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カプリッチョ [オペラ ドイツ R・シュトラウス]


R.シュトラウス:歌劇≪カプリッチョ≫全曲 [DVD]

R.シュトラウス:歌劇≪カプリッチョ≫全曲 [DVD]

  • 出版社/メーカー: クリエイティヴ・コア
  • 発売日: 2008/06/18
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
アリア  :★★★★★☆☆☆☆☆
音楽全体 :★★★★☆☆☆☆☆☆

音楽と詩、どちらが上か、ということを、ひとりの女性をめぐって作曲家と詩人が議論を戦わせる話。全1幕だが、2時間半近くある。

前奏曲がとにかく優美で美しい。音楽を礼賛する作曲家の歌の場面は流麗で美しいメロディが流れるが、詩人や詩の方が音楽より上と主張するヒロインの兄が歌う場面では、現代的でやや平坦なメロディが流れる。

正直物語としてあまり面白くなく、全体の音楽もモノローグ的でもう一歩か。場面場面で美しいメロディは流れるが、やはり全体としてもう一歩。

このDVDで主役を演じるルネ・フレミングは高貴さがあって美しくて良い。
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ばらの騎士 [オペラ ドイツ R・シュトラウス]


R.シュトラウス 歌劇《ばらの騎士》 [DVD]

R.シュトラウス 歌劇《ばらの騎士》 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TDKコア
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★☆☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★☆☆☆☆

R・シュトラウスとホフマンスタールが、分かりやすいモーツァルト的なオペラを目指して共同して作った作品らしい。

初めて観たときはこんなに素晴らしい作品があるのか、と感動した覚えがあるが、今回もう一度観てみて、そこまで素晴らしい作品ではなかった。確かに「サロメ」よりは分かりやすく美しいメロディがあるにはあるが、アリア的には「ナクソス等のアリアドネ」には及ばないし、全体の音楽的には「アラベラ」には及ばない。ストーリー的にも、不倫から始まり、女性を馬鹿にするオヤジが登場し、そのオヤジをやっつけ、若いふたりが結ばれるというもので、そんなに面白いものではない。「フィガロの結婚」的な貴族に対する風刺が相当効いているようだが、まあ普通。
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アラベラ [オペラ ドイツ R・シュトラウス]


R.シュトラウス:歌劇《アラベラ》 [DVD]

R.シュトラウス:歌劇《アラベラ》 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2020/09/09
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★☆☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆

アラベラという婚期まっさかりの美女の姉と、お金がなく舞踏会デビューさせられないからと男として育てられた妹ズデンカの物語。

ズデンカが好きなのは、アラベラが好きなマッテオ。マッテオは男装したズデンカを親友だと思っている。この三角関係に、ハンガリーの大地主で大金持のマンドリーカが加わる。ズデンカとマンドリーカはお互いを愛するようになり、婚約するが、想いを打ちきれないマッテオ。ズデンカは姉と見せかけ彼と一夜を共にする。

シェイクスピアの『十二夜』『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』をごちゃまぜにしたようなストーリーでくだらないといえばくだらないが、それなりに見ていて楽しめる。

第一幕は、アラベラとズデンカが主役の家の中での対話劇のような感じで、明るく楽しげな音楽が多い。
第二幕は、パーティーの場面で、婚約もなされる場面で、高貴で楽しい音楽と優美な音楽が流れる。最後は少し暗くなる。
第三幕は、ズデンカのせいで皆が疑心暗鬼になっている場面で結構暗く重い曲が多い。

すごく目立ったアリアはないが、全体的に美しく聴きやすい音楽がずっとなっており、綺麗なフランス・オペラを彷彿とさせるオペラ。

悪くはない。

特にこのDVDの歌い手たちはそれぞれの役柄にぴったりで、特に主役のキリテ・カナワがとてもアラベラにぴったりで気品があり美しくよい。

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ナクソス島のアリアドネ [オペラ ドイツ R・シュトラウス]


R.シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》 (初回限定盤) [DVD]

R.シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》 (初回限定盤) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2023/08/09
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★★☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★☆☆☆☆

数年前、東京文化会館で海外のプロダクションによる「ナクソス等のアリアドネ」を観た。R・シュトラウス作品ということであまり期待せずに行ったのだが、結構面白く音楽がとにかく美しかったのでDVDが欲しいと思っていたのだが、なかなか買う機会がなかった。

今回、Classic DVD名盤セレクションということで1980円で売っていたのでついに購入。

富豪のお屋敷でオペラと喜劇を演じるということでお互いが喧嘩をしたりする「プロローグ」と、ギリシア神話アリアドネの話を主題とした「オペラ」部分のある意味二幕からなる。

プロローグは、ストーリーはまさにドタバタ劇という感じでくだらないが、音楽は楽しくワクワクするものが多い。
オペラはさすがギリシア神話を題材にしているだけあり、シリアスな感じで、音楽もかなり綺麗でメロディアス。ひたすらR・シュトラウスの歌曲をオーケストラ伴奏で聴いている感じで陶然とした感じになる。とにかく崇高な感じがずっとあり、とくにアリアドネのアリアはどれも美しい。

ストリートしては大した話ではないが、メロディ・メーカーとしてのR・シュトラウスを楽しむにはうってつけの作品と言える。
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サロメ [オペラ ドイツ R・シュトラウス]


リヒャルト・シュトラウス:楽劇《サロメ》英国ロイヤル・オペラ2008 [DVD]

リヒャルト・シュトラウス:楽劇《サロメ》英国ロイヤル・オペラ2008 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2012/01/18
  • メディア: DVD



ストーリー:★★★★★★★★☆☆
アリア  :★★★★☆☆☆☆☆☆
音楽全体 :★★★★★☆☆☆☆☆

大学時代、オスカー・ワイルドに関する授業をとっており、その発表のために購入したのが、下の作品。

R.シュトラウス:楽劇《サロメ》 [DVD]

R.シュトラウス:楽劇《サロメ》 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2020/09/09
  • メディア: DVD


当時はLD(レーザ・ディスク)で馬鹿デカかった。私が意識的に見た初めてのオペラ。正直音楽的には全く分からず楽しめなかったが、ストーリーはさすがワイルドだけあり、かなりよかった。

今回、このDVDは2度目の鑑賞。とにかく主役のサロメ役のナディア・ミヒャエルが顔も声も美しすぎる。

音楽的には不穏な音楽が流れ続け、アリアらしいアリアもないので、音楽を楽しむというよりは、ワイルドの劇をたっぷりの音楽付きで楽しむという作品。聖書から題材をとっておりドラマティックで官能的なのでかなり楽しめる。

有名な7つのヴェールの踊りのところは少し音楽的に優美な感じはするが、やはり不穏な空気は流れている。
キリスト・イエスが語られる場面は比較的綺麗でわかりやすいメロディがあてられている。

休憩もないし短い作品なので、主に劇・ストーリーを楽しむのであればかなりおすすめの作品。


サロメ (岩波文庫)

サロメ (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/05/16
  • メディア: 文庫



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