ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 二短調 [メンデルスゾーン 協奏曲]
Concerto for Violin Piano & String Orchestra in D
- アーティスト: Mendelssohn, Felix
- 出版社/メーカー: Dynamic
- 発売日: 1995/05/21
- メディア: CD
評価
★★★★★★★☆☆☆
ヴァイオリンとピアノの二重協奏曲。結構珍しい組み合わせな気がする。
第一楽章 何かが起こるような不穏な雰囲気を持った弦楽器の演奏で始まり、ソロ・ピアノが入ってくる。ピアノはリズミックな感じだが、そのあとに入ってくるヴァイオリンはメロディアス。普通の協奏曲の三楽章のような、民族舞踏的な雰囲気の漂う楽章となっており、面白いメロディが聴ける。若干長い感じがする。15分くらいからヴァイオリンによって奏でられる旋律が繊細かつ美しい。
第二楽章 夢見るような緩徐楽章。弦楽器の序奏の後、ピアノが入ってきて、そのあとヴァイオリンとの掛け合いになる。基本、独奏ピアノとヴァイオリンのやりとりが大半を占める。とても美しい。
第三楽章 独奏ピアノから入る。最終楽章にふさわしいリズミカルな曲調で、ここでも民族的なメロディが用いられている。
協奏曲とヴァイオリン・ソナタの両方を同時に楽しめるような曲となっている。
2021-05-24 06:46
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