ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BB28 [バルトーク 室内楽曲]
第一楽章
★★★★★★★★☆☆
ピアノの重厚感のあるドラマティックなメロディに、ヴァイオリンがピッチカートで華を添える前奏で始まる。少し民族的な美しく情熱的な第一主題がヴァイオリンによって奏でられる。その後内省的な第二主題を経て、ヴァイオリンとピアノのフーガ風の穏やかな展開部の後、情熱的な第一主題が回帰され最後は静かに終る。
第二楽章
★★★★★★★★☆☆
ヴァイオリン・ソロによる、祈りのような静かな美しい雰囲気で始まり、ピアノが荘厳にメロディを繰り返す。中間部は民族色豊かな舞曲風音楽で心躍る。心揺さぶるメロディがドラマティックに奏でられた後、清麗な雰囲気となりキラキラとした静かな美しいメロディが流れる。最後は荘厳な雰囲気に戻り終わる。最高に美しい緩徐楽章。
第三楽章
★★★★★★★★☆☆
華やかで哀愁漂う躍動的なメロディをヴァイオリンが奏で始まる。ピアノも哀愁漂うメロディを華麗に演奏しこれに答える。その後穏やかな曲調、荘厳な曲調が、はじめのメロディの間に挟まれながら展開される。ロンド形式?とにかく華やかで美しい楽章。
ロマンティックかつドラマティックで民族的要素もたっぷり詰まった名曲。
2022-06-13 04:48
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