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メンデルスゾーン 宗教曲 ブログトップ

テ・デウム [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆

ブルックナーはじめ、多くの作曲家が曲を作っているこの「神よ、あなたを称えます」という意味を持つらしい「テ・デウム」。

ブルックナーやヴェルディの曲も聴いたがパッとしない。このメンデルスゾーンの曲は、オルガンと合唱のための曲っぽいがやはりつまらない。
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ドイツ・ミサ [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

一曲目 キリエ
 ひたすら「主よ、憐れみ給え」と歌う。声が何重にも重なる短いが美しい曲。
二曲目 グローリア
 結構長めの曲。華やかではあるが、特徴がない感じ。
三曲目 サンクトゥス
 ちょっと影のあるの穏やかな曲。グローリアと歌っている気もする。

普通のミサ曲。
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六つのアンセム Op.79 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

第一曲 喜べ、もろびと
 おそらく、クリスマスの歌。短い、可愛らしい曲。最後はハレルヤ・コーラス。
第二曲 我らの避難所なりし、主よ
 こちらもクリスマス・ソングっぽい曲。対位法をふんだんに用いた綺麗な曲。こちらも短い。後半はひたすらハレルヤ。
第三曲 すべての称賛を超えて
 暗い感じの出だし。荘厳な祈りの曲。この曲集としては長めの三分弱。最後はあまり華やかさのないハレルヤ・コーラス。
第四曲 主よ、我らの罪によりて
 受難節の曲か?悲痛な感じの曲。こちらも最後はハレルヤ。
第五曲 我らの心を喜ばしめよ
 大地から何かが湧き上がってくるような、荘厳な雰囲気。最後はくら~くハレルヤ。
第六曲 我らの罪のために
 最後は結構明るい、ポジティブな雰囲気の曲。旋律のなが~いハレルヤ・コーラスで終わる。
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キリエ ハ短調 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

ラテン語で「主よ、憐れみたまえ」という意味らしい。
ミサ曲、レクイエムの中の一曲としてもよく使われる祈りの曲。
全三曲からなり、どれも美しい。

第一曲 とても息の長い旋律を、混声合唱が歌う。その後、旋律がずれ始め、壮大なフーガを形成しつつ曲は展開する。中世の教会を彷彿とさせる。
第二曲 穏やかな感じの静かな曲。テノールソロが、こちらも息の長い旋律を歌い、それをソプラノソロが追いかけ、合唱が重なる。少し明るさが見える曲。
第三曲 最後は少し悲劇的な感じの曲調。曲も一番長い。こちらも宇宙的な感じのあるフーガとなる。どんどん盛り上がって行くのだが、最後は静かに、「キリエ・イレイゾン」を歌って終わる。

ひたすら祈りを捧げる、とても綺麗な曲。
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葬送歌 「彼が沈み行くのを見たか」 Op.116 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

題名通り、暗い曲。
曲は三部に分かれており、真ん中の部分は、亡き人の明るい思い出を思い出しているのか、少し明るさがある。がすぐに暗さが戻り、沈痛な感じで終わる。
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二つの宗教合唱曲 Op.115 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★☆☆☆☆☆☆☆

第一曲
 男性による合唱曲だが結構退屈。
第二曲 
 明るい、宗教合唱曲にしては前向きな華やかな曲。

そんなに面白くはない。
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レスポンソリウムと讃歌『讃歌の歌』 Op.121 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

男性合唱曲

第一曲 
 重々しい、オルガンの音の後、これまた重々しい男声合唱が始まる。かなり複雑なフーガ的合唱となっている。
第二曲
 暗い感じの、テノール・ソロの後、チェロの低い単音が奏され、その後広がりのある男声合唱が始まる。ソロとオルガンと合唱のやり取りがそれなりに面白い。
第三曲
 テノールとバス?の二重唱に合唱が加わる結構感動的な曲。
第四曲
 バッハの「マタイ受難曲」を彷彿とさせる、美しいコラールのような曲。最後は穏やかに終わる。
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3つのモテット Op.39 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

メンデルスゾーンがイタリアを旅した際に、修道院の修道女たちのミサなどに参加し、それがきっかけとなって作られた曲らしく、題名も、「女子合唱とオルガンのための」となっている。

一曲目 Veni Domine 「主よ、来てください」
 オルガンの低音部に支えられ、女子の合唱が美しく歌い上げる。複雑に絡み合う声がとても素晴らしい。曲は4部分からなり、リズムを変えながら進んでいく。
二曲目 Laudate Pueri 「しもべらや、賛美せよ」
 オルガンの音に導かれ、静かに曲は始まる。対位法を用いた旋律がとても美しく、本当に天国にいるかのような錯覚を覚える。曲は二部分からなり、後半は普通の讃美歌っぽい親しみやすいメロディとなっている。現代曲でも使われそうな美しいメロディ。
三曲目 Surrexit pastor bonus 「良い羊飼いが、復活された」
 イエスの復活を喜ぶ歌らしい。だが、その割には結構地味な音楽となっている。静かなオルガンの伴奏に乗って静かに女子合唱が歌い上げる。曲は三部分からなり、この作品で唯一暗い感じの曲が真ん中の曲で現れる。この部分も対位法的に歌われ美しい。最後は華やかになり、「アアアアアアア」とスタッカートで対位法的にうたわれる部分が美しい。最後は「ハレルヤ」が繰り返され、華やかに終わる。

それなりに聴いていて楽しい曲だ。
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3つの詩篇 Op.78 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

第一曲 詩篇2
 結構暗い曲で、しかも長い。曲調はそれなりに変わる。
第二曲 詩篇43
 若干、暗いクリスマス・ソングっぽい感じ。
第三曲 詩篇22
 「私の神よ~」と歌い始める曲。この3曲の中では、一番ドラマティックで聴きやすいか。

完全にアカペラで、やはりちょっと飽きる。
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3つのモテット Op.69 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

「モテット」とはポリフォニー形式の宗教音楽を指すらしい。

第一曲:主よ、今こそあなたは僕を去らせてくださいます
 (新約聖書 ルカによる福音書第2章29-32)
死を前にして、こころを穏やかにして、すべてを神に捧げているかのような美しい音楽がひたすら展開される。最後はアーメン

第二曲:全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ
 (旧約聖書 詩編 第100編)
題名からもわかるとおり、結構ポジティブな曲。とはいえどことなく悲しみをたたえている。

第三曲:わたしの魂は主をあがめ (マニフィカート)
 (新約聖書 ルカによる福音書第1章46-55)
マリアの祈りの曲。心洗われる美しい旋律。

全体的に悪くはないが、やはり若干退屈か。
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3つの教会音楽 Op.23 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

第一番 Aus tiefer Not
教会の中で、神に心を向ける信徒達が静かに祈っているような曲。
①コラールは、少し悲しげな感じの美しい音楽。
②コラールのメロディをフーガで静かに歌い上げる。
③アリアは、テノールがオルガンの伴奏に乗って伸びやかに歌う。
④~⑥
 コラール。若干退屈。

第二番 Mitten wir im Leben sind
こちらも少し、暗い感じの合唱曲。小さな教会で静かに祈りを捧げている感じがよく表れている。

第三番 Jesus, meine Zuversicht
①コラールは、少し広がりのある綺麗な曲。
②ソリ、は恐らくフーガになっている。声が重なり合う部分がとても美しい。
③コラールは、綺麗な合唱曲。
④アリアは、この作品番号の曲の中ではもっともドラマティックでオルガンも前に出ている。
⑤フーガは題名の通りフーガ。かなり壮大な曲となっている。

どれも悪くはないのだが、やはり聴いていて若干退屈な感は否めない。
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アヴェ・マリア [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

世の中に「アヴェ・マリア」と題された曲はたくさんあるが、メンデルスゾーンにもあったとは知らなかった。
とても穏やかな美しい曲。途中フーガのような感じの複雑な感じになるが、出だしの「アヴェ・マリア グラーツィア プレーナ」の部分は素朴なメロディでとてもきれい。初めはソロで歌われるのだが、合唱が入ってくる部分が感動的。


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Hora est [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

「時は来たりぬ」という意味らしく、今こそ目を開けてキリストを迎える時だという歌らしい。
16声のための作品らしく、後ろでかすかにオルガンらしい音はなっているが、ほぼアカペラの曲っぽい感じ。
とにかく声が何重にも重なり合い感動的な音楽をつくり上げ、最後は厳かに「アーメン」で終わる。
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グローリア 混声合唱、独唱とオルガンのための [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

第一曲 合唱
 「グローリア」と混声合唱が高らかに歌い上げる。
第二曲 四重唱と合唱
 ソプラノ、アルト、テノール、バスの美しい四重唱で始まり、荘厳な合唱になる。結構長い楽章。
第三曲 四重唱
 声だけの美しい四重唱で始まる。途切れとぎれでメロディが紡がれていく。弦の美しい間奏を経て、再びアカペラの四重唱になる。最後は合唱とオケが入ってくる。
第四曲 二重唱と合唱
 テノールの伸びやかなソロの後、ソプラノが入って来て合唱となる。このパターンが繰り返される。
第五曲 合唱
 平和な美しい合唱とオケの曲。天上の音楽。
第六曲 四重唱と合唱
 チェロ(コントラバス?)の低音による伴奏に支えられ、美しい四重唱となり、華やかで美しい対位法的な大合唱となる。最後は晴れやかなアーメンで終わる。
 
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マニフィカト ニ長調 混声合唱、独唱とオルガンのための [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

「マニフィカト」という曲は良く目にしていて、「クリスマスの曲」という認識でいたのだが、正式には「聖母マリアの祈り」ということらしい。身籠ったマリアが祈る歌なのだろうから、クリスマスに歌われる曲なのだろうとは思うが。

第一曲 合唱
 メンデルスゾーンにしては結構明るく始まる。バッハの曲をイメージする華やかな曲。最後の方は「アヴェ・マリア」と歌っている気がする。
第二曲 ソプラノ・ソロ
 結構、哀愁漂う感じの曲。マリアが自分を謙遜し、ひたすら「神の御心のままに」と祈っている様子が目に浮かぶ美しい曲。最後は合唱が応える。
第三曲 合唱
 男声合唱の、大地から響くような出だし。それを天使たちの合唱のような女声合唱が答える。
第四曲 バス・ソロ
 バスが、息の長い旋律をひたすら歌う。
第五曲 三重唱
 穏やかな、平和な旋律をオケが奏で、それをソプラノが受ける。その後、アルトが若干哀愁の漂う第二旋律のようなメロディを歌い、不安定な感じのメロディをバスが歌い、素晴らしいフーガを形成する三重奏になる。凄まじく美しい曲。この曲全体の白眉だ。
第六曲 合唱
 若干霧のかかったような雰囲気はあるものの、華やかな出だし。声だけになり、三重唱を再び奏でる。ここも恐らく「アヴェ・マリア」と言っている気がする。その後果てしなく広がっていくような天国的な壮大なフーガを形成する曲になる。
第七曲 合唱
 美しい合唱の掛け合いで始まる。神を高らかに讚美し終わる。
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ラウダ・シオン Op.73 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

第一曲 合唱
 荘厳な、祝典歌のようなオーケストラの演奏で始まる。段々と華やかさを増していき、高らかに合唱が歌いだす。とにかく壮大な曲。
第二曲 合唱
 不安げな弦の音で始まる。合唱もその雰囲気を引き継ぎ不安げな感じ。
第三曲 ソプラノと合唱
 美しいソプラノ・ソロで始まり、同じメロディを合唱が繰り返す。途中から短いソプラノと合唱の対話が始まる。この部分が結構美しい。合唱の部分になるとオケもしっかりと鳴らすあたりが素晴らしい。
第四曲 四重唱 
 この曲の白眉。ソプラノとアルトの二重唱で曲は始まり、それをテノールとバスの二重唱が引き継ぐ。フーガがとにかく美しい。人類の歴史において、最もすばらしいフーガの作曲者はメンデルスゾーンなのではないかと思ってしまう。
第五曲 合唱
 感動的な合唱曲。バッハの「マタイ受難曲」を彷彿とさせるドラマティックな曲。
第六曲 合唱
 緊張感をはらんだ曲。こちらも対位法的な曲になっている。
第七曲 ソプラノ
 牧歌的な管楽器の音に導かれ、ソプラノが息の長い旋律を美しく歌い上げる。
第八曲 合唱
 力強い、合唱曲。緊迫感に満ちている。
第九曲 合唱
 最終曲、天国的な穏やかな始まり。段々盛り上がりを見せるが、終始穏やかな雰囲気は残っている。最後はアーメンで静かに終わる。
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3つの讃歌とフーガ Op.96 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

第一曲 ソプラノ&合唱
 普通の歌曲のような素朴で美しいメロディをソプラノがソロで歌い同じメロディを合唱が歌う。とても感動的で綺麗な曲。
第二曲 ソプラノ&合唱
 同じようにソプラノが歌い、合唱が同じメロディを歌う。第一曲よりもさらに牧歌的だが、若干哀愁漂う感じ。
第三曲 ソプラノ&合唱
 第一曲に似た、綺麗なメロディを若干スピードを上げて歌う。合唱もとても綺麗で広がりのある素晴らしい曲。
第四曲 合唱
 男声合唱が力強い主題を歌い、女声合唱がそれを追いかける形で歌い、壮大なフーガを形成していく。宇宙的広がりを見せる壮大な曲。

とても聴きやすい名曲だと思う。
 
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高き天より、我は来たれり Vom Himmel Hoch [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

こちらも讃美歌を編曲?したものらしい。
クリスマスで使用される曲らしい。

第一曲 合唱
 とても美しい心和む音楽が流れる
第二曲 テノール・ソロ
 クリスマスっぽい優しいメロディをテノールが歌う。
第三曲 合唱
 バッハを彷彿とさせる広がりのある合唱。最後はアーメン。1分に満たない短い曲。
第四曲 ソプラノ・ソロ
 天使が空から星を振りまきながら世界に向けて歌っているような曲。どことなく悲しげな雰囲気も漂う。伴奏がとても綺麗。
第五曲 テノール・ソロ
 不安げな感じのメロディ。こちらも1分に満たない短い曲。不安感は終始つきまとう。
第六曲 合唱
 勝利感・開放感に満ちた、どこまでも広がっていくような曲。非常に感動的で、合唱もオケもどんどん盛り上がって行き、最後は華やかに終わる。
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血しおしたたる O Haupt Voll Blut Und Wunden [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

何の予備知識もなくはじめて聴いたとき、バッハの『マタイ受難曲』っぽいなと思い、色々調べるもなかなかよく分からず。最終的に、バッハもその『マタイ受難曲』で使用した「血しおしたたる」という讃美歌を編曲??したものらしい。

全部で四つの部分からなるが、基本的にはこの「血しおしたたる」という讃美歌を使用しているのでメロディが美しく、馴染みがあるので非常に聴きやすい。
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8つのコラールカンタータ [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

8つのあるが、私のCDには6曲しか入っていない。いろいろネットで調べてみたがイマイチよくわからない。

第一曲 「ああ、神よ、天より見たまえ」という曲(多分)。
不穏な雰囲気で、曲は始まり、悲しみを吐露するかのような混声合唱が展開される。「スターバト・マーテル」みたいな曲調となっている。壮大なフーガを形成する。
第二曲 「キリスト、神の子羊」という曲(多分)。
バスのレチタティーヴォ。前にも書いたがレチタティーヴォでも劇的。
第三曲 「イエス、我が喜び」という曲(多分)。
題名にしては暗い曲。バスが憂いを帯びた曲を朗々と歌う。
第四曲 「汝、その道を命じたまえ」という曲(多分)。
ドラマティックだが、やはり暗い感じの合唱曲。
第五曲 「恵深く、我らに平安を與たまえ」
バッハの「主よ人の望みの喜びを」を彷彿とさせる、非常に美しい、まさに平安に満ちた合唱曲。
第六曲 「高き天より、我は来たり」
こちらも壮大なフーガ。バッハの曲を彷彿とさせる厳しさに満ちた最終曲となっている。

宗教曲としては良く出来た曲だと思うが、やはりもう一歩か。
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詩篇115 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

第一曲 若干物悲しいメロディで始まる。どこかしらドラマティックさも内包したような感じで、劇的な展開になるのかと思いきや、結構穏やかに曲は進む。男声合唱が歌い始め、それを追いかけるような感じで女声合唱が歌い、両声が重なり合い、すばらしいフーガを形成する。
第二曲 静かな、ソプラノとテノールの二重奏。こちらもとても美しいやりとりがなされ、最後は合唱が加わる。
第三曲 とても綺麗な心落ち着くメロディをバスが朗々と歌い上げる。伴奏も広がりがあり美しい。
第四曲 ドラマティックな、神を讃える合唱となる。囁くような感じの歌い方がとても綺麗。一番最後は「アーメン」で終わっているように思われる。

とても心洗われる名曲だ。
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詩編114 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

第一曲 平和な広がりのある男性合唱で始まり、女声合唱も加わる。音楽が永遠に流れていく感じの曲。
第二曲 スメタナの「モルダウ」を思わせるオケ伴奏で始まる。緊張感のあるスタッカート気味の合唱が繰り広げられる。
第三曲 不安げな感じの何かを問いかけるような、短いフレーズが積み重ねられる合唱。何とも不思議な雰囲気。
第四曲 第一曲が回帰される。雄大な感じの美しい曲。

この曲もそんなに長くなく、飽きずに聴けるのだが、やはりもう一歩か。
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詩篇98 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★☆☆☆☆☆☆

第一曲 男性の力強い合唱で始まり、混声合唱になる。あまり特徴的な感じではない。
第二曲 穏やかな緩徐楽章のような感じ。綺麗ではあるが、こちらも特徴的な感じではない。
第三曲 管楽器ののどかな感じの音楽で始まる。ゆったりとしたメロディは心地よい。
第四曲 第一曲のメロディを繰り返し、華やかに展開し、高らかに歌い上げて終わる。

全体的に短い曲が揃っており、飽きるという感じではないが、そんなに面白い曲ではない。
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詩篇95 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

「さあ、主に向かって礼拝しよう」という詩に付いた曲。その名のとおりポジティブさに満ちている。

第一曲 大地をどこまでも広がっていくような、明るくポジティブな旋律をテノールが歌い、その後合唱が同じメロディを歌う。この曲の白眉。
第二曲 ファンファーレがなり、天使の声のようなソプラノがこれまた喜びに溢れた、明るい旋律を歌う。そこに対位法的に女声合唱、男声合唱が声を重ねていく。オケと合唱が複雑に感動的に絡み合う。
第三曲 優しいメロディをソプラノ二重奏が歌う。悪くはないが普通な感じ。

第四曲 スピード感のある男性合唱で始まる。これも対位法的な感じだが、厳しい感じはなく、ポジティブさに満ちている。
第五曲 最後は、ゆったりとした若干哀愁漂う感じのメロディをオケが奏でて始まる。同じメロディをテノールが奏で、複雑に様々な声が絡んでいく。時に劇的に、時に天上のような音楽に、なりクライマックスに向かって突き進んでいく。最後は、祈りで終わるかのようにそっと曲を閉じる。

対位法がふんだんに使われた曲。
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詩編42 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★★★☆☆

メンデルスゾーンが、旧約聖書の詩編42番に曲をつけたもの。

第一曲 まさに天上の音楽。美しいソプラノ合唱は天使のようだし、それを支える男性陣も素晴らしい。下降気味のメロディがひたすら繰り返されるのが、この不安定な感じが、またなぜか心惹かれる。
第二曲 管楽器による物悲しいメロディではじまり、弦がスタッカート気味の伴奏を行い、その上にソプラノ独唱が絡む。これも半音階の不安定さをうまく生かした名曲。
第三曲 ソプラノのレチタティーヴォ風な始まり。メンデルスゾーンのレチタティーヴォはしっかりとメロディが成り立っており、音楽としてとても聴きやすい。オケの伴奏も劇的で美しい。
第四曲 男性の感動的な合唱。人民が神を讃えるかのような壮大な音楽。オルガンを彷彿とさせる広がりのある雰囲気。途中からファンファーレのような華やかな音楽に変わる。人間界と天上界が会話をしているかのような音楽になる。
第五曲 激しい音が鳴った後、ソプラノの独唱となる。これも劇的な感じ。ソプラノとオケが対話を繰り広げる。苦悩に満ちた音楽。
第六曲 一転して穏やかな、男性合唱。そこに不安げなソプラノが絡む。これも美しい音楽。

第七曲 最終曲。オケの低い音程の伴奏と共に、男性合唱が大地の底から出てくるようなコーラスを行い、それを上から見ているかのようなソプラノの美しいコーラスが流れる。その後、勝利感に満ちた印象的な開放感のある音楽が流れ、感動的に音楽を閉じる。

相当素晴らしい曲だと思う。
式典などで使用されたらさぞかし感動的なんだと思う。
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オラトリオ:パウロ op.36 第二部 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

恐らく、改宗してから各地へ宣教へ行くパウロの話。
第一部に比べ合唱が多く、綺麗な曲が多いのだが、その分ドラマティックさに欠け、若干聞いていて飽きていしまう。
最後も、結構普通に終わる。

第一部が良かっただけに、ちょっともったいない感じ。

「パウロ」の第一部、「エリヤ」の第二部という感じで聴くと楽しめる気がする。
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オラトリオ:パウロ op.36 第一部 [メンデルスゾーン 宗教曲]


メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」

メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/02/04
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆

熱心なユダヤ教徒からキリスト教徒へと改宗した「サウロ(パウロ)」の物語。
序曲は、非常に穏やかな美しい雰囲気で始まる。一転、暗い劇的な音楽に変わる。この序曲だけでも美しい。
第一部の最後の神を讃える合唱も、対位法を用いた音楽的に非常に優れたものであるとともに、メロディも美しく、オケの時々聞こえる旋律も曲を盛り上げる素晴らしいものである。
途中の合唱曲も讃美歌的で美しいし、パウロが歌う独唱もバラエティに富んでいて素晴らしい。

言葉一つ一つは分からなくても、聖書の話を知っていると何となく雰囲気が分かるところがメンデルスゾーンの素晴らしい所だ。

宗教曲にしては飽きずに聴ける良い曲だと思う。
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オラトリオ:エリヤ op.70 第二部 [メンデルスゾーン 宗教曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

第二部の初めから、ソプラノ独唱で入る。この音楽が苦悩に満ちており非常に美しい。高らかな合唱になる。対位法的な音楽となっており、この曲も非常に感動的。
その後も、劇的な独唱、合唱、さらに天使の讃美歌的な非常に美しい天国的な合唱など、聴きどころ満載となっている。6曲目のエリヤの独唱が非常に美しい。弦が、泣きのメロディを奏でた後、同じメロディをエリヤが歌うのだが、ここが非常に繊細で素晴らしい。

全体的に聴きやすく、最後も盛り上がり第一部よりはるかに面白い。
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オラトリオ:エリヤ op.70 第一部 [メンデルスゾーン 宗教曲]





評価
★★★★★★☆☆☆☆

ヘンデル『メサイア』、ハイドン『天地創造』と並ぶ、オラトリオ三大名曲と言われているらしい。
正直、メサイアも、「ハレルヤ」以外は全く分からないし、ハイドンは聴いたことすらないので比べようもないが、オラトリオという作品自体私は苦手だ。とはいえ、メンデルスゾーンの旋律美が非常に生かされた作品といえる。

初めはくら~い感じで、静かな音楽が続くが、途中から盛り上がりを見せる。
特に11曲目の、「バアルを我らに応え給え」異教の神を描いた曲なのに、キリスト教の讃美歌っぽく非常に美しく感動的である。
天使の独唱と合唱は非常に綺麗でとても聴きやすいが、主人公エリアのレチタティーヴォや独唱は、人々に警告するという役割のせいか、暗鬱で、若干聴いててげんなりする。

なんにしろ、第一部も民衆が、神に感謝する合唱で盛り上がって終わって良かった。
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