アラベラ [オペラ ドイツ R・シュトラウス]
ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア :★★★★★★☆☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆
アラベラという婚期まっさかりの美女の姉と、お金がなく舞踏会デビューさせられないからと男として育てられた妹ズデンカの物語。
ズデンカが好きなのは、アラベラが好きなマッテオ。マッテオは男装したズデンカを親友だと思っている。この三角関係に、ハンガリーの大地主で大金持のマンドリーカが加わる。ズデンカとマンドリーカはお互いを愛するようになり、婚約するが、想いを打ちきれないマッテオ。ズデンカは姉と見せかけ彼と一夜を共にする。
シェイクスピアの『十二夜』『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』をごちゃまぜにしたようなストーリーでくだらないといえばくだらないが、それなりに見ていて楽しめる。
第一幕は、アラベラとズデンカが主役の家の中での対話劇のような感じで、明るく楽しげな音楽が多い。
第二幕は、パーティーの場面で、婚約もなされる場面で、高貴で楽しい音楽と優美な音楽が流れる。最後は少し暗くなる。
第三幕は、ズデンカのせいで皆が疑心暗鬼になっている場面で結構暗く重い曲が多い。
すごく目立ったアリアはないが、全体的に美しく聴きやすい音楽がずっとなっており、綺麗なフランス・オペラを彷彿とさせるオペラ。
悪くはない。
特にこのDVDの歌い手たちはそれぞれの役柄にぴったりで、特に主役のキリテ・カナワがとてもアラベラにぴったりで気品があり美しくよい。
2023-12-15 16:22
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