ゴイェスカス [グラナドス ピアノ曲]
【第一部】
第1曲目 <愛の言葉>
★★★★★★★☆☆☆
パキーロのロザリオへの求愛の音楽。ファリャのバレエ音楽のような、血沸き肉躍るといった感じの心振るわせるメロディにあふれた佳曲。
第2曲目 <窓ごしの語らい>
★★★★★☆☆☆☆☆
フェルナンドとロザリオが愛する思いをささやき合う音楽。穏やかな印象派的な雰囲気で若干散漫な感じ。
第3曲目 <灯し火のファンタンゴ>
★★★★★★★☆☆☆
迫力ある行進曲風のリズムの上を異国情緒漂う泣きのメロディが鳴る。この曲も心躍る佳曲。
第4曲目 <嘆き、またはマハと夜鳴きウグイス>
★★★★★★☆☆☆☆
美しいセレナード風の音楽。最後のカデンツァ的な部分もかなり綺麗。
【第2部】
第5曲目 <愛と死>
★★★★★★★☆☆☆
非常に悲劇的な雰囲気で始まり、はじめの主題を劇的に、ロマンティックに彩りながら曲は進み、途中静かな穏やかなメロディが登場した後、再び悲劇性を帯び盛り上がっていく。最後は沈鬱に終わる。
第6曲目 <エピローグ 幽霊のセレナード>
★★★★★★☆☆☆☆
諧謔的な雰囲気で始まる。前衛的な現代的のフィナーレのような雰囲気。段々とドラマティックに美しいメロディへと変化していき。ゆったりとしたアルペジオに乗って美しいメロディが奏でられた後天国へと導かれていくかのような荘厳かつ壮大な音楽となり、最後は鐘の音に導かれ静かに終わる。
オペラにも編曲されたらしいだけあり、かなりドラマティックで描写的な音楽。
2022-03-26 04:56
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