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交響曲第七番 [シベリウス 交響曲]





単一楽章
★★★★★★★☆☆☆
うなるような低い弦の音で始まる。少し幻想的なメロディがもやっと奏でられる。段々と靄が晴れていくかのように明るい方向へ向かっていく。美しい短い旋律が何種類か出された後、壮大な大自然を模したかのような美しい雰囲気となる。
少し不穏な雰囲気が流れた後、少し諧謔的なスケルツォ的雰囲気となる。
段々と悲劇性をおびながら盛り上がっていく。
その後大草原で恋人たちが戯れているかのような愛らしく美しい雰囲気となる。
段々と壮大さを取り戻し、交響曲第二番最終楽章のような感動的なクライマックスを迎える。
最後は純度を増して行き天へと召されていく感じで美しく終わる。

大学受験期、何度も聴いて心落ち着け元気づけられた曲。
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交響曲第六番 ニ短調 [シベリウス 交響曲]





第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
美しい朝や天国をを描いたような、弦の澄んだ響きで始まる。第二主題は大草原で子どもたちが遊んでいるような壮大で軽やかな音楽。展開部はスタッカート気味の伴奏の上を不安げなメロディが流れる。
段々と伸びやかに明るくなっていき、牧歌的な美しい第一主題が明るく回帰される。最後は若干不安げに終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
第一楽章の不安げな最後を引きずった少し悲しげな旋律が管楽器によって奏でられて始まる。ヴァイオリンが少し悲しげな主要主題を奏で、それが形を変えながら何度も奏される。最後は素朴にそっと終わる。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
少し緊張感のある若干跳ねた感じの楽章。中間部で第一楽章の主題が顔を出す。一応スケルツォ楽章らしい。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
悲しげで劇的な旋律で始まる。チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」の出だしに似ていなくはない。少し牧歌的になった後、スピード感と緊張感のある雰囲気となってこれがしばらく続く。
はじめの主題が回顧された後、再びスピードが上がって行き盛り上がるが、すぐに落ち着き静かでのどかな雰囲気となる。最後は消え入るように終わる。

正直難しくとっつきづらい曲。
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交響曲第五番 変ホ長調 [シベリウス 交響曲]





第一楽章
★★★★★★★★☆☆
夜明けで大自然が目を覚ましていくかのような美しく壮大な雰囲気で始まる。第二主題は少しモヤのかかったような若干不安げな旋律。弦のトレモロが緊張感を高める。段々と盛り上がり壮大で広がりのあるメロディが流れ出す。展開部は森に迷い込んだかのような若干混沌とした感じ。主題が回顧され、最後は壮大な雰囲気で盛り上がって終わる。

第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
緩徐楽章。ゆったりとした旋律で始まり、弦のピッチカートに導かれ大自然に包まれたかのような温かい雰囲気となる。変奏曲となっており、こののどかな主題がゆったりと時に力強く繰り返される。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
疾走感と爽快感のある始まり。ゆったりとした壮大な第二主題が奏された後、再び疾走感あるメロディが登場。少し物悲しげな雰囲気を挟み、最後は再び壮大にドラマティックになり、感動的に終わる。

牧歌的で勝利感の漂う曲。
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交響曲第四番 イ短調 [シベリウス 交響曲]





第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
弦の低いうなるような音で始まる。静かな瞑想的な第一主題がチェロによって奏でられる。段々と壮大で若干光をおびた感じになってくる。
ファンファーレが鳴り響き少し壮大な大自然を模したかのような雰囲気となる。この部分は綺麗。
段々と緊張感が高まっていき現代音楽風のキンキンとした音が鳴り響く。
再びファンファーレがなり壮大で美しい大自然が描かれ、静かに若干明るく終わる。

第二楽章
★★★★★★☆☆☆☆
管楽器が明るく牧歌的な主題を奏でる。弦楽器も加わり子どもたちが大草原で楽しく遊んでいるかのような雰囲気となる。段々と雲が出てきて不安な影が入り込む。明るい雰囲気と暗い雰囲気が交差しながら進む。

第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しい沈鬱なメロディで始まる。少し明るい方向へと引っ張って行こうとする感じがあるが、すぐに悲しみの世界へ引き戻される。少し東洋風の響きがする。

第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
悲しみを断ち切って決然と進んでいこうという意志の強さを感じさせる始まり。その後シベリウスらしい牧歌的で広がりのある美しいメロディが流れる。少し不安げな雰囲気が続いた後、クライマックスへ向かってどんどん盛り上がっていく。しかし最後は荒涼とした感じになり、静かに静かに消え入るように終わっていく。

シベリウスの最高傑作などと言う人がいるし、玄人に多いのだが、やはり私はよくわからない、
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交響曲第三番 ハ長調 [シベリウス 交響曲]





第一楽章
★★★★★★★★☆☆
弦のピッチカートによる短い前奏の後、牧歌的で広大な第一主題が始まる。短い動機が様々に現れる。いろんな動物が囁き会話しているよう。時々現れる少し暗めの主題が魅力的。最後は堂々とした雄大な雰囲気で終わる。

第二楽章
★★★★★★★★☆☆
静かな囁きかけるような悲しげな旋律で始まる。この旋律を主題とし壮大な変奏曲が展開される。最後は暗く静かに終わる。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
明るく牧歌的な始まり。期待感が高まっていくような高揚感がある。
短い動機が積み重なっていき、段々と雄大な感じになっていく。最後はゆったりと壮大に終わる。
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交響曲第二番 ニ長調 [シベリウス 交響曲]





第一楽章
★★★★★★★★★☆
大自然の中で動物たちがささやきあっているような静かな始まり。ここだけで感動的。
少し不穏な空気が流れ、若干哀愁漂う第二主題となる。
二つの主題が繰り返された後、深い森に迷い込んだかのような展開部に入る。
後半元気に前向きになるが、最後はそっと終わる。


第二楽章
★★★★★★★★☆☆
ティンパニーの静かな低い響きで始まる。弦楽器が低い響きを保ったまま、歩くようなピッチカートでポツポツと音を奏でる。管楽器が静かに哀愁漂うゆったりとしたメロディを奏でる。段々と盛り上がり壮大な雰囲気となり一旦音楽が止まる。
その後穏やかな牧歌的な雰囲気となる。段々と悲劇性を帯びてきてスピードが上がって行きクライマックスを迎える。その後静かな天国的な雰囲気となりゆったりと曲は進む。最後は少し悲劇的に終わる。
15分近い長い楽章。

第三楽章
★★★★★★★★★☆
少し急速なせわしない感じで始まる。一段落し、牧歌的で優美な主題が静かに奏される。再び初めの主題が力強く奏される。再び一段落し、第二主題が優雅に奏でられる。段々と盛り上がって行き、アタッカでそのまま第四楽章へと突入する。

第四楽章
★★★★★★★★★★
感動的なファンファーレ的なメロディが高らかに奏される。
物悲しく哀愁漂う第二主題が流れ、段々と天に召されていくような感じになり、清らかな音楽が静かに流れ出す。段々と悲劇性を帯び始め盛り上がって行き、初めの感動的な主題へと流れ込む。
悲しげな旋律が静かに奏され、段々と盛り上がっていく。最後は、天に召されていくかのように壮大に清らかに終わる。

傑作。私が最も好きな交響曲かもしれない。
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交響曲第一番 ホ短調 [シベリウス 交響曲]





第一楽章
★★★★★★★★☆☆
カモメの鳴き声のような管楽器の単音で始まり、遠くからティンパニーの音が静かに鳴り響いてくる。
弦のトレモロが鳴り響き哀愁漂う美しいメロディが滑らかに奏させる。
その後決然とした主題が高らかに鳴り響く。
牧歌的な展開部も綺麗。第一主題が回帰され、力強く終わる。

第二楽章
★★★★★★★★☆☆
牧歌的で穏やかな平和な雰囲気で始まるが、段々と悲劇性を帯びてきて盛り上がっていく。
静かにしかし情熱的に音楽が展開されていく。
混沌とした激しい音楽になった後、最後は静かに牧歌的に終わる。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
弦のピッチカートとティンパニーが元気に曲を始める。途中少しエキゾチックなメロディが混じったり、平和な穏やかな曲調になる。最後は初めの元気な曲調が戻り華やかに終わる。ロンド形式?

第四楽章
★★★★★★★★☆☆
静かに穏やかに始まるが、段々と盛り上がり不穏な空気が流れる。
少し落ち着き伸びやかな壮大な雰囲気となる。
再び出だしの少し不穏な激しい音楽となる。
静かな平和な雰囲気が長く続き、その後段々と盛り上がって行き、最後は悲劇的にティンパニーが鳴り響いて終わる。


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クレルヴォ交響曲 Op.7 [シベリウス 交響曲]





第一楽章
★★★★★★★★☆☆
悲劇的な主題で始まる。第二主題は少し客観的な感じで叙述的。長大な展開部は抒情的に進む。
悲劇的な主題が回帰されドラマティックに終わる。

第二楽章
★★★★★★★★☆☆
穏やかで牧歌的な楽章。ABABAというロンド形式。シベリウスらしいメロディ満載の楽章。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な前奏で始まり、荘厳で堂々とした男性合唱が続く。その後、ソプラノとバリトンとやり取りの後、長大なソプラノ・ソロ、テノール・ソロと続き劇的に終わる。

第四楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ファンファーレ的な音が鳴り、行進曲風の元気な曲が始まる。
森の中に迷い込んだかのようになった後、再び行進曲風になる。
再び森に迷い込んだ後、出口を見つけ勇ましく進んでいく感じになり元気に終わる。

第五楽章
★★★★★★☆☆☆☆
静かな弦?のトレモロで入り、そっと男声合唱が入ってくる。
管楽器の柔らかい音が入ってきて、森の中で迷い込んだ感じに再びなる。
一度かなり盛り上がった後、葬送行進曲のような感じとなる。この間終始ティンパニーが活躍。
最後はこれでもか!とばかりに盛り上がって行き、第一楽章の主題もちらっと顔を出し壮大に終わる。
展開がドラマティックな最終楽章。

前半はかなり格好良いが後半若干暗い。
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