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協奏曲 まとめ [メンデルスゾーン 協奏曲]

メンデルスゾーンの協奏曲をまとめてみたい。

★★★★★★★★★
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

★★★★★★★★
ピアノ協奏曲第一番 ト短調
ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲
          ニ短調

★★★★★★★
ピアノと弦楽のための協奏曲
          イ短調
ヴァイオリンとピアノと弦楽のための協奏曲
          ニ短調

★★★★★★
二台のピアノのための協奏曲
         変イ長調
ピアノ協奏曲第二番 ニ短調

★★★★★
二台のピアノのための協奏曲
          ホ長調

こう見ると、圧倒的に短調の曲が多く、そして自分はやはり短調の曲の方が好きなんだなあとわかる。
協奏曲は有名なヴァイオリン協奏曲以外でも、結構名曲が多い気がする。
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ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 [メンデルスゾーン 協奏曲]


Violin Concertos

Violin Concertos

  • 出版社/メーカー: Brilliant Classics
  • 発売日: 2009/05/05
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★★★☆

言わずと知れた名曲。ベートーヴェン、ブラームスと並んで三大ヴァイオリン協奏曲と言われる。

第一楽章 オーケストラのが数音ならした後、かの有名な旋律をヴァイオリンが奏でる。この第一主題も印象的だが、平和的な和やかな息の長い第二主題も美しい。とにかくメロディの宝庫で聴いていて飽きない。
第二楽章 第一楽章から続けて演奏される。森の奥から何かが聞こえてくるような雰囲気で始まる。ソロ・ヴァイオリンがうっとりするようなメロディを奏でる。若干哀愁漂うメロディも挟みながらゆったりとした音楽が展開される。
第三楽章 初めは若干暗い雰囲気でゆっくりと始まるが、一分ほどしてファンファーレのような音と共に、明るい華やかな音楽が始まる。ヴァイオリンが名人芸を繰り広げる。
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ピアノと弦楽のための協奏曲 イ短調 [メンデルスゾーン 協奏曲]

評価
★★★★★★★☆☆☆

メンデルスゾーン12歳の時の作品。12歳とは思えないほど感情豊かな曲。

第一楽章 悲劇的な第一主題と伸びやかな第二主題をうまく対比させた弦楽の長い序奏の後、ソロ・ピアノが哀愁あふれるメロディを奏で、その後すさまじいスピードで超絶技巧を披露しながら曲を展開していく。途中、ベートーヴェンの短調のピアノ・ソナタのような趣きになっていく。

第二楽章 夢見るような囁くような可憐なメロディを弦が奏で、それをピアノが引き継ぐ。途中若干愁いを帯びた旋律になり、スピードが上がっていくが、最後は穏やかに終わる。

第三楽章 ピアノの低音が鳴り響き、ピアノ・ソロが主題を奏でる。一通り弾き終えた後弦楽が入ってくる。こちらも弦楽伴奏つきピアノ・ソナタの趣。とにかく格好良い。普通の協奏曲のような華やかさはないが、ピアノ・ソナタの最終楽章と考えれば非常によくできていると思う。

かなりの名曲に入る曲だと思う。
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二台のピアノのための協奏曲 変イ長調 [メンデルスゾーン 協奏曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

第一楽章 明るい長い序奏が演奏された後、ピアノが入ってくる。ピアノは終始スピード感を持って華やかに演奏されるのだが、正直長すぎる。超絶技巧を楽しむことは出来るのだが、同じような感じで続くので若干飽きる。

第二楽章 ミドル・テンポの美しい曲。ピアノのトリル技法をひたすら楽しむことが出来る楽章。

第三楽章 この曲の白眉。とにかくメロディが分かりやすく、体に入ってきやすい。超絶技巧も楽しめ、この三楽章を聴くだけでも価値ある曲といえる。

第一楽章を三分の二の長さにし、第二楽章をもう少しメロディアスな感じにしたらかなりの名曲になるのではないだろうか。
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二台のピアノのための協奏曲 ホ長調 [メンデルスゾーン 協奏曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

姉ファニーと一緒に弾くことを想定して作られた曲らしい。

第一楽章 高貴とした言いようのないほど端正なメロディで始まる。第二主題も若干愁いを帯びた美しいメロディが奏でられる。こうした長い序奏を経て、ピアノが低い音から高い音まで上がり、さらに高い音から一気に低い音まで下がり、ゆったりとした主題を奏でる。段々スピードをあげていき、オーケストラと絡まって美しい音楽を構成していく。

第二楽章 こちらも高貴としかいいようのない美しい緩徐楽章。穏やかに曲は流れる。

第三楽章 スピード感のあるコロコロしたピアノで始まる。最後は圧倒的な盛り上がりを見せて終わる。

悪くはないのだが、あまり特徴がなく、そんなに面白い作品ではない。
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ピアノ協奏曲第二番 ニ短調 [メンデルスゾーン 協奏曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

第一楽章 こちらも短い序奏のあと、すぐにソロ・ピアノが入ってくる。悲劇的なメロディをピアノが奏で、同じメロディをオケが奏でる。両者のやり取りが一通り終わると、ピアノが華やかに動き始める。その後、息の長い流れるような美しい第二主題が奏でられる・

第二楽章 夢見るような楽章。穏やかで心落ち着くメロディ。感情が高まっていく部分があるが、もう一歩欲しいというところで止まってしまうのが残念。

第三楽章 オーケストラの激しい音で幕を開ける。その後明るさを帯び、ピアノとオケがやりとりをしているうちに、華やかな雰囲気に変わる。最後は盛り上がって終わる。

第一番ほどではないが、こちらも結構良い曲。



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ピアノ協奏曲第一番 ト短調 [メンデルスゾーン 協奏曲]

評価
★★★★★★★★☆☆

メンデルスゾーンと言えば、ヴァイオリン協奏曲というくらい、ヴァイオリン協奏曲は有名だが、ピアノ協奏曲はあまり知られていない。そもそも存在するのかすら最近まで私も知らなかった。今回ゆっくり聴いてみたが、これはヴァイオリン協奏曲に劣らないかなりの名曲と言える。

第一楽章 この時代の協奏曲としては珍しく、かなり短い序奏のあと、激しい悲劇的な雰囲気を持ったピアノのメロディが流れる。荒れ狂うようなピアノのアルペジオが感情を揺さぶる。穏やかで綺麗な第二主題といい、華麗な展開部といい素晴らしいとしか言い様がない。

第二楽章 静かに、囁くように、弦がメロディを奏でて始まる。その雰囲気を引きずったまま、ピアノが入ってくる。非常に繊細で美しい楽章。

第三楽章 ファンファーレのような管楽器の音で始まり、それを弦楽器が膨らませる。その後、第一楽章と似た様な雰囲気でピアノがアルペジオで縦横無尽に動き回る。その後、バレエのコーダのような華やかな音楽がソロ・ピアノによって奏でられ、オーケストラがそっとオブリガードを入れながらそれを支える。最後は、ピアノとオケが対話を繰り返し、圧倒的な盛り上がりを見せて終わる。

これはかなりの名曲だ。
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華麗なカプリッチョ [メンデルスゾーン 協奏曲]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

一楽章構成の、ピアノと管弦楽のための作品。
落ち着いた序奏の後、ソロ・ピアノが華麗に入ってくる。
その後、若干民族臭のする憂いを帯びたメロディを奏でながら音楽は進み、最後は華麗に終わる。
そんなに面白い曲ではない。
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ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 二短調 [メンデルスゾーン 協奏曲]


Concerto for Violin Piano & String Orchestra in D

Concerto for Violin Piano & String Orchestra in D

  • アーティスト: Mendelssohn, Felix
  • 出版社/メーカー: Dynamic
  • 発売日: 1995/05/21
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆

ヴァイオリンとピアノの二重協奏曲。結構珍しい組み合わせな気がする。

第一楽章 何かが起こるような不穏な雰囲気を持った弦楽器の演奏で始まり、ソロ・ピアノが入ってくる。ピアノはリズミックな感じだが、そのあとに入ってくるヴァイオリンはメロディアス。普通の協奏曲の三楽章のような、民族舞踏的な雰囲気の漂う楽章となっており、面白いメロディが聴ける。若干長い感じがする。15分くらいからヴァイオリンによって奏でられる旋律が繊細かつ美しい。

第二楽章 夢見るような緩徐楽章。弦楽器の序奏の後、ピアノが入ってきて、そのあとヴァイオリンとの掛け合いになる。基本、独奏ピアノとヴァイオリンのやりとりが大半を占める。とても美しい。

第三楽章 独奏ピアノから入る。最終楽章にふさわしいリズミカルな曲調で、ここでも民族的なメロディが用いられている。

協奏曲とヴァイオリン・ソナタの両方を同時に楽しめるような曲となっている。
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ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調 [メンデルスゾーン 協奏曲]

評価
★★★★★★★★☆☆

有名なヴァイオリン協奏曲よりも前に作曲されたらしい。すべての楽章が魅力的なメロディに溢れており非常に素晴らしい楽曲。

第一楽章 弦楽器のスピード感のある哀愁漂う美しいメロディが流れ、その後ヴァイオリンが第一主題を奏でる。その後第二主題、非常に綺麗な展開部を経て、第一主題にもどる。短調の旋律が常に美しい。
第二楽章 安らぎに満ちた音楽。まずはオーケストラが少し陰影を持った旋律を静かに奏する。変奏曲形式。ソロ・ヴァイオリンが入ってくる部分でオーケストラが不意に音を止める部分の緊張感、その後そっとオケが再演奏するところの優しさがとても素晴らしい。
第三楽章 民族音楽っぽい、少し憂いのある独特のリズム感を伴ったスピード感にあふれる楽章。

すべてが魅力的な素晴らしい曲となっている。
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