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ヴァイオリン協奏曲 [ブラームス 協奏曲]


ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 他

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 他

  • アーティスト: ヒラリー・ハーン
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★☆☆☆☆
ベートーヴェンや、この協奏曲の3楽章のイメージがあり、かなり勇壮な感じだとずっと思っていたのでが、今回改めて聴いてみて、第一主題が少し勇壮な雰囲気があるだけで、協奏曲の第一楽章としてはかなり叙情的な曲。そこまで印象に残るメロディもなく、何となく美しい雰囲気に身を委ねる感じの楽章。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
オーボエの美しい音色が印象的な、ゆったりとしたメロディで始まる。それをヴァイオリンが受け曲が展開されていくが、こちらも何となく美しい雰囲気に身を委ねているだけの感じの楽章。

第一楽章
★★★★★★★★☆☆
この曲はこの楽章が一番印象的。英雄的で勇壮で前向きな格好良いメロディをヴァイオリンが奏で、それを受けオーケストラが堂々と同じメロディを奏でる。ヴァイオリンのソロ部分の速いパッセージも美しく素晴らしい楽章。

第三楽章が素晴らしいだけに、若干第一、二楽章が残念な感じ。

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ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 [ブラームス 協奏曲]


Violin Concertos: Great Violinists Heifetz

Violin Concertos: Great Violinists Heifetz

  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2001/02/20
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
オーケストラの劇的な短い序奏のあと、チェロとヴァイオリンが短くソロを弾き合い、再びオーケストラが主導権を握り主題を奏でる。その後伸びやかで少し哀愁漂う美しいメロディをチェロとヴァイオリンが奏でる。チェロとヴァイオリンの掛け合いが面白い。その後穏やかな第二主題をチェロが朗々と奏でる。その後展開部で混沌とした状態となり、はじめの劇的な主題が回帰され終わる。悪くはないが普通か。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
もやっとした日の出前の雰囲気で始まり、ゆっくりと太陽が出てくる様子を二つのソロ楽器が表しているかのような平和的な出だし。中間部のヴァイオリンとチェロのソロの掛け合いも綺麗ではあるが、そこまで魅力的なメロディではない。

第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
スピード感のある何とも味のある主題をチェロが奏でて始まる。ヴァイオリンも同じメロディを奏で、オーケストラがそのメロディを派手に演奏する。ロンド楽章のようで、はじめの味のある主題を何度か挟みながら、ゆったりとした部分、激しい部分が奏でられ、盛り上がって終わる。

全体的に悪くはないが普通。何度も聴きたい類の曲ではない。


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ピアノ協奏曲 第二番 [ブラームス 協奏曲]


ブラームス:ピアノ協奏曲第2番

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★★★☆
ホルンの優しいのどかな音に導かれ、華麗にピアノが入ってくる。その後、壮麗できらびやかな雰囲気となり高貴この上ないメロディが流れる。途中憂いのある悲しげなメロディも登場し、曲が展開されていく。とにかく美しいメロディと雰囲気に満ちた素晴らしい楽章。

第二楽章
★★★★★★★★☆☆
悲劇的で力強い楽章。劇的な部分有り、壮麗な部分有り、とにかく全てが格好良い楽章。

第三楽章
★★★★★★★★☆☆
チェロの柔らかくて優しい音で主題が提示される。その後ほかの弦楽器も加わって天国を描いたかような美しい世界が広がっていく。ピアノ協奏曲だと忘れてしまいそうになった頃、ピアノの美しい旋律が流れ出す。段々劇的な雰囲気になっていき、しっとりとした憂いに満ちた世界になる。再び天国的な雰囲気に戻り、チェロとピアノの美しい掛け合いになる。

第四楽章
★★★★★★★★☆☆
ピアノの流れるような美しい旋律で始まる。同じ旋律を弦が奏でる。その後ハンガリー舞曲のような東欧風の舞踏曲の雰囲気になる。この二つの主題を中心に曲は展開し、最後は圧倒的な雰囲気で終わる。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番と並ぶ、ピアノ協奏曲の傑作だと思う。

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ピアノ協奏曲 第一番 [ブラームス 協奏曲]


ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

  • アーティスト: アンスネス(レイフ・オヴェ)
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2009/11/18
  • メディア: CD



第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な雰囲気が漂った重々しい長めの前奏で始まる。前奏が終わると神秘的な静かなピアノ・ソロが始まる。段々激しさを増し、初めの悲劇的な主題が現れる。その後哀愁漂う美しい第二主題が静かにピアノにより奏でられる。途中苦悩から歓喜へというベートーヴェン的な部分もあったり、かなり長い楽章ではあるが、美しいメロディ満載なので飽きずに聴ける。

第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
非常に静かで穏やかな緩徐楽章。メロディもあまり立っておらず、ずっと静かな音楽が流れているだけ、という感じであまり面白くない。

第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
躍動感のある、少しバロック的な響きのあるで始まる。その後、勇壮な部分、穏やかな部分など様々な雰囲気となり、ピアノもカデンツァ的な部分が二か所ほどあり、かなり楽しめる楽章。

第一、三楽章はメロディも分かりやすく聴きやすい。両端楽章で美メロを使いすぎてしまった結果、第二楽章がもう一歩になってしまった感がある。とはいえ、全体的に英雄的で格好良く聴きやすい。
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