初心者のためのピアノ曲 BB66 [バルトーク 室内楽曲]
ルーマニアのクリスマスキャロル 2nd Series BB67 [バルトーク 室内楽曲]
アレグロ バルバロ BB63 [バルトーク 室内楽曲]
シク地方の3つの民謡 BB45b [バルトーク 室内楽曲]
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BB124 [バルトーク 室内楽曲]
J.S.バッハ/バルトーク/パガニーニ:無伴奏ヴァイオリン作品集(初回生産限定盤)(UHQCD)
- アーティスト: ヴィクトリア・ムローヴァ
- 出版社/メーカー: Universal Music
- 発売日: 2022/08/24
- メディア: CD
名ヴァイオリニスト、メニューインに委嘱され作曲された晩年の作品。
第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
一台のヴァイオリンで弾いているとは思えない、対話的な主題で始まる。途中内省的な雰囲気になる。変奏曲らしいが全くわからない。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
スケルツォ的な諧謔的で若干力強さを持った楽章。一応フーガ形式らしいが、こちらも全くわからない。とはいえ、こちらも一台のヴァイオリンで弾いているとは思えない重音などを多用した楽章。
第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな、静かな緩徐楽章。美しいメロディにうっとり、という類のものではなくひたすら荒涼感が漂う楽章。
第四楽章
★★★★★★☆☆☆☆
最後は「熊ん蜂の飛行」のようなスピード感のある無窮動的な感じ。少し開放的な雰囲気もところどころ顔を出す。最終楽章としては悪くない。
全体的に緊張感の高い作品となっている。
ヴァイオリン・ソナタ 第二番 BB85 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章
★★★★☆☆☆☆☆☆
ピアノの激しいト音(?)で始まり、それにヴァイオリンが少し絡み始まる。その後混沌とした前衛的な音楽形成される。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ヴァイオリンのピッチカート?の音で始まり、その後こすりつけるような奏法でメロディが奏でられたあと、スタッカート気味にピアノとヴァイオリンがバトルを繰り広げる。浮遊感のある宇宙空間を表したようなゆったりとした部分、諧謔的な部分、瞑想的な部分と表情をコロコロ変えながら曲は進む。最後は劇的に終る。
第二楽章はヴァイオリン奏者にとっては、様々な見せ場があり面白いのだろうが、あまりにも前衛的で聴いていてあまり面白い曲ではない。
44のヴァイオリン二重奏曲 第四巻 BB104 [バルトーク 室内楽曲]
37. Preludium és Kanon
★★★★★☆☆☆☆☆
「プレリュードとカノン」
牧歌的な、しかしどこか不安げなプレリュードに続いて、どこがカノンかよくわからないスピード感のある後半部になる。
38. Forgatós
★★★★★★☆☆☆☆
「ルーマニアの旋舞」
アイリッシュ風の開放感のある曲。
39. Szerb Tánc
★★★★★★☆☆☆☆
「セルビアの踊り」
こちらも開放感のある美しい曲。
40. Oláh Tánc
★★★★★★☆☆☆☆
「ワラキアの踊り」
少し東洋風の音階を持った舞曲。
41. Scherzo
★★★★★☆☆☆☆☆
「スケルツォ」
諧謔的な速い曲。後半の迫ってくる感じは悪くない。
42. Arab Dal
★★★★★★☆☆☆☆
「アラビアの踊り」
劇的で確かにアラビアの香りのする曲。
43. Pizzicato
★★★★★★☆☆☆☆
「ピッチカート」
ピッチカート奏法による楽しげな曲。
44. "Erdélyi" Tánc
★★★★★☆☆☆☆☆
「トランシルヴァニアの踊り」
こちらも東洋風のメロディを持った美しい旋律の曲。曲集を締めくくるのにふさわしい堂々とした曲。
全体的に躍動感があり楽しい巻となっている。
44のヴァイオリン二重奏曲 第三巻 BB104 [バルトーク 室内楽曲]
26. "Ugyan Édes Komámasszony..."
★★★★★★☆☆☆☆
「からかいの歌」
短い楽しげな曲。
27. Sánta-Tánc
★★★★★★☆☆☆☆
「びっこひきの歌」
前曲のメロディをひっくり返したような曲。
28. Bánkódás
★★★★★☆☆☆☆☆
「悲しみ」
確かに悲劇的な悲しみに満ちた曲。
29. Újévköszöntő
★★★★★☆☆☆☆☆
「新年の挨拶②」
乾いた感じの曲。
30. Újévköszöntő
★★★★★☆☆☆☆☆
「新年の挨拶③」
少し前向きな決然とした曲。フーガ風。
31. Újévköszöntő
★★★★★☆☆☆☆☆
「新年の挨拶④」
不気味な雰囲気の曲。
32. Máramarosi Tánc
★★★★★☆☆☆☆☆
「マーラマロシュの踊り」
緊張感のあるスピード感のある曲。ところどころピチッカート奏法も入り緊張感を高めている。
33. Ara táskor
★★★★☆☆☆☆☆☆
「収穫の歌」
何とも言えない浮遊感のある掴みどころのない曲。
34. Számláló Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「数え歌」
楽しげな対話的な曲。
35. Rutén Kolomejka
★★★★★★☆☆☆☆
「ルーシのコロメイカ」
速い緊張感のある曲。キビキビしていて悪くない。後半瞑想的になって終る。
36. Szól a Duda
★★★★★☆☆☆☆☆
「バグパイプ」
ヴァイオリンで弾いているのに何故かバグパイプの音っぽく聞こえてくるのはアイリッシュ、スコティッシュ風のメロディのためか?
中級用に書かれた曲らしいが、第1、2巻とそこまで大きな変化は感じない。
44のヴァイオリン二重奏曲 第二巻 BB104 [バルトーク 室内楽曲]
15. Katonanóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「兵士たちの歌」
兵士たちの憂鬱な心の中を描いたかのような平板な感じの憂いのある曲。
16. Burleszk
★★★★★★☆☆☆☆
「ブルレスク」
跳ねた感じの舞曲風の、様々なヴァイオリンの技法も楽しめる曲。
17. Menetelő Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「ハンガリーの行進曲」
どこか不安げな何とか前向きになろうとしている行進曲。
18. Menetelő Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「ハンガリーの行進曲」
悲しみに満ちた行進曲。
19. Mese
★★★★★☆☆☆☆☆
「おとぎ話」
森に迷い込んだ子供たちを描いたおとぎ話のような浮遊感のある何とも言えない雰囲気の曲。
20. Dal
★★★★★☆☆☆☆☆
「リズム歌」
特にあまりリズム感を感じない普通の曲。
21. Újévköszöntő
★★★★★☆☆☆☆☆
「新年の挨拶」
緊張感のある、少し憂いのある曲。題名から想像される明るさ前向きさは微塵もない。
22. Szunyogtánc
★★★★☆☆☆☆☆☆
「蚊の踊り」
プ~ン、ブ~ンという蚊がまとわりつく感じをうまく表した間の多い浮遊感のある曲。珍しく長い。ゆっくりめで間が多い曲調のせいか?
23. Mennyasszonybúcsútató
★★★★★☆☆☆☆☆
「花婿の別れ」
暗いが決然とした感じのある曲。
24. Tréfás Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「面白い歌」
明るく開放感のある曲。暗く陰鬱な曲が続いたのでそれなりに聴きやすさを感じてしまう。
25. Magyar Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「ハンガリーの歌②」
憂いのある悲しげな旋律の曲。少し民族風メロディ。
全体的に暗い曲が多い気がする。
44のヴァイオリン二重奏曲 第一巻 BB104 [バルトーク 室内楽曲]
01. Parosito
★★★★★★★☆☆☆
「からかい」
前奏曲のような雰囲気の、しみじみとした味わい深い作品。
02. Kalamajko
★★★★★★☆☆☆☆
「五月柱の踊り」
少し明るい感じの動きのある曲。
03. Menuetto
★★★★★★☆☆☆☆
「メヌエット」
お祭りのはじめを告げるような力強いファンファーレで始まり、その後も堂々とした感じが続く。
04. Szentivánéji
★★★★★☆☆☆☆☆
「真夏の夜の夢」
こちらも優しく懐かしさのある曲。途中若干不安げな感じになる。
05. Tót Nóta
★★★★★★☆☆☆☆
「スロヴァキアの歌」
優しい愛らしい旋律の曲。こちらも途中から若干不協和音が交じる。
06. Magyar Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「ハンガリーの歌」
フーガの主題のような始まり。静かな雰囲気の曲。
07. Oláh Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「ワラキアの歌」
少し暗めの曲。
08. Tót Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「スロヴァキアの歌②」
暗い雰囲気の曲が続く。悲しげな旋律が印象的な曲。
09. Játék
★★★★★☆☆☆☆☆
「あそびうた」
まさに遊んでいるかのような対話的な曲。
10. Rutén Nóta
★★★★★☆☆☆☆☆
「ルーシの歌」
ゆったりとした哀愁漂う曲。
11. Gyermekrengetéskor
★★★★★☆☆☆☆☆
「ゆりかごの歌」
少し悲しげなゆったりとした曲。
12. Szénagyüjtéskor
★★★★★☆☆☆☆☆
「干し草の歌」
少し乾いた感じで始まり、不安げな感じになる。
13. Lakodalmas
★★★★★☆☆☆☆☆
「婚礼の歌」
題名からは想像できない静かな曲で、ほのかに不安感も漂う。望まない結婚を強いられた貧しいの内面を描いているかのような曲。
14. Párnás Tánc
★★★★★☆☆☆☆☆
「枕の踊り」
単音による力強い感じで始まる。前向きで決然とした曲。
全体的に1分程度の曲でそれなりに聴きやすい曲。
ヴァイオリン・ソナタ 第一番 BB84 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ピアノとヴァイオリンが喧嘩しているようなあまり噛み合わない感じで始まる。演奏するのが困難だろうと思われる。中間部は内省的で静かな感じになり、その後サラサラとしたピアノ伴奏の上を幻想的にヴァイオリンが動き回る。最後はバトルが戻り激しく終る。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
厳しい感じのヴァイオリン・ソロで静かに始まる。その後荘厳な感じでピアノソロとなり、むせび泣くようなヴァイオリンが絡んでくる。中間部少しドラマティックに盛り上がりを見せる。後半、カデンツァのようなヴァイオリンの技巧的な部分を挟み静かに終る。
第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
躍動感に満ちた野性的な凄まじいバトルが繰り広げられる。ヴァイオリンのピッチカートを合図に若干スピードを落とすが、再びスピードを上げ、小競り合いのようなバトルとなる。再びスピードを落とし暗く情念的な感じになる。最後は野性的に激しく終る。
悪くはないがそんなに素敵な曲でもない。
ラプソディ 第二番 BB96a [バルトーク 室内楽曲]
ヴァイオリン&ピアノVersion
第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
エキゾチックな少し魔術的なメロディで始まる。音が少ないせいか少し内省的な感じ。ヴァイオリンの擦るような奏法が面白い。その後静かになるが、魔術的な雰囲気は変わらない。その後盛り上がったり静かになったりし、最後は荘厳な感じで終る。
第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
諧謔的なメロディで始まる。荘厳になったり、軽快になったり、靄がかかったようになったり、悪魔的な雰囲気となったり、様々な雰囲気が楽しめる。
この曲も聴いていて楽しい曲ではあり、やはり管弦楽バージョンより良い気がする。
ラプソディ 第一番 BB94a [バルトーク 室内楽曲]
コントラスツ BB116 [バルトーク 室内楽曲]
ジャズ・クラリネット奏者ベニー・グッドマンの依頼によって作曲された、クラリネット、ヴァイオリン、ピアノによる三重奏曲。
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
ヴァイオリンのピッチカートの伴奏に乗って、ユーモアたっぷりのクラリネットのメロディが流れる。途中少し劇的な感じになり、最後は消えていくように静かに終る。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
クラリネットとヴァイオリンが不気味なメロディを奏で、荘厳なピアノ伴奏が流れる。その後も不気味で静かな雰囲気が続く。
第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
元気に始まる。途中少し内省的になるが、基本激しい曲。
バルトーク晩年の名曲とされているがあまり面白い曲ではない。
シク地方の3つの民謡 BB45a [バルトーク 室内楽曲]
ラプソディ 第一番 BB94c [バルトーク 室内楽曲]
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BB28 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章
★★★★★★★★☆☆
ピアノの重厚感のあるドラマティックなメロディに、ヴァイオリンがピッチカートで華を添える前奏で始まる。少し民族的な美しく情熱的な第一主題がヴァイオリンによって奏でられる。その後内省的な第二主題を経て、ヴァイオリンとピアノのフーガ風の穏やかな展開部の後、情熱的な第一主題が回帰され最後は静かに終る。
第二楽章
★★★★★★★★☆☆
ヴァイオリン・ソロによる、祈りのような静かな美しい雰囲気で始まり、ピアノが荘厳にメロディを繰り返す。中間部は民族色豊かな舞曲風音楽で心躍る。心揺さぶるメロディがドラマティックに奏でられた後、清麗な雰囲気となりキラキラとした静かな美しいメロディが流れる。最後は荘厳な雰囲気に戻り終わる。最高に美しい緩徐楽章。
第三楽章
★★★★★★★★☆☆
華やかで哀愁漂う躍動的なメロディをヴァイオリンが奏で始まる。ピアノも哀愁漂うメロディを華麗に演奏しこれに答える。その後穏やかな曲調、荘厳な曲調が、はじめのメロディの間に挟まれながら展開される。ロンド形式?とにかく華やかで美しい楽章。
ロマンティックかつドラマティックで民族的要素もたっぷり詰まった名曲。
アルバムの一葉 BB26 [バルトーク 室内楽曲]
二台のピアノと打楽器のためのソナタ BB115 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
暗く重苦しい前奏で始まり、激しい第一主題、静かな第二主題とあるがどれもイマイチよくわからない。色々な音色があり楽しめなくはないが、じっくり聴きたい楽章ではない。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
打楽器の静かな前奏に始まり、不気味な静かな旋律を二台のピアノが奏で、その後ろを色々な音色で打楽器が装飾していく。中間部のピアノと打楽器の対話、対決、したたるようなピアノの音色など楽しむところは多いが・・・。最後は不気味に静かに終る。
第三楽章
★★★★★★☆☆☆☆
開放感に満ちた楽しげな雰囲気で始まる。ピアノも躍動感があり、打楽器のコロコロしたキラキラした感じも悪くない。
実際目の前で演奏されたら楽しいんだろうなあとは思うが・・・。
ピアノ五重奏曲 BB33 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
重々しい序奏のあと、華麗なラフマニノフを思わせる美しいメロディをピアノが奏でる。第二主題はヴァイオリンが憂いのあるメロディを奏でる。その後も絢爛豪華でメランコリックな音楽がひたすら展開される。
第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
舞曲風の跳ねた感じの独特のリズム感を持った雰囲気で始まる。中間部は美しく憂いのあるメロディが登場。再びはじめの元気な感じに戻る。フィナーレの前に静かな祈りのような場面があり、最後は元気に終る。
第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
重々しい鎮魂の音楽のような雰囲気で始まる。悲しみに満ちた憂いのある旋律を弦が奏で、それをピアノが低音で支える。その後幻想的な雰囲気になりドラマティックかつロマンティックな音楽が展開される。
第四楽章
★★★★★★★★☆☆
躍動感に満ちた始まり。その後ゆったりとした憂いのある雰囲気となる。この二つの主題が繰り返され、最後フーガ風の厳しい雰囲気となった後スピードをあげはじめの主題が繰り返され終る。
隠れた名曲。
弦楽四重奏曲 第六番 BB119 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章 Mesto - Più mosso, pesante - Vivace
★★★★★☆☆☆☆☆
ヴィオラが単音で悲しみに満ちた旋律を静かに奏でる。各楽器が重なって音楽が広がりを見せる。展開部ではスピード感のある少し明るく前向きな雰囲気になる。最後は若干ユーモラスな雰囲気で終る。
第二楽章 Mesto - Marcia con sordino
★★★★★☆☆☆☆☆
チェロが悲しみに満ちた旋律を奏でる中、後ろでモヤッとした幻想的な伴奏が流れる。その後力強く曲が展開されていく。後半キュイーン、キュイーンとした音の混沌とした音楽になる。
第三楽章 Mesto - Burletta
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しみに満ちた旋律が不気味な伴奏に乗って奏でられる。少しユーモラスな雰囲気の明るくはねた感じの音楽となる。その後曲は落ち着きを取り戻し若干メロディアスな感じとなる。最後はムチのような音を合図に、ピッチカート想法によるユーモラスな音楽となりそのまま楽しく終る。
第四楽章 Mesto
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しみに満ちた旋律が四人で奏でられる。そのまま静かに終る。
弦楽四重奏曲 第五番 BB110 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章 Allegro
★★★★★★☆☆☆☆
激しく攻撃的な第一主題、静かで叙情的な第二主題と、バルトークにしてはそれなりに分かりやすい主題になっている。展開部も激しい。
第二楽章 Adagio Molto
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かな音楽。あまり特徴的ではない。
第三楽章 Scherzo
★★★★★☆☆☆☆☆
混沌としたスケルツォ楽章。中間部は若干東洋風。
第四楽章 Andante
★★★★★★☆☆☆☆
ピッチカートで始まる。深淵で不気味な森の中を描いたような、鳥のさえずりや様々な音が弦楽器の様々な技法を通して描かれる。
第五楽章 Finale
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある攻撃的な音楽。途中劇的かつユーモラス。最後若干メロディアスになり終る。
弦楽四重奏曲 第四番 BB95 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章 Allegro
★★★★★★☆☆☆☆
対位法を用いた厳しい雰囲気で始まるが、すぐにドラマティックさ全開となり、キュイーン、キュイーンという音を多用した不思議な世界へとなる。その後少しゆったりとした若干メロディアスな感じになるが、再びドラマティックな攻撃的な感じになり終る。
第二楽章 Prestissimo con sordino
★★★★★★☆☆☆☆
不穏な雰囲気のスピード感のある楽章。ピチカートがところどころ効果的に用いられている。
第三楽章 Non troppo lento
★★★★★★☆☆☆☆
若干東洋風のメロディを持った怪し気な雰囲気の始まり。中間部若干力強さを持つが、再び静かになり終る。
第四楽章 Allegro pizzicato
★★★★★★★☆☆☆
ひたすらピチカートで素早いメロディを皆が奏で続ける。演奏は相当難しそうなことが耳で聴くだけでもわかる。凄まじい楽章。
第五楽章 Allegro Molto
★★★★★★☆☆☆☆
攻撃的な荒々しい雰囲気で始まる。途中静かになるが、最後は劇的に終る。
面白い音楽ではある。
弦楽四重奏曲 第三番 BB93 [バルトーク 室内楽曲]
第一部
★★★★★★☆☆☆☆
幽玄の世界⇒活気ある世界⇒東洋風の世界と雰囲気が変わっていき変化があって面白い。
第二部
★★★★★★☆☆☆☆
ピッチカートを多用したリズミカルな活気ある始まり。キレのある攻撃的な伴奏も悪くない。展開部もスピード感のある格好良い部分で、カチカチした打楽器的な音の出し方もあり、凄まじい雰囲気となっていく。
第三部
★★★★★★☆☆☆☆
第一部に似た幽玄の世界が広がる。最後は圧倒的な盛り上がりを見せ終る。
この曲も何度も聴きたい類の曲ではないが、ロマン派の音楽にはない、弦楽四重奏曲の新境地を開いた曲ではあると思う。1、2番よりは魅力的な曲。
弦楽四重奏曲 第二番 BB75 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章 Moderato
★★★★☆☆☆☆☆☆
一応ソナタ形式で対位法を活かした作りになっているらしいが、もやっとした感じの幽玄の世界がひたすら展開されており全くわからない。
第二楽章 Allegro Molto Capriciosso
★★★★★☆☆☆☆☆
少し活気のあるはじまり。途中第一楽章的な幽玄な世界が広がる。最後は少し盛り上がる。Capriciossoとある分、少しスケルツォ的な感じはある。
第三楽章 Lento
★★★★☆☆☆☆☆☆
とにかく暗く幻想的。
何度も聴けば良さがわかるのかもしれないが何度も聴きたい音楽ではない。
弦楽四重奏曲 第一番 BB52 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章 Lento
★★★★★☆☆☆☆☆
厳しい感じの荒涼とした雰囲気で始まる。中間部で低く激しい音を合図に少し活気をおび出すが、再び荒涼とした寂しい雰囲気となり静かに終わる。
第二楽章 Allegretto
★★★★★☆☆☆☆☆
少し活気のある、若干東洋風の雰囲気。中間部から若干ロマンティックさとドラマティックさを帯びてくる。
第三楽章 Allegro Vivace
★★★★★☆☆☆☆☆
少し元気に始まるが、すぐに厳しい感じの雰囲気になる。徐々にスピードが上がり活気を帯びてくる。一応変奏曲になっているらしいのだがメロディが明確ではないので全くわからない。
傑作らしいのだが全くわからない。