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交響曲第二番 ニ長調 [シベリウス 交響曲]





第一楽章
★★★★★★★★★☆
大自然の中で動物たちがささやきあっているような静かな始まり。ここだけで感動的。
少し不穏な空気が流れ、若干哀愁漂う第二主題となる。
二つの主題が繰り返された後、深い森に迷い込んだかのような展開部に入る。
後半元気に前向きになるが、最後はそっと終わる。


第二楽章
★★★★★★★★☆☆
ティンパニーの静かな低い響きで始まる。弦楽器が低い響きを保ったまま、歩くようなピッチカートでポツポツと音を奏でる。管楽器が静かに哀愁漂うゆったりとしたメロディを奏でる。段々と盛り上がり壮大な雰囲気となり一旦音楽が止まる。
その後穏やかな牧歌的な雰囲気となる。段々と悲劇性を帯びてきてスピードが上がって行きクライマックスを迎える。その後静かな天国的な雰囲気となりゆったりと曲は進む。最後は少し悲劇的に終わる。
15分近い長い楽章。

第三楽章
★★★★★★★★★☆
少し急速なせわしない感じで始まる。一段落し、牧歌的で優美な主題が静かに奏される。再び初めの主題が力強く奏される。再び一段落し、第二主題が優雅に奏でられる。段々と盛り上がって行き、アタッカでそのまま第四楽章へと突入する。

第四楽章
★★★★★★★★★★
感動的なファンファーレ的なメロディが高らかに奏される。
物悲しく哀愁漂う第二主題が流れ、段々と天に召されていくような感じになり、清らかな音楽が静かに流れ出す。段々と悲劇性を帯び始め盛り上がって行き、初めの感動的な主題へと流れ込む。
悲しげな旋律が静かに奏され、段々と盛り上がっていく。最後は、天に召されていくかのように壮大に清らかに終わる。

傑作。私が最も好きな交響曲かもしれない。
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