
最後は消え入るように静かに終わる。

心揺さぶられるメロディがあるわけではないが、何となくその雰囲気にずっと身をゆだねていたくなる曲。
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演奏会用小品 ホ短調 Op.62 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



評価
★★★★☆☆☆☆☆☆
伸びやかで悲しげなヴァイオリンのソロから始まる。
何となく混沌とした雰囲気が続いた後、明るく華やかになっていく。

散漫な印象の曲。狙いが定まらず曲が完成できなかったのもわかる気がする。
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ヴァルス・カプリス Op.52-6 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
ピアノの練習曲からの編曲
情熱的な長めの前奏の後、優雅で少し諧謔的なワルツとなる。
軽快な第一主題、不安げな第二主題が繰り返された後、少し伸びやかな雰囲気となるが、段々と悲劇性を帯びてくる。最後は結構あっさり終わる。
前半かなり格好良いのに後半が少し残念。
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ロマンス2番 ハ長調 Op.48 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
優しく幻想的な短い前奏の後、内省的な旋律を静かにヴァイオリンが奏でる。
静かに感情的な高まりを見せた後、激しく悲しげに感情をぶつける。
その後明るくなり、再び穏やかになり静かに終わる。
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ロマンス1番 変ニ長調 Op.37 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
フルートとオーケストラのために作曲されたらしい。
優しいオケの伴奏の後、子どもをあやすかのような美しい旋律がヴァイオリンによって奏でられる。オーケストラは優しく包み込むかのような感じ。
その後ヴァイオリンとオケの優しい対話となる。子どもを寝かしつけたあとの夫婦の会話のような感じ。
その後ロマンティックな雰囲気となり、最後は静かに眠りにつく。

非常に美しい曲。
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序奏とロンド・カプチリオーソ Op.28 [サン=サーンス 協奏曲]


サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD




評価
★★★★★★★★☆☆
オーケストラの幻想的な演奏で始まり、伸びやかで哀愁におびた美しい旋律をヴァイオリンが奏でる。
その後行進曲風の伴奏に変わり、ヴァイオリンが伸びやかに哀愁を帯びた決然としたメロディを奏でる。非常に格好良い。縦横無尽にヴァイオリンが暴れまわった後、再び行進曲風の決然としたメロディが登場する。
安らぎに満ちた穏やかなメロディが静かに流れる。伴奏はスタッカート気味で行進曲風。
主題が力強く回帰された後、牧歌的で伸びやかなメロディが奏でられる。
管楽器によって奏でられる主題の後ろを縦横無尽にヴァオリンが暴れまわった後、ティンパニーが鳴り響き、カラッとした雰囲気となり明るく堂々と終わる。

やっぱり名曲。
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チェロ協奏曲 第二番 二短調 Op.119 [サン=サーンス 協奏曲]


ラロ&サン・サーンス:チェロ協奏曲

ラロ&サン・サーンス:チェロ協奏曲

  • 出版社/メーカー: LONDON
  • 発売日: 2023/11/23
  • メディア: CD



第一楽章 
★★★★★★★☆☆☆
オーケストラの低く重い前奏で始まり、チェロが同じ旋律を勇壮に決然と奏でる。
第二主題は若干明るく牧歌的。
主題が繰り返された後、幻想的なもやっとした雰囲気となる。
その後穏やかで平和な美しいメロディが流れる。(緩徐楽章的扱い?)この後半部の方が長い。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
チェロが無窮動的な技巧的なメロディを奏で始まる。チェロとオケのバトルに引き続き、長大なカデンツァが展開する。最後は華やかに堂々とオケがメロディを奏で、チェロがのびのびとした旋律を奏でた後、堂々と終わる。

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チェロ協奏曲 第一番 イ短調 Op.33 [サン=サーンス 協奏曲]


ドヴォルザーク&サン=サーンス:チェロ協奏曲

ドヴォルザーク&サン=サーンス:チェロ協奏曲

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2011/07/20
  • メディア: CD




第一楽章 
★★★★★★★★☆☆
悲しみを帯びた美しい第一主題、若干牧歌的な第二主題、自由で伸びやかな展開部。全てが綺麗なメロディ。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
高貴な美しい弦のメヌエット風のメロディで始まる。チェロが静かに入場してくる。少し憂いを帯びたメロディがチェロによって奏でられる。だんだんカデンツァ風になる。最後は力強くなり、第三楽章へ流れ込む。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
第一楽章の主題が回帰されて始まる。哀愁漂う悲しげなメロディが流れた後、チェロとオケがバトルのようにメロディを奏で合う。段々と精神的に高められ静かになっていくが、再び盛り上がり、第一楽章の主題が力強くオケによって回帰され、チェロが伸びやかにメロディを奏で終わる。

悲しげで哀愁漂う美しい曲。
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交響曲第三番 オルガン付き [サン=サーンス 交響詩]


サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン付き》、交響詩《死の舞踏》、組曲《動物の謝肉祭》(SHM-CD)

サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン付き》、交響詩《死の舞踏》、組曲《動物の謝肉祭》(SHM-CD)

  • アーティスト: シャルル・デュトワ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2021/10/27
  • メディア: CD




第一楽章 第一部
★★★★★★★☆☆☆
もやのかかった幻想的な始まり。非常に美しい。その後緊張感のあるスピード感のあるベートーヴェン的なメロディが流れる。少し明るさの方に向かいながら壮大に曲は進む。最後は静かになりそのまま第二部へ。

第一楽章 第二部
★★★★★★★☆☆☆
オルガンの低音が響き渡り、弦楽器が安らぎに満ちたメロディを穏やかに奏でる。オルガンも主旋律に加わってくるが、そこまでオルガンっぽい音でもなく、オーケストラに馴染んでいる。
弦のピッチカートの音を合図に曲が影を帯びる。その後再び安らぎに満ちた天国に導かれるような雰囲気に戻る。最後は下降気味の音階が、転調を繰り返しながら繰り返され静かに瞑想的に終わる。
非常に美しい楽章。

第二楽章 第一部
★★★★★★★☆☆☆
ティンパニーを伴った、嵐が吹き荒れるような激しい始まり。突然明るくなり、お祭りが始まったようになりピアノも入ってくる。ティンパニーを伴った激しい音楽が回帰された後、静かになり眠るように終わる。

第一楽章 第二部
★★★★★★★☆☆☆
オルガンの華やかな音が鳴り響き、フィナーレにふさわしい堂々としたメロディが奏でられる。
広大な宇宙を表すかのようなピアノも交じった壮大な雰囲気となり、その後さらに壮大なフーガ風の音楽が展開される。最後はシンバルも派手に鳴り響き、壮大に派手に圧倒的なフィナーレを迎える。

結構悪くない曲。
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英雄的行進曲 Op.34 [サン=サーンス 交響詩]


サン=サーンス:交響詩集

サン=サーンス:交響詩集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
弦の悲劇的な感じの前奏の後ドラムが鳴り響き、少し勇壮な感じのメロディの行進曲となる。
ハープの音に導かれ平和なゆったりとした雰囲気となる。
再びドラムの音と共に行進曲風になり、不穏さが混じってくる。
最後は勇壮に終わる。
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ヘラクレスの青年時代 Op.50 [サン=サーンス 交響詩]


サン=サーンス:交響詩集

サン=サーンス:交響詩集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが性的に誘惑され、それをはねつける様子が描かれているらしい。
静かな弦の音で幻想的に始まる。
ティンパニーの音が静かに鳴り響いた後、広がりのある壮大な英雄的な美しい第一主題が流れる。
静かな平和な雰囲気が弦楽器と管楽器のやりとりによって醸し出され、優しく天国的な感じとなる。
その後激しい誘惑の音楽が流れ混沌とした雰囲気となる。
弦楽器の重くゆったりとしたメロディが流れヘラクレスが誘惑をはねのけた様子が描かれる。
再び平和な天国的な雰囲気となる。
段々と不吉な雰囲気も漂いだし力強くなっていく。
最後はティンパニーも激しくなり、英雄的な壮大に終わる。

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死の舞踏 Op.40 [サン=サーンス 交響詩]


サン=サーンス:交響詩集

サン=サーンス:交響詩集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
ギリシャ神話を題材としている。
カザリスという人の詩に曲をつけたものらしい。

★夜中の12時、死神が墓場に現れる
ハープが12回、単音でDの音を奏でる。
★死神がヴァイオリンを弾く
その後チェロのピッチカートの伴奏に乗って、独奏ヴァイオリンがAとE♭の不協和音で死神らしい雰囲気を表す。エキゾチックだがどこか心躍るメロディ。
★骸骨の踊る不気味なワルツ
フルート、後に弦楽合奏で「怒りの日」(Dies irae)に基づく主題が奏され、少し平和な雰囲気となる。
★カチャカチャと骨の擦れる音
段々と曲は盛り上がり不吉さを増していく。段々とスピードを上げクライマックスを迎える。
★朝を告げる雄鶏の鳴き声
突然曲が止み、オーボエの平和な旋律が現れる。そして激しく踊っていた骸骨たちは墓場へ帰り、曲は静かに終わる。哀愁漂う静かな音楽。

描写的で綺麗なメロディも登場する。悪くない。
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オンファールの糸車 Op.31 [サン=サーンス 交響詩]


サン=サーンス:交響詩集

サン=サーンス:交響詩集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
ギリシャ神話を題材としている。
美しい小アジアの女王オンファールの下で働くヘラクレスを描いたものらしい。
クラリネットの柔らかいクルクルとした柔らかい単音で始まる。段々と楽器が増えてくるが、くるくる回る感じは変わらない。段々とゆっくりとしてきて、ゆったりとした舞曲風音楽となる。弦の音も目立つようになり高貴な雰囲気が流れ始める。段々と不吉な雰囲気となっていくが、最後は明るく軽やかな雰囲気に戻り、最後は愛らしいメロディで静かに、眠るように終わる。
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ファエトン Op.39 [サン=サーンス 交響詩]


サン=サーンス:交響詩集

サン=サーンス:交響詩集

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/03/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★☆☆☆☆
ギリシャ神話を題材としている。
ファンファーレがなった後、快活な音楽が流れ出す。同じメロディが対位法的に呼応され、それが音程を変えながら元気に繰り返される。途中少し静かな牧歌的な雰囲気になった後、再び快活なメロディがなり、対位法的追いかけっこが始まる。再び静かで穏やかな美しいメロディが登場。かなりゆったりと壮大な雰囲気ではじめの快活なメロディが奏され静かに終わる。
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呪われた狩人 [フランク]


天国と地獄~アンセルメ/フランス音楽コンサート

天国と地獄~アンセルメ/フランス音楽コンサート

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/04/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
教会に行かずに狩りに出かけた伯爵が、冒涜の罪で、神に未来永劫の罪を着せられるというストーリーらしい。
ホルンの狩りを告げるファンファーレで始まる。結構長くホルンが鳴った後、教会の鐘が鳴り響く。この対比が結構面白いし、のどかで美しい。
闘いを告げるかのような激しく悲劇的なファンファーレに変わり、天気の急変を告げるかのような暗く凄まじい音楽へと変わっていく。タッタラタ~タタというはねたリズムの動機がひたすら形を変えて繰り返される。
少しおさまって若干牧歌的な雰囲気にあるが、再び風雲急を告げる感じに有り、激しく悲劇的になっていく。
混沌としていき、最後は鐘の音がなり、悲劇的に終わる。

悪くない聴きやすい曲。
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ヴァイオリン・ソナタ イ長調 [フランク]


フランク: ヴァイオリン・ソナタ、ブラームス: ホルン三重奏曲

フランク: ヴァイオリン・ソナタ、ブラームス: ホルン三重奏曲

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/10/25
  • メディア: CD



ブラームスのホルン三重奏曲が欲しくて買ったCDだが、先に入っているフランクの方が気に入ってしまったと共に、私がフランク自体を知るきっかけになったCD.

第一楽章 Allegretto Ben Moderato
★★★★★★★★★☆
憂いのある美しい第一主題で始まり、ロマンティックかつドラマティックな第二主題が流れる。ピアノのアルペジオがこの上なく美しくこの後に続くヴァイオリンとピアノのやり取りもロマンティック。美しい展開部の後、主題がそれぞれ回帰され静かに祈るように終わる。完璧な美しい楽章。

第二楽章 Allegro
★★★★★★★★★☆
嵐が吹き荒れているような激しい始まり。ピアノが激情的に奏した後、ヴァイオリンが入ってくる。その後曲はだんだんとロマンティックな雰囲気となっていく。第一楽章の主題に似た静かな雰囲気があいだに挟まった後、劇場的でロマンティックなメロディが激しく奏される。一度静かになった後、静かに緊張感を持って盛り上がって行き最後は圧倒的な雰囲気で終わる。

第三楽章 Ben Moderato
★★★★★★★★☆☆
不安げなピアノの前奏に始まり、ヴァイオリンがソロでエキゾチックなメロディを奏でる。ピアノが静かに第一楽章の主題に似たメロディを奏で、ヴァイオリンが静かにそれに答える。静かな祈るような中間部。ヴァイオリンに導かれ、段々と感情が入っていきロマンティックな雰囲気へと変化していく。再び静かに祈るような雰囲気へと戻っていき、最後は静かに終わる。

第一楽章 Allegretto Poco Mosso
★★★★★★★★★☆
最高に素晴らしい牧歌的でありながら情熱的でロマンティックなカノンによる最終楽章。メロディも美しい。

超・名曲。この世で最も素晴らしいヴァイオリン・ソナタかもしれない。
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交響曲 ニ短調 [フランク]


フランク:交響曲&交響的変奏曲、ダンディ:フランス山人の歌による交響曲

フランク:交響曲&交響的変奏曲、ダンディ:フランス山人の歌による交響曲

  • アーティスト: ユージン・オーマンディ
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2014/11/19
  • メディア: CD



第一楽章 Lento Allegro Non Troppo
★★★★★★★☆☆☆
遠くから波が静かに押し寄せてくるかのような始まり。若干不吉な感じもある。
少し不安げな第一主題(動機)が弦楽器のトレモロ伴奏に乗って、管楽器によって静かに奏される。
おどろおどろしい雰囲気が一段落すると、静かな波が再び押し寄せてくる。
だんだんと盛り上がっていった後、力強く悲劇的に第一主題が奏でられる。
その後、明るく前向きな展開部となる。
牧歌的で平和な雰囲気と悲劇的な雰囲気が交互に現れる。
再び、主題が力強く奏される。最後は壮大に感動的に終わる。
20分近い楽章。

第二楽章 Allegretto
★★★★★★★☆☆☆
弦のピッチカートの音で始まる。中世のパーティーをイメージさせる始まり。
ピッチカートの伴奏に乗って哀愁漂う美しい中世的なメロディが管楽器によって静かに奏される。
緊張感とスピード感のある雰囲気となる
中世的なメロディと緊張感あるメロディが絡み合った後、平和で穏やかな世界が広がる。

第三楽章 Lento Allegro Non Troppo
★★★★★★★★☆☆
晴れやかで伸びやかな、ブラームス・ベートーヴェンのようなドイツ音楽的な分厚い世界で始まる。
第二楽章の中世的なメロディが第二主題として現れる。
勝利感に満ちた第一主題が回帰された後、少し悲しげな不安げな雰囲気となる。
平和な空気が流れた後、感動的に第一主題が奏でられ力強く終わる。

最後に向かって盛り上がっていくカタルシスが得られる名曲。
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交響的変奏曲 [フランク]


フランク:交響曲&交響的変奏曲、ダンディ:フランス山人の歌による交響曲

フランク:交響曲&交響的変奏曲、ダンディ:フランス山人の歌による交響曲

  • アーティスト: ユージン・オーマンディ
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2014/11/19
  • メディア: CD



主題と5つの変奏
★★★★★★★☆☆☆
劇的な短い前奏の後、静かに、ピアノが主題を奏でる。前奏と同じメロディをオケが奏で、それにピアノが再び静かに答える。暗く重いオケと悲しげなピアノが対話をしながら絡み合って盛り上がっていく。ピアノがソロで哀愁漂う美しいメロディをアルペジオの伴奏に乗って奏でる。
その後もピアノとオケが絡み合ったり対話をしたりしながら進む。
美しい雰囲気のピアノソロがしばらく流れた後、軽快で華やかで明るい音楽へと変化し、最後は華麗に盛り上がって終わる。
正直どこで変奏が切れているのかよくわからない。
大きな波の中に入れられてずっと揺らされているような曲。「シンフォニック・ヴァリエーション」というバレエもある。


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