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プルチネッラ [ストラヴィンスキー バレエ]


新ストラヴィンスキー・コンプリート・エディション

新ストラヴィンスキー・コンプリート・エディション

  • アーティスト: Various Artists
  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2021/03/26
  • メディア: CD



「スターバト・マーテル」で有名なペルコレージの旋律を用いた作品らしい。
ブルチネッラというイケメンがいて、女性たちが皆彼に惚れてしまうのを嫉妬した男たちが彼を殺そうと計画し、成功したと思いきやプルチネッラは生きていて、最後は大団円で終わる、というくだらない話らしい。

前奏曲
★★★★★★☆☆☆☆
非常に優雅で宮廷的な音楽。さすがペルコレージという感じの美しい音楽。ヴァイオリンの音色が美しい。

セレナーデ
★★★★★★★☆☆☆
哀愁漂うバロック色が濃厚な美しい旋律の前奏で始まる。弦楽器の震える音を多用した伴奏が特徴的。テノールが哀愁漂うメロディを伸びやかに歌う。

スケルツィーノ
★★★★★★★☆☆☆
元気な祝祭的雰囲気で始まる。段々と哀愁を帯びてくる。フーガ風の伴奏が綺麗。段々とスピードが上がり祝祭的雰囲気が流れる。次々に様々なメロディが流れる。様々な踊りがここでなされるのだろう。途中で流れるソプラノ・バスのソロも良いし、重唱も綺麗。20分あるがヴァラエティに富んだ様々な楽曲が流れるので実際観ていたら飽きないだろう。

タランテラ
★★★★★★☆☆☆☆
かなりスピード感のある曲。エキゾチックな曲。迫力あるバレエなのだろう。
途中からゆったりとした哀愁漂うソプラノのソロとなる。最後は元気に華やかに終わる。

ガヴォットと二つの変奏曲
★★★★★★☆☆☆☆
牧歌的な主題。途中宮廷的で力強い主題となる。後半壮大なフーガ風の重唱となる。最後は雄大に伸びやかに終わる。

ペルゴレージの曲を使っているだけありかなり聴きやすい。
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バレエの情景 [ストラヴィンスキー バレエ]


新ストラヴィンスキー・コンプリート・エディション

新ストラヴィンスキー・コンプリート・エディション

  • アーティスト: Various Artists
  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 2021/03/26
  • メディア: CD



抽象バレエなので、物語とはないっぽい。

序奏
★★★★☆☆☆☆☆☆
若干不協和音の交じった序奏の後、のっそりとした主題が静かに流れる。再び不協和音の交じった強い音がなり、のっそりとした静かな主題が少し音程を上げて流れる。

群舞
★★★★★☆☆☆☆☆
優雅な前奏の後、ゆったりとしたサロン風音楽となる。諧謔的になった後、スピードが上がり緊張感が高まっていく。緊張感の中でのどかなメロディが流れる。後半ピアノも登場し楽しげになる。

パントマイム
★★★★★☆☆☆☆☆
ハープの音が静かになり優美なメロディが流れる。チェロのピッチカートの後、弦楽器のキレの良いスタッカート気味の伴奏に乗って神秘的でどこか牧歌的なメロディが流れる。最後はそっと終わる。

パ・ド・ドゥ アダージョ
★★★★★★★☆☆☆
チェロのドミソドミソの伴奏に乗って、トランペットが哀愁漂う夕暮れの公園をイメージさせるのどかなメロディを吹く。少しエキゾチックなメロディをヴァイオリンが静かに奏でる。郷愁を誘う曲。トランペットがはじめのメロディを奏でた後、オーケストラが優美に感動的に曲を締める。

パントマイム
★★★★☆☆☆☆☆☆
諧謔的な短い曲。

ダンサーとバレリーナ
★★★★★☆☆☆☆☆
悲劇的なメロディで、ティンパニーも大活躍で始まる。少し深刻な感じなるが後半は優雅。

パントマイム
★★★★★☆☆☆☆☆
優雅な短い曲。

群舞
★★★★★☆☆☆☆☆
こちらも軽やかな楽しい短い曲。

祈り
★★★★★☆☆☆☆☆
堂々とした息の長い旋律を持った曲。ずっとモヤがかかった感じで曲は進む。最後は堂々と終わる。



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