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オラトリオ:エリヤ op.70 第一部 [メンデルスゾーン 宗教曲]





評価
★★★★★★☆☆☆☆

ヘンデル『メサイア』、ハイドン『天地創造』と並ぶ、オラトリオ三大名曲と言われているらしい。
正直、メサイアも、「ハレルヤ」以外は全く分からないし、ハイドンは聴いたことすらないので比べようもないが、オラトリオという作品自体私は苦手だ。とはいえ、メンデルスゾーンの旋律美が非常に生かされた作品といえる。

初めはくら~い感じで、静かな音楽が続くが、途中から盛り上がりを見せる。
特に11曲目の、「バアルを我らに応え給え」異教の神を描いた曲なのに、キリスト教の讃美歌っぽく非常に美しく感動的である。
天使の独唱と合唱は非常に綺麗でとても聴きやすいが、主人公エリアのレチタティーヴォや独唱は、人々に警告するという役割のせいか、暗鬱で、若干聴いててげんなりする。

なんにしろ、第一部も民衆が、神に感謝する合唱で盛り上がって終わって良かった。
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