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ゴイェスカス [グラナドス ピアノ曲]


グラナドス:ゴイェスカス

グラナドス:ゴイェスカス

  • 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
  • 発売日: 1999/11/20
  • メディア: CD



【第一部】
第1曲目 <愛の言葉>
★★★★★★★☆☆☆
パキーロのロザリオへの求愛の音楽。ファリャのバレエ音楽のような、血沸き肉躍るといった感じの心振るわせるメロディにあふれた佳曲。

第2曲目 <窓ごしの語らい>
★★★★★☆☆☆☆☆
フェルナンドとロザリオが愛する思いをささやき合う音楽。穏やかな印象派的な雰囲気で若干散漫な感じ。

第3曲目 <灯し火のファンタンゴ>
★★★★★★★☆☆☆
迫力ある行進曲風のリズムの上を異国情緒漂う泣きのメロディが鳴る。この曲も心躍る佳曲。

第4曲目 <嘆き、またはマハと夜鳴きウグイス>
★★★★★★☆☆☆☆
美しいセレナード風の音楽。最後のカデンツァ的な部分もかなり綺麗。

【第2部】
第5曲目 <愛と死>
★★★★★★★☆☆☆
非常に悲劇的な雰囲気で始まり、はじめの主題を劇的に、ロマンティックに彩りながら曲は進み、途中静かな穏やかなメロディが登場した後、再び悲劇性を帯び盛り上がっていく。最後は沈鬱に終わる。

第6曲目 <エピローグ 幽霊のセレナード>
★★★★★★☆☆☆☆
諧謔的な雰囲気で始まる。前衛的な現代的のフィナーレのような雰囲気。段々とドラマティックに美しいメロディへと変化していき。ゆったりとしたアルペジオに乗って美しいメロディが奏でられた後天国へと導かれていくかのような荘厳かつ壮大な音楽となり、最後は鐘の音に導かれ静かに終わる。

オペラにも編曲されたらしいだけあり、かなりドラマティックで描写的な音楽。
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ロマンティックな情景 [グラナドス ピアノ曲]





1. マズルカ
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しい、ショパンのマズルカをイメージさせる雰囲気で始まる。途中スペイン音楽のような独特のリズムとメロディが登場し、静かな中間部を経て、初めの物悲しい雰囲気に戻り一時盛り上がりを見せた後静かに終わる。

2. 子守歌
★★★★★★☆☆☆☆
内省的なレチタテーヴォをはさみながら、ゆったりとした夢見るような旋律が流れる。

3. 無題
★★★★★☆☆☆☆☆
ドビュッシーをイメージさせる流れるようなサラサラとした始まり。中間部はロマンティックかつダイナミックな雰囲気となる。最後はキラキラとした雰囲気で終わる。

4. アレグレット
★★★★★☆☆☆☆☆
間奏曲風の短い優しい雰囲気の曲。

5. エピローグーアレグロ・アパッショナート
★★★★★☆☆☆☆☆
印象派的なキラキラした雰囲気で始まり、段々と熱を帯びロマンティックにメロディが奏でられる。最後は今までの曲が回想されて奏されるらしいが正直よくわからない。次々にいろいろなメロディが繰り出され、散漫な印象でまとまっていない気がする。最後は美しいアルペジオに乗って静かに終わる。
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12のスペイン舞曲 [グラナドス ピアノ曲]


Granados Twelve Spanish Dances for Piano / Alicia de Larrocha, [Vinyl LP]

Granados Twelve Spanish Dances for Piano / Alicia de Larrocha, [Vinyl LP]

  • アーティスト: アリシア・デ・ラローチャ
  • 出版社/メーカー: LONDON
  • メディア: LP Record



第1番 ガランテ または メヌエット
★★★★★★☆☆☆☆
シューマンの「謝肉祭」の第一曲をイメージさせる力強く若干メロディアスな曲。

第2番 オリエンタル
★★★★★★★★☆☆
左手の迷宮を表すかのような神秘的な単音による伴奏(メロディ?)で始まり、右手の高音によるこれまた神秘的な美しいメロディが奏でられる。中間部の悲恋を表すかのような綺麗なメロディを良い。かなりの名曲。

第3番 ファンダンゴ または ガリシア舞曲
★★★★★★☆☆☆☆
元気で愛らしく明るいメロディと、物悲しい民謡風のメロディが繰り返される曲。最後は華やかにフィナーレを迎える。

第4番 ビリャネスカ
★★★★★★★☆☆☆
まさに舞曲という感じの、非常に高貴なメロディが流れ、鐘の音を模したような高音が同じリズムで奏される。中間部の恋に悩む美しい女性の内面を描いたかのような内省的な音楽も良い。 どこか懐かしさも感じさせる美しい曲。

第5番 アンダルーサ または 祈り
★★★★★★☆☆☆☆
エキゾチックな力強い雰囲気で始まり、同じメロディを若干変化させながら曲は展開していく。中間部も同じ主題を使いながらも静かな雰囲気になる。再び元気とスピードを取り戻しエキゾチックな雰囲気となる。

第6番 ロンダーリャ・アラゴネーサ
★★★★★★☆☆☆☆
子どもの発表会で登場しそうな、民謡風の優しいメロディで穏やかに始まるが、段々と熱を帯びてきてスピードも上がって行き、華やかなお祭りの始まりを告げるかのような音楽となる。お祭りが始まると再び穏やかになり皆が談笑しているような雰囲気となる。途中愛を語り合うようなロマンティックな雰囲気になり、最後は、リズミカルに最初のメロディが奏でられ華やかに終わる。

第7番 ヴァレンシアーナ または カレセーラ
★★★★★★☆☆☆☆
楽しげなリズミカルな出だし。左手のリズムの上に、メロディを乗せるのが難しそうな曲。若干の変化はあるものの、基本的には同じ雰囲気で曲は進むが、最後だけ何故か静かに終わる。

第8番 サルダーナ
★★★★★★☆☆☆☆
静かにゆれる海の波を摸したかのような美しく壮大な雰囲気で始まる。物悲しいメロディが奏でられた後、雄大な雰囲気となる。

第9番 マズルカ または ロマンティカ 
★★★★★★☆☆☆☆
ファンファーレ風に曲は始まり、ゆったりとした民族的なメロディが流れ、段々と元気になる。同じような感じで二回繰り返され最後はファンファーレ風に華やかに終わる。

第10番 悲しき舞曲 または メランコリカ
★★★★★★☆☆☆☆
明るく元気なリズムの上を軽快で伸びやかなメロディが奏でられる。競馬場をイメージさせるようなリズム。中間部が題名のメランコリックさを感じさせる部分か。最後は初めの軽快なメロディに戻り明るく終わる。

第11番 ザンブラ
★★★★★★☆☆☆☆
単音による悲劇的なメロディで始まる。怪し気な雰囲気をまとったメロディが、時に緊張感を持って、時に華やかにと、様々は形で奏でられる。

第12番 アラベスカ
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しい哀愁漂うメロディ、華やかで明るいメロディが、順々に奏でられる。中間部かなりゆったりとした内省的な部分があり、最後は初めの繰り返しで終わる。最後は物悲しく終わる。

全体的にメロディも悪くなく楽しい曲集。
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詩的なワルツ集 [グラナドス ピアノ曲]


ラローチャ・プレイズ・グラナドス

ラローチャ・プレイズ・グラナドス

  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2003/08/20
  • メディア: CD



1.
★★★★★☆☆☆☆☆
優しく愛らしいメロディ。途中少し暗さが混じる部分が良いアクセントになっている。

2.
★★★★★☆☆☆☆☆
軽快な可愛らしいメロディ。子どもの踊りをイメージさせる。

3.
★★★★★★☆☆☆☆
哀しげなメロディで、中間部の優雅な部分以外はあまりワルツっぽくない。

4.
★★★★★☆☆☆☆☆
愛らしく元気なメロディ。中間部の哀愁漂うスピード感ある部分も良いアクセントになっている。

5.
★★★★★☆☆☆☆☆
哀愁漂う哀しげなメロディ。

6.
★★★★★☆☆☆☆☆
練習曲のような速いパッセージの曲。

7.
★★★★★★☆☆☆☆
軽快な蝶々が舞っているような雰囲気で始まり、劇的に盛り上がった後、穏やかに高貴なメロディが美しく奏でられる。最後はしっとりと子守歌のように終わる。

子どものおもちゃ箱をイメージさせる曲集で、全体的に小粒でそんなに特徴的ではないが愛らしいメロディを持った曲が多くそれなりに楽しくは聴ける。
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スペイン民謡による小品集 [グラナドス ピアノ曲]


グラナドス:スペイン民謡による6つの小品、他

グラナドス:スペイン民謡による6つの小品、他

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/12/09
  • メディア: CD



◯「前奏曲」
★★★★★★☆☆☆☆
フラメンコギターを彷彿とさせるアルペジオの和音の幻想的な前奏で始まる。力強くファンファーレがなった後、ゆったりとした劇的な主題と、速いパッセージによる流れるような主題が交互に演奏される。結構面白い曲。

◯第1曲「はるかな思い」
★★★★★★☆☆☆☆
軽い感じの序奏の後、哀愁漂うどこか懐かしい感じの美しいメロディがロマンティックに奏される。軽快であったり、重厚であったり、ロマンティックであったり気分がコロコロ変わる曲。

◯第2曲「どんちゃん騒ぎの響き」
★★★★★☆☆☆☆☆
題名からは程遠いゆったりとしたのどかな雰囲気で始まる。異国情緒たっぷりの軽快な雰囲気になると段々と熱を帯び始め、様々なメロディが次から次へと登場する。若干捉えどころのない曲。

◯第3曲「バスク地方の歌」
★★★★★☆☆☆☆☆
力強くスピード感を持って曲ははじまる。途中若干ゆったりとした部分を挟み、最後は力強く終わる。普通。

◯第4曲「東洋風の行進曲」
★★★★★☆☆☆☆☆
勇ましいファンファーレの序奏ののち、哀愁漂うメロディを持った独特のリズム感の曲となる。確かに東洋風の雰囲気の勇ましい曲。

◯第5曲「サンブラ」
★★★★★☆☆☆☆☆
単音でドラマティックにメロディが奏でられた後、諧謔的なロマ的な雰囲気のメロディが奏される。
力強いメロディと、哀愁漂うゆったりとしたメロディが交互に登場する。

◯第6曲「サパテアード」
★★★★★☆☆☆☆☆
明るく軽快で希望に満ちた雰囲気で始まる。中間部は初めの主題と似たようなメロディが諧謔的な雰囲気で奏でられる。最後は初めの明るい雰囲気戻り終わる。

全体的に悪くはないのだが、何となく深みがなくもう一歩な感じ。
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小品 [グラナドス ピアノ曲]


グラナドス:スペイン舞曲集

グラナドス:スペイン舞曲集

  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1995/11/22
  • メディア: CD



◎わら人形
★★★★★★★☆☆☆
子どもの発表会に登場しそうな、楽しげで愛らしいがどこか力強く悲壮感もほのかに香るメロディの曲。見せ所も各所用意されており結構楽しく聴ける。

◎ゆっくりした舞曲
★★★★★☆☆☆☆☆
高貴な雰囲気のゆったりとした舞曲。あまり特徴的ではない。

◎演奏会用アレグロ
★★★★★★★☆☆☆
練習曲風の速いパッセージで始まる。中間部はリストを思わせる華やかでロマンティックな美しいメロディとなる。最後はスピードを増し、非常に劇的に力強く哀愁漂うメロディが奏でられ華やかに終わる。
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